2011年03月27日
25日金曜日。
明日届ける、と自分の中で決めてしまう。
一箇所に物資を降ろしたあと、みん友さんにも物資を預ける。
乳幼児のいるご家庭にピンポイントで分けてもらいたい。
決して、、焼酎を割ったりしてはいけないw
牛乳も届けたい。
飲んで元気になって、明るく元気な福島を作ってほしい。
みん友さんのところにも届けよう。
そこから必要な人のところに回してもらえばいい。
と~ちゃんにメッセ。
「お水を届けたい」
夜11時過ぎ、返事が届く。
>こんばんは
>ご好意ありがとうございます
>え〜っと、まさか、水を持って200km+α来るんですか?
>帰りのガソリン手に入らない無いかもしれません
>しかも現在春のドカ雪降ってまして道路は無い様ですが
>車には3cmほど積もってます。
>って今直ぐ来る訳じゃないですよね(汁
汁、って書いてる場合じゃないよ、その「えーっと、まさか」だよ。
その「今直ぐ」だよん。
狙っているのは明日だよん、数時間後だよん。
さて、、
お水はどこにある。
順番が逆である。
ゴールを先に決めちゃう。
26日土曜日。
普通にスーパーに行ってみる。
ペットボトル。
「お一人様、1本に限ります」
ほー、
なかなかのスター扱い。
別のスーパーに行ってみる。
「1家庭につき1本に限ります」
ランクアップ。。
しびれるねー。
自分の備蓄目的ではないとはいえ、市場の水を買い集めるのはなんか後ろめたい。
んー、、
…
…
!
電話。
「おっ、そらちゃん、久しぶり。メールじゃなくて、電話がくると何か不吉だねぇ!。(中略)。色々心配になって、まさか水を分けてくれっていうんじゃないよなぁ」
さっすが商売人、いい勘してるねー!
その、“まさか”だよ。
“不吉”だよ。
提供してくれ、業務用の天然水。
何パック買ってあるの?
6パック?
何リットル?
72リットル♪
じゃあー、5パックちょーだい。
ちょーーーだい!
ダメ!?
…
ふーん、、
そっかー、、
あの時のこと、、話をつけてあげたときのことをしゃべっちゃおうかなぁ、、
モメちゃうね、家庭。。
ヤダよねー、モメごとは。
嫁、キツいしなぁ。
娘に「お父さん、大っ嫌い!」なんて言われて、、。
眠れなくなって。
そう麺しか喉を通らなくなって。
大丈夫だよ、お友だち価格でタカアキがすぐに慰謝料とか財産分与とか計算してくれるから♪
えっ、何ナニ?
いいの?
OK!?
OK!
ありがとー♪
元気で明るい福島を作るためならということで、僕の友だちから気持ち良く業務用天然水の提供がありました。
よし♪ 市場を騒がさないで、まずは60リットル確保。
こういうとき、友だちっていいですね♪
別の友だちからも気持よく13リットル分のボトルご提供。
そらちゃんはみんなの色々をよく知っているからね。
みんなで応援するぞ!
えいえい お~♪
その他、こまごまと集める。
牛乳は1リットルパックを11本。
僕の友だちが皆んな笑顔で物資を持って来てくれる。
断水時に赤ちゃんや幼児の世話がしやすいようにウエットティッシュが50個。
ウエットティッシュには社名入りのノシが一個一個に付いているけれど気にしないでね。
大丈夫、みんな“好意の提供”だから。
うちの会社のスタッフも帰社しながら水を手に入れてくる。
物資の量、、(まだ灯油くさい)みかん号じゃもう積み切れない。
MGBじゃたどり着かない(かも)。
スイフトに積む。
ガソリン、、
いったん落ち着いたように見えたガソリン。
土曜日の今日はふたたび大行列。
列には並ばないと決めているので、他車から抜いて入れる。
満タンにはならない。
まぁ、どうにかなるべ。
物資の積込み、、
!
!!
おふくろぉぉぉぉおお~!!!
ナニ牛乳飲んでんだよぉぉおおおおお~!!
ずいぶんいっぱいあるなと思ったじゃねーよ!
福島に持っていくんだよぉおおお~!
満足顔してるなよ、
頼むよ、レイコさん、、
あーあ、10本になっちゃった、、
ちょうどキリがよくなったね、じゃねーよ、どーすんだよ、身内が略奪して、、
口、拭きなよ、白くなってるよ。
小型のダンボール箱に牛乳を詰める。
ちょうど10本でピッチリいっぱいになる。
ほら♪ じゃねーよ。
ミラクルでも何でもねーよ。
まったく、、
でもホントにピッチリだなぁ。
お約束の館林うどんをくすねる。
こちらは数がすくないので、ノシをはがす。
なんだか山賊の洞窟みたいだ。
(二つ書いて、まだ出発できない)
(と言うワケで、、つづく)
Posted at 2011/03/27 13:58:00 | |
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東日本大震災 | 日記
2011年03月27日
水。
一気にスター。
いまや貴重品らしい。
だったら丁寧に呼んで、お水。
まだ続く余震。
東北自動車道がいつ不通になっても不思議ではない。
先の見えない原発問題。
乳幼児のいる福島のご家庭では不安も多いと思う。
お水を福島に届けたい。
行こうと思ったら、、すぐ行きたい。
福島には恩もある。
(僕にもあった)10代の頃からオートバイで走りまわった福島。
今でも3、4年に一度、二泊くらいで福島に遊びに行く。
そうそう、福島の人に親切にしてもらったことがある。
あれは19の時。
一週間くらいのつもりで、地図も持たず一人オートバイで北海道へ。
その旅は、けっきょく40日におよんだ。
帰り道。
真夜中の東北自動車道。
都内に借りていた部屋を目指して走ってた。
突然のエンジンブロー。
福島。
二本松インターまであと2kmちょっと。
助けを呼んだら高いんだろうな、、
真夜中の高速道路の路肩。
僕はオートバイを押した。
(危険だからヤメましょう)
真横を大型トラックがかっ飛んで行く。
オートバイを押して歩いて初めて分かる。
アップダウンがけっこうキツい。
ヘロヘロ。
やっと二本松インター出口目前。
一台の小型トラックが目の前に停まる。
「どうした?」
ワケを話す。
「あぶねえーぞ」
一緒に押してくれる。
一気に軽くなる。
軽くなったのはオートバイの重さだけではない。
料金所に話をつけて、僕のオートバイを預けてくれる。
電話を借りて、知り合いの旅館に電話して、これから泊まれるようにしてくれる。
そして、僕を助手席に乗せて旅館まで連れて行ってくれた。
大人の対応。
連絡先を聞いても教えてくれない。
笑って走り去る。
今でもそのトラックのナンバーの4ケタだけは憶えている。
その番号を希望ナンバーにして自分のクルマに付けた。
忘れてはいけないことがある。
お手本。
お金も権力もいらない。
自然に人の心に残る人間になれるように僕も毎日を歩きたい。
福島。
夏空というと、オートバイで走りまわっていたころから、長野と福島の大きな空が思い浮かぶ。
世の中で何があってもナンでも季節は進むし、花は咲く。
今年も夏がやって来る。
また元気で明るい福島を取り戻してもらわなくっちゃ。
福島を支える次の世代。
元気で明るい福島を作る次の世代。
福島ベイビー。
福島のお子ちゃまのための、お水。
お水を持って福島へ。
思い立ったら即断実行。
明日行こう♪
さて、、
お水はどこにある。
(つづく)
Posted at 2011/03/27 10:44:06 | |
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東日本大震災 | 日記