
本日で・・・
139th仙台・泉ヶ岳ミーティング(イッズミー)の
参加車両の画像UPは、終了です。
いつもの事ながら・・・
すべての参加車両について網羅しておりませんので
ご了承ください。<(_ _)>
さて・・・久しぶりに
手持ちのミニカーを出して参りました。
今回は・・・
RIO(リオ)1/43 Mercedes-Benz 770k(W150) カブリオレ
1938年から生産された2代目のグロッサーメルセデスです。
Mercedes-Benz 770k(W150) グロッサー・メルセデスの初代モデルは、
1930~1932年にかけてダイムラー・ベンツの
フラックシップモデルとして製造され
直列8気筒、OHV9ベアリング、7.7リットル150psのパワーは
当時の乗用車としては規格外の性能を誇っていました。
さらに搭載されたスーパーチャージャーを発動させると
通称″ワルキューレの雄叫び″と呼ばれた独特の作動音と共に、
出力200psを達成しています。
我が国でも黒と溜色(ためいろ)に塗られ
皇室の御料車として、17両が、1932~1969年まで、
長きに渡って使用されました。
1937年に17台が作られた2代目のモデルは、
外観の見直しに加え、エンジンが155ps/230psにパワーアップされ
ヒットラーをはじめナチス高官に供された
Mercedes-Benz 770k(W150) は、パレード等では
国威を誇示する車両として使用されました。
さて・・・なんで、ご紹介したミニカーが
Mercedes-Benz 770k(W150)だったかと言えば・・・
第二次世界大戦中の
1944年9月17日 ~ 25日にかけて行われた
マーケット・ガーデン作戦(Operation Market Garden)を描いた
1977年に公開されたイギリス・アメリカ合作の映画
『遠すぎた橋』(A Bridge Too Far)で・・・
この車両が、効果的に使われた事を思い出したから・・・
劇中では、マクシミリアン・シェル演じる
ヴィルヘルム・ビットリヒ親衛隊中将(第2SS装甲軍団長)の
車として登場しています。
マーケット・ガーデン作戦(Operation Market Garden)は
史上最大の作戦として知られるノルマンディー上陸作戦以上の
大規模な空挺作戦として計画され、ベルギー・オランダ方面に戦力を集中し
迅速なドイツ国内への進撃を行うことで戦争終結へ導く計画でした。
しかしながら・・・作戦を立案したモントゴメリー元帥への政治的配慮から、
実行されたこの作戦は・・・作戦の稚拙な計画と状況判断と食い違い
更に悪条件が重なり、結局作戦の最終到達点であった
アーネム(アルンヘム)の最後の橋を確保できず、作戦は失敗に終わります。
原作者である、コーネリアス・ライアンによると・・・
作戦実行に悪影響を与えそうな、ドイツ軍機甲師団がオランダに存在する
という報告は、モントゴメリーの司令部では無視され
「我々は、第2SS機甲軍団が事実上戦闘不能であると
想定するという誤りを犯した」と・・・
モントゴメリーは、戦後になって回想し・・・
連合国軍最高司令官アイゼンハワー大将は・・・
「...あなたがイギリスで何を聞いたか知らないが、イギリス人は
アメリカ軍の指揮系統を理解したことはなかった。...
私はイギリス人から賞賛の言葉は一言も聞かなかった。
あなたもモントゴメリーのような人たちから賞賛の言葉を
聞くことはないだろう。」 と述べています
戦史等を読む限り・・・
マーケット・ガーデン作戦(Operation Market Garden)において
連合軍内では、正しい情報分析が行われており行っており
作戦の失敗は、連合軍内部の派閥抗争から、リスクの高い大規模な
空挺作戦を実行し、早期戦争終結のイニシアチブを握りたかった
総司令官モントゴメリー元帥が、作戦遂行にあたり、状況判断と食い違う
情報報告を無視した作戦強行が・・・主な要因では無いかと考えられます。
現在の政治でも・・・ありがちですね・・・
という事で・・・ミリタリールックもお似合いな
今宵の奈保子さん動画は・・・
「けんかをやめて」
NAO&NOBUで・・・「 けんかをしたら Smile For Me」
そして・・・・「スマイル・フォー・ミー」を・・・