
2020年7月のラーメン②の続きです。
⑨は淵野辺の「中村麺三郎商店」。

相模原の新店「六花」さんに行ったら、「スープが不出来のため、昼営業はお休みします」と言う貼り紙が貼ってあったので、急遽「中村麺三郎商店」さんに行って来ました。
昼時だったので駐車場が一杯かとおもったら、偶然店の前に1台分空いていて入れられました。

ちなみに駐車場は店の先の所にも2台分有り、計4台分有ります。
テイクアウトもやっている様です。

今日は「煮干し中華そば」と「炭火焼チャーシュー」の様です。
神様は「担々麺」を、私は「海老ワンタン塩らぁ麺」にしました。

店内は昼時でテーブル席は満席。カウンターも長辺の方はほぼ埋まっていて、手前の一番奥に座りました。
鶏白湯系のラーメンは替玉が出来る様です。

醤油・塩らぁ麺は替玉不可です。
卓上調味料、箸・レンゲなどは前回と変わり無い様です。

席間の仕切りなども無く、席の間隔も以前と変わりない様です。
カウンターと厨房の間にもビニールシートなどは特に無い様です。
待つ事10分程で、奥様の「担々麺」が着丼。

みた感じは、なかなか辛そうな感じです。
続いて、私の「海老ワンタン塩らぁ麺」が着丼。

とても綺麗なビジュアルです。
まずはスープを一口。

とても澄んだスープは、適度な塩分に貝類の旨味が感じられます。
ベースの鶏のスープとのマッチングもバッチリで、見事な味の重ね合わせです。
自家製麺の細麺。

かん水が少ないのか、まるでそうめんの様な食感の麺です。
だからと言って柔らかいと言う訳では無く、歯応えは有るのですが、中華麺よりそうめんに近い味と食感です。
トッピングのロースチャーシュー。

少しレアっぽい感じで、適度な肉感としっとり感が有り、塩味スープと良く合います。
トッピングのバラ巻きチャーシュー。

非常に柔らかく、箸で持っただけでバラバラになってしまう程です。
バラ肉らしい、脂の甘みが感じられます。
トッピングの海老ワンタン。

「海老ワンタン」と言っても海老だけで出来ている訳では無く、挽肉と海老の餡に生姜が効いています。
プリプリの海老と挽肉と生姜の風味で、とても美味しいワンタンです。
塩味スープとの相性も抜群です。
トッピングの穂先メンマ。

柔らかい穂先メンマは、清湯系スープに良く合います。
トッピングの白髪ねぎ。

これも塩味スープに良く合うトッピングです。
「担々麺」も少し食べてみました。

ここの「担々麺」は鶏白湯ベースの様です。
トロリとした食感と、クリーミーなスープが感じられます。
辛さは唐辛子と山椒を使用している様で、痺れと辛味が有ります。
ちなみに大塚の「鳴龍」や湯河原の「飯田商店」の担々麺は醤油味の清湯スープがベースになっており、そこに芝麻醬を合わせていますが、こちらのスープはベースが鶏白湯なので、同じクリーミーな味でも全く違う味です。
麺は自家製麺の中細ストレート。

この麺は中華麺っぽい麺で、コシが有り、味も中華麺らしい味がします。
スープが良く絡み、この味に良く合う麺です。
麺と具を食べ終えたので、スープを味わいます。

改めて飲んでみると、貝の出汁と昆布の出汁が良く効いていますが、鶏の出汁と節系の味、そして塩の味がとても上手に合わさっていて、その調和が見事です。
と言う訳で、完食。

久しぶりの「中村麺三郎商店」でしたが、「担々麺」と「海老ワンタン塩らぁ麺」はどちらもとても美味しいラーメンでした。
海老ワンタンの旨さは特筆モノで、これまで食べたワンタンの中でも1,2位を争う旨さです。
自家製麺の細麺も、まるでそうめんの様ですが、それがこのスープに物凄く合っていて、とても美味しいです。
具材も抜かりなく、チャーシューもメンマもとても美味しいものでした。
奥様が食べた「担々麺」の方も、鶏白湯ベースのもので、個人的には初めて食べたタイプですが、そこは見事にまとめられていて、とても美味しい「担々麺」でした。
やはり「Sagamihara欅」と並んで、相模原のラーメン店の双璧なだけの事は有ります。
⑩は相模原の注目の新店「六花」。

先日伺った際に「スープ不出来の為、本日の昼営業はお休みします」と言う貼り紙が有って食べられなかったので、リベンジです。
駐車場は店の横に4台分有ります。

入口がかなり狭いので、車高の低い車はやめた方が良いかもしれません。
ノーマル車高の車なら問題有りません。
店内のカウンターの上に出口製麺さんの貼り紙が有ります。

お昼頃伺ったので、店内は8割方埋まっていました。
丁度、壁側の席のお客さんが食べ終わったので、入れ替わりで着席出来ました。
厨房側のカウンターの反対側の席です。

豊富な調味料は餃子用と胡椒、七味でしょうか?
箸とレンゲ、水とコップも置いてあります。
卵は小川フェニックスの「鳳凰卵」を使用している様です。

成瀬の「超純水彩麺 天国屋」さんも使っています。
こちらは券売機では無く、注文制です。

Twitter情報で「つけ麺あります!」と有ったので、とても惹かれましたが、やはり函館ラーメンと言えば「塩」なので、「ワンタン麺 塩」にしました。
メニューの裏には、函館ラーメンの説明が有ります。

「函館ラーメンのルーツは華僑から伝わった中国南部の塩味の湯麺」だと言う説が有るそうです。
豊富な卓上調味料。

コダワリの調味料は、醤油は地元相模原の「タマキュウ醤油」、ラー油は「かどや」のごま「ら〜油」、ハチの「純・一味とうがらし」、S&Bのホワイトペッパー(パウダー)と言うラインナップです。
お酢は餃子用でしょうか?
自家製の辛味調味料。

使ってみようかと思いましたが、辛味噌の辛さ増しなどの用途の方が向いていそうなので、止めておきました。
テーブルの横には、出口製麺の麺の箱や、昆布、北海道産の窯焚き海水塩、トモエの北海道産丸大豆醤油、小川フェニックスの鳳凰卵の箱などが置いてあります。

醤油ラーメンの醤油はトモエの北海道産丸大豆醤油なのでしょうか?それとも地元相模原の「タマキュウ醤油」なのでしょうか?ちょっと気になります。
こちら側のテーブル席の後ろに、厨房を囲む様にカウンター7席が有ります。

テーブル席は4人掛けx1と1人掛けx2の6席分です。
待つ事7〜8分で、「ワンタン麺 塩」が着丼。

店主さん自ら持って来てくれました。
まずはスープを一口。

函館ラーメンらしく、昆布の濃厚な風味が最初に来ます。
ホタテなどの貝類の出汁も効いています。
荻窪の「函館塩ラーメン 五稜郭」のスープに良く似ています。
麺は函館の出口製麺製の中細ストレート麺。

ちなみに荻窪の「函館塩ラーメン 五稜郭」も出口製麺製の中細ストレート麺です。
細麺ながらコシが有り、小麦の風味のする美味い麺です。
北海道ラーメン、特に札幌ラーメンや旭川ラーメンに良く有る、黄色味掛かった縮れ麺とは違って、比較的かんすい少なめの麺です。
トッピングのチャーシュー。

煮豚っぽい、柔らかいチャーシューは薄味で、塩味スープを邪魔しない控えめな味です。
トッピングのワンタン。

小ぶりですが、皮はモチモチ食感で、餡はネギの入った挽肉で、生姜の風味もします。
塩味スープにとても良く合うワンタンで、個人的にはワンタントッピングは必須だと思いました。(ワンタン大好きなので)
これが5個入っています。
トッピングのメンマ。

オーソドックスなメンマですが、柔らかく煮られており、味付けも塩味スープの邪魔をしない味になっています。
函館ラーメンの特徴的なトッピングの、お麩。

スープに浸して、スープを吸わせてから食べるととても美味しいです。
これはトッピングと言うより、多分出汁を取るために入っている昆布では無いかと思われます。

この昆布以外にも、ホタテやシジミなども有ったので、恐らく出汁を取るために入っているものと思われます。
シジミ(?)と思われる、小さな貝。

綺麗に飴色になっているのは、醤油で煮込んだのか、それとも焼いてこの色になったのでしょうか?ホタテの貝柱を解したものも飴色だったので、やはり醤油で煮込まれたものでしょうか?
食べてみると、見た目と違って濃い味では無く、優しい味なので、醤油で煮込んだ訳では無さそうです。
麺と具を食べ終えたので、スープを味わいます。

スープの出来が悪いと店を開けない程拘っているだけ有って、スープの味は荻窪の「函館塩ラーメン 五稜郭」に匹敵する味です。
麺も同じですから、とても近い感じの味です。
しかしトッピングのワンタンなどは荻窪の「函館塩ラーメン 五稜郭」には有りませんし、醤油味や味噌味も無いので、「六花」ならではの部分は多数有ります。
と言う訳で、完食。

初めて食べた「六花」の函館ラーメン「ワンタン麺 塩」ですが、今年の4月に開店したばかりで若い店主さんにも関わらず、完成された味に驚きました。
荻窪の「函館塩ラーメン 五稜郭」に近い味を、開店してわずか3ヶ月の若い店主さんが作り上げている事は、驚異的です。
醤油ラーメンや味噌ラーメン、辛味噌ラーメンなども有り、つけ麺や冷やし中華も有るので、色々楽しめそうです。
11.は「ラーメン二郎 相模大野店」(スモジ)。

Twitterで予告されていた、2日間限定の「青じそつけ麺」を食べに行って来ました。
スモジの場合、「つけ麺」の食券は「ラーメン」の食券と合わせて初めて有効です。

いつもの様に「ラーメンより麺少なめでお作りする食券」(通称「少な目」食券)と「青じそつけ麺」の食券の2枚を購入します。
コップに水を汲んでから、食券をカウンター上に並べて席に着きます。

卓上調味料や食器に変更は無い様です。
待つ事7〜8分、店主さんから「少な目の青じその方〜」と声が掛かり、「ニンニク、アブラで!」と答えて、「青じそつけ麺」が着丼。

見た目は、ほぼ「つけ麺」です。
水で締められた麺。

オーション仕様の太麺は、かなりムチムチな感じの麺です。
トッピングの「ブタ」。

小さく見えますが、暑さが2cm程有ります。
今日のブタは適度な肉感&味浸みで、美味しいブタです。
スープのニンニクを溶かすため、上下を入れ替えて混ぜます。

麺を浸して食べてみましたが・・・いつものスモジの味です・・・???
再度、底の方からしっかり混ぜ直してみました。

すると、確かに青じその風味がして来ました!
仄かに梅の酸味が感じられ、「お茶漬け〜麺」を思い出しました。
同じ梅を使っている、スモジの「お茶漬け〜麺」は梅と鰹節の味でしたが、「青じそつけ麺」は名前の通り、「青じそ」と「梅」の風味でサッパリとした味になっています。
夏にピッタリの味です。
途中で味変をしたくなりましたが、果たして「青じそつけ麺」に一味は合うのでしょうか?

結論から言うと、「青じそつけ麺」に一味はアリだと思います。
一味の辛さは味そのものにはあまり影響しないので、純粋に辛さが加わった感じです。
今日のスープも、前回と同様に微乳化で、絶妙な加減のスープです。

何故か麺を浸して食べる時よりも、スープだけを飲むと青じそと梅の風味が薄れます。
スープの中には紫蘇の葉や梅の破片は見当たらないので、「お茶漬け〜麺」と同様にペースト状のものを溶かしてあるのかもしれません。
と言う訳で、完食。

今回の「青じそつけ麺」は、非常にサッパリとしていて、とても夏向けの味です。
「お茶漬け〜麺」も梅の酸味でサッパリしていますが、「青じそつけ麺」は更に夏っぽい味です。
個人的には「シークヮーサーつけ麺」よりコッチの方が好みです。
暑くなってくると、ラーメンを食べるのが辛くなって来ますが、こう言うサッパリ系メニューがあると、夏場でもラーメンを食べられるのでありがたいです。
帰りに外に出たら、こんなに行列が伸びてました。

ソーシャルディスタンスのお陰で、どうしても列が伸びます。
人気店の場合、こう言う場合の対策も必要になりますね。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・