岩手 柿の木の上にクマ2頭 13時間とどまり立ち去る
2025年11月17日午前11時53分
(2025年11月17日午後9時06分更新)
クマ被害
17日朝、岩手県岩泉町の中心部にある住宅街の柿の木の上で2頭のクマが確認され、13時間あまりにわたってとどまり続けましたが、17日午後7時すぎに2頭とも木から下りて立ち去りました。けが人はいませんでいた。
警察などによりますと17日午前6時ごろ、岩泉町岩泉太田の住宅の近くで「クマ2頭が柿の木にいる」と、通りかかった人から通報がありました。
NHKが撮影した映像では、多くの実をつけた柿の木に2頭のクマが登り、柿の実を食べたり、枝の上で休んだりする様子が確認できました。
警察によりますと、クマは13時間あまりにわたって木の上にとどまりましたが、午後7時15分ごろに2頭とも木から下りて、西の方向へ立ち去ったということです。けが人はいませんでした。
岩泉町は緊急銃猟を実施できる体制が整わなかったほか、発砲すると住宅に被害が及ぶ恐れがあったことなどから、緊急銃猟による駆除は行いませんでした。
また、現場は岩泉町役場から北西に1キロほど離れた住宅街で、近くには小学校もあります。爆竹などを使って追い払うとクマが興奮して町なかに飛び出す恐れがあるほか、わなを使用すると、クマが1頭だけかかった際にもう1頭のクマが襲ってくる危険性もあったということです。
11月12日にも同じ柿の木にクマ2頭がおよそ3時間にわたってとどまったということで、警察は18日朝から現場付近を捜索し、クマがいないか改めて確認するとともに、周辺の住民に注意を呼びかけています。
Posted at 2025/11/17 23:17:49 | |
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