
父親も70代中盤を超え、手術などもあって急激に衰えた様子がわかります。2年ごとに帰省していますが、さすがに今回の老化の進行具合には、正直少なからずショックを受けたのも事実。昔から真面目で厳格だっただけになおさらですね。ただ、父親が弱ってきたせいもあるのか、母親が以前よりしっかりしてきた印象を受けました。親戚をみわたしてもほとんど女性が残っておりしかも元気なのです!
やはり女性は“生物”としても明らかに男より強いと思った次第(^_^;)。
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■今回気がついた鹿児島ショック
・MBCラジオ(南日本放送)で迷子犬の情報を求めていました。公共のラジオで子犬の捜索をするのもショッキングだったんですが、見つかった時の連絡先が飼い主の携帯電話だったのにはもう降参です!もちろん放送で携帯の番号をアナウンサーが案内しておりました。ニッポン放送やTBSラジオでは絶対にあり得ないです(笑)
・スギちゃんネタをあえて鹿児島弁にしたラジオCMがあった。スゴい、笑えた。
・ファミリーマートのCMに「薩摩剣士・隼人」が出演している。というか地元では色んなところで活躍しているようです。
・薩摩川内市だけなのか、GSはエネオスが異様に多い。9割を占めているイメージです。コンビニはファミリーマートの天下。
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さて、クルマで帰省したからには懐かしい土地を回るのが定例です。
今回久しぶりに九州一大きい鶴田ダムに行ってきました。
鶴田ダムは、重力式コンクリートダムで、
堤高:117.5 m、
堤頂長:450.0 mのサイズです。
▼鶴田ダム全景(Wikiより/普段の姿)
ちょうど、治水力パワーアップのための工事をしていたので渡れませんでしたが、その高さには高所恐怖症でなくても足がすくみます。東京タワー展望台の床がガラスなのは全然怖くないのですが、このダムから下を見るのは寒気がするというか、下半身がムズムズします。そんなところで作業するヒトって…超人。
▼鶴田ダム工事(現在の姿)
▼ダムを眺めていたら、ゴルフのボンネットにお客さんが。
それにしてもダムといい、高層ビルといい、吊り橋といい…巨大な建造物を目の前にするとココロが踊ります(^^)。
その後「曽木の滝」という景勝地に。鶴田ダムとほとんどセットの観光地で、鶴田ダムのダム湖の上流に位置します。。滝の高さはないのですが、広大で変化に富んでいるのでそこそこの見応えはあります。
▼曽木の滝
▼水の流れは見ていて癒されるし飽きませんね。
その帰りに実家から20分ほどの温泉地に寄りました。年中噴火している桜島を抱えた土地なので、県内いたるところ温泉だらけで探すのには苦労しません。
で、とある温泉施設にに立ち寄り、汗と疲れを洗い流して、さぁ帰ったら夕食だと思いながらクルマに戻りエンジンをかけた…ハズなのですが。反応無し…。…オイオイ(焦りと風呂上がりと気温で滝汗)。正確にはキーを回すと全警告灯がたよりなく点滅し、カチカチカチ…と音がするのです。どうやらバッテリーが突然死されたようです。よりによってこんなところで…(涙)。
自動車保険についているロードサービスを呼び(場所的によかったのか20分で到着)、ジャンプスタートで始動し、とりあえず帰宅。いや~なんとか助かりました。とはいえ色々心配だったので、実家へ戻りネットで情報を検索します。バッテリーだけが原因なのか、もしかしてオルタネーターが逝ってしまっていたら…なんて不安がよぎります。とりあえず、とんでもない故障ではないようで一安心するに至りましたが…ネットが使えてよかった…。
翌日、VWカスタマーサポートセンターに案内された地元の修理工場(トヨタカローラ鹿児島)へ、実家のカローラから電気をもらいエンジンをかけ向かいました。サービスに看てもらっている間はやはり不安が拭いきれませんでしたが、結局バッテリーの突然死で決着。そのままで帰るわけにはいかないので、その場でバッテリー交換と相成り無事に復活しました。急な作業にも関わらず、快く対応してくれた上に、工賃をサービスしてくれたトヨタカローラ鹿児島さんには感謝します。
とんだアクシデント&出費となりましたが、これがとんでもない山の中の鶴田ダム近辺だったらと思うとゾッとします。1回前だったら曽木の滝の駐車場でここもシャレにならないところでした。
横浜のカミさんに事の顛末を連絡したら、あっちでは昨年買ったばかりのブルーレイレコーダーがぶっ壊れ、全録画番組がパー(もちろん保証修理でタダではありますが…)。そして、自転車がパンクしたとか…(苦笑)。
いやはや、これは何かのお告げかと気を引き締めた次第であります。
そういえばゴルフIIIの時もバッテリーが突然死しました(その時はダイエーの駐車場)。なぜかゴルフIVは約8年大丈夫だったんですよね(Xデーの直前にお分かれしたからなのか…)。欧州車に多いようですが、それは突然やってきます。いや、前触れが多少あっても気づかないレベルだけなのかもしれません。ご臨終のバッテリーは認定中古車で買った時の新品で、約2年半の寿命でした。
6月に12ヶ月点検を無事通過し(電圧も異常なしだった)、今回もこんなに走っているのにまさかと思わざるを得ないトラブルで、バッテリーよりむしろオルタネーターではないかと心配しました。こっちの方がかかる費用は甚大だし、予定日に帰れなかったら新幹線で帰宅…ゴルフはどうする…なんて考えてしまいました。延長保証期間はとっくに切れているだけに、何かあると気をもみます。警告灯ひとつでもドキッとしますね(苦笑)。
その後は何事もなかったかのように好調です。ま、これも忘れられない帰省の思い出となることでしょう。バッテリーケーブルは常備しておいて損はなさそうですね。自分の為だけでなく他の人を助けてあげられるかもしませんし。
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さて、実家がある薩摩川内市の隣の町が生まれてから小学校までいた町なのですが、今回はクルマを降りて、幼い頃活動していたエリアを歩いてみる事にしました。当時はそのエリアが生活の全てで、どんなに頑張っても自力ではそこから遠いところには行けなかったのです。しかし、大人になって街を歩いてみると小一時間でほとんど回れてしまうくらいのエリアだったんですよね。町が小さくなった印象に、なんか愛おしい思いが湧いてきます。
▼住んでいた町営住宅。現在は空き家も多く、ひっそりとしていましたが、当時は幼稚園児から中学生までがにぎやかに遊び回っていました。
▼メイン通り
▼田んぼや小川が遊び場でした。
そして今回、郷愁と同時に考えざるを得なかったのが、川内原子力発電所と福島原発事故のこと。前回帰省は、東日本大震災の前でした。
当然ながら川内原発も再稼動の議論があるようです。しかし、もしこれが福島のような事故にあったら、実家も昔いた土地もすべて人が住めないエリアになるどころか、想像をはるかに超える広い範囲が“帰れない土地”になるのです。福島を日本地図から見ているだけでは絶対にわからない、被害の範囲の実感が恥ずかしながら初めて分かった気がします。
…続く。
Posted at 2012/08/18 19:31:31 | |
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