平成29年7月12日
防衛省
1.災害派遣の概要
【福岡県】
(1)要請日時 平成29年7月5日(水)19時00分
(2)要請元 福岡県知事
(3)要請先 陸上自衛隊第4師団長(福岡)
(4)要請の概要 人命救助及び物資輸送
(5)発生場所 福岡県朝倉市(あさくらし)及び東峰村(とうほうむら)
【大分県】
(1)要請日時 平成29年7月5日(水)19時30分
(2)要請元 大分県知事
(3)要請先 陸上自衛隊第4戦車大隊長(玖珠)
(4)要請の概要 人命救助
(5)発生場所 大分県日田市
2.災害派遣までの経緯
平成29年7月5日(水)、大雨により道路が冠水し、福岡県東峰村で孤立者が発生し、
警察及び消防等による対応が困難であることから、福岡県知事から陸上自衛隊第4師団長に対し、人命救助及び物資輸送に係る災害派遣要請があった。
また、大分県日田市においても大雨により道路が冠水し、孤立者が発生したことから
陸上自衛隊第4戦車大隊長に対し、人命救助に係る災害派遣要請があった。
3.防衛省・自衛隊の対応
(1)活動部隊
陸上自衛隊
第41普通科連隊(別府)、第40普通科連隊(小倉)、第4後方支援連隊(福岡)、
第2高射特科団(飯塚)、第3高射特科群(飯塚)、西部方面特科隊(湯布院)、
第4特科連隊(久留米)、第5施設団(小郡)、第4戦車大隊(玖珠)、第4施設大隊(大村)、
第4飛行隊(目達原)、第4通信大隊(福岡)、第4師団司令部(福岡)、第4偵察隊(福岡)、
第8通信大隊(北熊本)、西部方面通信群(健軍)、西部方面航空隊(目達原)、
第6後方支援連隊(神町)、第1後方支援連隊(練馬)、東部方面航空隊(立川)、
第3後方支援連隊(千僧)、第14後方支援隊(善通寺)、自衛隊福岡地方協力本部、
自衛隊大分地方協力本部
海上自衛隊
第22航空群(大村)、第72航空隊(大村)
航空自衛隊
芦屋救難隊(芦屋)、新田原救難隊(新田原)、春日ヘリコプター空輸隊(春日)、
第2高射群(春日)、西部航空警戒管制団(春日)
防衛省(地方防衛局)
九州防衛局
(2)活動規模
・人員:約4,060名(延べ約26,030名)
・車両:約360両(うち水トレーラー14両、水タンク車13両、給水車5両含む。)
(延べ約2,160両(うち水トレーラー94両、水タンク車45両、給水車25両)
・航空機:10機(延べ106機)
(3)主な対応状況
【7月11日(火)の活動実績】
・人命救助:累計 658名
・行方不明者捜索等:朝倉市、東峰村/2名 累計 4名
・道路の啓開(瓦礫除去):東峰村/累計 約1.25km
・物資輸送:朝倉市、東峰村、日田市/食 料 約50食(累計 約12,900食)
水 (累計 約20,000本)
日用品 約58点(累計 約21,880点)
・給食支援:朝倉市、東峰村/1,100食(累計 2,309食)
・入浴支援:朝倉市、日田市/311名 累計 851名
・給水支援:朝倉市、東峰村、日田市/60.8t(累計 201.0t)
・人員等輸送:朝倉市、東峰村、日田市/30名(累計 193名)
【7月12日(水)】
◯各部隊は行方不明者捜索等、物資等輸送、給水・入浴・給食支援等を実施
◯航空機10機
・第4飛行隊 UH-1×2機
・西部方面航空隊 UH-1×2機(映像伝送機)、UH-1×1機、UH-60×1機、
OH-6×2機、CH-47×1機
・東部方面航空隊 UH-1×1機(映像伝送機)
◯LO派遣先
福岡県庁、朝倉市役所、東峰村役場、大分県庁、日田市役所等へ派遣
◯12日(火)の活動状況は集計中
(4)その他
【7月5日(水)】
18時46分
防衛省災害対策連絡室を設置
18時57分
防衛大臣指示
1.自衛隊は、陸海空のあらゆる手段を活用して、情報収集を実施するともに
人命救助を第一義として救援活動を実施すること。
2.関係府省庁、地方自治体等と緊密に連携するとともに、
状況の推移に的確に対応するなど対処に万全を期すこと。
19時41分
防衛省災害対策室を設置
【7月6日(木)】
10時15分
防衛省関係幹部会議を開催
【7月11日(火)】
16時50分
防衛省関係幹部会議を開催
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平成29年7月九州北部豪雨 | 日記
Posted at
2017/07/13 23:24:36