自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
一番多い時期には、70品種近いイングリッシュローズを栽培していました。その中で、一番のお気に入りが、この「キャサリン・モーリー」です。樹齢25年の成木で、1株で100輪を超える花付きがあります。
割と新興のイングリッシュローズの中では、古典的品種となり、今では、生産されていません。まさしく秘蔵の薔薇です。この薔薇は、目の前に100万円を積まれても売りません。
枝の直径と同じくらいの長さがある凶器のような鋭い棘があり、それとは対照的な可憐な花容に、薔薇の本質を感じずにはいられません。この世のものとは思えない美しさという点で、妖怪級の美しさを誇る桃子さんに通じています。
株全体としての花季は、最長で10日間程度でしょう。低気温ほど延びるものの、一輪単位では、数日の命です。咲き進むごとに美しさを増していき、美の極致に到達した刹那に散っていきます。強風に揺らされても散らないのに、無風の中で真下にぱらぱらと落下していくこともよくあります。明確に、自らの意思で散る薔薇なのです。あるとき、気配を感じて手を伸ばしたら、手のひらに大量の花弁が落ちてきたこともありました。
一般的に、花は、傷んだ凋花になって、やがて落ちていきますが、この薔薇にはその概念がまったくありません。そこがこの花を愛してやまない理由にもなっています。
開花時期に関しては、5月4日前後に満開を迎えるため、私の庭では、別名「MOMOKO ROSE」としています。この日は、菊池桃子さんの誕生日なのです。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、100万円積まれても売らない「MOMOKO ROSE」を、桃子さんの握手券やコンサートチケットとの交換条件なら手放してしまうんじゃないの~。
拙者、間もなく、薔薇園芸歴30年を迎えます。薔薇は肥料食いという話がありますが、実際は、大株になるとさほどの肥料はいらず、むしろ極限まで減らしたほうが花付きはよくなります。肥料過多だと枝葉ばかり成長してしまうためです。桃子ファンとしての心理も同じで、極限まで会える機会を絞られると、熱狂度がアップしてしまいます。栄養素「桃子」がもっと欲しい! 切腹!(桃乃木侍)
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2024/05/04 09:24:15