
今月は31杯でした。
10月に入って、インフルエンザの流行が懸念され、Covid-19とのダブルデミックの可能性も有り、公共交通機関を使用しないと行かれない所には行かないと言う方針は年内は維持する予定です。
従って、車で行けても片道1時間以上掛かる所は基本的に行かない事にしています。
そう言う場所にあるお店は取り寄せられれば通販で買って、家で食べる事にしています。
①は「肉煮干し中華そば 鈴木ラーメン店」。

久しぶりに「背脂煮干」が食べたくなって、行って来ました。
いつもの様に、PayPayで支払います。

が、何を血迷ったのか「『淡麗煮干』と『味玉』」と口走ってしまい、ハッと気付いて「すいません、今の『背脂煮干』にして下さい」と言い直して、何とか間に合いました。
待つ事7〜8分で、「背脂煮干」+「味玉」が着丼。

デカ目のチャーシューx3が載っています。
まずはスープを一口。

背脂が浮いているのでコッテリに見えますが、飲んでみるととてもスッキリしています。
煮干しが効いていて、背脂のお陰で塩分がマイルドに感じられ、とても美味しいスープです。
麺は自家製麺の幅広太麺。

幅5mm位有る全粒粉練り込み麺で、比較的加水率が低めなので、伸び難いのが特徴です。
小麦の風味が感じられ、スープが醤油と煮干しのスープなので、ちょっと和風な味です。
トッピングの大きめのチャーシュー。

厚さもかなり有って、食べ応えは充分です。
柔らかく煮てあるので、楽に食べられます。
スープで煮てあるので、味のマッチングはバッチリです。
トッピングの大きめのメンマ。

これも柔らかく煮られています。
味付けもスープと調和していて、とても美味しいです。
トッピングの刻み玉ねぎ。

適度な辛さと甘みがスープに非常に良く合います。
トッピングのバラ海苔。

海苔の風味が濃厚で、この位の量で口中に磯の風味が広がります。
トッピングの半熟味玉。

黄身が絶妙に半熟で、味付けも丁度良く、スープに浸してもそのまま食べてもとても美味しいです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

醤油味スープを背脂がまろやかにしてくれて、煮干しも相当効いています。
シミジミと旨いスープです。
と言う訳で、完食。

久しぶりに「背脂煮干」を食べましたが、やはりこのラーメンは肌寒い季節に最高の一杯です。
どこにもカドが無くてまろやかながら、しっかりと旨さが引き出されていて、とても美味しいです。
自家製麺の麺も申し分無く、大きめのチャーシューもメンマも、バラ海苔や刻み玉ねぎも、全てが調和していて、とても美味しくまとまっています。
②は町田の「いぶし銀」。

11:30開店直後に伺いましたが、店内満席で、食券だけ買って外の椅子で暫く待ちました。
「いぶし銀」の券売機は最新のタッチパネル式。

初めてだとどうしたら良いのか迷いますが、一応説明書きが貼ってあります。
分からなくてまごまごしていると、店員さんが来て説明してくれます。
私は以前この券売機を使った事が有るので、思い出しながら「大人の塩ラーメン」¥880と「くんせい味玉」¥120を買いました。
待つ事20分程で、漸く入店出来ました。
先に食券を渡してあったからか、着席して5分程で「大人の塩ラーメン」+「くんせい味玉」が着丼。

かなりインスタ映えするビジュアルです。
まずはスープを一口。

”
混じりっけ無しのカタクチイワシ、マイワシ煮干100%スープです”
との事ですが、丁寧に煮出したスープには苦みやエグ味は一切無く、煮干の旨味が見事に抽出されています。
ただ、恐らくカタクチイワシ、マイワシ煮干だけでこの味にはならないと思うので、塩ダレの方に貝の出汁が使われている様な気がします。
表面に浮いている油は煮干だけのものでは無さそうですが、鶏油では無い様なので、植物油とイワシ煮干などで作った香味油かもしれません。
麺は中細麺。

ツブツブが見えるので、恐らく全粒粉練り込みと思われます。
比較的加水率低めの麺で、適度な歯応えとコシが有り、小麦に風味が味わえます。
和風のスープにぴったりの麺です。
トッピングの小さな海苔。

小さめですが、厚みが有って良い海苔の様です。
折角なので、スープに浸して海苔巻き麺にして頂きます。

海苔の風味が煮干の風味と麺の小麦の風味に合わさって、重層的な旨さになります。
トッピングの炙り焼きチャーシュー。

とても柔らかいチャーシューで、箸で持っただけでバラバラになってしまいそうです。
表面が香ばしく焼かれていて、優しい味付けなので、「大人の塩ラーメン」にも良く合います。
トッピングの大ぶりなメンマ。

柔らかく煮られていて、優しい味付けの美味しいメンマです。
トッピングの三つ葉。

このスープにとても良く合う三つ葉。
「超純水彩麺 天国屋」さんも良く使う具材です。
トッピングの小さなナルト。

これが載るとノスラーっぽい雰囲気になります。
トッピングの「くんせい味玉」。

燻製の香ばしい風味と、卵のまろやかな味が旨いです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

煮干100%だけとは到底思えない、旨味が重なった様な味で、味の厚みとコクが有ります。
多分、塩ダレの方に貝類の出汁が入っているのでは無いかと思いますが、動物系の出汁無しでこの味を作れるのは凄いです。
と言う訳で、完食。

「いぶし銀」さんの「大人の塩ラーメン」でしたが、これは普通に塩ラーメンの中でも3本の指に入る程旨いです。
動物系の出汁を使わずにこれだけの味を出している事は、本当に驚きです。
限定麺も気になりますが、レギュラーのラーメンも気になるものが多いので、色々食べてみたいと思います。
③はお取り寄せした「天下一品」の「こってり/あっさりミックスセット」。

前回は4月に取り寄せていますが、約半年ぶりに取り寄せました。
「天下一品」の「こってり」も定期的に食べたくなる一杯です。
パッケージの中身はこちら。

前回とは麺とスープのパッケージが変わっています。
今回は具材付きにしたので、チャーシューとメンマが付いています。

タレのパッケージも変わっています。
チャーシューを切って、メンマを器に移しておきます。

チャーシューはお店だと凄く薄く切ってあるのですが、家庭ではスライサーが無いので、そこそこ厚切りです。
「こってり」のタレ。

薄目の色で、量も少量です。
「あっさり」のタレと調味油。

「こってり」と比べて醤油の色が濃く、調味油が付いています。
「あっさり」のスープ。

やや白濁していますが、油も少なく、色も薄いスープです。
「こってり」のスープ。

初めは固形のシチューの様な感じですが、水を足して煮るとスープらしくなって来ます。
中細ストレートの麺は、茹で時間2分30秒。

時間通りに茹でました。
こちらが完成した「あっさり」。

九条ネギに隠れていますが、チャーシューも入っています。
自作半熟味玉も入れました。
まずはスープを一口。

実は私が「天下一品」で最初に食べたのは「あっさり」でした。
「こってり」は初めて見た時は食べられませんでした。
「あっさり」→「こっさり」(「あっさり」と「こってり」の中間)→「こってり」と順を追って食べられる様になりました。
「あっさり」は王道の「中華そば」に近い、鶏ガラスープ中心の醤油味で、「天下一品」入門には良い感じです。
中細ストレート麺。

説明書通りの2分30秒茹でましたが、ちょっと柔らかめの茹で加減です。
お店より柔らかめになりましたが、ちゃんと小麦の風味のする麺で、スープの絡みも良好です。
トッピングの「天下一品」のメンマ。

柔らかく煮られていて、ちょっと甘めの味付けで、スープに良く合います。
続いて「こってり」。

かなり濃度が高めの鶏白湯スープ。
当たり前ですが、この濃厚なシチューの様な味は正に「天下一品」そのものです。
この味もハマると定期的に食べたくなります。
麺は「あっさり」と共通の中細麺。

しかしスープが濃厚なので、スープの絡み方が全然違います。
スープが多目に絡むので、濃厚な「こってり」のスープを食べている様な感じになります。
トッピングのロースチャーシュー。

スライサーが無いので、お店の様に薄く切れませんが、味は確かに「天下一品」のチャーシューの味です。
しかし4食分に600gのチャーシューはちょっと多過ぎるので、2/3は冷凍しました。
トッピングの自作半熟味玉。

今回は茹で加減がほぼ完璧でした。
一晩漬け込んだ味の浸み方も「天下一品」のラーメンには丁度良い味でした。
ここで味変で「にんにく味噌」と「からし味噌」を投入してみます。

お店だと「からし味噌」は卓上に有りますが、「にんにく味噌」は店員に頼むと出て来ます。
まずは「にんにく味噌」から。

濃厚なスープにはニンニクが良く合います。
コクの有る味になります。
続いて「からし味噌」。

「一蘭」の「秘伝のタレ」もそうですが、豚骨スープや鶏白湯スープには唐辛子の辛さが良く合う様です。
この「からし味噌」もお店では必ず使います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

鶏白湯の濃厚スープながら、しつこさが無いのが「天下一品」の「こってり」の最大の特徴です。
このお陰で飽きる事無く食べられます。
と言う訳で、「天下一品」の「あっさり」と「こってり」ミックスセットでしたが、子供達は入門編の「あっさり」、大人は「こってり」と好みに合わせて食べられるのがありがたいです。
具材付きにすると具材も揃っているので、ネギがあれば食べられると言うのも良い所です。
④は町田の「白河中華そば 一番いちばん」。

Twitter情報で限定の「ニーボ」(煮干)が有るとの事で、行って来ました。
開店前の11:45頃到着で1番乗りでした。
開店時間10分前には7人程並んでいました。

「ニーボ」は「限定1」¥850のボタンです。
「味玉」¥100も買いました。
一緒に行った神様は「味玉中華そば」にしました。
食券を渡して待つ事10分程で、まず神様の「味玉中華そば」が着丼。

前回の「雲呑生姜中華」は醤油が濃い目でしたが、今日はいつもの醤油加減です。
続いて私の、限定「ニーボ」(煮干)が着丼。

チャーシューは豚腕肉のみ、小松菜無し、海苔とメンマ、刻み玉ねぎトッピングと言うシンプルな構成です。
追加トッピングの味玉も載っています。
まずはスープを一口。

いつもの「雲呑生姜中華」や「特生姜中華」は醤油が立っている印象ですが、この「ニーボ」は醤油が控えめで、その分煮干しスープが前面に出ている感じです。
仄かにビターな煮干しの旨味が感じられます。
麺は青竹踏み手打ち麺。

ピロピロの麺は幅広で、モッチリ食感ですが、喉越しが良く、小麦の風味が感じられる美味い麺です。
トッピングの豚腕肉のチャーシュー。

大ぶりで厚みも有り、肉感たっぷりのチャーシューです。
味付けは控えめなので、スープの邪魔をしません。
トッピングの細切りメンマ。

サクサク食感で、麺との食感の違いを楽しめます。
味付けは適度で、醤油味スープに良く合います。
トッピングの海苔。

家系ラーメンの半分くらいの大きさの海苔です。
スープに浸して海苔巻き麺にして頂きます。

煮干醤油のスープに香ばしい海苔の風味が加わり、モチっと食感の麺がとても美味しいです。
トッピングの味玉。

小川フェニックスの卵を使用した味玉。
黄身が半熟でまろやかな旨さです。
小川フェニックスの卵は「超純水彩麺 天国屋」さんも使用しています。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

仄かに煮干しのビターな味がして、煮干しの旨味を抽出したスープに、優しい醤油味がバランス良く調和しています。
白河ラーメンらしさが有りながら、煮干しの旨味を味わえるスープになっています。
と言う訳で、完食。

「一番いちばん」さんで初めて味わう「ニーボ」(煮干)でしたが、流石は金原店主、いきなりレベルの高い一杯を作り上げています。
丁寧に煮干しを下処理して抽出したであろうスープは、仄かにビターですがエグ味など雑味は全く無く、絶妙に旨味を抽出しています。
合わせる醤油ダレも過度に主張せず、スープの旨味を味わえる様に調節されています。
トッピングの刻み玉ねぎも秀逸で、刻み玉ねぎの爽やかな辛味が煮干のビターな味にピッタリで、非常に美味しいです。
⑤は町田の「81番」。

Twitterで予告されていた、限定の「背脂鮮魚ラーメン」を食べに行って来ました。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

「限定ラーメン」¥900は右上のボタンの様です。
待つ事10分程で、限定の「背脂鮮魚ラーメン」が着丼。

今日は倉田さん調理です。
まずはスープを一口。

「81番」と言えば看板メニューの「うま味塩そば」のお陰で塩のイメージですが、これは醤油味スープです。
レンゲでスープを飲む際に、ふわりと魚介の香りがします。
飲んでみると、スープのそのものは「鮮魚系」と言う感じでは無く、背脂のお陰でマイルドに感じられるスープで、優しい味のスープです。
魚介の出汁感は十分出ており、旨いのは間違い無いです。
三河屋製麺製の太麺。

背脂たっぷりのスープなので、太麺の麺との相性は良いです。
モチモチ食感でコシが有る麺に、背脂たっぷりのスープが絡んで美味しく食べられます。
トッピングのロースチャーシュー。

比較的薄手ですが、結構大きなチャーシュー。
煮豚系でサッパリした味のチャーシューです。
スープがコッテリ系だけに、サッパリとしたチャーシューはマッチングが良いです。
トッピングの太い材木メンマ。

柔らかく煮られていますが、麺との食感の違いを楽しめます。
味付けも丁度良く、美味しいメンマです。
トッピングの小さなナルト。

ちょっとノスラーっぽい雰囲気になります。
トッピングのたっぷり掛かった刻み玉ねぎ。

背脂ラーメンに刻み玉ねぎは相性が良いです。
「肉煮干し中華そば 鈴木ラーメン店」の「背脂煮干」にも刻み玉ねぎが入っています。
トッピングの大きな海苔。

家系ラーメン並みの大きな海苔です。
スープに浸して、海苔巻き麺にして頂きます。

魚介醤油味のスープに海苔の風味が加わって、太麺のモチモチ食感の太麺がとても美味しく食べられます。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

背脂でコッテリでは有りますが、魚介醤油味のスープはマイルドで、思いの外スイスイ飲めてしまいます。
と言う訳で、完食。

「81番」の限定「背脂鮮魚ラーメン」ですが、背脂のお陰でマイルドになっており、「鮮魚ラーメン」と言う程鮮魚系では無いものの、ふわりと香るマグロを中心とした魚介の風味がして、スープの味もしっかり魚介醤油になっています。
秀逸なのが、それに合わせた太麺で、モチモチ食感と適度にスープが絡むので、とても美味しく食べられます。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・