
2020年8月のラーメンの続きです
⑤は南林間の新店「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」。

2020年6月オープンで、FBやtwitterで話題になっていて、行きたいと思っていましたが、Covid-19の流行で3月末〜6月一杯は店内飲食を自粛していたので、行かれませんでした。
12:00頃到着して、外待ちが9人。

10番目に接続しました。
入り口手前の窓には、提携駐車場の案内があります。

事前に場所を確認しておきましたが、南林間駅方面から、店の裏手にある「ザ・パーク南林間2丁目」駐車場です。
駐車証明書を持参すれば、最大40分(コインx2枚)の駐車コインを貰えます。
入口横に、お品書きが貼り出されています。

「数量限定」の「濃厚焼きあご煮干しらぁめん」も気になりますが、初訪問と言う事も有り、ここはやはりスタンダードな「焼きあご煮干しらぁめん」でしょうか。
入口の扉はCovid-19対策で開放されています。
店内待ちはNGで、基本ウェイティングは全て外待ちです。

扉には臨時休業のお知らせと、Twitterのお知らせが有ります。
入口扉横には立て看板が有ります。

代表待ちの禁止や、ウェイティングは外で待つ事、食券は店内に入ってから購入する事などの、注意事項が書かれています。
扉の裏側には、「らぁめんのこだわり」が貼ってあります。

「焼きあご煮干し塩らぁめん」、「焼きあご煮干し濃厚らぁめん」、「厳選焼きあご煮干し」の説明、「特選ローストチャーシュー」の説明が有ります。
待つ事30分程で、漸く入店出来ました。

迷いましたが、初志貫徹で「左上の法則」=「特製焼きあご煮干し塩らぁめん」にしました。
店内はL字カウンターの3x3で6席(Covid-19対策の為。本来は8席)。

入口手前の角の席に案内されました。
各席の間には、透明のパーティションが有ります。
卓上調味料は、「ゆず一味」、「お酢」、「煮干酢」の3種。

楊枝、箸、ペーパーナプキン、レンゲ、コップもあります。
ウォーターピッチャーはカウンター上に有ります。
ラーメンや具材へのコダワリを書いた説明が貼ってあります。

麺は福島から取り寄せている様です。
待つ事7〜8分で、「特製焼きあご煮干し塩らぁめん」が着丼。

奥様がバーナーで炙っていたのはチャーシューだった様です。
まずはスープを一口。

「焼きあご」と言えば西新宿の「焼きあご塩らー麺 たかはし」で何度か食べましたが、それに近い味で、香ばしい焼きあごの風味と、「あご(トビウオ)」特有の優しい味、それを下支えする鶏+豚のスープが絶妙です。
麺は福島から直送していると言う特注麺。
中太の手揉み麺は、ツブツブが見えるので全粒粉もしくはフスマ練り込み麺の様です。

食べてみると、モチっとした食感で、適度なコシが有り、小麦の風味がする旨い麺です。
縮れているので、スープが良く絡みます。
トッピングの肩ロースのチャーシュー。

低温調理っぽい、少しレアなチャーシューで、周囲は焼かれており、片面は炙ってあります。
炙ってあるのと、周りも焼かれているので、香ばしく、肉感が有ってしっとりしています。
「特製」専用トッピングの「煮込みチャーシュー」。

バラチャーシューを炙ってあって、香ばしいチャーシューです。
トッピングの材木メンマ。

極太ながら、とても柔らかく、また味もとても優しい味のメンマ。
焼きあご煮干し塩スープに良く合います。
トッピングの白髪葱。

塩味のラーメンにはとても良く合います。
清湯系の醤油ラーメンにも合います。
トッピングの大きな海苔。

家系ラーメンに載っている位大きな海苔です。
スープに浸して海苔巻き麺にして頂きます。

焼きあご煮干し塩のスープを吸った海苔と、中太手もみ麺はとても良く合います。
トッピングの半熟味玉。

真っ白で一見すると茹で卵の様に見えますが、キッチリ5分20秒茹でて作った半熟卵を、焼きあご煮干し塩の出汁に浸けて作っているそうで、優しい味の味玉です。
麺と具を食べ終えたので、スープを味わいます。

焼きあごの香ばしさに、優しい「あご」出汁が感じられて、とても美味しいスープです。
と言う訳で、完食。

「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」さんの「特製焼きあご煮干し塩らぁめん」ですが、焼きあごの風味が、優しい味のあご出汁スープへと伝わり、とても香ばしくて旨いです。
中太手揉み麺の食感、味共に申し分無く、スープとの相性も非常に良いと思います。
ただ、一点だけ気になったのが、『スープも具材も全て「香ばしい」のは本当に良い事かどうか?』と言う事です。
折角2種類のチャーシューを用意しているにも関わらず、両方とも香ばしいと、何と無く味が単調に思えて来ます。
出来れば2種類のチャーシューに明確な差を設けて、分かり易くした方が良いのではないかと思いました。
⑥は「蒙古タンメン中本 町田店」。

先月テイクアウトしましたが、店内飲食は前回が3/25だったので、4ヶ月ぶりの店内飲食です。
今月の限定は「冷し魚介豆乳タンメン」。

今回の限定は辛さ度0の様です。
まずは券売機で食券を購入します。

「北極やさい」が¥950に値上がりしていました。
中本もCovid-19対策で、アクリル板の仕切りが出来ています。

なんだか「一蘭」に来た様な気になります。
クーポンの無料サービスからスライス卵が無くなって、代わりに小ライスになったそうで、今回は烏龍茶にしました。

スライス卵が無くなったのは残念です。
パーティション設置に伴い、ウォーターピッチャーは各パーティション毎に置かれています。

ティッシュもパーティション毎に置かれ、「使用したティッシュはゴミ箱にお願いします」と言う注意書きが貼られています。
箸もパーティション毎で、コップは案内時に提供されます。
紅生姜はカウンターの上に置かれています。
待つ事10分程で、「北極やさい」が着丼。

そう言えば「シャキシャキで!」と言い忘れていた事を思い出しました・・・
まずはスープを一口。

最近、慣れて来たのかそんなに辛いと言う感じでも無く、ベースの味噌味スープの旨味が感じられます。
多分、辛さ2倍でも食べられると思いますが、美味しく食べられるかと言われると、多分標準状態の方が旨いのではないかと思います。
特製の中太ストレート麺。

この麺の旨さが、中本のラーメンの旨さの半分位は占めているのではないかと思います。
世の中に辛いラーメンは沢山有りますが、ここまでハマる味はなかなか有りません。
豚薄切り肉。

ヤサイと一緒に煮込まれている豚薄切り肉。
大好きな具材の一つです。
キクラゲ。

これも大好きな具材の一つ。
サクサク食感が最高です。
モヤシやキャベツを中心としたヤサイ。

「シャキシャキ」と違って煮込まれていますが、ちゃんと旨味は有ります。
スライス卵。

北極の辛さを緩和してくれる唯一の具材。
半個分載っています。
麺と具材を食べ終えて、スープを味わいます。

やっぱり自分にとっては、この位の辛さまでが美味しく食べられる限界っぽいです。
これ以上辛くなると、単に辛いだけになってしまい、美味しく食べられないと思います。
と言う訳で、完食。

先月テイクアウトして以来、久しぶりの中本でしたが、やっぱりお店で食べる「北極やさい」は旨さもひとしおです。
最近Covid-19の感染者数が大幅に増えて来て、営業時間の短縮などが言われ始めていますが、最大限の感染予防をしつつ、食べに行きたいと思います。
⑦は長津田の「十人十色」。

以前は「一条流がんこラーメン長津田分店」と言う名前でした。
家庭の事情で一旦閉店しましたが、奥様が代表になり、2019年9月に「十人十色」として復活しました。
開店の11:30より10分程前に到着しましたが、先客9名で10番目でした。

入口横には感染予防対策の貼り紙が有ります。
今や何処でもCovid-19対策をしない訳には行きません。
待つ事30分程で漸く入店。

入って左手の券売機で食券を購入します。
本日限定の「悪魔肉の王様中華そば」と、「100円券」を購入しました。
「100円券」は味玉用です。
カウンター上には手指消毒用と、卓上消毒用の2種類のスプレーが置かれています。

カウンターのみ5席の狭いお店なので、パーティションは設けられていないものの、消毒は気を使っています。
途中で2人連れが来たので、席を移動して一番奥に移りました。

待つ事10分程で、「悪魔肉の王様中華そば」+「味玉」が着丼です。
まずはスープを一口。

「王様中華そば」とは、ザク切りのネギが載った、胡椒の効いた長野県のご当地ラーメンで、長野市の「光蘭」(現在は閉店)が出していたものだそうです。
スープは恐らく丸鶏スープに魚介を合わせたもので、醤油がバランス良く合わせられています。
しかし、ブラックペッパーがこれでもかと言う位効いています。
麺は中細のややウェーブの掛かった麺。

加水率高めのツルツル食感で、茹で加減は少し硬めです。
いかにも「中華そば」と言う雰囲気の麺です。
トッピングの悪魔肉。

豚バラの薄切りを甘辛く煮たものですが、これがまた物凄くハマる味で、「十人十色」に来る時は、大抵これをトッピングしています。
トッピングの穂先メンマ。

柔らかくて、優しい味の穂先メンマ。
辛さを緩和出来る具材です。
トッピングの2枚載っている海苔。

スープに海苔を浸して、海苔巻き麺にして食べます。
海苔で巻いた麺。

海苔で巻いた麺は、若干辛さが和らぎます。
磯の香りと、鶏と魚介のスープは良く合います。
薬味の、「王様中華そば」の特徴でもあるざく切りのネギ。

本家本元は手で千切っていたそうですが、流石にこれは切ってあります。
たっぷり入っていて、ブラックペッパーと良く合います。
トッピングの半熟味玉。

色の割に優しい味の味玉。
辛いスープを和らげてくれます。
麺と具材を食べ終え、スープを味わいます。

レンゲの底に黒く見えるのはブラックペッパーです。
丼の底にもかなりの量のブラックペッパーが見えます。
これだけ胡椒が入っているのは、荻窪の「丸長中華そば店」の「つけそば」位ではないかと思います。
と言う訳で、完食。

「悪魔肉の王様中華そば」ですが、「十人十色」の一条流がんこラーメンの流れを汲んだスープに、大量のブラックペッパーを加えたスパイシーな味で、すっかりハマりそうです。
悪魔肉もハマる味で、やっぱり一条流がんこラーメン系は旨いです。
⑧は箱根の宮ノ下「拉麺ようちゃん」。

先日、家族で箱根に一泊して来たのですが、その際に行って来ました。
店の入口は駐車スペースの奥に有ります。

正面に券売機が見えます。
券売機の左上の方にはメニュー写真が有ります。

場所柄外国人観光客が多いせいか、日本語、英語、ハングル文字、簡体中国語の4ヶ国語で書かれています。
券売機で食券を購入します。

初訪問なので左上の法則・・・と思いましたが隣に「ワンタンメン」が有ったので、ワンタン好きとしては看過出来ず・・・
「ワンタンメン」¥1,200にしました。
味玉は無い様です。
カウンターに座り、食券を店員さんに渡しました。

カウンターの向こうには流しや配膳スペースが有り、その向こうに厨房が有る珍しい構造です。
卓上調味料やコップ、水の入ったピッチャー、ティッシュなどはカウンター上に有り、基本卓上には何も有りません。
待つ事12〜15分程で、「ワンタンメン」が着丼。

ワンタンが見当たらなくてオーダーミスかと思いましたが、店員さんに聞いたら「一番下に入ってますので、ひっくり返してみて下さい」と言われました
取り敢えず、スープを一口。

見た目で鶏のスープかと思いましたが、飲んでみると鶏では無さそうです。
これは小田急相模原の「Sagamihara欅〜HANARE〜」(2020年8月1日から暫くの間お休み中)と同様に豚骨清湯スープだそうです。
とても優しい味のスープで、ちょっと懐かしい感じの味がします。
幅広のピロピロした麺。

手打ちかと思いましたが、小田原の「マルキ製麺所」製だそうで、比較的加水率高めのプリプリした麺です。
ピロピロしているので、スープが良く絡みます。
トッピングのチャーシュー。

ロース系の脂身の少ない部位のチャーシューで、ちゃんと焼き上げて作られています。
しっかりとした食感で、しっかりと味も浸みています。
麺の下からワンタンを引っ張り出してみました。

麺の下に6個敷いてあります。
ワンタンを食べてみます。

小ぶりのワンタンは、餡にニラと生姜が使われている様で、ちょっと餃子っぽい味です。
皮はスープに浸かっていたせいか、柔らか目ですが、ワンタンらしくて美味しいです。
トッピングのメンマ。

しっかり味の浸みた美味しいメンマです。
トッピングのモヤシ。

沢山載っていて、シャキシャキ食感で美味しいです。
トッピングの大き目の海苔。

大きさ的には家系ラーメン並みです。
スープに浸して、いつもの様に海苔巻き麺にして頂きます。

優しい味のスープと、ピロピロ食感の麺に海苔の磯の香りで、とても美味しいです。
麺と具を食べ終えたので、スープを味わいます。

同じ豚骨清湯系スープでも、「Sagamihara欅〜HANARE〜」の様に背脂が無い分サッパリ目に感じます。
同じタイプのスープの「赤坂 なかご」と比べても、優しい味です。
と言う訳で、完食。

¥1,200と観光地価格ですが、その分麺量も結構有って、ワンタンも6個も入っています。
豚骨清湯系スープは、タレに焼豚の煮汁を使っているせいか、同系のスープの中でもとても優しい味です。
具材もちゃんと作られていて、好感が持てます。
箱根の宮ノ下で小田原ラーメンが食べられるとは思ってもみませんでした。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・