サッカーJ1 鹿島アントラーズ 9年ぶり9回目優勝 歴代最多更新
2025年12月6日午後4時02分
(2025年12月6日午後6時34分更新)
サッカーJリーグ
サッカーJ1は6日、最終節が行われ、首位の鹿島アントラーズが横浜F・マリノスに2対1で勝って、歴代最多を更新する9年ぶり9回目の優勝を果たしました。
J1は首位のアントラーズと、勝ち点差1で追う2位の柏レイソルの2チームが、優勝の可能性を残して、6日の最終節を迎えました。
勝てば無条件で優勝が決まるアントラーズは、4連勝中と好調の14位のF・マリノスをホームに迎え、スタジアムには3万7000人余りのサポーターが詰めかけました。
アントラーズは前半20分、13試合ぶりに先発出場した23歳の荒木遼太郎選手が粘って折り返したクロスボールを、得点ランキングトップのレオ・セアラ選手が、マークに付かれながらも右足で合わせ、今シーズン20ゴール目で先制しました。
後半12分には前線からの激しいプレッシャーでボールを奪ったところからカウンター攻撃に転じ、レオ・セアラ選手がクロスボールを今度は頭で合わせて、2対0とリードを広げました。
終了間際にF・マリノスに1点を返されましたが、最後は全員が体を張ってリードを守り切り、2対1で勝って、歴代最多を更新する9年ぶり9回目の優勝を果たしました。
アントラーズは最終節までのシーズン終盤、15試合連続負けなしと抜群の安定感をみせました。
一方、レイソルもホームでFC町田ゼルビアに1対0で競り勝ち、シーズンを6連勝で締めくくりましたがわずかに及ばず、14年ぶりの優勝はなりませんでした。
それでも、昨シーズンまで2年連続17位という低迷から、一気に躍進し、今シーズンのJ1を最後まで盛り上げました。
鬼木達監督「9年間の悔しさがひとつになって勝利に」
アントラーズの鬼木達監督は9年ぶりの優勝について「最高です。本当にうれしい。言うことないです。たまたま自分が監督のタイミングで優勝できたが、この9年間の悔しさがひとつになってきょうの勝利になったと思う」と話していました。
この日のホームスタジアムの雰囲気については「選手も頑張ったが、最後にここで戦えてこんなに心強いことはなかったし、やっぱり『最強』でした」と笑顔をみせました。
そして「さらに向上しないといけないと思っているが、それでもこの1年で選手は本当にたくましくなった。メンタルの部分も『こんなに成長するんだな』と思ったし、本当に頼もしい」と選手をたたえていました。
Posted at 2025/12/06 18:40:45 | |
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