コメの作柄 全国平均「平年並み」新潟や秋田は「やや不良」に
2023年11月10日 17時38分
ことしのコメの作柄は、全国平均では「平年並み」となる見通しです。
ただ、米どころの新潟県や秋田県では、「やや不良」となり、地域によっては猛暑などの影響が出ています。
農林水産省が発表したことしのコメの作柄によりますと、平年を100とした作況指数は、10月25日の時点で全国平均で101となり、「平年並み」になる見通しです。
地域ごとでは
▽北海道が104
▽関東に山梨県と長野県を足した地域は102で、いずれも「やや良」
▽東北、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄は、99から101の「平年並み」で
▽北陸が97の「やや不良」となりました。
都道府県別で見ると、5月から6月にかけての低温や日照不足、それに猛暑の影響などで
▽新潟県と鳥取県は95
▽愛知県は96
▽秋田県、滋賀県は97となるなど
7つの県で「やや不良」となりました。
また、合わせて発表されたことしの主食用のコメの予想収穫量は、去年よりも9万トン余り減って、661万トンとなる見通しです。
一方、見た目の品質がもっとも高いとされる「1等米」の比率では、ことしは記録的な猛暑の影響で、新潟県や山形県、秋田県といった日本海側の米どころを中心に、例年を大幅に下回っていて質、量ともに天候による影響が出た形です。
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2023/11/11 07:52:13