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2019年05月25日

イラスト・ギャラリー133(EXA/SERA)

〜 バブル・カー 〜

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EXAは1986〜1990年販売のバルサーベースのクーペ。
セラは1990〜1994年販売のスターレットベースのガルウイングのクーペ。

セラは少々遅れてきた感はあるものの、どちらもバブル期という時代が生んだクルマといえるでしょう。あの時代が全ていいとは言いませんが、様々なタイプのクルマが選べたという意味では、そりゃあクルマ好きも育ちますよね。

EXAは発売当時社会人になったばかりで、一人暮らしの身で買えるはずもなく…。職場のショールームで展示車を観察したり、試乗したり、たまに見積もりを取ってみたり…。

あの頃の日産のデザインは神がかったものがありました。EXAでいえば、1987年米国工業デザイン優秀賞、1987年カナダ・カー・オブ・ザ・イヤー、1986-1987日本カー・オブ・ザ・イヤー、1987年通商産業省選定グッドデザイン賞輸送機器部門大賞などなど…素晴らしすぎ!

EXAのハイライトは、流麗なデザインだけではありません。リヤハッチが2種類存在し、しかも取り替え自由という遊び心の塊のような機構。しかし日本では法規上不可でした。キャノピータイプは一見スタイリッシュなスポーツワゴンにも見えなくもないのですが、積載能力はほぼクーペと同等だったと思われますが…それでいいんです(^^)。

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今見ても30年以上も前のクルマとは思えない、フェアレディZ32やR32スカイライン、S13シルビアやフィガロなども含め、極めて時間的耐久性能が優れたクルマだと思います。古くても美しい…フェラーリに通じるものを感じますね。

残念だったのは、上記のようなバブル期にぶっち切りの良質車の後継がことごとくコケたことでした(泣)。何があったのかは知りませんが、モデルチェンジした時点ですでに中古車みたいなものばかり。その後ルノー傘下に…。


               ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


そしてトヨタのセラ。
見るべきものはガルウイングのみという潔さ!
走りはいたって普通。オープンカー以上に衆目にさらされ夏はビニールハウス状態でエアコンの効きも悪かったと想像します。ああ…でもデザインと雰囲気は素晴らしい…それでいいんです(^^)。

2車とも一点豪華主義である意味『とんがった』クルマなのにオラオラな要素は皆無。それも『豊かさ』というものではないかと思うのです。EXAもセラも景観を破壊しない不思議な魅力があります。

どちらも肝心の販売の方はふるわずブランドは消滅してしまいましたが、間違いなく記憶とその後の気付きの種を残したと思うんですね。当時の関係者に「元気をありがとう」と言いたい(^^)。

▼そうそう、セラはレスキューヒーロー「特急指令ソルブレイン」の専用車両として採用されています。時速480キロだ!


▼最後にオッさんホイホイの動画をひとつ。トヨタが作ったセラの紹介ビデオ。
泣きました(笑)。

ああいうスーツ、いつくか持ってたな〜(^_^;)

イラストはAdobeイラストレーターCS4にて作成。どちらも半日強の時間で仕上げました。
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Posted at 2019/05/25 10:36:41

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この記事へのコメント

2019年5月25日 10:55
EXAは発売時に見積りを取りましたが、意外と高いな感じました。それならシルビアや180SXのが良いかなと思いました。実際シルビアとかに乗っていた友人は多かったですが、EXAはウケは良いのですが、買うまでにはなっていませんでしたね。

セラは乗せてもらった事が有りますが、真夏でなくても温室の中にいるみたいでしたし、同じ暑いならCR-Xのグラスルーフのが走りを含め良かったです。


ただ、こういったクルマが出せるだけ景気が良かったとも言えますが。
コメントへの返答
2019年5月25日 11:12
こんにちは!
コメントありがとうございます。

おっしゃるとおりで、EXAは割高でした。当時のテンロクは安くてスポーティなクルマが百花繚乱でしたし、若者にはちょっと辛いものがありましたね。なのでEXAは指名買いが多かったようです。その後に廉価版のLAバージョンが出ましたが、フロントのデザインがうるさくなって、ちょっとがっかりした記憶があります(^_^;)。

セラはやっぱり温室でしたか〜(笑)。青空駐車もクルマにとっては過酷だったでしょうね。

効率化を無視した遊び心に特化したクルマは少なくなりました。今はクルマがステイタスではなくなったのでこういうクルマは淘汰されるしかなんでしょうね。良いか悪いかは別として、クルマ好きとしては一抹の寂しさは感じますね。
2019年5月25日 15:17
あの頃は個性の光る車も
多数ありましたよね!
ハッチが交換出来るって
ちょっと衝撃的でしたよね!

セラのガルも!
走る温室って言われたり
窓の開閉面積が小さかったり
は有りましたが
個性は光ってましたよね!
(^^♪
コメントへの返答
2019年5月25日 15:30
こんにちは!
コメントありがとうございます。

当時はそれまでに見たことがなかったような国産車が次から次へと販売されてましたよね!

クルマが売れなくなってくると生産側もユーザーも効率優先になるんでしょうけど、そこから『文化』みたいなものは醸成されないうに思いますね〜。技術は進化しますけど(^_^;)。

クルマのような製品の個性って無駄に見えるようでも、後になってみるとそこに何かを開くヒントがあるような気がしています!
2019年5月25日 18:01
こんにちわです
良かった時代・・・としか
言えない’90年前後ですね
トヨタ・ニッサンだけじゃなく
他のメーカーもおぉって思う
デザインのおクルマ
たくさんありました、

現在の新車を見るとゲンナリしますが
コノ頃のは何か元気をもらえる(笑)
バブルとオネーチャンの時代だからでしょうかね?
コメントへの返答
2019年5月25日 21:37
こんにちは!
コメントありがとうございます。

90年代前後って、日産だけでなく国産車全体に勢いがありましたよね(^^)。技術はもちろん、とにかくキャラクターが豊富でした。だからクルマを持つという楽しみが多く残されていたのかなと思います。

そういうのを経て、割り切れる選択ができるようになることが「大人の余裕」というか…。canonさんのように道具として愛用するとか、バイクを愛でるように生活の良き相棒となるとか…ですね。
まぁ、クルマの正しい使い方に正解はないので、あくまでも個人の理想なんですけどね(^^)。

バブル期は、ボディコンの尾根遺産たちが、波動エンジンとなったことは間違いないですね(笑)
2019年5月26日 8:55
おはようございます(^_^)

EXAはあまり記憶にないのですが、セラは衝撃的でした。
このクラスでガルウィングをもってくるか!って…(驚)
あの80点主義といわれたトヨタがよくここまでやったもんだと。
やっぱりバブルのクルマは勢いがありましたね。
今みたく環境問題や安全対策もさほどうるさくなく、効率性無視のイケイケどんどんな車はもうこの先は出ないのがさみしいですね。
日産でいえば、やっぱりパイクカーの存在が大きかったと思います。
フィガロとか今見ても良いなぁ〜と(笑)
コメントへの返答
2019年5月26日 10:41
こんにちは!
コメントありがとうございます。

>80点主義…
しばらくトヨタはこう言われていましたよね。今では懐かしい感じです。
おっしゃる通り、セラの出現は、Be-1から始まった日産のパイクカー人気の影響も一役買った感はあるでしょうね。上位車種でなく、コンパクトカーで実現したところが偉いですよね。

同時期に出たエスティマにも驚きました。なんだかんだ、やるときゃやるなぁと思ったものでした(^^)。

フィガロはいいクルマでしたね。懐古調なようで、アウディTTより先に出た先進的なデザイン!
現在では海外で人気があって日本での生息数は減っているようです(^_^;)。クルマやバイクって基本性能や効率性が全てじゃないところが面白い製品だと思います。痛快ですよね(^^)。

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