サッカーW杯 日本はオランダ チュニジアなどと同組【全結果】
2025年12月6日午前0時43分
(2025年12月6日午前7時21分更新)
サッカーW杯2026
来年、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国で開催されるサッカーワールドカップの組み合わせ抽せんが行われ、日本はグループFに入り、オランダ、ヨーロッパ予選プレーオフの勝者、それにチュニジアと対戦することになりました。
記事後半では12グループ、すべての組み合わせをお伝えしています。
目次
5項目
日本代表 森保監督「非常に厳しいグループに入った」
オランダ クーマン監督「対戦を楽しみにしている」
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【NHK ONEで配信】FIFAワールドカップ2026組み合わせ抽選
抽せん会の様子を2025年12月13日(土)まで配信
日本はグループF オランダ チュニジアなどと同組
組み合わせ抽せんは日本時間の6日未明、開催国の1つ、アメリカのワシントンで行われ、日本代表の森保一監督など、各チームの監督たちも会場で見守りました。
抽せん役は大リーグでMVP3回のアーロン・ジャッジ選手など北米4大プロスポーツのスターやレジェンドが務め、今後のプレーオフで出場が決まる6チーム分を含めて48チームが4チームずつ、12のグループに振り分けられ、1次リーグの組み合わせが決まりました。
元NBA選手 シャキール・オニールさん
世界ランキング18位の日本はグループFに入り
▽6月14日の第1戦で世界7位のオランダと
▽6月20日の第2戦で世界40位のチュニジアと
▽6月25日の第3戦でヨーロッパ予選プレーオフの勝者と対戦することになりました。
プレーオフの勝者はウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアの4チームから勝ち上がったチームとなります。
大会連覇をねらうアルゼンチンはグループJに入り、初出場のヨルダンなどと同じ組となりました。
1次リーグは各グループの上位2チームと、3位のうち成績上位の8チーム、あわせて32チームが決勝トーナメントに進みます。試合会場とキックオフ時間は、日本時間の7日に発表される予定です。
日本代表 森保監督「非常に厳しいグループに入った」
日本代表の森保監督は「非常に厳しいグループに入ったと思う。オランダはワールドカップの決勝に進んだこともあり、世界トップの力を持っている。チュニジアは予選で負けなしで、失点もゼロで勝ち上がっていて、守りが堅く試合巧者だ。厳しい戦いになると思う」と組み合わせの印象を述べました。
また「まずは自分たちがどんな戦いをしても100%の力を発揮して、相手を上回っていくことをしっかり考えながら対策をしていきたい」とポイントをあげました。
そして「ワールドカップで優勝を目指して戦うことで目標は共有できている。簡単な目標ではないが、これまでどおり、必ずできるという信念を持ち、最善の準備をして目の前の試合で勝利を目指したい」と力強く話しました。
JFA宮本会長「どのチームと対戦するのも簡単ではない」
日本サッカー協会の宮本恒靖会長はグループFに入ったことについて「なかなか厳しいグループというか、強い相手がいるなと思う。いつもワールドカップはそんなに簡単ではないと思うし、どのチームと対戦するのも簡単ではないと思う」と話しました。
その上で「たくさんの選手がヨーロッパでプレーしていて、日常的にヨーロッパチャンピオンズリーグのレベルを経験している分、どの対戦相手がきても精神的にも、対等以上のものでやれるところはあると思う」と期待を寄せていました。
今後のキャンプ地については「試合をする日程も決まったが、以前からしっかりと暑さ対策ができる場所をイメージをしながらキャンプ地の選定をしてきているので、それを踏まえた決定になると思う」と話していました。
元日本代表主将 吉田麻也「オランダはウエルカム」
組み合わせ抽せんにゲストとして招かれた元日本代表のキャプテン、吉田麻也選手はオランダでプレーした自身の経験も踏まえ「オランダは伝統的にサイドにいい選手がいて、中盤にパワフルな選手を置くという形を取ってくる。ただ、日本選手もヨーロッパでプレーする選手が多く、オランダの選手と対戦するのは慣れていると思うので、ウエルカムかなと思う」と印象を語りました。
吉田選手は現在、MLS=アメリカメジャーリーグサッカーでプレーしていて「前回のカタール大会と違って、移動も非常に多いし、気温差や標高、湿度と不慣れなことが多いので、そのマネジメントが必要だ」とポイントをあげていました。
オランダ クーマン監督「対戦を楽しみにしている」
1次リーグの初戦で対戦するオランダのクーマン監督は、日本について「ヨーロッパのチームではないので細かい分析を持っているわけではないが、彼らをリスペクトしている。日本はフィジカルもあり、常に強いチームという印象だ。いい形で準備していきたい」と話していました。以前、森保監督とことばを交わしたことがあるということで「5分か10分ほど話をしたが、とても興味深かった。対戦を楽しみにしている」と話していました。
《グループFのチーム紹介》
日本(アジア/8大会連続8回目)
W杯出場決定(2025年3月)
▽出場回数:8大会連続8回目
▽世界ランキング:18位
▽最高成績:ベスト16
アジア最終予選は7勝1敗2引き分け、得点「30」・失点「3」とグループの中で頭一つ抜けた力を見せ、3試合を残して、開催国以外では世界で最も早く、本大会出場を決めました。
イングランドプレミアリーグ・ブライトンの三笘薫選手やスペイン1部・レアルソシエダードの久保建英選手など多くの選手がヨーロッパのリーグでプレーするチームは、「歴代最強」の呼び声高く、今大会は優勝を目標に掲げています。
森保一監督は日本代表の指揮官として、11月に歴代最多となる通算100試合を達成し、2大会連続でワールドカップを指揮します。
前回、アメリカで開催された1994年のワールドカップの予選では、日本はいわゆる「ドーハの悲劇」であと一歩のところで初出場を逃しましたが、この試合でピッチに立っていたメンバーのひとりが、現役時代の森保監督でした。選手として届かなかった同じ北米での大会に、あの“悲劇の時”から、大きく成長した日本代表を率いて臨みます。
オランダ(ヨーロッパ/2大会連続12回目)
W杯 ヨーロッパ予選(2025年11年)
▽出場回数:2大会連続12回目
▽世界ランキング:7位
▽最高成績:準優勝
▽日本の通算対戦成績:2敗1引き分け
世界最高のセンターバックとの呼び声高い、イングランドプレミアリーグ、リバプールのファンダイク選手をはじめ、最終ラインや中盤にトップレベルのタレントがそろっています。
チームの得点源は31歳のデパイ選手で、ことし9月のヨーロッパ予選で、オランダ代表での通算得点を「52」まで伸ばし、アーセナルやマンチェスターユナイテッドなどで活躍した、ファンペルシー氏の最多得点記録を更新しました。過去3回の準優勝がありますが、頂点にはあと一歩届かず、悲願の初優勝をめざします。
チュニジア(アフリカ/3大会連続7回目)
W杯 アフリカ予選(2025年9月)
▽出場回数:3大会連続7回目
▽世界ランキング:40位
▽最高成績:1次リーグ敗退
▽日本の通算対戦成績:5勝1敗
アフリカ予選は9勝1引き分けの負けなし、さらに全試合無失点と、勝ち点で2位以下を大きく引き離して、3大会連続の本大会の出場を決めました。
ワールドカップでは1978年のアルゼンチン大会でアフリカ勢として初勝利をあげましたが、これまで出場した6大会は、いずれも1次リーグで敗退していて、今大会で初めての決勝トーナメント進出をねらいます。日本は2002年の日韓大会の1次リーグで対戦し、2対0で勝利しました。愛称は「カルタゴの鷲」です。
Posted at 2025/12/06 08:38:11 | |
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