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そら007のブログ一覧

2024年11月01日 イイね!

今も変わらず。

新しい朝が来て、その日の陽が暮れるまで、毎日がクルマのことで過ぎていきます。

大変なことも多いのですが、好きな「クルマ」のことなので、毎日がんばっていけるのかなぁと思っています。




お客さんにもう乗らなくなったクルマの引き上げを頼まれました。

前もって預かっていたキーを持って、イトちゃんと一緒に今日は誰もいないはずのお客さんの家へ。

半年以上乗っていないことを聞いていたので、大好きなおかずが詰まった弁当箱のようにモバイル型のバッテリージャンパーを抱えて来ました。


ガレージのシャッターをガラガラと開けると、ホコリがたっぷり積もったクルマとコンニチハ。

案の定、バッテリーはあがっていたので、バッテリージャンパーをつないでエンジン始動。



さて、気をつけて帰ろう。

ガレージ前にクルマを出して、シャッターを閉めて、会社へ帰りました。



数日後、イトちゃんが「ヤフオクにあった」と言う。

なにが?

「当時、生まれて初めて買ってもらったラジカセです」



ラジカセ?

10代の頃の?

なんで今、ラジカセなん?

そりゃあーいったい何年前の話だ,,,



「あのとき、シャッター付きのガレージの中は色んな荷物が山積みだったけれど、その中に赤いラジカセがポツンとあって、それで夢中になって使っていたラジカセのことを思い出したんです」


たしかに、ガレージの中は荷物が乱雑に山積みでした。


赤いラジカセ? 気がつかなかったなぁ

・・・ で、どれなん? そのラジカセは



該当のオークションページのURLを送ってもらいました。



シャープなんだ

CDラジカセ、ダブルカセット


DIGTOUBO,,,,,



ホンダのクルマみたいだね



完動品らしい

2980円スタート



勝手にオークション参加
(^^)/


どこかの誰かが入札
入札1


僕も入札
入札2


ライバル現れる
入札3


負けんぞ♪
ドカンと入札して後は放置


ライバルたちは打ち返して来ることなくオークション終了♪
(もの足りん)


無事に3290円で落札
(^^)v



ちゃちゃっと、かんたん決済。


↑この簡単に痛みなく払えてしまうのがいけないよね。
ついつい何か買っちゃう。
買うのをムズかしくしてほしい。
支払いが10回に2回くらいしか成功しないような。。


数日、無事に到着。

開梱式、パンパカパン♪






デカっ











これ、スゴい貴重なんじゃん!!

「重低音BOX 3000cc」カセットデッキ部分のフタに貼ってある製品の特徴を書いたシールが貼ったまま。

店に陳列しているときに、見に来たお客さんのためのアピールシールだよね。


剥がさなかったんだぁー






「CDを取って来ます」


イトちゃんがボンジョビのCDを持って来ました。



こやつ、ボンジョビのCDを持ってたんだぁ


確かに低音はスゴいです。

ラジカセらしからぬ音(^^)


小学生の頃、僕もラジカセがほしくてたまらなかったことを思い出しました。


ふだん、真面目に仕事して支えてくれているイトちゃんに懐かしのラジカセはプレゼント。




そういえば、今年の春くらいだったかな、友だちの息子と話していたら、『オートリバース』が通じませんでした。


「オートリバース? いや、分からないです」


A面、B面って分かる?



「あっ、話に聞いたことあります!」







僕はサンヨーのラジカセでした。

建具屋だった爺ちゃんに「今日から半年、毎日手伝ったら買ってやる」と言われ、背丈の2.5倍の材木を乾したり取り込んだりしながら本当に半年こき使われて、近所の電気屋で買ってもらいました。

嬉しかったなぁ(^^)


時代はすっかり変わったけれど、その頃と変わらずに音楽もオートバイもクルマも、今も大切でそして大好きです。

今週末は筑波サーキットに行って来ます。

ずっとオートバイを愛するショップの親父さんたちや、この日はレーサーに戻る漢たちと過ごして来ます。

旧車のお祭りでもあります。

楽しみです(^^)v



Posted at 2024/11/01 00:22:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 昔話 | クルマ
2012年11月24日 イイね!

ホイール塗装と美容室とマッチとジムニー。

下のブログ。

ホイールの塗装。

肌感の作り方がうまいなぁとあらためて思う。

エンケイのホイールは抜群の色具合&クルマとホイールのイメージに合った肌感。

一転、おしゃれ~なプジョーになると肌感をツルっと仕上げてくる。

そしてMGBは長く流れた時間を表すような古く荒れた感じの肌感で。

いつも肌感にこだわってる隊長さん、、

スゴい人です (^^)



下の下のブログのコメ辺で、Iボールさんが教えてくれたシャンプーの注意点。

いつも使ってるシャンプーボトル(誰でも知ってる有名シャンプー)を見たら、、

ぬぉ~!!

要注意のラウレスとラウリルの記載あり。

小さな小さな文字。

ラウレスの野郎~、、うちの浴室にも現れやがって!

おまけにフルボトルを買ったばかりじゃないか^^;

リバーフロントの56階の部屋の窓から投げ捨ててしまいたいが、もったいないからとりあえず使おう(^^)



それと、ごめんなさい。

毎日のことなのになんで洗髪マシーンがないの?とブログで書いたら、、

あるんですね! ^^;

まこちゃん(オトコ♂、リアル友)に電話もしもし。


洗髪マシーンを知ってるか?と訊いたら、、

ま「そんなの10年以上前から美容室にあるじゃないすか」

10年前! そーなの?!



おまけに、

ハンディタイプすらない、とブログに書いたのだが、、

ま「モミダッシュ、知らないんすか?!」

知らない^^;


テレビの一つも見ないから遅れてるんですよ、と言われてしまった。

確かに、、

目覚まし代わりのTVもつけなくなってしまったので、月に一度もテレビをつけない。

TVがなくなっても気づかない。




美容室も知らない。

刈り上げはやっぱり理髪店の方が上手だと思う。

それに、、月に2、3回行くので大切にされてしまう^^;

情も沸く。

「そらちゃん、美味しいパンあるから持って行きなよ」

ごちごち(はぁーと)。

餌をもらうと懐くヤツ。



昔、昔、大昔。

都内にいた頃、「今日、マッチになってくる」とクラスで宣言。

予約しておいた青山の美容室へ。

当時、カット&パーマで、28000円。


鏡の中の僕。

4時間近くもかかって、ぜんぜんマッチじゃない。

マッチじゃない、とつぶやいてみた。

スタッフ「一週間くらいするとパーマが落ち着きます」



一週間、時間稼ぎしてるべ。



翌日、クラスで散々からかわれた。

28000円払って林家三平だ、と。

「どーもすみません」 by三平

宣言するんじゃなかった。



3日経ってもマッチのマの字もなく落ち着くこともなく、、

それどころか、ますますMr.どーもすみません、激似。

スーパーでパーマ液もどきを買って帰り、夜、泣きながらラーメンパーマを伸ばしました。

で、美容室にトラウマ(^^)

そんなこんなで、ずっと理容室です、理髪店です、床屋です。

それに店を変えません。

洗髪マシーンは見たことないです。



すっかり長くなっちゃったんで、ジムニーの話はまたあとで♪
Posted at 2012/11/24 00:34:54 | コメント(11) | トラックバック(0) | 昔話 | 日記
2011年06月26日 イイね!

生まれて初めてのオープンカー。

生まれて初めてのオープンカー。生まれて初めてのオープンカーがこれです。

当時としてはフルサイズのボディでした。

写真は駆動機関から切り離された状態です。

品の良いブルーのボディカラーに合わせて、自分の服をコーディネートしました。



「コーディネートはこうでねぇーと」って言ってたのは誰でしたっけ?

筑波サーキットでの走行会前日だったので、ちょっと表情に緊張感が表れています。

丈夫なロールゲージにコクピットは守られていました。

ただし、このロールゲージは冬はとても冷たく、夏はちょー熱々でした。

その点が気になる方はパッドを巻いたほうがベターだと思います。

シビアに軽量化を目指す方はこのままでも差し支えありません。


サスペンションは見ての通り豪華なコイルスプリングです。

前後合計8本のコイルスプリングが装着されていました。

個人的にはもっと高めの減衰力を望んでいたのですが、日々発達中の脳を守るため、購入時はかなり軟らかめの設定でした。

翌日の筑波ではS字でその欠点をさらけ出してしまい、2週間後に車高調を組み込んでもらったのを昨日のことのように憶えています。

ええ、昨日のことのように、、です。


ダッシュボードの上に丸型の5連メーターが並んでいます。

写真を見て左から、油温、水温、タコ、ブースト、速度計です。

僕は真ん中のタコばかり見ていました。

オーバーレブが心配だったのではありません。

赤色に惹かれただけです。


写真のホイールは購入時のワイヤースポークです。

このあと、ワタナベ→ハヤシ→弥生→ワタナベと履き替えていきました。

やはり、ワタナベに始まりワタナベに終わると思います。

初めてしゃべった言葉が「えいとちゅぽーくぅ」だったと身内の間で語り継がれています。


フィーリングですか?

後ろから押し出されるような感じでした。

駆動機関が誰かによって、そのフィーリングが大きく変わります。

また、日曜の午前中はのんびりで、水曜の夕方はセカセカしていたように感じました。

他の曜日ですか?

すみません、この頃はまだよく分かっていませんでした。


乗りたいときに乗れず、降りたいときになかなか降りられないクルマでした。

そして、曲がりたいときに曲がれず、曲がりたくないときに曲がりました。

自分の思い通りにならないところも魅力の一つだったように思います。

「あっ、忘れた!」という排気音が後ろから聞こえたかと思うと、いきなりバックすることも度々ありました。

何だったのかはよく分かりません。


このクルマのメーカーですか?

すみません、失念しました。


当時としては最高級のクルマです。

祖父よしじろうのホンキが感じられます。

駆け落ちした父母を、数年後に許した理由が「生まれた僕の可愛らしさ♪」でしたから(実話)

その父と母もいまや、、、



それはまたこの後のブログで。


あっ、いいですよ、写真は携帯の待受けに使っていただいても。

そんなのご自由にどうぞ。


今だったらこのクルマをオレンジ×ブラックで決めちゃうんですけどねー、、
Posted at 2011/06/26 21:53:00 | コメント(7) | トラックバック(0) | 昔話 | クルマ
2009年09月30日 イイね!

茨城ビーチボーイズ 20

目がまわるほど忙しかった盆休み期間を終えると、輝きを失うように空気感が変化していく。

8月末に近くなると、寂しささえ感じる。

季節の移ろいはいつも駆け足で、まるでマラソンのレースのようだ。
一瞬一瞬は連続しているのだが、しばらく目を離すと風景が変わっている。


相変わらず色々なことが起こる。

ある夜、奥さんの悲鳴。
振り向くと、酔ったマスターの腕はすでにバックスウィングの最中。
わりと近くにいたトシオが走り寄ってその腕に飛びつく。
もつれる二人に近づき、マスターの足を払う。
必死にとめるフリをして上から頸動脈に肘を押しあてる。
動きをとめる。
今考えるとよくできたなぁと思うが、、経験だ。
青空の下でボールを追いかけるような毎日は送ってこなかった。



ときどきデートをする。
夜の砂浜を歩く。
もちろん、チューをする。


マスターの弟の卑劣な計画を知る。
トシオと二人で阻止する。
数日後、弟とトシオが言い争う。
トシオが先に手を出す。
しょーがないから、僕も手を出す。
トシオと同罪。



明日から学校が始まる。
高3、二学期。
でも、帰らない。



9月になる。
「なんだか秋だね」とトシオが言う。

違うよ、夏の終わりだよ、、、心の中でそう思う。


さて、そろそろ終わりかな。
ビーチボーイズ生活終了。

ずっといるワケにはいかない。
帰る日を決める。
この海の家は毎年シーズンが終われば取り壊されるのだ。


帰る前日、砂浜でトシオとバイト代の予想をする。
一日に18時間働く日も多かった。
食事は出してもらった、、でも朝昼晩カレーがずっと続いたりの毎日。
毎日毎食、店の余りもの。
ご飯とイカの塩辛だけっていう日も多かった。
サラダを始めとして野菜は食べさせてもらっていない。

おおまかに働いた時間を算出。
安めの時給を掛けてみる、、、お~!けっこうな金額だ♪

ジーンズを買おう!寿司を食おう!と砂浜で盛り上がる。
踊りだしたい気分だ。

マスターのところへ行く。
(色々ありましたが)
「ひと夏の間、お世話になりました」と二人で挨拶。
頭をさげる。


「歴代で一番動きが良かったよ」、とマスター。

だべ!

そうだべ!

ほめられるとやっぱり嬉しい。



「ところで、、」、マスターの声のトーンが変わる。

…不吉な空気を感じる。
夏の間、毎日一緒にいて、すっかり慣れた。


「うちの時給って話したっけ?」

トシオと首を振る。

「そうか、、、あのな、うちの時給は、、、」

そこで、、空白、、


すっかり慣れた、、言いづらいことを話すときのマスターのしゃべり方だ。


「あのな、時給は、、、100円だ」


空気感が冬になる。
カブト虫だって息がとまる。
地球の自転も止まったに違いない。
悪い冗談だよね?

奥さんがそっと出て行く。

野球中継のラジオの音声だけが聞こえる。
どこかのチームがピンチらしい。
知らねーよ、、こっちは時給100円だぞ、、


「そうだ。あれはドコにいったかな、、」、マスターが出て行く。

すっかり慣れた、、マスターはもう帰ってこない。


「トシオ、、このバイトの話を知ったとき、時給はまったく聞いてないの?」
「…10時から午後2時まで4時間働けばいいってことだけ、、」

…茨城の人はホント優しい。




夜の砂浜。
女の子が泣く。



翌日、帰り間際にバイト代支給。

明細が小さなメモ用紙に手書きで記されている。

え?

ぇぇぇぇぇええええええええ~!!

時給100円で算出されたバイト代から色々引かれている。

ここからまた減らすの~!!

食事代、、
飲み物代、、
毛布代、、
シャワー代、、


あのぉ、、毛布って見たこともないんですけど、、、ゴザの上で丸まって寝てました、、
あのぉ、、飲み物もロクにいただいておりません、、、水道の水を飲んでました、、

CPUがMAXで働く。
一日12時間働いて、、メシ食って寝ると、、チャラになるんだ、、

12時間以上働くと、、時給100円計算で手元に残る?!


もらった8枚の千円札をポケットにねじ込む。


「よく働いてくれたから、コレ」、、
売れ残ったピンク色の貝殻のブレスレットをマスターが僕たちの手首につけてくれる。

「似合うぞ、トシオ」、とマスター。

「あと、、コレ、家の人に、、」、ワカメが入った箱が差し出される。。

このとき、僕とトシオは笑ってた。
アッパレという感じだった。
勉強になった。

そしてナニより、、、ひと夏、楽しかった♪

ホント、一日24時間、波を感じて過ごす生活はめちゃ楽しかった。

輝くような毎日は心から楽しかった。


ピンクの貝殻ブレスレットをつけて、ホークⅡにまたがる。

見送られる。
近くの海の家の人たちがみんな出てきてくれた。
ホークⅡのしけたタイヤが砂を噛む。



海沿いをゆっくり走る。
海が見える最後のポイントでホークⅡを停める。

しばらく海を眺める。
会話なし。


「彼女たちにもう一度会いに行く?」とトシオが言う。


行かないよ、トシオ。

夏は終わり。

おしまい。

実にあっぱれな夏だった。



それよりもトシオ、、よく掴まってろよ。

また落ちるぞw




(終)
Posted at 2009/09/30 18:54:07 | コメント(5) | トラックバック(0) | 昔話 | 日記
2009年09月19日 イイね!

茨城ビーチボーイズ 19

(↓ ぜんぶ実話)



オトコが走って来る僕に気がつく。

軽く驚いたのが分かる。

遠くにヘッドライト。

オトコが一瞬そちらを気にする。

仲間が近くにいるのかも、、

面倒だな。



トシオのツマ先の状態はまだヒドい。

最短距離で守らなきゃ。

アタマの中のCPUがMAXで働く。


不思議なくらい怖くはない。

トシオと遠くの街に行っては、その地元のヤツと意味もなく喧嘩していた時期がある。

(若気の至り)



走りながら僕は吼える。

一直線に走る。

近づく。

オトコが身構える。

あと3歩、、

跳躍して飛びかかるフリをして、、

トシオのほうに横っ飛び。

C・ロナウドも驚く見事なフェイント♪



その勢いのまま、、

トシオの後ろ襟をつかんで、

(言葉にするのはムズカしい)腰に乗せるようにトシオを引き寄せ、、、

「おりゃー!」と、トシオをガードレールの向こうへ投げ飛ばす♪



今でもハッキリ憶えているのだが、、

宙を舞ってアタマからガードレールの向こうの闇へと飛んで行きながら、、

トシオが小さな声で「なんで?」と問うたのが聞こえた。



素早く振り向く。

オトコが唖然としている。

驚いたべ?

意外性たっぷり♪



次の瞬間、、

「とりゃー!」、僕も自らガードレールの向こうへと飛ぶ。

先ほどトシオとダラダラ歩きながら、ガードレールの向こうは斜面の草むらなのを見ていたのだ。



げっ!

想像以上の急斜面、、

思いっきり転がる。

空き缶、ゴミ、ガラス瓶、鉄の棒、、、

あらゆるモノが捨ててあるなかを転がり落ちる。

傷でも作ったら一発で破傷風になりそうだ。

まるで漫画のようにトシオが転がっていくのを確認。

想定外、、、下の道路まで転がり落ちた。

不吉な格好でトシオが道ばたのオブジェになっている。

上でクルマが急発進する音。

バラバラになりそうな身体で起き上がり、トシオを抱え上げ、道路の端まで走る。

そして、、、

ガードレールの向こうにトシオをもう一度投げる。

生きているのかな? 「なんで?」ともう訊いてこない。


自分も追いかけて飛ぶ。

さっきほど急斜面じゃない。

途中で止まる。

横に移動。

闇は深い。

草の丈もある。

トシオと一緒に潜む。

上でクルマの停まる音。

勢いよく閉まるドア。



やっぱり追いかけてきた。

息を殺して潜む。

しばらくオトコが何やら叫んでいる。

僕らがドコにいるのかは分かっていない。



やがて走り去る音が聞こえる。


目の前にトシオの黒光りする顔。

血が流れている。

「あいつが土手に降りてきて探し始めたら、どうするつもりだった?」とトシオ。



来るわけないよ、トシオ。

来るわけない。

純白のボディ、土禁、エナメルの靴、白いパンツ。

シミひとつ無かった。

闇深い草むらの土手に降りてくるようなタマじゃない。

チャラチャラとクルマに乗って、ハデハデ女とチャラチャラとパスタでも食ってるようなヤツだよ。

ただ、、もしも手を出して面倒な騒ぎになると、、、

ヘビのようにしつこいのだ、きっと。


これで正解。




「そらちゃん、、体中の骨がバラバラになったみたいに痛てぇよ」

トシオがモゾモゾと動く。

でも起きられない。


「2、3発殴られたほうが痛くなかった気がするんだけど、、」


そーかもしれない♪



笑う。

ふたりで笑う。

草に潜んだまま笑う。



道路は歩かずに、道なき道を戻る。

打ち身だらけの僕は、傷だらけのトシオと歩く。




(つづく)



PS
トシオ、、ミラクルでこれを読んでいないかな?
もしも耳に届いたら連絡ください。
どこかで生きてるんだろ?
Posted at 2009/09/19 00:38:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | 昔話 | 日記

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「朝7時のとんこつラーメン( "´༥`" )」
何シテル?   08/01 07:36
小さくて旧くてパワーそこそこのクルマが好きです。 2輪も4輪もTシャツもステッカーも、みんな自分仕様に作り直して楽しんできました。 今は二気...
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