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スーパーじいちゃんのブログ一覧

2009年09月08日 イイね!

皆さんと 歩んだ この一年

皆さんと 歩んだ この一年本日をもって、みんカラ 一周年 を迎えました。

この一年、いろいろとありがとうございました。

言葉にすると つきなみですが、 ” あっ という間 ” でしたね。

そしてあの頃と比べると別世界の出来事のようでした。



2006年11月、1~2週間続いていた下腹部の痛み、ついに耐えられず早退し近くの病院へ行った。
薬でも貰い、休んでいれば治るだろうと ・・・・・ 

しかし検査をし、そこで受けたのは 思いもよらぬ ” 膀胱癌 ” の告知。
あまりに唐突な告知で自分の事とは思えなかった。
腹痛の原因はそれではなかったのですが ・・・・・ 。
そして、ファンであった松田優作が若くして膀胱癌で亡くなったのを思い出していた。

ドクターの指示を仰ぎ、県内では有数の病院を紹介していただき、12月に手術、
大事をとり 年内は入院と自宅療養で仕事を休んだ。

突然の ” 癌の告知 ” と、術後の不安、家族のこと、医療費や住宅ローンのこと、仕事、
地域の役 等々、療養と言いながらも精神的には休まる状況ではない。

年が明け、職場に復帰するも、不安、めまい、吐き気がひどく仕事にならない。
パニック障害になっていたようだが数日は無理をして勤めていた。
それがいけなかったのだが、数日後には職場へ行けなくなり、自宅で朝も起きられなくなった。
光がダメ、音がダメ、匂いがダメ、食事は殆ど取れない状況となり動けない。
遂には心療内科の治療も必要になったのだが、仕事や人間関係が原因ではないので
自身から切り離せず、薬を服用し床に臥している毎日であった。

” 何故、呼吸をしていなければいけないんだろう ?、楽になりたい ” 、
既に鬱病の診断も下されていた。
毎日、生きていること、生きていくことを負担に思い、 唯々 息をしているだけであった。
こんな姿を毎日、子供に見せてはいけないと思うほどに負担がのしかかってくる。
自身もこんなに苦しいことは初めてだったが、それを見ている家族がどんな思いでいたことか。
我が家から笑いが無くなった時でもあった。

鬱は病気であって、薬でなければ治らないし、 ” がんばれ ” 、 ” 元気出せ ” の言葉を
絶対に言ってはいけない理由も良く分かった。
” 病は気から ” と言われるが ” 気は病から ” をリアルに体験してしまっただけに
人に軽々しく言えなくなってしまった。


今年の全国オフの頃はドクターと相談し、鬱病の薬を止め始めた時だった。
断薬の副作用で しびれ、耳鳴り 等 きつかったが なんとか我慢をし、今は完全に断薬ができた。
この断薬は無理にしなくてもいいと言われていたが、やはり やめられない人が多いらしい。
車を通じた仲間の力だと確信している。

そして今は、癌の術後からずっと 3ヶ月に1度の再発、転移の検診を受けている状態。
この検査自体が痛みを伴い、検査後の半日ぐらいは排尿時に声が出るくらい痛いのだが
経過良好の報告に安堵している。

癌に直面してから、病院で出会った癌と戦っている人との繋がりが強くなった。
メディアでの著名人が癌で亡くなったという訃報、 親戚、知人の訃報、今でも気になってしまう。
病人を主人公とした映画やドラマは、現実の患者や家族のことを思うと見るに堪えない。
その立場にならないと分からないと思うが ・・・・・ 


手術を受ける前の内視鏡検査で改めて告知を受けた その時、
一緒にいたカミさんが無言のまま遠くを見つめ、溢れ出る涙を拭っていた。
ある決心をしていたとものと思われるが、自身もそんなカミさんの様子を見ながら
覚悟をしていた様に思える。
今でも鮮明に思い出される状況だ。


さて、

長くなってしまいましたが、” お涙頂戴 ” のお話ではありません。

皆様ご自身、ご家族 ご親戚、ご友人等の健康に気を付けて頂きたいとうことなのです。

自身のみならず、周りの人が病いや怪我に臥し、気持ちが落ち込むのは避けられません。
日常生活すら変わってしまうのです。
その為にも普段から健康に気を付け、健康診断、ドック等も積極的に受けて頂きたいのです。
若いからと言うことを理由にしていると 大きな代償を受けることにもなりかねません。

日々の生活は精神と体が健康でなければ心底楽しめないのです。
ご自身も含め、自分を支えてくれる人の為にも体を大切にして頂きたいと切に願います。

仕事は勿論大切ですが自身の生活を豊かにする お金を稼ぐ手段ですから
それにより体や家庭に負担がかかるのは ・・・・・ どうなんでしょう?
” 人生は一度しかない ” ということも時々は考えてみてください。
仕事への情熱を失ったわけではありませんが、” 残業の嵐 ” のような生活とは
あれ以来疎遠になりました。


薬の助けを借りながらやっと自分を取り戻してきた昨年に 軽い気持ちで登録した みんカラ。
一年経って友達ができなかったら やめようと思っていたのが正直なところです。
しかしながら、こんなに多くの仲間に囲まれて、病い以前の自分に戻れた事にとどまらず、
それ以上に ” 楽しい一年 ” を過ごさせていただきました。


改めて、皆様にお礼を申し上げます、   ありがとうございました。


山の中で自然に囲まれながらの生活が幸せに感じます。
ファインダーから覗く 全ての風景が美しくみえる様になりました。
平凡な毎日がいかに幸せなことかを悟ったからかも知れません。
今も尚、毎日 病いと闘っている人たちがいることを忘れてはなりません。
これからも自分の体と上手く付き合いながら、楽しんで生きたいと思います。


皆さんのご健康を祈りながら、2年目を迎えたご挨拶に致します。

不器用な生き方しかできませんが、今後も宜しくお願いします。


                              ” スーパーじいちゃん ” に 助けられた 男 より




Posted at 2009/09/08 00:00:03 | コメント(28) | トラックバック(0) | ご挨拶 | 日記

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