
2020年7月のラーメン⑤の続きです。
22.は相模大野の「らーめん食堂 がん家」。

「がん家」さんはCovid-19の騒ぎの前は、営業時間が火〜金が17:00~22:30,23:00~翌3:00、土日祝が12:00~22:30,23:00~翌3:00の月曜定休で、仕事の関係でウィークデーの昼間しか行かれない私にとってはハードルの高いお店でした。
Covid-19の影響で、営業時間が変わり11:30〜21 :00(ラストオーダー20:45)になり、今は11:30〜15:00(ラストオーダー14:30),17:00〜24:00(ラストオーダー23:45)の水曜定休になり、漸く行かれる様になりました。
まずは食券の購入から。

入り口右手の券売機で「ラーメン」¥750と「味玉」¥100の食券を購入しました。
券売機の上には、消毒用の「電解水」(次亜塩素酸水?)が有ります。

「相模原お店大賞」の盾も飾ってあります。
厨房を囲む様に、L字のカウンターが有ります。

Covid-19対策で間隔を広げてあり、赤いテープで仕切られています。
家系ラーメンらしく、麺の硬さやタレの濃さ、油の量が指定できます。

麺硬め、味薄め、油少なめでお願いしました。
卓上調味料は胡椒、酢、醤油、ラー油、胡麻。

家系の定番のニンニクと豆板醤が見当たりません。
実は食べ終わって帰る時に気付きましたが、目の前のカウンター上に有りました

正に「灯台下暗し」でした。
次回は必ず入れます!
カウンターを良く見たら「PayPay使えます」の文字が!!

次回はPayPay払いにしよう!
Covid-19対策で、入り口と裏口の扉は開放。

「ティッシュはゴミ箱へ!」など、Covid-19対策はしっかりしています。
「がん家」さんと言えば、の「漫画」。

Covid-19対策で、一時閲覧を停止していましたが、手をアルコール消毒することを条件に再開しています。
待つ事7〜8分で、「ラーメン」+「味玉」が着丼。

黒い丼に豚骨醤油のスープ、ほうれん草に海苔と、家系ラーメンのフォーマット通りのビジュアルです。
まずはスープを一口。

豚骨の白濁が少なめに見えるスープ。
スープの色は家系総本山の「吉村家」のスープに良く似ています。
飲んでみると、「吉村家」より醤油は薄め(味薄めで頼んだので)で、豚骨スープは比較的軽めの味です。
家系ラーメンは結構ズッシリ来るタイプが多くて、「今日は家系ラーメン食べるぞ!」と言う時に食べていますが、「がん家」さんの「ラーメン」は今までに無いライトな味で、これなら気軽に食べられそうです。
中太ストレート麺は家系にしては色も薄く、長い麺です。

三河屋製麺製の麺の様で、家系ラーメンで良く見る酒井製麺や増田製麺製の麺の様なモチっとした感じでは有りませんが、適度なコシと小麦の風味で、ライトなスープに良く合う麺です。
ちなみに替玉は細麺になる様です。
トッピングのチャーシュー。

薄手ながら大きなチャーシュー。
肩ロース辺りの部位と思われ、適度な肉感と控えめな味付けで、ライトなスープに良く合うチャーシューです。
トッピングの、たっぷり載ったほうれん草。

ちょっとクタ目の茹で加減が良い感じです。
トッピングの大きな海苔。

家系ラーメンのトレードマークでも有る、海苔。
麺を巻いたり、ほうれん草を巻いたり、ライスが有れば海苔巻きライスが最高です。
と言う訳で、今日は海苔巻きほうれん草で行ってみます。

スープに浸した海苔でほうれん草を巻いて食べます。
スープと海苔の磯感、ほうれん草の風味が合わさって、とても美味しいです。
トッピングの味玉。

黄身がゼリー状の半熟で、しっかり味が浸みています。
綺麗に飾り切りされています。
芸が細かいですね
ここで胡椒と大好きな胡麻を使って味変します。

ニンニクが有れば(有ったけど見つからなかった・・・)もっと美味しかったでしょう
でも、やはり豚骨醤油のスープに胡椒と胡麻は良く合います。
改めてスープを味わいます。

家系ラーメンとしてはとてもスッキリとしたスープなので、幾らでも飲めそうなスープです。
ライトながら、しっかりと旨味は抽出されており、味薄めでオーダーしたにも関わらず、旨味が有るので全く不満の無い味です。
ライスを入れて雑炊風にしても食べられそうです。
と言う訳で、完食。

初めて食べた「がん家」さんの「ラーメン」ですが、ライトで有りながらしっかりと旨味が出ているスープで、味薄め、油少なめでオーダーしても十分美味しく食べられます。
三河屋製麺製の麺も食感、風味共申し分無く、スッキリ味のスープに良く合う麺です。
味玉を飾り切りしてあったり、細やかさも感じられます。
担々麺「がん担麺」や「まかないまぜそば」、「柚子塩とんこつ」、「つけ麺」など、バリエーションも豊富なので、色々楽しめそうです。
23.は小田急相模原の「石山商店」。

7月23日で2周年を迎えました。
前回の訪問がCovid-19で緊急事態宣言が出る前の2020年3月だったので、4ヶ月ぶりの訪問です。
本日の限定は「冷しシークヮーサーつけ麺」の様です。

「つけ麺あります」の貼り紙も有ります。
券売機の写真を撮り損ねましたが、「つけ麺」¥800の食券を買いました。

店主さんに食券を渡すと、「『つけ麺』は限定じゃ無くて宜しいですか?」と聞かれました。
「つけ麺」と言うボタンは1つだったので、それを押したのですが、「冷しシークヮーサーつけ麺」は「限定」ボタンだった様です。
と言う訳で、¥50足して限定の「冷しシークヮーサーつけ麺」にしてもらいました。
カウンター席の真ん中の席に座りました。

水はセルフで、入り口左手の給水機から汲んできます。
卓上調味料は七味と胡椒で、以前と変わりない様です。

箸箱と箱ティッシュが有るのも変わり有りません。
待つ事7〜8分で、「冷しシークヮーサーつけ麺」が到着。

パスタのフェットチーネや、きしめんの様な、超幅広の麺です。
幅1cmはあろうかと言う超幅広麺。

店主さんに伺ったら、菅野製麺製の麺だそうで、少し硬めのモチモチ食感の麺で、麺自体が旨いです。
スープに浸してみます。

シークヮーサーがたっぷり入ったスープは「冷し」の名の通り、冷たいスープです。
油が浮いていたので、鶏のスープかと思ったら、魚介メインで採った和風だしとの事で、油は葱油だそうです。
アニマルオフとは思えない、しっかりとした味のスープで、シークヮーサーの酸味と共に、爽やかな味になっています。
トッピングの鶏胸肉のチャーシュー。

スモークしてあるそうで、胸肉らしいサッパリとしたチャーシューです。
トッピングのメンマ。

細身のメンマはサクサク食感で、適度な味付けです。
トッピングのカイワレ。

「石山商店」さんの「塩らーめん」にも載っているカイワレ。
塩味のスープに良く合う食材です。
メンマやチャーシューの下には白髪葱がたっぷり入っています。

シークヮーサーの酸味と、ネギの辛味がとても良く合っていて、とても美味しいです。
と言う訳で、完食。

このスープは冷製なので、スープ割りが出来ないのですが、冷たい水で薄めてもらいました。
すると酸味が薄まって、大分飲み易くなります。
動物性の出汁を使わず、魚介などの和風だしで、これだけしっかりした味を出せるとは驚きです。
幅1cmはあろうかと言う超幅広麺は、とてもコシが有り、麺自体の旨さを味わえる麺です。
ちなみに今回の「冷しシークワァーサーつけ麺」は、スモジ(ラーメン二郎相模大野店」の「シークワァーサーつけ麺」からインスパイアされて作ってみたのだそうです。
「石山商店」さんの限定麺は、どれもハズレが無いので、いつも楽しみです。
24.は特選ラー油 肉そば 寅やの「寅や郎ラーメン」「小ブタ」。

先日「小つけ」を食べて、すっかり超極太麺にハマりました。
正面のお持ち帰りメニュー。

そば・うどんの持ち帰りも可能です。
そしてお目当の「寅や郎ラーメン」。

¥600〜とお値段もリーズナブルです。
前回の教訓から、ブタは増量すべしと言う事で、「小ブタ」¥850にしました。

ニンニクと背脂は当然「有り」で!
カウンターの角には、何故か竃と羽釜が置いてあります。

元もうどん屋さんだったからでしょうか?
今日はL字カウンターの手前側に座りました。

ここだと厨房が良く見渡せます。
壁には夜のおつまみの数々。

ビールに「やみつきアンチョビポテトフライ」なんて旨そうです。
先客1名で、極太麺は茹でるのに時間が掛かるので、待つ事15分程で「寅や郎ラーメン」の「小ブタ」が着丼。

前回は「小つけ」だったので、それ程でもありませんでしたが、「小ブタ」は大迫力のビジュアルです。
上からの写真だと分かり難いので、横から。

この山盛り感、お分り頂けるでしょうか?
とても「小」200gとは思えない迫力です。
まずはスープを一口。

何処からスープを掬えば良いのか分からない程ですが、何とか掬いました。
飲んでみると、かなり甘みのある甘辛い感じのスープです。
以前お取り寄せした、「ラーメンフクロウ」さんのラーメンに似ています。
甘辛いにも関わらず、ブタの出汁が効いているせいか、ちゃんとJ系の味になっています。
そして何と言っても、この自家製極太麺。

ヤサイをどけて、何とか引っ張り出しました。
うどんの様な太さで、モチモチ感が有り、コシも凄くて、しかも旨い麺です。
甘辛いスープがこの麺にドンピシャにハマっていて、激ウマです。
豪快に載った「アブラ」。

ヤサイの上にたっぷり載っています。
この味付き脂とヤサイを一緒に食べると、とても美味しいです。

ヤサイを食べて減らさないと天地返しも出来ないので、アブラとヤサイを食べ進めます。
ヤサイの下から「ブタ」が出て来ました。

一見小ぶりに見えますが、厚さが2〜2.5cmはあろうかと言う肉隗です。
柔らかいながら、しっかりと味の浸みた「ブタ」。
J系ラーメンには欠かせないモノです。
漸く天地返しが出来る様になったので、天地返ししました。

すると、もう一つブタが出て来ました。
横から見ると、この厚さです。

食べ応え十分な「ブタ」です。
正面から見ても立派な「ブタ」です。

脂身も少なくて、食べる部分の多い「ブタ」です。
ここで卓上の「七味」を使って味変します。

J系のスープには唐辛子系の香辛料が良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

ニンニクが溶けて、更にJ系の味に近づいたスープ。
甘みが強いのに、J系としか思えない味です。
自家製極太麺にとても良く合うスープです。
と言う訳で、完食。

流石にスープを完飲するのはマズイので残しましたが、とても旨いスープです。
「特選ラー油 肉そば 寅や」の「寅や郎ラーメン」「小ブタ」ですが、思った通り「ブタ」が3枚に増えて満足感が高い上に、自家製極太麺とのマッチングも非常に良いです。
本家「二郎」に比べ、かなり甘めのスープで有るにも関わらず、食べてみれば紛う方なき「J系」の味になっています。
近場でこれだけのインスパイア系が食べられるのは有難い事です。
と言う訳で、2020年7月のラーメンでした。
漸く近場限定ですが、店内飲食が可能になって、嬉しい限りです。
Covid-19の状況を見ながら、食べに行きたいと思います。