
本日、8月22日は・・・
夭折の歌手
故)岡田有希子(佐藤佳代)さんの
誕生日です。早いもので・・・
今年の4月8日は・・・33回忌でした。。。。
彼女の短い活動期間の中で多くの楽曲を提供された
竹内まりやさんが、2019年3月26日にNHKで放送された
『竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~ 』で語られた、
岡田有希子さんとの出会いと想いは・・・大きな反響を巻き起こしました。
この番組が、完全版として再び放送されます。
『竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~ 完全版』
●放送予定:9月7日(土)21:00~22:30
●NHK BSプレミアム
完全版では、「40年をひもとく、珠玉の40曲」というテーマで、
これまで生み出された代表曲を紹介、NHKに残る貴重映像の
「不思議なピーチパイ」をはじめ、過去3回しか行われていない
ライブツアー映像から「元気を出して」「マンハッタン・キス」「人生の扉」
などをノーカットで放送。
さらに、これまで全く公開されなかった「シングル・アゲイン」「告白」の
ライブ映像を、この番組で初めて公開する。その他、「September」「駅」
「カムフラージュ」「真夜中のナイチンゲール」「毎日がスペシャル」
「すてきなホリデイ」「Forever Friends」「純愛ラプソディ」なども
紹介されるとの事です。お見逃しなく♪
河合奈保子さんに憧れて、芸能界へデビューした岡田有希子さん
作詞・作曲家として、初めて河合奈保子さんに楽曲を提供された
竹内まりやさん・・・お二人と奈保子さんの繋がりを、
今更ながら感じざろうを得ません。
よい子の歌謡曲「ベスト オブ 岡田有希子」より一部引用
◆取材日:1984年6月1日 PM5:00~PM6:00
◆取材地:市ヶ谷キャニオン
◆インタビュー:加藤秀樹、梶本学
-あの時、十六号を渡したんですけど、読みました?
「インタビューより2ヶ月ちょっと前の3月23日、ぼく(加藤)は
四谷駅構内で偶然、彼女と出逢い、たまたま持っていた「よい子の歌謡曲」
16号を渡したことがあった。」
「あのー、奈保子さんが表紙のやつ?」
-ええ。
「はい、見ました。あと、キャニオンにも置いてありますよネ。・・・
奈保子さん、好きなんですよね。」
-奈保子さんが好きだっていうのは、かなりいろんなところで
耳にしたりするんですが、いつごろから?
「デビューする時ぐらいからですね、奈保子ちゃんが。」
-じゃあ、かれこれ四年ぐらい前。あっ、ちょうど四年目ですか。
(デビュー日が)6月1日だったから。
「で、五年目なんですよネ。」
-どういうところが、好き?
「え、なんか可愛らしそうっていうか、優しそうっていうか、ぜんぜん、こう、今でも変わらないトコがいいですね昔から、優しそうで。で、どんどん歌とかうまくなっていって、歌手としては成長してるんだけど、ぜんぜん、こう、スターにならないっていうか、スターなんだけどスターぶらないっていうか、とっても優しい雰囲気が、好きですね。」
-例えば、どういう曲が好きですか。
「奈保子さんのですか。そうですね。あれとか好きです。
なんだっけ、”UNバランス”とか。」
-ああいう感じの曲が。
「”けんかをやめて”とかも好きだけど、でも、なんとなく、奈保子さん、あっちのほうが好きです。”コントロール”とか合いそうな気がします。」
-ぼく(加藤)とかは、来生さんの作品とか好きなんですけど。
「ええ。来生さんのも、あれとか、好きです。なんだっけ、(不意に口ずさんで)♪帽子を飛ばして・・・」
-”スロー・タッチの恋”。それにちょうど、竹内まりやさんの作品とかも、
奈保子さんは多いしね。
「そうですねぇ。」
-あっ、デビュー曲を竹内まりやさんに依頼する時に、
エピソードがありましたよね。
「”ボム!”84年6月号には、一度は断った竹内まりやが彼女に直接会ってみて気に入り、作品を提供した、とある。」
「あっ、”ボム!”をごらんになったんですか。あれはちょっと作りっぽいんですよね。ホントは違うんですよ。最初から断られてもいないし、普通に頼んで作ってもらっただけで、それがどういうわけか、そうなって。」
(隣から福田万里子マネージャーがフォローをいれる)
<まぁ、なんか、うまく伝わらなかったみたいで、あのー、まりやさんのほうには、彼女の写真と声とでお願いしたんですよ。>
「そしたら、もう作ってくれたんですよネ。会う前に。」
(再び福田マネージャー)
<実際、写真だけじゃなくてね、声も聴いてみたら、意外に中音とかね、低めの声がいいんで、さらに乗り気になって、意欲もわいて、いろいろ書いてくれた、ってことはあるみたいですよ。>
-じゃあ、しばらくは竹内まりや作品で。このあとも?
(三たび福田マネージャー)
<セカンドも、決まってまして、7月18日に出るんですけど、
それも竹内まりやさんに作詞作曲を。>
-ええ、そう聞いてます。で、どうですか、彼女の作品を歌ってみて。
「そうですねえ。やっぱり、なんていうか、こう、あったかいっていうかな、派手じゃないんだけど、いい歌だなって気がします。飽きないっていうか、
何回か聴いてるうちに。覚えやすいって感じもしませんか。」
-口ずさみやすいっていうか。
「ええ。あと、詞なんかすごく、自分が女の子だからってこともあると思うんですけど、ホントに、いかにも作りっぽい詞じゃなくて。」
-奇麗なだけの詞じゃないもんね。
「なんか、ちょうど自分たちの年代ぐらいの女の子の気持ちが素直に歌える、って感じの曲だな、と思うんですよね。」
-お会いしたんですよね、まりやさんと。
「ええ。」
-どうでした?
「そうですね。学生らしさがまだ残ってるような。もう主婦ですけど、まだ、そういう曲を書かれてるから、まだ若い曲を書いてるから、そういうモノを持っているんだって気がしました。」
-ほかに、書いてもらいたい人は?
「そうですね、好きなのは、来生たかおさんとか好きなんですよね。だから、一度書いていただけたらいいんじゃないかなぁ。」
-ほんと、河合奈保子さんのパターンっていう感じですね。
「そうなっちゃいますネ(笑)あと、でも、たまには変わったものも歌ってみたいっていうか。」
-変わったのっていうと?
「また、河合奈保子さんのパターンになってしまうんですけど、河合奈保子さんっていうか、明菜さん、明菜さんよりもあれですけど、桑田靖子さんのカンジというか。」
-アップテンポな曲?
「そうですね。」
-まだ聴いてないからわかんないんだけど、”リトルプリンセス”は?
「”リトルプリンセス”もやっぱり、なんていうかな、そう派手っぽい曲じゃないですよね。」
-”ファースト・デイト”の延長のような。
「そうですね。”ファースト・デイト”よりは、もうちょっと明るくなるっていうか。デイト行くんですけどね、二人そろって行くっていうか。」
-五月祭で、そう言ってましたね。
「5月27日、彼女は東京大学の五月祭にゲストとして出演した。」
「ええ、そうですね。歌ばっかりでデイト行くんです(笑)ホント、歌の中ばっかりでデイトするんですけど。」
-実生活では?
「実生活では、ぜんぜん、ないですねぇ。」
-とりあえず、今は興味も?
「そうですね。やっぱり、今はどっちかっていうとこっち(芸能活動)の
ほうが興味ありますね。」
-歌、好きでした?
「小さいころから好きでした。」
-じゃあ、歌手になりたいって希望も?
「小さいころは、でも、なんていうのかな、歌手の人を見て、ただ単に、歌手に憧れただけで自分がなれるとは考えなかったっていうか、ホント、小さい時は、歌手っていうのは別世界の人っていうかどっか特別の人がどっかから連れてこられてやるっていうか、普通の人間(笑)一般庶民にはなれないもんだって感覚があったんですよね。だから、ただ歌手には憧れてたけど自分がなろうとかそういうのは思わなくて。で、だんだん大きくなるにつれて、やっぱり、オーディション番組とか、オーディションがあるっていうのを知って、あっ、こういうのがあるんだなって。で、応募してみようかと思って。」
-じゃあ、応募する時点では、もう、なりたいっていうのがありました?
「そうですね。」
-そのころ、憧れてた歌手というと。
「小っちゃいころ、好きだったのは桜田淳子さんとかで、幼稚園か小学校ぐらいですけど。そして、大きくなって中学一年の時ぐらいから、ずーっと奈保子さんが好きなんです。」
-松田聖子さんとかは?
「松田聖子さんですか。そのころはあんまり、普通でしたね。別になんとも思わなかったというか、ひたすら奈保子さんが好きだったから。」
-あのー、”ファースト・デイト”のB面聴いた時に、すごく似てるな、とか思って。歌い方というか、なんとなく、そのあたり、どうだったかな?
「歌い方?あんまり考えたことないですけど。」
-声質が似てるのかな?
「曲が似てるんじゃないかな(笑)と思うんですよね。あのー、B面のほうは大村(雅朗)さんが編曲と作曲とかで。」
-そうですね。じゃあ、特に意識はしなかった?
「ええ。」
-だけど、雑誌とかテレビに出る時に、どうしても言われちゃうでしょ。
”第二の聖子”とか。
「そうですね。やっぱり、事務所も同じだし。」
-そのことについては?
「そうですね。やっぱり自分は自分だからホントはあんまり言われたくない、ってのは思いますね。真似にはなりたくない、とか。」
-そういえば、以前に、目標とする歌手は
”岡田有希子”だって言ってましたっけ。
「そうですね。そんなに、しっかりしたものじゃないんですけど。やっぱり、ほかの人は真似しようとしてもやっぱりどうしてもなれないと思うから。だから、やっぱり自分らしさでやっていくしかないのかなぁ、って思ってたんですよね。だから、無理に誰々を目標にしてそういうのを追っかけるってことを、しない、したくない、と思ったんですけど。」
まりやさんが、岡田有希子さんに提供したデビューシングル
「ファーストデイト」からの「リトルプリンセス」「恋、はじめまして」は
竹内まりや三部作と言われておりますが、河合奈保子さんへ提供した
「けんかをやめて」⇒「Invitation」という、初作品に強いインパクト
のある曲を提供する同様の手法も、まりやさんらしさを感じますねっ
まりやさんが、40周年記念アルバムとして9月にリリースされる
『Turntable』では・・・
岡田有希子さんへの提供曲
「ファーストデイト」「恋、はじめまして」「憧れ」の3曲が
セルフカバーされはつのCD化となりますが、こちらも楽しみです♪
という事で・・・今宵の奈保子さん動画は・・・
「ラヴェンダーリップス」
岡田有希子さん中学2年生の夏休みの課題で、
河合奈保子の肖像画を油絵で描き、中学校内の展覧会で金賞を獲る。
ヤングアイドルフラワーコンサート オープニングメドレー
岡田有希子さん→菊池桃子さん→荻野目洋子さん→森尾由美さん→原真祐美さん→岩井小百合さん→河合奈保子さん
岡田有希子さんの歌う「けんかをやめて」
そして・・・上記インタビューで、好きな曲と答えている
「UNバランス」を・・・・
#河合奈保子復帰願う豪州へ届け