「復興祈念公園」の追悼・祈念施設 整備工事始まる
04月23日 13時42分
双葉町と浪江町の町境の沿岸に国が設ける震災と原発事故の犠牲者を追悼する施設の整備工事が始まり、23日、現地で安全祈願祭が行われました。
双葉町と浪江町にまたがる沿岸部では、およそ50ヘクタールの敷地に国と県が「復興祈念公園」の整備を進めています。
このうち、町境の付近には国が震災と原発事故の犠牲者を追悼する「追悼・祈念施設」を設けることにしていて、23日、現地で安全祈願祭が行われました。
国や地元自治体の職員や工事関係者など20人あまりが出席し、玉串を捧げて工事の安全を祈ったあと、国土交通省東北国営公園事務所の澤田大介事務所長が「鎮魂と未来への希望を体感するような施設を目指し、住民の期待に添えるよう着実に工事を進めます」と挨拶しました。
「追悼・祈念施設」は、高さ16.5メートルの丘に地下2階、地上1階の施設を建て献花台を設けるほか、内部には被災前の様子や震災と原発事故直後の状況、復興に向かう姿などの映像を展示する予定です。
事業費はおよそ50億円で、再来年3月末までに完成する予定です。
双葉町の伊澤史朗町長は「長い年月がかかって復興が始まっていることを全ての人に見てもらい、それぞれの思いで手を合わせられるような場所になってほしい」と話していました。
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2024/04/23 20:13:34