
2020年8月のラーメン④の続きです。
20.は町田の「3SO」。

久しぶりに行って来ました。
前回まではテイクアウトだったので、店内飲食は今年3月以来5ヶ月ぶりです。
東京都の「感染防止徹底宣言」が貼られています。

並ぶ時は間隔をあける様にと言う指示と、券売機で食券を買う前に、アルコール消毒をする様に啓蒙する貼り紙が有ります。
今日の限定は「ニボシ3SOつけめん」と「辛ニボシ3SOらーめん」。

私は「味玉ニボシ3SOらーめん」にしました。
神様は「ニボシ3SOつけめん」+「味玉」です。
前回訪問時にも有りましたが、パーティションが設置されていました。

東京都の「感染防止徹底宣言」対応でしょうか?
開店直後で、ほぼ満席だった事も有り、先客6名分の後に食券を出して、15分程で「味玉ニボシ3SOらーめん」が着丼。

平日でトッピングを付けたので、M→Lへの麺増量無料との事で、Lにしてもらいました。
まずはスープを一口。

3SOの甘みの有る味噌ダレに鶏豚清湯スープ、そしてニボシが合わさって、安定の旨さです。
炒めたモヤシと挽肉の香ばしい風味も美味しさに一役買っています。
麺は自家製面の中太縮れ麺。

モチモチ食感で、小麦の風味が味わえる旨い麺です。
縮れているので適度にスープを持ち上げてくれます。
トッピングの角切りチャーシュー。

とても柔らかく、八角の様な中華系香辛料が仄かに香り、とても美味しいチャーシューです。
トッピングの自家製メンマ。

自家製メンマは、スープに合わせてちょっと甘めの味付け。
柔らかく煮られています。
トッピングの海苔。

味噌味スープに良く合います。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。

味噌味スープと小麦の香る中太麺に、海苔の風味が加わって、とても美味しいです。
トッピングの小さなお麩。

ビジュアル的なワンポイントになっています。
トッピングの香ばしく炒められたモヤシ。

炒めた挽肉とモヤシは味噌ラーメンに欠かせない具材です。
ここで神様の「ニボシ3SOつけめん」が着丼。

味玉も載っています。
今日は全粒粉入りの麺と2種類の麺が載っている様です。

前回テイクアウトした際も麺量250gの内、100g分は全粒粉入りでしたが、香ばしい風味の麺でした。
トッピングの味玉。

しっかり味の浸みた味玉。
味噌味スープと合わせると、とても美味しいです。
改めてスープを味わいます。

少し甘みの有る味噌と、鶏豚スープ、そしてニボシの旨味が一体になって、とても美味しいです。
と言う訳で、完食。

久しぶりにレギュラーメニューの「ニボシ3SOらーめん」ですが、改めて旨いと思いました。
甘めの白味噌を使用した味噌ラーメンは、今は無き神田の「麺武 虎龍」を彷彿とさせるもので、個人的には一番旨い味噌ラーメンだと思っています。
スープの旨さを最大限に引き出す、自家製面の中太縮れ麺がまた秀逸です。
メンマ、チャーシュー、味玉などの具材も自家製でしっかり作り込まれており、どれも抜かり有りません。
杉崎店主のコダワリの一杯は、やはり旨いです。
21.は「超純水彩麺 天国屋」。

久しぶりに「超純水彩麺 天国屋」さんで店内飲食をして来ました。
前回訪問は今年の3月21日なので、5ヶ月ぶりの訪問です。
裏口ではお土産ラーメンの販売も行なっています。

「天国屋の鶏系ラーメン」、「阿波尾鶏脂そば」、「浅蜊水のつけそば」、「お土産チャーシュー」を販売しています。
まずは食券購入ですが、限定麺はホワイトボードに有ります。

神様は「鶏醤油麺 味玉付」にしました。
私は基本平日しか来られないので、週末限定が多かった「ZENBシリーズ」の「ZENBビーツ海老仕立て」にしました。

こちらは現金対応です。
奥から詰めて座ったので、丁度カウンターの真ん中辺りでした。

今日は時間が早いせいか、比較的空いています。
待つ事7〜8分で、神様の「鶏醤油麺 味玉付」が着丼。

醤油は濃口・淡口が選べるので「淡口」に、薬味は「九条ネギ」です。
一口食べさせてもらいました。

スープは鶏ベースの清湯系で、淡口醤油の旨味と鶏の旨味が合わさって、非常に旨いスープです。
麺は中細ストレート麺。

恐らく中西食品製の麺で、茹で加減は正にジャストな加減で、佐々木店主の言う「茹で切ると小麦本来のコシ、モチモチ風味があり、のび難い」と言う事を具現しています。
続いて私の「ZENBビーツ海老仕立て」が着丼。

「ZENBシリーズ」はとても気になっていたのですが、Covid-19の影響で店内飲食を自粛していた間にリリースされ、しかも土日限定が多かった為、今まで一度も食べられていませんでした。
冷製ラーメンらしい、涼しげなガラスの容器も綺麗で、とても"映える"ラーメンです。

ガラスを通してビーツの鮮やかな赤が際立ちます。
まずはスープを一口。

ZENBはミツカングループの会社で、野菜を丸ごと摂取する事で新しい美味しさと健康を目指しています。
ZENB PASTEは全5種類(コーン・ビーツ・パプリカ・枝豆・えんどう豆)の、まるごと野菜とオリーブオイルだけでつくったペーストです。
そのZENB PASTEのビーツを使用したこのスープ、ベジポタスープそのものですが、そこに多分鶏の出汁や魚介出汁を中心としたスープを加えて作られている様です。
スープだけを飲んでみると、若干物足りなさを感じますが、トッピングの酸味の有る赤玉ねぎと一緒に食べると、味の幅が急に広がります。
更に、トッピングの海老の風味が加わると、更に味の複雑さが増して、その全てが見事に調和しています。
ただ"映える"だけでなく、味の方も見事に組み立てられています。
麺は平打ちの中太麺。

こちらも、恐らく中西食品製の麺で、茹で加減は正にジャスト。
氷水で締めているので、冷たくて歯応えが良いです。
トッピングの鶏胸肉のチャーシュー。

かなり大ぶりで、しっとりとしたチャーシュー。
鶏のサッパリとした味が、ビーツのスープと良く合っています。
トッピングの海老。

プリプリ食感で美味しい海老。
ビーツのスープにも海老のエキスが移って、旨味を増幅させています。
トッピングの赤(紫)玉ねぎ。

酸っぱく味付けされていて、麺と一緒に食べると、ビーツのスープの物足りなさを補って、丁度良い味になります。
トッピングのレッドキャベツスプラウト。

鮮やかな赤紫色の軸が特徴で、 辛みが少なく、くせのない味です。
赤(紫)玉ねぎ同様に、色合いに華を添えています。
麺と具を食べ終わったので、スープを味わってみます。

最初の時より水分が多めになっているのは、ZENBビーツの固形部分が麺と一緒に食べられたからでしょう。
ビーツのエキスと、多分鶏と魚介の出汁、それに赤(紫)玉ねぎの酸味、そして海老の風味も加わって、最初に飲んだ時より明らかに旨くなっています。
スープ、トッピングの赤(紫)玉ねぎの酸味、海老の風味が食べる毎に重なって行って、何とも言えない旨さになります。
と言う訳で、完食。

初喫食の「冷製ZENBビーツ海老仕立て」ですが、ZENBビーツの旨味に多分鶏と魚介の旨味を加え、酸っぱい味付けの赤(紫)玉ねぎの酸味、海老の旨味が加わって、"映える"ビジュアルだけでなく、食べても旨い、そしてヘルシーな一杯に仕上がっています。
流石は佐々木店主、味の引き出しが多く、淡麗系でもコッテリ系でも自在に作り分けられるそのウデには脱帽です。
22.は「町田汁場しおらーめん進化 町田駅前店」。

リニューアル後の4月にメニューに追加された「淡口醤油らーめん」を食べに行って来ました。
やはり4月に追加された「進化の青辛麺」は先月食べましたが、「淡口醤油らーめん」はまだ食べられていませんでした。
前回訪問から1ヶ月ぶりの訪問です。

東京都の「感染防止徹底宣言」が貼られています。
入り口右手の券売機で食券を買います。

限定の「さば煮干の味噌たまり冷やし」も非常に惹かれましたが、初志貫徹で「淡口醤油味玉入り」にしました。
待つ事5分程で、「淡口醤油味玉入り」が着丼。

進化らしい、綺麗な麺相です。
まずはスープを一口。

同じ淡口醤油でも、天国屋さんの淡口醤油味のラーメンとは全く異なる味になっています。
天国屋さんの淡口醤油味のラーメンは、天国屋さんらしい、優しい味のスープでしたが、進化の「淡口醤油らーめん」はパンチの有る味で、ハッキリした塩分と旨味に加え、後味に独特の酸味が有ります。
麺は中細ストレート麺。

「進化の青辛麺」の細麺とは違う、全粒粉練り込みの自家製平打ち中細麺は、柔らか目の茹で加減ながら、適度な歯応えと小麦の旨味が感じられます。
トッピングのレアチャーシュー。

進化の特徴でも有るレアチャーシュー。
「進化の青辛麺」にも載っています。
トッピングの穂先メンマ。

絶妙な味付けの穂先メンマ。
柔らかいだけで無く、味付けが絶品です。
トッピングの海苔。

淡口醤油のスープに海苔はとても良く合います。
スープに海苔を浸して、麺を包んで頂きます。

淡口醤油と海苔の風味でとても美味しいです。
トッピングの塩味玉。

"しおらーめんの進化"らしい「塩味玉」。
醤油味の味玉とは違う、シンプルながら卵の旨さを引き出した味です。
スープを味わいます。

地鶏とアゴ出汁のスープに、3種の淡口醤油を合わせたタレで作られたスープ。
クッキリとした味に後味の酸味が特徴的な淡口醤油スープ。
地鶏とアゴ出汁のスープの旨味を最大限引き出しています。
と言う訳で、完食。

「町田汁場しおらーめん進化 町田駅前店」の「淡口醤油らーめん」ですが、期待以上の旨味と後味の酸味が印象的で、淡口醤油を使用したどのラーメンにも似ていない、個性的な味を出す事に成功しています。
流石はコダワリの関口店主、醤油味のラーメンを出すとしても、唯の醤油味ラーメンは出さない辺りが流石です。
23.は西荻窪から町田に移転して来た「パパパパパイン」。

約1年ぶりの訪問です。
株式会社パインナンバーの系列4店のポスター。

各店自慢のメニューが載っています。
今までこう言った、グループの広告は無かったので、こう言うポスターも良いと思います。
まずは入って右手の券売機で食券を購入します。

冷たいラーメンの気分だったので、「つけめん」にしようかと思いましたが、「冷やしパイナップルラーメン」が目に入りました。
「パイナップル海老塩ラーメン」の旨さを知る者としては、「冷やしパイナップルラーメン」がどんなものか知りたくなりました。
カウンターの手前から2番目に座りました。

パーティションも出来ている様です。
待つ事7〜8分で、「冷やしパイナップルラーメン」が着丼。

見た目は「パイナップル海老塩ラーメン」と良く似ています。
違いはチャーシューと海苔位です。
まずはスープを一口。

鶏ベースのスープに魚介出汁を加えたと思われますが、かなりの酸味が有ります。
冷やし中華を思い出しましたが、この酸味は酢では無く、パイナップルを使っている様です。
ただ、もう一つ旨味に欠けている様な気がしました。
麺は細麺ストレート。

この麺は水で締められており、コシが有って歯応えの有る麺です。
酸味の強いスープとも良く合います。
トッピングの鶏モモ肉のチャーシュー。

しっとり食感と、適度な脂が載っており、味付けも絶妙で美味しいチャーシューです。
「冷やしパイナップルラーメン」らしいパイナップル。

シロップ漬けのパイナップルっぽいですが、淡麗スープに良く合います。
トッピングのほうれん草。

これもラーメンに良く合うトッピングの一つです。
トッピングの糸唐辛子。

麺と一緒に食べると、微かな辛味を味わえます。
トッピングの海苔。

「パイナップル海老塩」の海苔よりはしっかりしている海苔です。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。

スープと麺、そして海苔の風味でとても美味しいです。
トッピングのパイナップル味玉。

シロップ漬けのパイナップルの甘みが浸みていて、具材と言うよりデザートに近いです。
食後のスイーツの様な味玉です。
ここで、ニンニクを投入します。

通常卓上には無く、店員さんに言えば出て来ます。
「パイナップル海老塩」では異次元のマッチングを見せて呉れましたが、「冷やしパイナップルラーメン」ではどうでしょうか?
ニンニク投入後の麺を食べてみます。

予想通りと言うか、予想を上回る旨さです。
やはりパイナップル風味のスープにニンニクは合う様です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

ニンニクが加わったスープはまるで別物です。
コクと旨味が加わり、とても同じスープとは思えない味になります。
と言う訳で、完食。

「冷やしパイナップルラーメン」ですが、「パイナップル海老塩」+「ニンニク」程のインパクトは無いものの、冷やし系ラーメンとしては完成度が高く、かなり旨いラーメンです。
しかし、ニンニクを加える事によって、コクと旨味が増して、旨いラーメンになります。
そもそも甘いパイナップルを使ってラーメンを作ると言う発想自体が凄いですが、それを旨いラーメンに出来る辺りが倉田店主の真骨頂だと思います。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・