オーナーの愛情が部品の設計に勝つとき。

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なんだかすっかり秋ですね。

特殊お仕事をする女性のお客さんがひと言。

「世の男性はもっとおヘソの掃除をしてほしい」

…

ヘソの掃除、してますか？



耳慣れない部品名かと思いますが、「ボディコントロールモジュール」というパーツがあります。

クルマの電装品の監督みたいなモノです。

野球の監督だと、「確実にバントっ！」とか「敬遠しろー！」などと試合をコントロールしますが、ボディコントロールモジュールさんは電装品をコントロールします。

パレットなんかだと、ウィンカーやルームランプの点灯、パワースライドドアの開閉などをコントロール。

ここ数年で、アルトからパレットまで、このボディコントロールモジュールの静電気に対する耐静電気性が強められました。

一般には発表されない、「目に見えない部品の仕様変更」。

マイナーチェンジするときに行われることも多いです。

よく、「発売直後よりも後期型の方が機械として完成されているね」などと言われる理由の一つです。



この情報を知ったとき、

静電気？

なんで？

何があったの？？

興味津々(^^)



何があったのか、、

それは思いもよらない現象でした。


新車を契約。

ワクワクしながら納車日を待つ。

納車になったら、めっちゃ大切にしよう♪

カーショップでケミカル用品もドリンクホルダーも買って来た！

準備万端♪

大安吉日天候快晴、待ちに待った新車が届いた(^^)

さっそく自分で納得できるように磨いちゃう。

最初が肝心☆彡


ボディをコーティング、ガラスは撥水処理、、

ヘッドライトも磨いちゃう。



このときに、、



ヘッドライトを強く磨く

↓

ヘッドライトレンズに静電気が帯電

↓

レンズからウィンカーバルブに放電

↓

ウィンカーハーネスからメインハーネスを通って室内に向かって一直線

↓

ボディコントロールモジュールに流れる

↓

ウィンカーが勝手に点滅を始める



…

…

すげー！

子供の頃、下敷きを擦って髪の毛を立てたことを思い出します。

似たような事例がいくつか報告されたので、ボディコントロールモジュールの耐静電気性を向上させることになったのです。



なんだか、、

部品メーカーの設計よりもオーナーさんの愛情の方が勝っちゃったみたいで笑ってしまいました。

設計が甘かった、と言われればそれまでですが(^^)



秋空。

暑くもなく寒くもなく、過ごしやすい気温。

時間をかけて愛車を磨きたいですね。


メーカーがあわてるくらいに(^^)