
本日N-BOXとN-BOX+2015年モデルが発売になりました。ここではその詳細を検証していきましょう。
既に昨年12月のN-BOX/に装備された内容と、1月の東京オートサロンで先行公開されたので大体想像はつくと思います。
まず今回の年次変更最大のポイントはインテリアにあります。

G・Lパッケージ以上に、メーカーオプションでスライドリアシートが設定されたことです。スライドリアシートに限り、シートベルトがロードリミッター付きになります。これでタント、スペーシア、ekスペースに引け目を感じることはありません。しかしN-BOX/は全車標準装備なのに、何でメーカーオプションとケチったのだろう。

またスライドリアシートはシートバックテーブルと、その上部にあるシートバックアッパーポケットとセットになります。これは便利な物。

G・Lパッケージ以上に、スペーシア等にあるリアドアロールサンシェイドも付くようになりました。

細かいところでG・Lパッケージ以上は、インテリアカラーがベージュの場合ブラウンのパワーウインドースイッチパネルになりました。
カスタムでは、

メーターの目盛形状が変更を受けました。
G・ターボLパッケージの差別化が図られて、

シート生地が、プライムスムース&トリコットコンビシートでシルバーステッチに、本革巻きステアリングホイールもシルバーステッチにグレードアップ。

G・ターボLパッケージのみ、パワーウインドスイッチパネルはシルバーに。
N-BOX G 以外にナビ装着スペシャルパッケージが標準装備に。逆にN-BOX Gにはメーカーオプション不可になりました。
オートリトラミラーはN-BOXカスタムには標準装備、N-BOX G・Lパッケージ以上にHIDヘッドライトとセットでメーカーオプション。
また、2014年モデルでN-BOXカスタム大半のグレードに標準装備されていたあんしんパッケージが全てメーカーオプションに。よってグレード名もAパッケージからLパッケージに変更。見た目の価格を安くするためだろうけど、これはあまり感心しませんね。
エクステリアも少し変わりました。

N-BOXでは、G・Lパッケージ以上にフロントグリルにメッキモールが入り、フロントバンパーロアーグリルにもメッキモールが入ります。ドアーアウトサイドハンドルもメッキになります。(以前は2トーンカラーパッケージかSSパッケージのみ)

N-BOXのみ、センターレールエンドカバー(テールランプ下のパネル)がボディ同色(正確にはスマートブラックのみ同色ではないブラック)になります。テールランプもブラックハウジングからメッキハウジングに。
また、2013、2014年モデルではN-BOX G・Lパッケージ以上は14インチアルミホイールだったのが、2トーンカラースタイルを除いてN-BOX G・Lパッケージ、G・Lターボパッケージは14インチスチールホイールに格下げ。これはコストダウンですね。

N-BOXカスタムではフロントグリルが4本ラインから太い3本ラインに。フロントバンパーグリルも中央にプレスラインが入ります。フロントバンパーロアーグリルには2本のメッキモールが入り、G・Lターボパッケージのみフォグランプガーニッシュもメッキ加飾が付いて、LEDフォグランプになります。ポジションランプもLEDに。

テールランプは同一形状ながらスモークになります。もちろん純正なので薄ーいスモークです。G・Lターボパッケージのみリヤバンパーガーニッシュがクロームメッキになります.
N-BOXカスタム Gに左側パワースライドドアが標準装備に。
今まで2014年SSパッケージのみだった、IRカット機能ガラスがG・Lパッケージ以上に標準装備。N-BOX G・Lパッケージにもフロントバリアブル間欠ワイパーが標準装備。
なお、N-BOX+ではラゲッジスペース構造による制約のためか、スライドリアシートはありません。
N-BOX+の特徴であったリヤ左右ルーフコンソールが廃されて、リヤシート背後にスピーカーが移動しました。これはサイドアバッグとルーフコンソールが両立しないための措置でしょう。2014年モデルで、あんしんパッケージのためにリヤスピーカーが付けられないという苦情が出たことにに対処したということです。
モデューロXでは、全車シート生地がプライムスムース&トリコットコンビシートでブルーステッチ。フロントシートバック上部にはModuloXロゴが刺繍されています。インテリアパネルも、黒木目調から濃いシルバー調に変更。
ヘッドランプはN-BOXカスタム G同様にアクセサリーLEDがホワイトなのは以前と同じですが、ハウジングがメッキからブラックになりました。これは今後のドレスアップ流用アイテムになるかもしれません。ちょっとお高いですが。
ボディカラーは、

N-BOXの専用色で、イノセントブルーメタリックは継続。チェリーシェルピンクメタリック、プレミアムブロンズパール、ヒダマリアイボリーパールが廃止。
代わって新色のプレミアムピンクパール(R562P)、N-ONEやN-BOX/のプレミアムディープモカパール(YR586P)、N-WGNのクッキークリーム(YR617)が設定。

N-BOXカスタム専用色で、ポリッシュドメタルメタリックは継続。プレミアムダイナミックブルーパール、プレミアムゴールドパープルパールは廃止。
代わってフィットやN-BOX/のブリリアントスポーティブルーメタリック(B593M)、新色のプレミアムベルベットパープルパール(PB89P)が設定。
共通色で、スマートブラック、カトラリーシルバーメタリック、プレミアムディープロッソパールは継続。プレミアムホワイトパールが廃止。代わってNBOX/のプレミアムホワイトパールⅡ(NH875P)が設定。
また2トーンカラースタイルでは、

N-BOXで、プレミアムダイナミックブルーパール/タフタホワイト、チェリーシェルピンクメタリック/スマートブラック、プレミアムブロンズパール/タフタホワイトとSSパッケージのみだったイノセントブルーメタリック/タフタホワイトはすべて廃止。
代わってブリリアントスポーティブルーメタリック/タフタホワイト、プレミアムピンクパール/プレミアムディープモカパール、プレミアムディープモカパール/タフタホワイトを設定。
ピンクはエクステリアがブラックからモカとのコンビネーションになり、インテリアもブラックから以前のブロンズ2トーンに使用されていたベージュインテリア+ブラウン加飾+ブラウンチェックシートに変更です。
モカはベージュインテリア+ホワイト加飾+ベージュシートに変更。

N-BOXカスタムで、ミラノレッド/スマートブラックは継続。プレミアムホワイトパール/スマートブラックとSSパッケージのみだったプレミアムダイナミックブルーパール/スタリーシルバーメタリックは廃止。代わってプレミアムホワイトパールⅡ/スマートブラック、プレミアムベルベットパープルパール/スタリーシルバーメタリックが追加。パープル/シルバーの組み合わせは初になります。
モデューロXでは
プレミアムホワイトパールⅡ、スマートブラック、プレミアムベルベットパープルパール、2トーンカラースタイルでプレミアムホワイトパールⅡ/スマートブラックになります。
N-BOX+では、
Gにイノセントブルーメタリック、ブリリアントスポーティブルーメタリック、プレミアムブロンズパール、プレミアムピンクパール。
G・LパッケージでプレミアムホワイトパールⅡ、カトラリーシルバーメタリック、スマートブラック。
N-BOX+カスタムとNBOX+2トーンカラーシリーズはN-BOXと同一設定です。
アクセサリーカタログでは、

N-BOX/同様に、N-BOX用フォグランプが楕円から真円に形状を変更して、ハロゲンではクリアとイエロー、更にLEDも選択可能に。

シートカバーは合皮製シートカバーが廃止されブラックもファブリックタイプに。これはスライドリアシートの影響か。

アームレストコンソールもカスタムブラックと、N-WGN同様にブラック合皮が追加になりました。

N-BOX/用フロントグリルが、N-BOXにも設定。

ドアミラーカバーも。

インテリアパネルとルームミラーカバーも。

バービーコレクションも。

ホワイトのインテリアデコレーションも同様です。

キーカバー、これは昨年10月より設定されていました。

あと面白いのが、カサクリップ。ただ気を付けないとボディを傘で傷つけそう。
しかし、どんどん標準装備内容もアクセサリーも充実して結構なことだけど、初期の2012年モデルユーザーとしては悔し過ぎます。最初からもっと何とかならなかったものでしょうかね。