そら００７のブログ一覧

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。



たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。


ある日、ショップと取引のあるメーカーさんがイベントをやることになりました。

ショップから１名参加することになりました。

場所は県内のある湖の湖畔です。


店長さんが、

「たくちゃん、行ってくれる？」と訊くと、

たくちゃんはコクリとうなずきました。

その湖は行ったことがあるから分かると、たくちゃんが言います。



当日。

充分に時間に余裕を持たせて（２時間かかるところを、４時間前に出発）、たくちゃんを送り出しました。



しかーし、、

イベント会場から「開始時間になってもまだ来ない」と連絡が入りました。


あわてて、たくちゃんを探します。


たくちゃんの携帯電話を鳴らすと、、

案の定、たくちゃんは迷子になっていました。


どこにいるの？と店長さんが訊くと、、


「よく分からない」




そして、、

衝撃的な発言。


「…何県にいるのか分からない」



どこの道を走ったの？の問いに、、


「…長いトンネルを走った」と、たくちゃん。



…

…

…

みんなで顔を見合わせます、、

みんな背中がゾクゾクしています、、


うそぉ、、


みんなが思う場所はただ一つ、、







新潟？





「トンネルを抜けると、そこは何県なのかも分からなかった」

by たくちゃん




たくちゃんは、僕の期待をいつも裏切りません。





PS
実際は、、
たくちゃんは軽井沢の先にいました。

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。



たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。



ショップでは瞬間的に何かを賭けることが流行っていました。

ある日、ラジオのFM番組で某航空会社のニュースを流していました。


店長さんが言いました。

「ジャンボジェット機ボーイング747の最終型の全長は？ 一人千円、明日の昼で打ち切り、一番近い人の総取り」


メモ用紙に答えの全長と自分の名前を書いて、即席投票箱に入れていきます。

明日の昼までに顔見知りや懇意にしてるお客さん、営業マンが来ればどんどん掛金が増えていきます。

30人いれば3万円かぁ、、、

当てねば♪



翌日の昼。

みんなの楽しみは、、


たくちゃんの答えです。



開票♪

メモを全長の小さい順に並べていきます。



みんなが気になっている、たくちゃんの答えは、、










全長 5500メートル。




で、

でっかい！！！




みんなそれぞれ静かに、全長5kmを超えるジャンボジェット機が離着陸する様子を空想しています。



「かっ、滑走路が神奈川県くらい必要なんじゃないか、、」

「スチュワーデスの足が棒になっちゃう、、」



騒音問題も相当なもんだろう、、




見てみたい！

全長5kmを超える飛行機の離着陸、、


きっと大迫力♪





たくちゃんはみんなの期待を裏切りません。






☆実話です

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。



たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。



ある日、ショップに行くと、少し離れた机でたくちゃんが伝票を書いていました。

その、たくちゃんの手が突然止まりました。

たくちゃんはまったく動きません。

たくちゃんの視線は自分の手元を見つめたままです。

ストリートパフォーマーも顔負けの静止状態。

…

…

10分経過（マジ）

…

ガマンできずに声をかけます。

「たくちゃん、どうしたの？」


「…なんかヘン」と、たくちゃん。


歩いて行って、たくちゃんが書いていた書類を見ます。

たくちゃんが最後に書いた言葉は、、、


「鶴ヶ鳥」



僕「たくちゃん、なんて書こうとしたの？」

た「…つるがしま」


埼玉にある地名です。


…

…

(どちらかというとムズカしい“鶴”が書けてるじゃん！)

…

僕「たくちゃん、、ツルガシマのシマは、、最後がテンテンテンテンじゃなくて、ヤマだよ」

…

…

…

た「…あっ、、」





良かった、、

分かってくれた。。


めでたし、めでたし、、


たくちゃんの周りでは時間がゆっくり流れます。





☆実話です

☆たくちゃんのことを悪く言っちゃダメですよん

大人しい、たくちゃん。

口数少ない、たくちゃん。

とっても優しい、たくちゃん。

僕はたくちゃんが大好きです。



たくちゃんは僕がよく行くショップの店員さんです。

たくちゃんを見ているとあきません。



ある日、店長さんがたくちゃんにお使いを頼みました。

「店で使うティッシュを買って来て」

うなずいて出て行く、たくちゃん。


20分後、たくちゃんが戻って来ました。

両手、両脇、指先までフルに使って、、

抱えきれないほどの、、

トイレットペーパーを持って。



店長さんが優しく言います。

（みんな、たくちゃんのことが好きです）

「何を買って来てって頼んだかなぁ」



「…ティッシュペーパー」、たくちゃんが答えます。



みんな、たくちゃんが抱えているモノを見ます。

たくちゃんも自分が抱えているモノを見ます。


…

…

…

「… あっ、、」

たくちゃんが小さく声を出します。

どうやら気がついたみたいです。

たくちゃんはクルリと向きを変えると、えっちらオッチラと戻って行きます。



めでたし、めでたし、、

たくちゃんの周りでは時間がゆっくり流れます。





☆実話です

☆たくちゃんのことを悪く言っちゃダメですよん