
双発・双胴の個性的な形で知られる
ロッキード「P-38 ライトニング」
の初飛行は、1939年1月27日
1930年代、各国の戦闘機よりも装備で劣っていた
アメリカ陸軍の開発要請によって誕生した
単座・高々度防空用の迎撃戦闘機です。
第二次世界大戦当初は、開発の目的とは違う
戦地に送り込まれ、低高度性能が低いP-38は
格闘戦に持ち込めば・・・
「容易に撃墜できる=ペロリと食えるP-38(=Pろ8)」から
「ペロハチ」などと、日本軍パイロットにありがたくない
ニックネームをつけられましたが、P-38の持ち味である
高速・重武装を生かした一撃離脱戦法に徹した戦い方で
速度で圧倒的に劣る日本機を寄せ付けない強さを発揮し
て「双胴の悪魔」と称されるようになりました。
P-38は昭和18年(1943年)4月18日、
ブーゲンビル島上空で前線視察のため訪れていた当時の
日本海軍連合艦隊司令長官山本五十六大将が
搭乗していた一式陸攻の撃墜に成功しているので
特に日本人の記憶に残った戦闘機かもしれません。
『星の王子さま』で知られるサン=テグジュペリが、
行方不明になった任務で用いていたのはP-38の派生型
非武装の偵察型・F-5です。
さて、1950年~60年代に掛けて、
米国車に数多く見られる「テールフィン」と呼ばれるデザイン、
第二次世界大戦の戦勝国である米国は豊かな経済力を背景に、
大型で派手なデザインのクルマとなり、当時の米国デザインを象徴が、
テールフィンでした。
●1953年 キャデラックシリーズ60スペシャル
このデザインはGMのデザイン部門の責任者である、
「ハリー・アルー」がこの個性的なP-38の二枚の尾翼に触発され
具体化させたもので、、他の米国車や欧州車に影響を与えて行きます。
●1956年 フェラーリ 250GT T.d.F.
ということで、50年代のアメリカと言えば、ロックンロール
Jerry Lee Lewis の「Great Balls of Fire 」
Posted at 2011/01/27 22:50:47 | |
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