相馬地方伝統の夏祭り「相馬野馬追」 3年ぶりに通常開催
05月30日 18時23分
新型コロナの影響で、2年続けて規模が縮小されてきた福島県相馬地方伝統の夏祭り、「相馬野馬追」は、ことし3年ぶりに通常の規模で開催されることが決まりました。
平安時代から続くとされる「相馬野馬追」は、国の重要無形民俗文化財に指定され、毎年7月に3日間にわたって開かれますが、おととしと去年は、新型コロナの感染拡大により「甲冑競馬」や「神旗争奪戦」などの主な行事が中止されました。
祭りの執行委員会は30日、感染者数は減少していないものの、ワクチン接種が進んでいるとして、ことしは、3年ぶりに、通常の規模で開催すると発表しました。
主な会場となる南相馬市の雲雀ヶ原祭場地には、3万人以上の観客を入れる予定だということで、観客には、密にならず、大声での声援は控えるよう呼びかけるほか、参加者や関係者には、開催前2週間の体温や体調の記録を義務づけるなどの感染対策を行うとしています。
感染がさらに拡大した場合には、見直す可能性もあるということで、来月末までに判断するとしています。
執行委員長を務める南相馬市の門馬和夫市長は、「この2年間は規模縮小で本当に辛かったですが、今回は通常どおりの開催にむけて準備できることにほっとしています。参加者、観客のみなさまには楽しみに待っていただきたいと思います」と話していました。
Posted at 2022/05/30 18:39:47 | |
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