そら００７のブログ一覧

れいこさんが帰りながら足をとめ、

「あっ、そーだ。新聞屋さんが来たら断っておいて」と言う。

なんのこっちゃ？？


知らなかったが、新聞の勧誘が会社に来たという。

「一週間ほど無料で入れますから試しに読んでください」と。

某スポーツ新聞。



ふーん、了解。

断っておくわー。

お付き合いで、すでに新聞は４紙取っている。

これ以上、いらねーべ。


それに、、

誤認逮捕事件以来、

スポーツ新聞、写真週刊誌、女性誌を手に取らない☆




次の日。

見知らぬ顔、来社。

「すみません、新聞、どうだったでしょうか？」


あー、この人かぁ。

予想していたよりもぜんぜん若い。

「ごめんなー。お付き合いで取っちゃってるので、今回はパス」



ん？

返事がない。

僕を見て、(^_^)ﾆｺﾆｺしてる。

ん？



青年が言う。

「そらさん、カッコ良かったです」


ん？！

なぜ僕を知る？！

何の話？



「披露宴の和太鼓、カッコ良かったです」

グサっ

うっ、、

き、き、君は？


「そらさんの結婚披露宴のときにゲストで出た、チビっ子和太鼓隊にいました」


(めまい、どうき、いきぎれ、、)


ど、どっちの会場？


実は、二間ぶち抜きでも招待客が入りきれず、一週間のあいだに２回披露宴をやったのだ。


「OOOOOOです」


間違いない、、

ホンモノだ！


『披露宴は長かったけれど、その後の結婚生活は短かった』と言われる、あの披露宴にこの青年はいた。


その後の短さから、「ご祝儀を半分返えせ」と友だちに言われた、あの結婚披露宴。

“MGBのバンパーとシートとサスを交換するための、ご祝儀集めだった”と言わる、あの結婚披露宴。


久しぶりに思い出させられた、、


に、逃げ出したい！

中野友加里選手も着た“火の鳥”の真っ赤な衣装を着て、この場から飛び立ちたい！

ドコまでも大空をバサバサと飛んでハワイへ行こう！

オレンジのサーフパンツ姿でデカいラジカセ持ってビーチへ繰り出し、コロナとピナコラーダを飲みながらレゲエと♪んちゃんちゃを聴き、「日本でパトリックの靴底減らしながらチマチマ生きるのはもうヤメだぁ」とつぶやいて、年金手帳を破り捨て、砂浜掘って会社の鍵なんか埋めちゃって、docomoの携帯も埋めちゃって、それまでの過去も埋めちゃって、アホな姿で和太鼓叩いた過去なんか一番に埋めちゃって、８つか９つある資格証明書も埋めちゃって、とってもシンプルな僕に戻ってそこから始めよう。




「あの時のそらさんの和太鼓プレイは、、、」


き、き、きみ、新聞購読の申込用紙を出しなさい。

ハンコ押すから、ha、ha、早く帰りなさい。

他の社員の前で声がでかいよ、、



「全国紙の方が嬉しいんですけど、、」


な、なんでもいいから、早く用紙を出しなさい。

ペタ ペタ ペタ

７月までハンコを押す。

はいっ！

個人で払うから。



「あのー、６ヶ月とってもらえると、すっごく助かるんですけれど」

…

ペタ ペタ ペタ

はいっ！



「やった！ クルマから粗品の米や洗剤を取ってきます♪」


いや、、いいから、いいから、粗品はいいから。

ほら、、一人暮らしの年配の人とか母子家庭のお宅に配っておくれ。

ほら、もう暗くなってきたから、は、ha、早く帰りなさい。


こうして15年ぶりくらいに新聞をとることになった。

まったく読んでない。

いちくんや え～ちんに荷物を送るときの梱包材代わりに使ったくらい。


あの青年は、、

半年経つとまた来るのであろうか。


前座のちびっ子和太鼓隊で叩いてもらったことは感謝している。

せっかく叩いてもらったのに、その後が“短くて”悪かった。


でも、、

この半年契約で許してほしい。



おおげさなことはヤルもんじゃないな☆

今年初めて、


蚊にくわれたぁ。




今日も予想最高気温30℃。



スゴいな、、

世の中で何があってもどうでも、

花は咲くし、季節は巡って気温は上がるし、虫も活躍。



蚊にくわれて、


なんだか、ホッとするわ。



でも、



なんで、



目の下！




キンカン塗れんわぁー！



腕、させー！