
2025年も4月に入りましたね・・・
ニュースでも報じられていましたが
終戦間近の1945年4月7日・・・
旧日本海軍の大型水上艦による
最後の組織的攻撃となった天一号作戦の
一環として行われた坊ノ岬沖海戦において・・・
戦艦 大和以下6隻が沈没した日です。
これまでも戦艦 大和の沈没については数多くの映画作品がつくられ
放送50周年を迎えた「宇宙戦艦 ヤマト」の中でも触れております。
この作戦で大量の砲弾と魚雷を浴びて沈んだ軽巡洋艦「矢矧」を
お手付き品で購入しストックしてあったものを
今回作ってみる事にしました久し振りの艦船モデルです。
1/700スケールで統一されたウォーターラインシリーズの中でも
古参の部類に入るNo.631972年に発売されタミヤが担当しています。
船体パーツは甲板と一体ですが船体側面にもディテールも
割としっかりしておりパーツ構成はシンプルで状態も良いので
サックリと組み進められます。
主要パーツのディテールは後年発売された
ディテールアップパーツに負けていないレベル(^^♪
流石タミヤと言いたくなりますねっ♪
そして・・・非常に組みやすいキットです。
さて・・・軽巡洋艦「矢矧」はどんな船だったのでしょう
「矢矧」は太平洋戦争開戦後に旧日本海軍の軽巡洋艦としては最後の型となる
阿賀野型軽巡洋艦の3番艦として1941(昭和16)年佐世保海軍工廠で起工
1943(昭和18)年に竣工しました。艦名は長野県から岐阜県を経て愛知県に至る
矢矧川にちなんで命名されています。
阿賀野型 軽巡洋艦は、旧日本海軍が川内型以来建造されていなかった
軽巡洋艦の近代化を図る為駆逐艦隊の旗艦として陣頭に立って指揮をとれる
高速で航続距離も長く強力な水雷を装備する艦船として
太平洋戦争開戦前の1939年にマル4計画により6隻の軽巡洋艦の建造を計画
この内の4隻が阿賀野型残り2隻が大淀型軽巡洋艦として建造が計画され
従来の5500t型軽巡洋艦よりも一回り大きい基準排水量6600トンあまり、
速力35ノット(約63km/h)の艦にして、15cm連装主砲3基、4連装魚雷発射管
2基、8cm連装高角砲2基、水上偵察機2機搭載などの万能艦としての性能が期待され
特に主砲は仰角を向上させ対空兼用としたほか魚雷発射管を船体の
中心線上に設け、両舷側への雷撃を可能にしました。
しかし・・・竣工し就役した時期はすでに太平洋戦争の中盤を過ぎており、
水雷戦を主な目的とする本艦も航空戦主体の時代では活躍の機会に恵まれない中
「矢矧」は戦争の終盤の数々の戦場に転戦し奮戦しますが・・・
4月5日沖縄へ向けて出撃
4月7日アメリカ軍空母が発進させた艦載機の大編隊が襲来し魚雷1本が命中し、
航行不能に・・・・
空襲回避行動がとれない「矢矧」に攻撃が集中。魚雷と爆弾が計10発以上が
立て続けに命中しついに転覆制空権の無い戦場で軽巡クラスでありながら
攻撃一辺倒の戦闘におよそ2時間耐え14時頃に沈没しました。
「矢矧」はその生涯を、世界最大の戦艦「大和」とともに閉じることになります(´;ω;`)ウゥゥ
と言う事で・・・こちらが完成した軽巡洋艦「矢矧」
最近はウォーターラインシリーズも続々リニューアルされており
細々したパーツのオンパレードで価格もお高くなっているので(;^_^A、
組みやすさもあるし旧版のキットはやはり初心者にもオススメですね
物足りないという向きにはエッチングパーツも色々出てるし・・・
1970年代にこのキットをリリースしたタミヤに改めて敬服するものであります。
久し振りにウォーターラインシリーズを続けてみようかと
考えております(^^♪
Posted at 2025/04/07 22:30:56 | |
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