そら００７のブログ一覧

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。



たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。




ん？

携帯、鳴ってる。

表示名、、



“たくちゃん”


やっほー♪




「あの、、、」


どうしたん？


「カニって、、なに食べますか？」


カニって、、あのカニ？

ハサミ持ってる？


「うん」


カニ、どうしたん？


「岩場でつかまえた」


どこ？


「大洗海岸（茨城県）」



どうやって？



「手で、、、、洗車用の長靴に海水入れて連れて帰ってきた」


（長靴の中、、、カニ、、キツかっただろーなーｗ）




部屋に何あるの？



「…キャベツ」


カニはキャベツ食べないよ、きっと。

少なくても、、食べたことないだろなぁ。

あとは？


「キャベツ、、、しかない」


！

たくちゃん、前、グッピーとか飼ってたでしょ。

餌、残ってない？



「たぶん、ないけど、、、さがしてみる」


うん、そーしてみぃ。



会話終了。





６時間後、たくちゃんからメール。

動画添付。


タイトル 『あきらめ』



カニ。

横にキャベツ。


カニ、

そっぽを向いたまま、ハサミがユックリそーーーっとキャベツにいく。

そっぽを向いたまま、ハサミでキャベツをちょびっと千切る。

そっぽを向いたまま、ハサミがそーーーっと口に戻ってくる。

クチから小さなアブクをアワアワさせたまま、、、

モグモグ。



…

！

喰った。


おなかすいて、、

あきらめて、、

キャベツ喰った。

喰いおった。


海にいたころは、見たこともなかっただろうなぁ、、キャベツｗ


！

あっ、

ガラス水槽に、手書きの紙。

ほー！

たくちゃん、、カニに名前つけたんだぁ、、

w

ww

たくちゃんの新しい友だち、、

カニの名前は、、


w

ww

www


書けなーーーい♪

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。




たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。



文字だと伝えにくいのですが、

たくちゃんの何気ないひと言が僕は大好きです。

小さな声でボソっと言う、ひと言。

大好物♪




ある日、

たくちゃんが店のポップを描いていました。

たくちゃんの得意技。

上手。


たくちゃんだって、カタカナの「ミ」で悩んだり、幻のように消えるインターチェンジに悩まされているばかりではないのです。


でも、、、

スペルが違います。


たくちゃん、そこは「L」じゃなくて「R」だよ。

と教えてあげると、、


たくちゃんが紙を見ながらひと言。

「… LかR、どっちかだけにしちゃえばいいのに、、」



そ、そーだね、たくちゃん。

でも、、

けっこう大胆な意見言うね。


ちょっと待ってね、、

ＬＯＶＥ ＬＩＦＥ ＬＩＶＥ

（すぐに思いつく僕の好きな言葉は、Lで始まる言葉ばかりだ）


たくちゃん、僕はLを残すほうに一票入れます！




そーいえば、

CHIC (シック) を、「チッチ」と読んだとき、笑っちゃってゴメンね。


アメリカのバンド、CHIC の『おしゃれフリーク』や『Good Times』は僕の好きな曲だったのだけど、、

たくちゃんの魔法にかかれば、チッチかぁと笑っちゃった。

ゴメンね、たくちゃん。



では、

チッチの『Good Times』をどうぞ♪

http://www.youtube.com/watch?v=49gHPe4iLho&feature=related

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。




たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。



たくちゃんがマジメな顔をして書類を書いている。

へぇー、

けっこうサラサラと書いてるじゃん。

まぁ、指折り数えればずいぶん勤めてるもんね。

ベテラン、ぺてらん、ランラン♪



おっ、書き終わったみたい。


☆のぞき見☆



朱肉を取り出して、、

署名＆押印っと。

自分の名前を書いていた たくちゃんの手がとまる。




おっ、


でも、、


ま、


まさかねぇーw


それは、ねーべ。


いくらなんでも。



書いた自分の名前をジッと見てる。

…

…

…

(ガマンできない)

どうしたの、たくちゃん？



「あの、、」


ん？



「正式には点をどこに打つのかな、と思って、、」


正式？


点？


どこのこと？




たくちゃんが指差す。


二文字の名前の『博』の部分。


僕の名前にもある文字、『博』



『博』の文字をA４の紙に大書きする。


博



で、


教える。


ココだよ！




たくちゃんが小さな声でボソっと言う。


「ここかぁ、、」





たっ、


たくちゃん！


今までどうしていたの？



たくちゃんがボールペンでアメーバーみたいなカタチを『博』の文字の右上に描く。


「だいたい、、このあたりに入るように書いてた、、」




今までに印刷した自分の名前を見たことあるでしょ？



「あんまし、、マジマジ見なかった、、」


…

…


そっか、

…

そーだよね。


うん、分かる。



マジマジと見てたら、、


品がないよね！



うん、

チラ見だよね。

…


たくちゃん、、

ずっと“だいたいこの辺り”で書いてたんだ。



でも、


良かったね！


ハッキリして♪


たくちゃんの名前の点は“正式”にはココに打つんだよ！




お名前が正しく書けるようになりました♪


めでたし、めでたし。

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。


たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。



たくちゃんはカタカナに弱い。

それもビミョーな間違いをする。



昨年の日清カップヌードルのCM。


たくちゃんが、

「かなしい」と言う。

僕も好きだったから悲しかった。



自身のヒット曲のPVをモチーフに、あるバンドのヴォーカルがCMに出ている。

歌っているのは本人じゃないが、「♪ハラヘッタ」はないだろう（涙）

http://www.youtube.com/watch?v=xwGA8B1d5G0


「♪他のじゃ、ヤーヨ」

…

駄々っ子じゃん、、






たくちゃんが、

「大好きだったのに」と言う。


んだ、んだ。




たくちゃんが、

「CDも買ったのに、、」と言う。



んだ、んだ。





たくちゃんが言う。


「ホントに好きだったのに、、




ジャミクロワイ」、、


んだ、ん、、、 ん？


ん？

…

たくちゃん、

ビミョーに違うべ。


なんか、、ビミョーに違うべ。


それだと、なんか、♪わーい っていう感じで健全だべ。


大好きでCDも買って、聴き込んだわりには、、


バンド名がビミョーに違うべ。



まぁ、、

いいか。




それから、なぜか、耳から離れない。

「ジャミクロワイ」でもいいような気がしている。


わーい、わーい♪

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。



たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。




ある商品の発表会が都内品川で行われることになりました。

ショップから助っ人に出るのは、、

たくちゃん。


（店長さんからこの話を聞いただけで、ハプニングを期待しちゃいます）


発表会の準備は朝早くから行われます。

当日早朝、群馬出発では不安。


（だって、たくちゃん だもん♪）


店長さんは、、

心配で(自分が)寝られないくらいなら、と、、、

品川にたくちゃんを前泊させることにしました。


（お～、たくちゃんＶＩＰ待遇ｗ）


発表会前日の出発日。

夕方前にたくちゃんをあがらせて、たくちゃんは電車で品川へ。



そんな店長さんの気遣いを気にすることなく、、

たくちゃんは千葉へ向かいました。

船橋の友だちと船橋市内で飲むために。



久しぶりに会う友だち。

話がたくさんあります。

元々お酒は強くない（というか弱い）たくちゃんは、

ちょっと飲み過ぎてしまいました。



話はまだまだたくさんあるのですが、明日は大切な発表会。

たくちゃんは品川に向かうことにしました。

もう夜も遅い時間です。


そこからは、、Xファイル的に話が流れて行きます。


酔ってフワンフワンと気持ち良い、たくちゃん。

「東京駅って広いな」

と、歩きながら思ったことは憶えているそうです。




つづく




（いや、話を引っ張らない）





品川へ向かおうとした、たくちゃん。


ふわふわ、

ふわふわ、


スヤスヤ、、


スー、、


…

…




僕の携帯が鳴ったのは真夜中１時過ぎでした。

めずらしく僕は眠っていました。



真夜中に鳴る携帯電話。


液晶の表示名は、、




「 たくちゃん 」





やっほー♪


ぴゅーぴゅー♪


期待３００パーセントで電話に出ます。




たくちゃん ちいさな声、、

風の音、、




「ど、どうしたらいいですか？」と、たくちゃん。




なんて？


たくちゃん、もう少し大きな声で話して、、


え？


寝過ごしたん？


どこ？



たくちゃんが小さな声で伝えてくれた地名は、、


















お、






小田原





風が


つめたい、、










たくちゃん、



そのまま旅に出ておしまいっ♪