
投資詐欺に釣られる切っ掛けは、
「倹しい生活が嫌なわけではない、後少しあれば妻と出掛けることができる」
そんな思いなのでしょうか。
◆退職後は夫婦でハワイ旅行へ…堅実に生きてきた65歳男性、年金月25万円・退職金1,500万円で“慎ましくも幸せな老後”のはずが、「あと少しお金があれば」と望んだ結果、静かに潰えたささやかな夢【FPの助言】 ー The GOLD 60
(2025年7月17日 掲載)
https://gentosha-go.com/articles/-/70355
記事ではそんな思いの主人公をモデルに書かれています。
言ってしまえばよくある投資詐欺です。
少額での成功体験で「本当に儲かるんだ」と思わせ、大金を引き出して行くえをくらませる。
記事では詐欺を見抜くポイントを3つ書いています。
ーーーーー 引用 ーーーーー
1.「元本保証」は制度上不可能
不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング、REITなど、いかなる投資商品も「元本保証」は法的に不可能です。それを謳った時点で違法または詐欺の可能性があります。
2.業者の登録状況を確認
不動産クラウドファンディングは、「不動産特定共同事業法」に基づいて運営されるため、事業者は国や都道府県に「不動産特定共同事業者」として登録されている必要があります。
国土交通省のサイトで誰でも簡単に確認できますし、実際に事業者へ問い合わせてダブルチェックするのも有効です。
3.高利回りには必ず相応のリスクがある
年利7%という高利回りには、それに見合うリスクが必ず存在します。「安全・少額・高利回り」の三拍子が揃うことは現実にはありません。
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1.「元本保証」されるのは預金くらいです。
しかし預金も一行当たり1,000万円までですので完全な「元本保証」ではありません。
もしかしたら国債は「元本保証」かな?
「元本保証」を謳っていたら詐欺と判断して手を出しません。
2.業者の登録状況を確認
お金を集めて配当を出すということは何らかの業者登録が必要です。
登録者番号から所管の行政庁で登録状況を調べることで架空の業者かどうか判断できます。
3.高利回りには必ず相応のリスクがある
「ハイリスク・ハイリターン」がこのことを指す言葉です。
大きな利益を求めると失うリスクも高いということです。
「ローリスク・ハイリターン」な金融商品は知る限りありません。
「ローリスク・ハイリターン」を謳っていたら詐欺の常套句と思って手を出しません。
では「ローリスク・ローリターン」はどんな意味でしょうか。
求める利益が小さいから失うリスクは低いという意味ではありません。
失うリスクが低いと得ることができる利益も小さいという意味です。
「後少しあれば」と思うことは誰しもあることです。
慣れないことで解決を試みるよりも体が動くなら時短で働く方が現実的だと思うんですがね。
【おまけ】
現役時代と全く畑が違う職場で働く人の話です。
◆現役時代は「いつ死んでもいい」と思っていたのに…81歳・元三井物産本部長が"警備の仕事"に見出した生きがい ー PRESIDENT Online
(定年後の人生設計なんてものはまったくなかった)
(2025年6月23日 掲載)
https://president.jp/articles/-/96968
今や山中湖の名物警備員だとか。
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Posted at
2025/07/19 02:37:56