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凌志のブログ一覧

2016年08月23日 イイね!

ゴルフⅢ日本仕様の進化を振り返る(1992-1998)

ゴルフⅢ日本仕様の進化を振り返る(1992-1998)前回のW124同様、ハイパーレブインポートシリーズからの転載です。
 このシリーズは、2000年代初頭に、輸入車を中古車で購入予定のユーザーを対象に、開発の哲学やヒストリー、購入、メンテ、チューニング術などを解説した本です。
 このうち、日本仕様の変遷史が写真入りでかなり詳細に記されていましたので、備忘録として掲載しておきます。
 ゴルフⅢは中古車としては古過ぎ、クラシックカーとしては現代的に過ぎるという点で、しばらくは誰も取りあげないだろうというのもあります。
 この本もご多聞にもれず、図書館の閉架書庫に所蔵されていました。




92年4月日本発売
・開発テーマは①安全②環境対策③品質④運転の楽しさで、①②を特に重視して開発
・1.8のCLiが2ドアと4ドア、2.0のGLiが4ドアのみの設定で、それぞれMTが選択可能


92年10月 93年モデル導入
・CLiのホイールサイズが14インチにサイズアップ
・GLiに電動リモコンミラーやチルトステアリングを装備
・AT車全車のシフトレバー形状を変更
・92年末をもってヤナセはVW販売から撤退し、(2005年に1ディーラーとして再開)ファーレン、DUOの2系列での販売へ

93年1月
・狭角V型6気筒のVR6が登場 2.8ℓで170PS/5800rpm。
・小さな高級車としての提案。
・当時日本車でもユーノス・プレッソ(1.8ℓ・V6)や三菱ランサー6、ミラージュ6(1.6ℓ・V6)がリリースされるなど、小型車にもV6エンジンを搭載する動きがあった。
・VR6は後年のトヨタ・ブレイドマスター(2007-2012年、3.5ℓ・V6)にも相通じるコンセプトと思う。


93年7月
GTI 16V登場 2.0ℓ・直4DOHC 145PS/6000rpm 5MTのみ
ABS,TRC等を装備。

93年10月 94年モデル導入
・運転席・助手席エアバッグを採用
・ハイマウントストップランプをリアスポイラーに装着
・ABSを全車標準装備化
・フロントシートのスライド量が18㎜増加。
・スチールホイールのデザイン変更


94年1月
・CLディーゼル追加(1.9ℓターボディーゼル)5MTのみで販売は不振

94年4月
・カブリオ追加 安全面を強化


94年12月 95年モデル導入
・装備を厳選して200万円を切るモデル(CLi2ドア)の登場
・GTIとVR6、カブリオに右ハンドル仕様の設定



95年6月
・ワゴン追加 当初は2.0ℓのみ設定。ホイールベースはそのままに全長を32cm延長


95年10月 96年モデル導入
・4速AT、ABSを新開発のものに刷新
・GTI、カブリオ以外にフルカラードバンパーを採用、ルーフアンテナ標準装備。
・助手席エアバッグ設定後に省略されたグローブボックスを復活。
・GLi、VR6、ワゴンにカラードサイドプロテクションモール採用
・GLiにサイドステップモール採用


96年9月 97年モデル導入
・2.0ℓエンジンを改良

96年10月

・ワゴンに1.8ℓを追加

97年7月 98年モデル導入
・パワーウィンドウに挟み込み危険防止機能を追加
・運転席フットレストを標準装備

98年1月
・カブリオの装備改良
・ワゴンのグレード名変更

98年6月
・ワゴンの最上級グレード「エクスクルーシブライン」追加。レザーシートはじめ豪華装備を採用。


いかがでしたでしょうか。途中からエアバッグやABSの標準装備化や6気筒車の追加など、当時の時流に即しての改良が進められ、デビュー当初と最終モデルでは装備に大きな違いがあったことが分かります。
98年7月にはゴルフⅣが登場し、内外装の質感が大幅アップします。
走りの楽しさではゴルフⅡの方が上、質感ではゴルフⅣの方が上と、ゴルフ史上でも地味な存在のⅢですが、エアバッグやABS等の安全装備がこの世代から導入されたことは、もっと評価されても良いと思います。
個人的に、ゴルフⅢは中古車を購入検討したことがあり、96-97年モデルのGLi、色はドラゴングリーンパールエフェクト(次点はミスティックブルーパールエフェクト)がお気に入りでした。
Posted at 2016/08/23 19:32:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月20日 イイね!

メルセデスの哲学(ハイパーレブインポート W124Eクラスのすべて)

メルセデスの哲学(ハイパーレブインポート W124Eクラスのすべて)80-90年代のメルセデスは、内外装の随所に車作りの哲学が見られ、とても興味深い存在でした。
現在にも受け継がれている面や、先駆けとなった面もありますが、エクステリアデザインはよりエモーショナルになり、操作系は他車から乗り替えると複雑化しているという一面もあります。

いま改めてみると興味深い面がありますので、備忘録として貼り付けておきます。






操縦安定性
今では当たり前となった技術の数々です。


環境安全性
疲れないシート、微調整を重視したダイヤル式シート調整、シートベルトアンカー等々、こちらも変わらない部分です。


知覚安全性
現在のワイパーは普通の2本式になっています。
凹凸の付いたテールランプや左右非対称ミラーも懐かしいです。


操作安全性
ATセレクターは現在はコラム部に移行。ATのシフト操作は重要度が下がったという判断なのでしょうか。その代わりにコマンドボタンやステアリングスイッチに機能が集中しています。


外的安全性
これも現在まで進化を続けている技術です。


内的安全性-1
現在も進化を続けていますが、当時からいろいろ考えられていたのですね。


内的安全性-2
エアバッグも当時は運転席・助手席だけだったですね。

さらに安全な車を作るための取組み
自動運転のその先は、交通マネージメントシステムの構築でしょうか。


いかがでしたでしょうか。
現役だった当時は押しつけがましいとも感じたメルセデスの哲学ですが、今となっては懐かしいと感じます。
そしてより安全な車作りの一里塚として、現在の運転支援技術があるのだと再認識した次第です。
Posted at 2016/08/20 14:45:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月18日 イイね!

「ミニ1959-2000 世界標準となった英国の小型車」を読んで

「ミニ1959-2000 世界標準となった英国の小型車」を読んでミニの約40年にわたる変遷を当時の写真・カタログによって解説した本ですが、とりわけ、日本において1980年代後半から1990年代まで人気を集めた事に特に興味を持ちました。

当時はハイソカー、RV、ステーションワゴン、ミニバンの相次ぐブームが起きた時期ですが、各車とは正反対に位置するミニは独自のポジションを築き、限定車の投入等によりコンスタントに販売実績を上げていたのが、欧州におけるミニの全盛期を彷彿とさせ、非常に興味深いです。

リアルタイムでは、1989年のミニ・サーティあたりから私の外車カタログ収集遍歴が始まります。
細い横桟グリルが上品な印象で、お気に入りのモデルでありました。


1997年に新しいミニエンブレムになり、エアバッグ、サイドドアビーム等が装着されました。
クーパーとケンジントンには+5万円アップ(安い!)で本革シートの色が薄緑、水色、赤、白の4色が選択できるようになりました。
個人的には、薄緑か水色内装のケンジントンがお気に入りです。


1998年のポール・スミス ミニは先日のブログをご参照下さい。

1999年のミニ・フォーティは、ノーマルモデルとクーパーがリリースされました。




ミニ限定車・特別仕様車の一覧です。
35thは見逃していました。大体揃っていると思っていましたが、取りこぼしが結構ありました。(いつもの事です)


ミニの生産台数です。
ピークは1971年の31万8千台で、以後下降線をたどります。1983年に日本のミニ正規輸入が始まりますが、以後はコンスタントに推移していきます。
1980年代後半以降は日本がメインマーケットだったようです。


クラシックミニはラグジュアリー系の限定車に興味がありましたが、設計年次の旧さが気にかかりついぞご縁がありませんでした。
一度くらい乗ってみても良かったと思います。

2000年にはBMWの手によるミニが始まり、現行は3代目になります。現行は幅が1.7mを超え3ナンバー車になり、5ドアやクラブマン、カントリーマンなど、もはやミニとは呼べないサイズに肥大化しています。
今後もミニは他のドイツ車と同様に、モデルチェンジの度に大きくなっていくとしたら気がかりですが、原点に立ち返って、Aセグメント(VW UP!、スマートフォーフォー、ルノー・トゥインゴ等)のミニの再登場を期待したいものです。
Posted at 2016/08/18 23:53:59 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 日記
2016年08月18日 イイね!

140/150系カローラ(海外仕様)を目撃

140/150系カローラ(海外仕様)を目撃レアカー好きの凌志です。
とある集合住宅の駐車場に、海外版カローラがいつも停まっていて、気になっています。
アメリカ仕様だと思っていましたが、画像を確認すると、右ハンドル仕様でした。
何故にカローラの海外仕様、それも右ハンドルにお乗りなのか、謎です。
後ろのエンブレムを確認すれば、東南アジア向け(カローラアルティス)かそれとも欧州・一般向け(ただのカローラ)かが分かると思います。
VVT-iエンブレムとアルミホイール、リアスポイラーから、スポーティグレードと推測できます。
Posted at 2016/08/18 06:37:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーウォッチング | 日記
2016年08月16日 イイね!

トミカ ウィッシュ台湾タクシー

トミカ ウィッシュ台湾タクシーアジア限定トミカ トヨタウィッシュ台湾タクシーを入手しました。

台湾名物、スクーターと街並みの立体絵はがきを背景に写真撮影してみました。




台湾ではウィッシュのタクシーを良く見かけます。
タクシーの色はすべて黄色で、バンパーやミラーは元の塗装色のままというのが一般的です。
故にこのトミカも前後バンパーとリアスポイラーが白色になっています。
ツボを押さえたアジア限定トミカ、今後の展開を期待したいです。
実車の写真を添付しておきます。(撮影=筆者)


(台湾ウィッシュ-1)


(台湾ウィッシュ-2)


(台湾ウィッシュ-3)

その他、最近買ったミニカーをフォトアルバムにアップしました。
Posted at 2016/08/16 14:11:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカー | 日記

プロフィール

「夕暮れどき、ポップなカラーのプルリエルを見かけたので、隣に停めてみました。
この色づかいを見てシティカブリオレを思い出しました。」
何シテル?   11/01 18:11
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな50代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
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3台目。初の新車+ドイツ車。 日本車との違いを良い部分も悪い部分も知りました。 買った当 ...
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