
2019年12月のラーメン③の続きです。
18.は「スパイスラーメン点と線」。

北海道のスープカレー専門店「路地裏カリィ 侍」が手掛けたお店です。
こちらは注文制なので、メニューを見て注文します。

デフォルトの「スパイスラーメン」¥980をのぞいては、¥1,000以上です。
パクチー好きとしてはパクチーは外せないので「スパイスパクチーラーメン」¥1,250と「エスニック味玉」¥150にしました。
待つ事10分程で、「スパイスパクチーラーメン」+「エスニック味玉」が着丼。

物凄く具沢山で、とてもカラフルなビジュアルです。
まずはスープを一口。

見た目も匂いも正にスープカレーそのものですが、飲んでみると様々なスパイスが融合して鶏や野菜などのスープと合わさった深みのある味です。
辛さは結構有りますが、辛いもの好きなら多分3〜5倍位まではイケそうな感じです。
麺は中太の縮れ麺。

モチモチ食感で、比較的硬めの茹で上がりで、パンチの有るスープに負けない麺です。
かなり大きなチャーシュー。

豚肉ですがタンドリーチキンの様な感じで、しっかりした食感とスパイシーなスープに良く合う味付けです。
トッピングの素揚げごぼう。

見た目のインパクトの有る具材ですが、素揚げにしてあるので案外柔らかくて香ばしく、スパイススープに良く合います。
トッピングのキクラゲ。

蒙古タンメン中本の「北極やさいシャキシャキバージョン」にも入っているキクラゲ。
スパイシーなスープには良く合う具材の一つです。
トッピングのカシューナッツ。

担々麺にも入っている位なので、辛いものには良く合います。
トッピングの素揚げレンコン。

サクサク食感と香ばしさで、スパイススープとの相性は抜群です。
スープカレーの具材としても良く見かけます。
たっぷり載っているパクチー(コリアンダー)。

パクチー好きとしてはたまりません。
これ位載っているとふんだんに使えます。
カイワレも載っています。

これだけスパイシーだと、カイワレの辛味は感じられないのでは無いかと思いましたが、案外感じられました。
トッピングの食用花。

彩を添える為の食材。
インスタ映えしそうです。
家系ラーメンに載っていそうな海苔。

カレーに海苔は合うのでしょうか?
いつもの様にスープに浸して、麺を包んで頂きます。

思ったより海苔の味を感じる事が出来ました。
多分、辛さを上げない方が海苔には合っている気がします。
トッピングのエスニック味玉。

ほぼ固茹でですが、スープ自体がスパイシーなので、むしろ辛さを和らげるマイルドな味です。
と言う訳で、完食。

麺を食べ終わる前にレモンを絞ってみましたが、トムヤムクンの様に酸っぱ辛くなって美味しいです。
酸っぱ辛いスープにはパクチーがとても良く合います。
と言う訳で、初めて食べたスパイスラーメンですが、ラーメンの一種と言うより、どちらかと言うとカレーのバリエーションの1つの様な気がします。
カレーのバリエーションの1つにカレーライスが有って、麺を使ったカレーと言うバリエーションと言う感じです。
個人的にはカレーもラーメンも好きなので、これはこれでアリだと思います。
19.は長津田の「十人十色」。

以前は「元祖一条流がんこ長津田分店」で、「元祖一条流がんこ総本家 相模原分店」の流れを汲むお店でしたが、身内の介護の為に2017年7月に閉店していました。
2019年9月28日に前店主の奥様が主体となって、「十人十色」としてオープンしました。
ただ、営業時間が木曜=11時30分~14時30分、金曜=18時~20時30分、土曜=11時30分~15時(スープ終了まで)と少ない為、なかなか訪問する機会が無くて宿題店となっていました。
今日の限定は「エスニックつけ麺」と「塩つけ麺」。
しかし今日は「青唐辛痛麺」にしました。
限定トッピングの「ワンタン」¥200と「悪魔肉」¥200、「味玉」¥100も追加しました。
味は濃いめの「がんこ」に、辛さは1〜10まで選べるので、辛さ10にしました。
チャーシューは豚バラと鶏が選べましたが、悪魔肉も豚バラなので鶏チャーシューにしました。

待つ事10分程で、「青唐辛痛麺」+「ワンタン」+「悪魔肉」+「味玉」が着丼。
先日伺った「元祖一条流がんこ総本家 相模原分店」と良く似た感じのビジュアルです。
辛さ調整の為に「刻み青唐辛子」が付いて来ます。

しかし辛さ10にしたので、これが必要になるかは味を見てみないと分かりません。
まずはスープを一口。

若干緑掛かった黄金色のスープは、澄んでいてとても綺麗です。
思ったよりも味は濃く無くて、鶏の出汁とホタテなどの魚介の出汁が効いています。
しかし青唐辛子の辛さはかなり強烈で、舌の上ではそれ程辛さを感じませんでしたが、喉がヒリヒリする様な辛さが有ります。
この辛さなら、「刻み青唐辛子」の出番は無さそうです。
麺は中細のストレート麺。

「元祖一条流がんこ総本家 相模原分店」の麺と良く似ています。
少し硬めの茹で加減で、ツルシコ食感の麺です。
トッピングの鶏チャーシュー。

以前食べた、「中華蕎麦 時雨」の八幡巻を彷彿とさせる、丸いチャーシューです。
トッピングの悪魔肉。

甘辛く煮られた豚バラ肉で、少し濃いめの味が非常にハマる味です。
これが「悪魔肉」と呼ばれる理由が少し分かります。
トッピングのワンタン。

かなり大ぶりで、コシのある皮とたっぷり詰まった餡がとても美味しいワンタンです。これが4つ入っています。
ワンタンは醤油ラーメンに良く合うという印象が有りましたが、この塩ラーメンにはワンタンがとても良く合います。
トッピングの穂先メンマ。

とても柔らかくて優しい味のメンマです。
トッピングの白髪葱と分葱。

塩味スープと良く合う薬味です。
トッピングの味玉。

見た目は色が付いているので味が濃そうに見えますが、とても淡い味で塩味のスープに良く合う味です。
と言う訳で、完飲&完食です。

おなじ「がんこ」でも「元祖一条流がんこ総本家 相模原分店」とは違っていて、あちら程味は濃く有りません。
「青唐辛痛麺」は今まで食べた事の有る辛いラーメンのどれとも違っていて、強いて言うならタイ料理のスープが一番似ているかもしれません。
芳醇な鶏と魚介の旨味と、青唐辛子のキレの有る辛さが見事に調和していて、辛旨な一杯に仕上がっています。
20.は「肉煮干し中華そば鈴木ラーメン店」。

先日「Sagamihara 欅」が限定麺で「背脂煮干らーめん(醤油)」をやった時に、こちらの「背脂煮干」が無性に食べたくなったので、行って来ました。
「背脂煮干」¥780と「味玉」¥100にしました。

見るからに旨そうなビジュアル。
今回は夜に伺ったので調理は息子さんでしたが、並べ方が綺麗ですね。
まずはスープを一口。

一見背脂でギトギトに見えますが、これが実際に飲んでみると以外にサッパリしています。
まろやかな醤油味に煮干しが効いていて、豚の出汁がしっかり支えている感じです。
背脂のお陰で全体的に味がマイルドになり、脂の甘みと醤油ダレの甘みがマッチしています。
麺は幅5mmは有る平打ちの太麺。

毎朝店で打っている自家製麺で、モチっとした食感で、適度にスープが絡んで美味しい麺です。
トッピングのチャーシュー。

薄っすらピンク色のチャーシューはとても柔らかくて、箸で持ち上げるとバラけてしまいそうです。
しっかりと肉感が有り、しっとりとしていて美味しいチャーシューです。
トッピングのメンマ。

適度に味の染みた美味しいメンマで、サクサク食感です。
トッピングのバラ海苔。

板海苔より磯の風味が濃くて、麺と一緒に食べるととても美味しいです。
トッピングの刻み玉ねぎ。

仄かに辛味が有りますが、個人的には玉ねぎの甘みと辛味が味わえて好きな味です。
「とろ〜り」味玉。

自販機のキャッチフレーズの通り、黄身がトロトロの半熟で、しっかりとした味付けですが、黄身のまろやかさでコクの有る味になっています。
と言う訳で、完食。

流石に飲み干すのは止めておきましたが、飲み干したくなる程味わい深いスープです。
非常にまろやかで、突出した部分は無いものの、ホッとする様な味です。
限定麺は限定麺なりの目新しさや旨さが有りますが、基本に立ち返ってレギュラーメニューを味わってみると、改めて良さが分かります。
日常的に食べられそうな、飽きの来ない味って結構大事だと思います。
21.は「元祖ニュータンタンメン本舗 町田店」。

12月5日に以前は「煮干し豚骨らーめん専門店 六郷 町田店 」だった所にオープンしました。
隣が「町田家本店」、向かいは「清勝丸 町田店」というラーメン激戦区な場所にあります。
ここは注文制なので、メニューを見て注文します。

看板メニューの「タンタンメン」とセットメニュー、サイドメニューが載っています。
セットメニューをオススメされましたが、「タンタンメン」ニンニクダブルにしました。
辛さは「めちゃ辛」以上が無い様なので、「めちゃ辛」にしました。
待つ事7〜8分で「タンタンメン」ニンニクダブルが着丼。

真っ赤な色で、見た目はいかにも辛そうに見えます。
まずはスープを一口。

ドロっとしたスープは唐辛子で真っ赤ですが、見た目ほど辛くは有りません。
しかし相模原店よりは若干辛目で、割と酸味を感じます。
丸断面の中細ストレート麺。

麺はオリジナルの自社製麺で、加水率高めのツルツル食感で、スープと良く合います。
具材は挽肉とニンニクと溶き卵で、結構具沢山です。

いつも具だけ残ってしまうので、きっとライスを頼んで雑炊の様に食べれば良いのでしょうが、カロリーオーバーなのでそこは我慢です。
と言う訳で、完食。

この「元祖ニュータンタンメン本舗 町田店」が出来たお陰で、「ニュータンタンメン」がグッと身近になりました。
今まで一番近かった相模原店よりも、自宅からは町田店の方が圧倒的に近いです。
なんなら歩いても行ける位の距離です。
蒙古タンメン中本もそうですが、「ニュータンタンメン」も定期的に食べたくなる味なので、近くに出来てくれてとてもありがたいです。
22.は鶴舞の「無化調 鶏白湯ラーメン 麺舗 作一」

みん友の「イッチー ニーサン」さんのお店です。
鶏白湯ベースに淡路島産玉ねぎを使っているので「淡玉らーめん」なんですね。
塩ラーメンには「宍道湖産しじみ」使用と言う事で、貝の旨味を味わえそうです。
初訪問なので、私はオススメの「鶏白湯淡玉らーめん(塩)」を、次女は「淡玉そば(醤油)」をオーダーしました。
まずは次女の「淡玉らーめん(醤油)」が着丼。

魚介スープと鶏白湯スープのダブルスープとの事ですが、一見すると清湯スープに見える程です。
続いて私の「鶏白湯淡玉らーめん(塩)」が着丼。

こちらのスープも鶏白湯の割に清湯スープと鶏白湯の中間位の感じに見えます。
一口飲んでみると、塩分がとても低くて、出汁そのものに近い味です。
確かに鶏白湯特有のトロリとしたスープですが、濃厚なタイプではなく比較的サッパリ系で、しじみの旨味と玉ねぎの甘みを感じるスープです。
細麺ストレートの麺。

茹で加減は硬くもなく柔らかくも無い正にジャストな加減で、優しい味のスープと良く合っています。
トッピングの肩ロースチャーシュー。

しっとりした食感で、適度に味が付いており、肉の旨味が味わえる美味しいチャーシューです。
トッピングのバラ巻きチャーシュー。

豚バラ特有の脂の甘みと柔らかさが有り、味染みも適度で美味しいチャーシューです。
トッピングの白髪葱。

分葱と糸唐辛子も載っています。
塩味のラーメンには良く合うトッピングです。
味玉はほぼ固ゆでに近い感じ。

優しいスープにマッチした優しい味付けの味玉で、まろやかな味です。
と言う訳で、完食。

このスープは不思議な事に初めは味が薄く感じますが、食べて行くに連れて段々丁度良く感じて来て、飽きの来ない味です。
案の定、次女が食べ切れずにギブアップしたので、「淡玉そば(醤油)」も味わってみます。

「淡玉そば(醤油)」のスープは、甘味のあるまろやかな醤油の旨味が感じられます。
鶏白湯スープが入っているとは思えない程澄んだスープは、魚介の味が効いています。
鶏白湯スープが味を下支えしているので、コクが有ってとても美味しいです。
麺は塩味が細麺なのに対して、醤油ラーメンは中細麺になっています。

優しい塩味に対して、まろやかなコクの有る醤油味スープに負けない麺です。
と言う訳で、「淡玉そば(醤油)」も完食。

どちらのスープも鶏白湯スープを使っていますが、濃厚系ではなく、比較的サッパリとしています。
塩味スープはしじみの出汁が効いていますが、塩分控えめの味、醤油味スープは醤油の甘味とコクが効いています。
淡路島産玉ねぎの優しい甘味が隠し味のスープ、無化調ながら旨味が良く出ています。
帰りにお土産も貰いました。

「イッチー ニーサン」さん、ありがとうございました。
「イッチー ニーサン」さんとは、以前、蒲郡で行なわれた「
Respect Porsche Meeting」でご一緒して、すっかり意気投合して以来のお付き合いですが、4〜5年前に富士スピードウェイで行なわれた新車の試乗イベントでお会いして以来、久しぶりにお会いしました。
ラーメン店を開いた事は噂に聞いていて、行こう行こうと思いながらなかなか機会が無かったのですが、漸く来る事が出来ました。
時間が有ればゆっくりラーメン談義やクルマ談義に花を咲かせたい所でしたが、電車の時間が迫っていたのと、お忙しそうだったので、失礼しました。
また、ゆっくり出来る時に伺いたいと思います。
23.はXIV鳥羽本館の「中国料理 翠陽」。

以前にも来た事が有りますが、最近改装した様です。
注文は「香港風担々麺」¥1,600にしました。

待つ事10分程で、「香港式タンタン麺」が着丼。
ほんのりと八角の風味が香ります。
まずはスープを一口。

透き通ったスープは鶏ガラベースと思われ、スッキリした味ですが結構唐辛子の辛さが効いています。
芝麻醤を使用していますが、控えめに感じる味です。
細麺ストレートの麺。

茹で加減はジャストな感じで、そこそこコシが有りますが、硬めでは有りません。
細麺なのでスープが良く絡みます。
トッピングの肉味噌。

スパイシーな味付けになっています。
トッピングの小松菜。

良く担々麺に載っているトッピングです。
ピリ辛のスープに良く合います。
この細麺の麺は結構美味い麺です。

「チャーシュー汁そば」も食べてみたくなりました。
と言う訳で、完食。

久しぶりに担々麺を食べましたが、いわゆる普通の担々麺は大抵芝麻醤が結構入っていて、あまり辛さを感じないものが多いのですが、ここの担々麺は芝麻醤が少なめでスパイスが効いています。
麺も細麺より中細麺位の方が多いのですが、ここのスープはスッキリ系なので細麺が良く合うと思います。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・