
今月は20杯でした。
新型コロナウィルス(Covid-19)の影響により、営業自粛や営業時間短縮となり、また外出自粛で外食自体が困難になるなど、想定外に感染が拡大した事によって大きく環境が変わりました。
1日も早い終息を願っていますが、長期化が予想され、恐らく暫くの間は状況は大きく変わらないと思われます。
皆様もくれぐれもお体に気を付けて、ご自愛下さい。
①は大阪の「ラーメンフクロウ」。
昨今の新型コロナウィルスの感染状況に鑑みて、基礎疾患の有る身としては命の危険が有るので、お取り寄せをする事にしました。
「どうせなら普段食べられないラーメンを食べよう!」と思い立って宅麺.comへ。

二郎系で一番人気の「ラーメンフクロウ 」さんです。
「ラーメンフクロウ」は、大阪の「麺や福はら」さんのセカンドブランドで、「麺や福はら」さんの定休日に二郎インスパイアラーメンを提供しています。

(画像は宅麺.comより拝借。)
店主の福原さんは、東京の銘店「麺屋一燈」で4年の修行の後、2017年地元大阪今里に「麺や福はら」をオープンし、瞬く間に人気店になりました。
1人前¥980x2=¥1,960に送料¥1,140で、消費税込み¥3,370。
決して安い買い物では有りませんが、大阪まで行く交通費を考えたら断然おトクです。
在庫が有れば、発注した翌日の朝には到着すると言うのもありがたいです。
(送付先によって到着までの時間は異なります)

これは1人前で、2人前頼んだので2つ入っています。
中の紙にはラーメンの説明と、内容物のリスト、オススメトッピング、調理時間などが書いてあります。

麺よりもスープの湯煎時間の方が2倍位長いのには驚きました。
裏面には調理の手順やコツ、味玉の作り方などの説明があります。

今回は二郎インスパイア系なので、トッピングは茹で野菜と付属のチャーシューだけにします。
スープと麺は冷凍されて送られて来ます。

スープの中にチャーシュー(ブタ)も入っています。
二郎インスパイアなので、ヤサイ(モヤシとキャベツ)を用意します。

キャベツが余っていたので、モヤシと一緒に茹でます。
シャキシャキの方が好きなので、2〜3分茹でたらお湯を切っておきます。

モヤシやキャベツは、まだシャキシャキ感が残っています。
同時並行でスープを湯煎して、麺を茹でます。

スープの湯煎時間が15分なので、先にスープを湯煎しておき、5分後に麺を茹で始めます。
湯煎したスープを丼に注いで、湯切りした麺を入れてヤサイを載せ、ブタを載せて刻みニンニクを載せたら出来上がり。

見た目はちゃんと二郎系に見えます。
まずはスープを一口。

「スモジ」や「三田本店」と比べて、かなり乳化したスープで、醤油よりもクリーミーな豚骨スープの味が立っている、まろやかな味です。
自家製麺の麺は極太平打ち麺。

「スモジ」や「三田本店」より幅広ですが、厚さは少し薄めです。
オーション麺よりワシワシ感は控えめですが、小麦の旨味がしっかり有って、「肉煮干中華そば鈴木ラーメン店」の「ニボMAX」の麺に近い感じです。
大きなチャーシュー(ブタ)。

柔らかいながら、肉感も有って、しっかり味が染みています。
このブタを食べながらヤサイを食べると、とても旨いです。
麺が伸びるので、とりあえず天地返ししました。

極太麺なので、スープを吸って伸び易いので、天地返しは必須です。
改めて麺を頂きます。

今回は茹で時間10分でしたが、チョイデロな茹で上がりになります。
硬めがお好きな方は、8分位で揚げた方が良さそうです。
途中で、ブラックペッパーで味変します。

我が家では昔からGABANのブラックペッパーを愛用しています。
麺と具を食べ終えて、改めてスープを味わってみます。

食べ始めより、大分乳化が進んでいます。
良く見るとアブラもしっかり入っています。
と言う訳で、完食。

今回宅麺.comを利用してみましたが、遠方の行列店の味を自宅で楽しめるのは良いですね。
特に昨今のご時世では迂闊に出掛けられないので、名店の味を取り寄せられるのはとてもありがたいです。
「ラーメンフクロウ」さんは初めて食べましたが、乳化の進んだスープは本家「二郎」よりマイルドではありますが、きちんと「二郎」になっています。
ブタの味も申し分無くて、麺もオーション麺程のワシワシ感では無いものの、味は寧ろ本家を上回る程で、レベルの高さが伺えます。
②は「超純水彩麺 天国屋」。
外出自粛が2週間以上経ち、「油そば欠乏症」なので、天国屋さんのお持ち帰りラーメンを買いに行って来ました。

お持ち帰り可能なのは、「ザ・中華そば三味」、「阿波尾鶏脂そば」です。
それぞれ「ザ・中華そば三味」3食入りで¥1,600(ミニチャーシュー付き¥2,000)、「阿波尾鶏脂そば」2食入り¥1,000です。
「阿波尾鶏脂そば」2食入りと「ザ・中華そば三味」3食入り(ミニチャーシュー付き)をお願いしました。
「阿波尾鶏脂そば」の方は麺の茹で時間5分、タレ(醤油と阿波尾鶏脂)は湯煎で脂が溶けたらOKとの事。
「ザ・中華そば」の方は麺の茹で時間1分半、スープは湯煎して温める様にとの事。
こちらが「阿波尾鶏脂そば」(1食分)です。

生麺と、タレ(醤油と阿波尾鶏脂)です。
まずは2つの鍋に湯を沸かして、鍋の1つにタレ(醤油と阿波尾鶏脂)を入れて湯煎します。

脂が溶ければOKとの事で、あっという間に終わります。
先に麺を茹でておいた方が良さそうです。
麺の方は5分茹でと言う事で、たっぷり目のお湯に入れて、くっ付かない様に良く解しながら茹でます。

吹きこぼれるので、火加減には注意が必要です。
温まったら丼にタレ(醤油と阿波尾鶏脂)を注ぎます。

量が少なくて、本当に底の方にチョコっとなので、こぼさない様に注意です。
5分茹でたら麺を揚げて、良く湯切りします。

麺は水で冷やさずに、そのままタレの入った丼に入れます。
用意したトッピングを載せます。

用意したのは、チャーシュー(市販品)、メンマ(市販品)、刻み葱、刻み海苔です。
と言う訳で完成。

見た感じはなかなか美味しそうです。
油そばなので、良く混ぜます。

タレの色が付いた麺が、全体に広がってくればOKです。
油そばなので、まずは麺から頂きます。

平打ちの太麺は全粒粉練り込みか、ツブツブが見えます。
モチモチ食感で、小麦の味がする美味しい麺です。
そこに醤油と阿波尾鶏脂のタレが絡んでいるだけなのに、物凄く旨いです。
トッピングのチャーシュー。

市販のバラ巻きチャーシューですが、薄っぺらくて肉感には乏しいものの、味の方はなかなかどうして結構美味しいです。
無論、旨い麺に旨いタレ有ってのものですが、結構食べられます。
トッピングのメンマ。

市販品で何の変哲も無いメンマですが、阿波尾鶏脂そばに入っているだけで旨くなります。
この様に、麺とメンマを一緒に食べると美味しいです。

刻み海苔も結構イイ味出してます。
チャーシューを絡めて頂きます。

これも結構旨いです。
ここで味変の酢を投入します。

油そばには酢が良く合います。
油そばにはラー油も結構合うのですが、この「阿波尾鶏脂そば」の場合、その旨味が消えてしまいそうな気がしたので、ラー油は止めておきました。
酢を小さじ1杯程入れて、実食。

予想通り、適度な酸味が加わって、さっぱりしてとても美味しくなりました。
この程度なら阿波尾鶏の旨味を消さず、爽やかさを加える事が出来ます。
醤油と阿波尾鶏の脂だけなのに、めちゃめちゃ旨いです。

「油そば欠乏症」にとても良く効きます。
と言う訳で、完食。

ここ2週間ほどコロナ騒動で外出出来ず、ストレスが溜まっていましたが、久しぶりに天国屋さんの「阿波尾鶏脂そば」が食べられて、大満足です。
基礎疾患を持つ身としては、感染したら命に関わるので極力危険を犯したく無いので、お持ち帰りはとても有り難いです。
③は「中華蕎麦 とみ田」の「つけ麺 魚介豚骨醤油味」。

ふと、「つけ麺」が食べたくなったので、買い出しに出たスーパーに有った「中華蕎麦 とみ田」の「つけ麺 魚介豚骨醤油味」を買って来ました。
袋の中身はこんな感じ。

太麺ストレートの麺と、濃縮スープが付いて来ます。
麺の茹で時間は7分半〜8分とかなり長めです。
スープは小鍋にあけて、水100ccを加えて一煮立ちさせます。
間を端折りますが、茹で上がった麺を湯切りしてから、あつもりなのでそのまま丼に入れてトッピングを載せて、小丼にスープを注いで、刻み葱を散らして完成です。

味玉だけは自作で、チャーシュー&メンマは市販品です。
自作味玉は半熟にしようと思ったのですが、火を止めた後水で冷やすのを忘れていて、中まで火が通ってしまいました・・・
つけ麺なので、まずは麺から。

太麺ストレートの麺はかなり太めで、「松戸富田麺絆」で食べた「つけ麺」と太さは遜色無い程です。
少し短めの7分で揚げたので、歯応え十分でモチモチの麺はしっかり小麦の風味がします。
スープに浸します。

スープは魚介がバッチリ効いていて、濃厚な動物系の味もちゃんとします。
柚子の香りもして、かなり再現度が高くてビックリしました。
トッピングのチャーシュー。

市販品のバラ巻きチャーシューですが、これをスープに浸して食べると、結構美味しいです。
薄い割にそこそこ肉感も有って、最近の市販のチャーシューのレベルは、昔と違って凄く良くなっている事が実感出来ます。
トッピングのメンマ。

こちらも市販品で、そのまま食べると割と普通ですが、スープに浸けておくと旨味が増えて美味しく頂けます。
自作の味玉。

冷水で冷やすのを忘れて固茹でになってしまいましたが、味はしっかり浸みていて、好みの味に仕上がりました。
麺と具を完食したので、スープ割りならぬ「お湯割」で薄めます。

薄めて飲んでみると、これがまた結構旨いです。
こんなの売られちゃうと、お店は商売上がったりですね。
と言う訳で、完食。

以前、「つけ麺の達人」を食べた時も思いましたが、市販の生麺のラーメンは非常にレベルが高くなりました。
麺のコシや食感に加え、麺自体の小麦の味もかなりのレベルになって来ています。
そして液体スープがまた凄く良く出来ていて、流石に店で食べるよりは劣るものの、下手な店のスープよりよっぽど旨いスープが付いています。
再現度もかなりのもので、ある意味良い時代になったものです。
家から出られなくても、これだけ旨いラーメンを食べられる事に感謝です。
④は「超純水彩麺 天国屋」。
先日買って来た「ザ・中華そば」三味を食べよう!と思い立って、冷凍庫から出して来ました。

これは買って来た時の写真なので凍っていませんが、実際にはカチンコチンに凍っていました。
私と長女が「ザ・中華そば」、奥様と次女はパスタなので、三つの味の中から「醤油味」と「淡口醤油味」の2つを使います。

スープの方が湯煎時間が長いので、スープの湯煎から開始します。
続いて、具材を準備します。

味玉は予め作ってあったので、天国屋さんのミニチャーシューをレンジでスチーム解凍して切り分け、葱を刻み、市販のメンマを用意しました。
麺は茹で時間1分半。

冷凍しても、茹で時間を長くしなくても大丈夫そうです。
トッピングを載せて、完成です。

ちなみにこちらが「醤油味」。
こちらが「淡口醤油味」です。

写真で見ると「醤油味」との差が分かり難いですが、実際に見てみるとかなり色が違います。
まずは、スープから。

こうしてみると、「醤油味」より大分色が薄い事が分かります。
実際、色だけでなく風味もかなり違っていて、「醤油味」に比べて香ばしさが少ない代わりに旨味が有る様です。
そして「醤油味」と比べて鶏や魚介の出汁を感じやすい味になっています。
麺は中細の縮れ麺。

冷凍してしまうと、麺がデロデロになってしまわないか心配でしたが、お店で食べるのと遜色無い程しっかりとしていて、コシも有り、美味しく食べられました。
あまり長く冷凍するのは良く無いと思いますが、1〜2週間程度なら問題無さそうです。
「ザ・中華そば」三味とセットで買った「ミニチャーシュー」。

以前にお店で食べたものとは肉の種類自体が違う様ですが、周囲を焼いてある煮豚風のチャーシューで、しっかりとした肉感で美味しいチャーシューです。
やっぱり市販の薄っぺらいチャーシューと比べて、食べでが有る上、香ばしさも有って旨いです。
トッピングのメンマ。

市販品でもスープに浸かっていると、それなりに美味しく食べられます。
自分で作るとなると、水で戻すのに数日、それから味を付けて煮なければいけないので、それを考えたらこれでも十分だと思います。
トッピングの海苔。

以前、お店で食べた時も載っていたので、用意しました。
厚手でしっかりした海苔にしました。
スープに浸して海苔巻き麺にして頂きます。

優しい味のスープに小麦の味がする中細麺と、磯の風味の海苔と言う組み合わせは絶品です。
トッピングの味玉。

またもや茹で時間を誤った(今回は冷蔵庫から出して30分位置いて常温にしたので、その分を考える必要が有った)為、固茹でになってしまいました。
しかし味の方はしっかり浸みており、食べる分には旨いです。
麺と具を食べ終わったので、改めてスープを飲んでみます。

クッキリした味の「醤油味」と比べて優しい味になっています。
鶏と魚介の出汁がしっかり感じられ、「天国屋」さんらしい味と言えます。
と言う訳で、完食。

塩分控えないといけないのに、スープもほぼほぼ飲んでしまいました・・・
と言う訳で、「天国屋」さんの持ち帰り用「ザ・中華そば」三味セットの「醤油」と「淡口」を食べてみましたが、やっぱり旨いです。
麺を冷凍しても案外劣化が少ない事が分かったので、1〜2週間なら余裕で保存出来ます。
外出自粛中で外食がままならない昨今において、お店のラーメンが食べられるのはやっぱりありがたいです。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・