
2020年11月のラーメンの続きです。
⑤は相武台前の「らーめん製作所」。

ここは以前「ジャカルタラーメン」と言うお店が有った所で、2020年2月1日に居抜きでオープンしました。
食べログの有名レビュアー「ふらわ」さんのレビューに依れば、店主さんは厚木の「らーめん研究所」のセカンドブランドの伊勢原「ドレファラシド」から独立された方だそうです。
沢山のメニューが有ります。

沢山有り過ぎて、どれにしようか迷います。
入口右手の券売機で食券を購入します。

オススメは「味噌らーめん」の様です。
青唐辛子が好きなので、「青唐辛子味噌らーめん」¥830と「味玉」¥100にしました。
待つ事7〜8分で、「青唐辛子味噌らーめん」が着丼。

黒い丼や海苔など、見た感じは家系ラーメンっぽいです。
炒めたモヤシやキャベツ、玉ねぎが載っている辺りが味噌ラーメンらしいです。
まずはスープを一口。

この味、なんだか懐かしい味です。
子供の頃に食べた「どさん子ラーメン」に良く似ています。
そう言えば、作る所を見ていると、モヤシやキャベツ、玉ねぎを炒めて、スープと味噌を入れて作っていたので、サッポロラーメンっぽい作り方でした。
麺は黄色っぽい中太麺

いかにもサッポロラーメンっぽい麺ですが、うどんの様に少し表面がトロッとしている所からすると、「ふらわ」さんのレビューに有る様に、厚木の「扇や製麺店」製の可能性が高いです。
麺量はかなり有って、サイドメニューが無くてもお腹一杯になります。
トッピングのチャーシューは煮豚系のチャーシューです。

腕肉辺りの部位でしょうか、脂身は少なく、柔らかくて適度な味付けです。
トッピングのワカメ。

味噌ラーメンにワカメは良く合うトッピングです。
トッピングの炒めた野菜。

モヤシやキャベツ、玉ねぎなどが炒められていて、香ばし畔美味しいです。
野菜の量もかなり有るので、ボリューム満点です。
トッピングのメンマ。

これはもしかすると市販品かもしれません。
自家製っぽくない感じで、オールラウンドな味付けです。
トッピングの大きな海苔。

家系ラーメンと同じ位大きな海苔です。
スープに浸して、海苔巻き麺にして頂きます。

海苔の風味は味噌味スープに良く合います。
トッピングの味玉。

黄身がちょっと半熟の味玉。
味は割と薄めですが、スープがしっかりとした味なので、この位の方が合っています。
麺と具材を食べ終えたので、スープを味わってみます。

炒めた野菜に鶏豚スープを加え、味噌ダレを合わせて作る味噌味スープ。
「青唐辛子味噌らーめん」なので、「青唐辛子」の辛さが有りますが、味噌味スープ自体は「どさん子ラーメン」を彷彿とさせる味です。
と言う訳で、完食。

「らーめん製作所」さんの「青唐辛子味噌らーめん」でしたが、味噌味スープに、独特の黄色い中太麺、炒めた野菜の組み合わせは懐かしの味に近いものでした。
青唐辛子の辛味は味噌味とも良く合っており、ともすればコッテリ味で飽きが来そうな所をしっかり引き締めてくれます。
麺と野菜のボリュームもたっぷりで、沢山食べたい人にも満足の行く量だと思います。
⑥は長津田の「十人十色」。

Twitter情報で「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺〜スープ付き」が提供されるとの事で行って来ました。
11:30の開店前に到着して先客4名、ギリギリファーストロットに滑り込みました。

オーダーはもちろん限定の「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺〜スープ付き」。
「限定ラーメン」¥900のボタンです。
汁なしの混ぜ麺なので、トッピングは無しにしておきました。
待つ事10分少々で、「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺〜スープ付き」が着丼。

相変わらず美しいビジュアルです。
「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺」のアップ。

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ローマ最古の羊の乳のチーズと言われるペコリーノロマーノとタイ産青唐辛子プリッキーヌに日本の青紫蘇を合わせた「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺〜スープ付き」"
との事ですが、どんなお味でしょうか?
汁無しなので、まずは麺から。

中細麺は水で締められており、パツンとした食感です。
小麦の風味がする、美味しい麺です。
丁寧な仕事ぶりが光る、トッピングの綺麗な丸い鶏チャーシュー。

しっとり食感で美味しい鶏チャーシューですが、「ペコリーノロマーノ」が掛かっているので、ラーメンの時と味の印象が全く違います。
濃厚な「ペコリーノロマーノ」の味が鶏チャーシューと合わさって、濃厚でクッキリとした味になっています。
トッピングの青紫蘇。

細かく刻んである青紫蘇。
紫蘇の風味と濃厚な「ペコリーノロマーノ」が合わさるとどうなるのか楽しみです。
全体を良く混ぜてみます。

油そばの様にタレが入っているのかと思いましたが、特にタレらしきものは無い(もしくは極少量)様で、「ペコリーノロマーノ」とプリッキーヌ青唐辛子、そして青紫蘇で構成されている様です。
混ぜ合わせた麺を食べてみます。

思ったよりかなり塩分強めの「ペコリーノロマーノ」は、濃厚なチーズの風味で、まるでカルボナーラの塩分強めのものを食べている様です。
そこにプリッキーヌ青唐辛子のピリ辛と青紫蘇の風味が加わり、濃厚ながら爽やかな後味になっています。
「お口直しにどうぞ」と言われて出て来たスープ。

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吉備黄金鶏、天城黒豚、北海道産帆立貝柱、3種の煮干、鯖節等の厳選素材のスープ"
だと思いますが、いつみても美しいビジュアルです。
一口飲んでみると、薄味でスープの旨味を最大限生かした味になっています。
となると、この「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺」をスープに浸して食べてみたいと言う気持ちが出て来ます。

と言う訳で、早速やってみます。
「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺」をスープに浸します。

思った通り、「ペコリーノロマーノ」が洗い流されて塩分が丁度良い塩梅になり、スープの旨味も加わり、とても美味しいです。
「超純水彩麺 天国屋」さんの「湘南軍鶏脂そば」も同様にスープ付きで、やはり麺をスープに浸して食べると激ウマでした。
ここで青唐辛子を追加してみます。

元々プリッキーヌ青唐辛子が入っているのですが、より辛い味を求めて追加します。
この位追加してみました。

これ位なら食べられない事は無いでしょう。
良く混ぜてから頂きましたが、少し辛さが増して、特にスープに浸して食べる時に青唐辛子のピリ辛感が少し強まりました。
と言う訳で、完食。

旨過ぎてスープも完飲してしまいました・・・
「十人十色」さんの「ペコリーノロマーノの青唐辛痛汁なし麺〜スープ付き」でしたが、混ぜ麺として食べると想像以上にパスタっぽいのには驚きました。
いわゆる塩ラーメンに粉チーズと言う組み合わせだと、スープが有る分パスタっぽさは薄まりますが、混ぜ麺だと麺とチーズをよりダイレクトに味わう形になるので、パスタっぽさが増したものと思われます。
逆に言えば、パスタに粉チーズを絡めて食べても結構イケると言うことでしょうか。
スープに浸して食べる「つけ麺」的な食べ方にすると、これまたガラッと味が変化して、濃厚なチーズが洗われてスープの旨味と丁度良い感じにマッチするので、とても美味しいです。
この食べ方の場合、やはりスープは醤油味ではなく塩味もしくは白醤油の方が合いそうです。
⑦は町田の「3SO」。

Twitter情報で「3SOポタージュ」の提供が有るとの事で、行って来ました。
まずは券売機で食券を購入します。

「3SOポタージュ」¥950は右下の下から2段目の右端です。
もちろん「炙りチーズご飯」¥200も忘れずに購入しました。
待つ事10分程で、「3SOポターシュ」が着丼。

かなり映えるビジュアルです。
まずはスープを一口。
"ほうれん草ペーストと自家製味噌タレ"
との事ですが、確かにベースは白味噌ベースの「3SOラーメン」っぽい感じで、ほうれん草ペーストと合わせてあるので、よりマイルドな感じです。
これはどう考えても「炙りチーズ」に合いそうです。
自家製麺の中太ちぢれ麺。

モチっとした食感の麺で、小麦の旨味が感じられます。
縮れ麺にポタージュスープが絡んで、とても美味しいです。
ちなみに丼の淵にワサビが載っていますが、これを少しづつ付けて食べると美味しいです。
ほうれん草ポタージュにワサビが合うなんて、どうやって思いついたのでしょう?
トッピングの厚切り炙りベーコン。

ポタージュスープに厚切りベーコンは良く合います。
ほうれん草の味にピッタリです。
トッピングのチーズの生ハム巻き。

生ハムとチーズの組み合わせは、お酒のつまみに良さそうな感じです。
ほうれん草ポタージュとチーズは物凄く良く合います。
トッピングの炒めたパプリカ。

炙っているので、生ほどシャキシャキではなく、程良い硬さと味で、ポタージュスープに良く合います。
彩り的に映えるトッピングです。
トッピングの炙ったミニトマト。

程良く熱が入っていて、ミニトマトの旨味があります。
彩りとしても良い感じです。
トッピングの大根とにんじんの千切り。

ほうれん草のスープと言い、トッピングのパプリカやミニトマトと言いお野菜たっぷりですが、更に大根とにんじんまで加わり、野菜たっぷりです。
トッピングのほうれん草。

ペーストだけで無く、茹でたほうれん草も載っています。
正に野菜の採れるラーメンです。
トッピングの海苔。

ラーメンに海苔と来れば、お馴染み海苔巻き麺ですね。
ポタージュスープなので浸すのが大変ですが、なんとか浸して麺を包みます。

ほうれん草ポタージュの味噌の風味と海苔の風味が良く合います。
小麦の香る麺を包むと、旨さ倍増です。
半分入ってる味玉。

黄身が半熟の味玉で、まろやかな黄身の味がポタージュスープとマッチしています。
ここで杉崎店主が出してくれた、ハラペーニョソースを使ってみます。

タバスコのハラペーニョソースなので、何と無く味は想像出来ます。
とりあえず3滴程垂らして、様子を見ます。

タバスコらしい酸味と辛さで、青唐辛子特有の味がします。
「3SOポタージュ」は激辛にして美味しいタイプではないので、この位が丁度良いです。
と言う訳で、麺と具を完食。

いよいよお待ちかねの「炙りチーズご飯」の登場です!
炙りチーズご飯。

バーナーで表面を炙ってあります。
器も熱くなっているので、要注意です。
「炙りチーズご飯」にほうれん草ポタージュスープをたっぷり掛けます。

たっぷり掛けないと意味が無いです。
「炙りチーズ」がトローりとトロけています。

コレが堪りません。
チーズの香ばしさとまろやかさがほうれん草ポタージュスープに合い過ぎます。
メチャ旨です。
と言う訳で、スープまで完飲してしまいました(汗)

「3SO」さんの冬の定番メニュー「3SOポタージュ」でしたが、オススメの「炙りチーズご飯」との組み合わせを初めて試してみました。
今までダイエットの為、極力ライスを付けないで来ましたが、やはりこの誘惑には勝てません・・・
ちょっと運動してカロリーを消費したいと思います。
⑧はお取り寄せした「らーめん恵本将裕」の「煮干らーめん」。

極太の麺はラーメン二郎の麺の様です。
チャーシュー、メンマ、ナルト、ほうれん草などの具材は別途用意されています。
まずはスープと具材を湯煎します。

具材の湯煎時間は3分程なので、先に引き上げます。
スープは引き続き湯煎します。

10分程湯煎します。
極太の麺を茹でます。

これだけの太麺に関わらず、茹で時間はなんと2分半〜4分半との事。
半信半疑で3分程茹でて試食してみたら、丁度良い茹で具合でした。
スープを丼に移して、湯切りした麺を入れ、具材を載せれば完成です。

チャーシューが巨大過ぎて麺が見えません。
まずはスープを一口。

セメント系スープではありませんが、その濃厚さはセメント系に匹敵する濃度です。
かなり塩分濃度高めの醤油と、ガツンと来る煮干しの風味で、素朴な雰囲気のスープです。
しかしビターではありますがエグ味は無く、旨味が良く出ています。
麺は極太麺。

黄色っぽくて極太で、まるでラーメン二郎の麺の様です。
しかし二郎のオーション麺と違ってワシワシ食感ではなく、モチモチ食感の麺です。
小麦の風味も有り、美味しい麺です。
トッピングの材木メンマ。

太いメンマですが、柔らかくて適度な味のメンマです。
トッピングの小さなナルト。

これが載っていると、ノスラーっぽい感じになります。
トッピングのほうれん草。

冷凍されていますが、戻すとちょっとクタ系の感じになります。
トッピングの茎わかめ。

たまたま冷蔵庫に有ったので、塩抜きして適当な大きさに切りました。
コリコリした食感と、磯の香りが醤油味スープに良く合います。
トッピングの自作の半熟味玉。

ちょっと固茹でに近くなってしまいましたが、和風出汁に漬けた味玉は結構美味しいです。
麺と具材を食べ終えて、スープを味わいます。

鶏ガラ、背脂、煮干し、昆布、鯖節を使用したスープですが、とても煮干しや鯖節の風味が強く、荒削りな感じの味ですが、繊細な煮出し方でエグ味を抑えています。
と言う訳で、完食。

「らーめん恵本将裕」の「煮干しらーめん」でしたが、荒削りに感じられるダイナミックな味ながら、所々に繊細さが感じられる一杯でした。
具材をわざわざ別パッケージにするなど、細かい所にこだわる所も有って、大胆さと繊細さを併せ持つ感じです。
麺の旨さも特筆モノで、ラーメンの麺としてはラーメン二郎を除いては見た事が無い程太い麺ですが、茹で時間は3分程で、モチモチした食感と小麦の風味が旨い麺です。
⑨は同じくお取り寄せした「つけめん さなだ」の「大山鶏の中華そば」。

先日は「大山鶏のつけめん」を食べましたが、濃厚魚介スープなのに後味にキレのあるスープでした。
まずはスープの湯煎から始めます。

このスープにはチャーシューとメンマが入っているので、あまり沸かし過ぎない様に気を付けます。
続いて麺を茹でます。

浅草開化楼製の麺を手揉みした麺は、茹で時間が7分半〜9分半とかなり長めです。
湯煎したスープを丼に移し、湯切りした麺を入れて、トッピングを載せれば完成です。

茎わかめ、半熟味玉、九条ネギは別途用意しました。
まずはスープを一口。

このスープ、基本的には「大山鶏のつけめん」とほぼ同じではないかと思います。
新宿のつけ麺の雄「風雲児」にも「らーめん」が有りますが、やはりつけ麺と良く似た感じのスープでとても美味しいです。
「中華蕎麦 とみ田」も「つけ麺」が有名ですが、「厳選素材の中華そば」も美味しいラーメンでした。
このスープも基本は「大山鶏のつけめん」と同じですが、とても美味しいラーメンです。
浅草開化楼製の極太麺。

手揉みされて少しウェーブが掛かっています。
つけ麺よりスープの粘度が低い分、縮れでスープが絡みやすくなっています。
この麺はラーメンの麺としては異例な程太く、モチモチ食感で歯応えも有る美味しい麺です。
トッピングのバラ巻きチャーシュー。

バラ肉らしく脂が適度に入っており、濃厚なスープととても相性が良いです。
トッピングの材木メンマ。

これも「大山鶏のつけめん」と同じだと思いますが、濃厚魚介スープに合わせた味付けで、とても美味しいメンマです。
今回は子供達に作ってあげたので、味見はここまで。
それでもスープと麺はきちんと味わえました。
「つけめん さなだ」さんの「大山鶏の中華そば」でしたが、濃厚魚介スープx浅草開化楼製極太麺の味は素晴らしいの一言です。
30,000文字を超えたので次に続きます…