
2020年12月のラーメン④の続きです。
19.は厚木の「中華そば 麺や食堂 本店」。

前々から行きたいと思っていた「中華そば 麺や食堂 本店」さんに行って来ました。
店内はノスタルジックな雰囲気です。

やかんは水が入っています。
池袋の「シオソバ桑ばら」さんも同じ小さめのやかんを使っていました。
こちらは注文制なので、メニューを見て注文します。

初訪問なので、やはりここは定番の「中華そば」¥700にします。
トッピングワンタンは、ワンタン好きとしては外せません。
待つ事10分程で、「中華そば」ワンタントッピングが着丼。

実物は初めて見ましたが、とても綺麗な麺線です。
どうやったらこんなに綺麗な麺線のまま茹でられるのでしょう?
まずはスープを一口。

優しい醬油味スープで、鶏ガラと豚骨清湯スープに魚介系の出汁が香るスープです。
懐かしの味っぽい感じですが、仕立ては至って現代風で、旨味キッチリのスープです。
麺は加水率低めの細麺ストレート。

パツンとした食感に、香ばしい小麦の風味がする美味しい麺です。
トッピングの薄手のロースチャーシュー。

写真だと厚手に見えますが、実際には厚さ1〜2mmの薄さです。
持ち上げるとバラバラになってしまう位柔らかいのですが、これだけ薄いのに肉感が有ります。
トッピングの鶏胸肉のチャーシュー。

鶏肉特有のしっとり感と適度な味付けで美味しいチャーシューです。
トッピングのワンタン。

3個入り¥250ですが、皮が溶けてしまっている位柔らかく茹でられています。
個人的にはもう少し硬めの茹で加減の方が好みですが、味的にはとても美味しくて、正に「雲を呑む」様なワンタンです。
トッピングの太めのメンマ。

太めですがとても柔らかく煮られており、味付けも適度で美味しいメンマです。
トッピングの大きめの海苔。

家系ラーメンの海苔の様に、しっかりとした海苔です。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。

海苔の風味と優しい醬油味スープのマッチングが最高で、「春よ恋」を使った細麺の小麦の風味が良く合います。
途中、味変で胡椒を掛けてみました。

ノスラー(ノスタルジックなラーメン)系の味なので、胡椒が良く合います。
ここで「お口直しの黒烏龍茶です」と小さな器に入った黒烏龍茶が出て来ました。

こう言う細やかな心遣いは嬉しいですね。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

ノスラー系の見た目と味ですが、仕立ては至って現代風。
昔のラーメンは鶏ガラと化調で味を整えた醤油味スープが多かったですが、鶏ガラと豚骨清湯スープに魚介出汁を合わせたスープはサッパリとしていながらコクが有り、比較的クッキリとした味のスープです。
と言う訳で、完食。

「中華そば 麺や食堂 本店」さんの「中華そば」ワンタントッピングでしたが、綺麗な麺線に心奪われる感じで、更に味わいがノスラーっぽいのにしっかり現代風の仕立てのスープと、「春よ恋」の細麺がとても良く合っていました。
具材の方も、あれだけ薄手なのにしっかり肉感のあるロースチャーシューとしっとり感の有る鶏胸肉のチャーシュー、そしてトロトロに茹でたワンタンも、とても美味しいものでした。
メンマや海苔も抜かり無く仕上がっており、人気の訳が良く分かりました。
20.は小田急相模原の「石山商店」。

12月限定の「海老味噌らーめん」を食べに行って来ました。
まずは入口右手の券売機で食券を購入します。

私は「限定メニュー」¥850と「味付玉子」¥100を、神様は「醤油らーめん」¥750と「味付玉子」¥100を買いました。
待つ事7〜8分で、神様の「醤油らーめん」が到着。

大きなチャーシューが載っています。
続いて私の「海老味噌らーめん」が着丼。

「石山商店」さんのラーメンはビジュアルも綺麗です。
まずはスープを一口。

少し酸味を感じる味噌味スープは、ほんのり海老風味の優しい味のスープです。
麺は中細縮れ麺。

加水率高めのツルシコ食感の麺で、札幌ラーメンの麺の様な感じで、味噌味スープととても良く合います。
トッピングの表面を炙ったチャーシュー。

香ばしい風味と脂の甘みが味噌味スープと良く合います。
トッピングの大きめの肉団子。

荒く刻んだ海老が入っており、海老シュウマイの様な感じです。
海老の風味がして、味噌味スープで食べるととても美味しいです。
トッピングの水菜。

スープや麺と一緒に食べると美味しいです。
肉団子と食べても良い感じです。
トッピングの白髪葱と糸唐辛子。

味噌味スープなので唐辛子やネギなどの辛いものが良く合います。
トッピングの半熟の味玉。

黄身が半熟の味玉で、味もしっかり浸みています。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

味噌の旨味と海老の風味で、とても美味しいです。
ライスを入れて雑炊風にしても美味しそうです。
と言う訳で、完食。

「石山商店」さんの「海老味噌らーめん」でしたが、王道の味噌味スープにほのかに海老の風味のするスープと、大きな肉団子に入った荒く刻んだ海老のW海老で海老を満喫出来る一杯でした。
黄色い中細縮れ麺は味噌味スープに良く合っていて、とても美味しいです。
寒くなってくると味噌ラーメンが恋しくなるので、この「海老味噌らーめん」はうってつけの一杯です。
21.はお取り寄せした「楽観プレミアム」の「琥珀プレミアム」。

出汁パックが入っており、「麺や 七彩」さんの「煮干し醤油らーめん」と同じタイプの様です。
まずは出汁パックを水から煮立てます。

必ず水から煮立てる様にとの事。
続いてお湯を沸かして、丼を温めながら醤油ダレを湯煎しておきます。

油が固まっているので、油が溶ける様に温めます。
油が溶けたら、丼に醤油ダレを入れておきます。

湯煎して油が溶けていれば、簡単に出て来ます。
出汁パックの方は沸騰して来たら火を止めます。

そして丼の醤油ダレに出汁を注ぎます。
麺の茹で時間は1分。

麺を茹でる前に出汁を醤油ダレに注いでスープを作っておきます。
丼の醤油ダレに出汁を注いでスープを作り、湯切りした麺を入れて具材を載せれば完成です。

チャーシューは1/2本付いているので、スライスして載せます。
メンマは1食当たり2本です。
九条ネギと半熟味玉は別途用意しました。
まずはスープを一口。

香ばしい醤油の香るスープは、出汁の風味がたっぷりで、とても美味しいスープです。
鰹節や宗田節、煮干し、昆布などの出汁が良く効いています。
麺は細麺ストレート。

三河屋製麺製の麺で、加水率低めでパツンとした食感と小麦の風味が旨い麺です。
トッピングのチャーシュー。

1/2本分付いていたので、スライスして載せました。
煮豚系のチャーシューで、柔らかいながらも肉感の有るチャーシューです。
トッピングの大きめのメンマ。

ザクザクとした食感で、しっかり味付けされたメンマ。
麺との食感の違いを楽しめます。
途中でブラックペッパーを入れて味変してみました。

香ばしい醤油とブラックペッパーのスパイス感が良く合います。
トッピングの自作の半熟味玉。

今日の味玉は黄身がトロトロの半熟で、しっかり味の染みた味玉です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

醤油ダレに出汁パックから煮出した魚介系の出汁を足して作るスープは出汁の香りも高く、とても出汁の効いたスープになっています。
と言う訳で、完食。
「楽観プレミアム」の「プレミアム琥珀」でしたが、「麺や 七彩」さんの「煮干し醤油らーめん」と同様に出汁パックから煮出した魚介出汁で醤油ダレを割って作るタイプのスープで、とても出汁の立った美味しいスープでした。
それに合わせる麺は三河屋製麺製の加水率低めの細麺ストレートで、パツンと言う食感と小麦の風味の旨い麺です。
1/2本付いているチャーシューはしっとり感の有る煮豚系で、柔らかいのに肉感の有るタイプ、メンマは材木メンマ系で、ザクザク食感にしっかりとした味付けと、具材の方も抜かり有りません。
総じてお取り寄せラーメンとしてはレベルが高い一杯でした。
22.は小田急相模原の「Sagamihara 欅」。

前回訪問が6月末ですから、何と半年ぶりの訪問です。
到着時は外並び1名で、2番目に接続しました。
店員さんから食券を買う様に声が掛かったら、食券を購入します。

今日は久しぶりに「味玉味噌」にしました。
和え玉¥200の食券も購入しました。
店員さんから和え玉の種類を聞かれたので、味噌味スープならニンニクが合うだろうと考え、「ニンニクパンチ味」にしました。
幸い、10分も待たずに入店出来ました。
待つ事7〜8分で、「味玉味噌」が着丼。

以前「特味噌ラーメン」を食べたのは今年の2月でした。
まずはスープを一口。

色が薄いので、味が薄いのかと言うと、結構塩分が濃い味噌で、ニンニクや生姜が効いており、ちょっと唐辛子も入っていて王道の味噌ラーメンの味です。
しかし「Sagamihara 欅」らしく、「味噌ラーメン」ながらコッテリではなくサッパリと言う所がポイントです。
麺は自家製麺の中太手揉み麺。

以前の麺よりも少し太くなった様で、「Sagamihara 欅〜HANARE〜」の麺に良く似ています。
モチっとした食感で、適度なコシと歯応えが有り、小麦の風味もしっかりします。
トッピングのロースチャーシュー。

低温調理のチャーシューで、しっとり食感で適度な味付けになっており、美味しいチャーシューです。
トッピングのバラチャーシュー。

写真を撮るのに持ち上げようと試みましたが、柔らか過ぎてバラバラになってしまうので断念しました。
見ての通り非常に柔らかいチャーシューですが、ただ柔らかいだけでは無く肉感が有り、脂の甘みを味わえるチャーシューです。
トッピングの太いメンマ。

適度な歯応えで、サクサク食感で適度な味付けのメンマ。
麺との歯応えの違いを楽しめます。
トッピングの赤(紫)玉ねぎ。

彩りを添えると共に、玉ねぎ特有の辛味と甘みが味噌味スープにとても良く合います。
トッピングの青ネギ。

爽やかな辛味と鮮やかな色で彩を添えています。
トッピングの半熟味玉。

黄身がトロトロの半熟で、しっかり味の染みた美味しい味玉です。
ここで和え玉の登場です。

「ニンニクパンチ味」なので、ニンニクたっぷりです。
麺は中細ストレート麺です。
底の方にタレが入っているので、良く混ぜます。

醤油味のタレなので、ちょっと色が付きます。
まずはそのまま頂きます。

醤油ダレがしっかり効いていて、ニンニクもガッツリ効いています。
そのまま食べると、麺の旨さが良く味わえます。
続いて味噌味スープに浸して頂きます。

和え玉全般に言える事ですが、そのまま食べるよりもスープに浸した方が、味がマイルドになります。
スープはニンニクの風味が強調されて、パンチの有る味になります。
和え玉も食べ終えたので、スープを味わいます。

生姜の効いた味噌味スープは、寒い日に体が温まります。
味噌味スープなのにサッパリしているスープです。
と言う訳で、完食。

「Sagamihara 欅」さんの「味玉味噌」+和え玉「ニンニクパンチ味」ですが、王道の味噌味スープながらサッパリとしたスープに、中太手揉み麺が良く合っています。
そして和え玉は醤油ダレとニンニクを和えた中細ストレート麺ですが、こちらはパツンとした食感で、ニンニク醤油味で麺の旨さが味わえ、スープに浸すと味噌味にニンニクの風味が加わってとても美味しいです。
23.は「蒙古タンメン中本 町田店」。

今年最後の「北極やさい」を食べに行って来ました。
年末ギリギリだと混むと思ったので、早めの「中本おさめ」です。
外並びの3番目に並びましたが、店員さんに促されて、食券を買いに行きます。

この時期の限定は「魚介豆乳タンメン」です。
が、今日は「北極やさい」シャキシャキ一択です。
「北極やさい」の食券を買って、店員さんに「シャキシャキで」と渡しました。
待つ事5分程で、「北極やさい」シャキシャキバージョンが着丼。

今日はやさいの盛りが少なめです。
まずはスープを一口。

相変わらず味噌味ベースのスープの旨さは健在です。
辛さは唐辛子の辛さですが、「北極」位までが個人的に美味しく食べられる限界の辛さです。
中本特製の中太ストレート麺。

モチモチ食感で麺自体が旨い麺です。
スープとの相性も抜群で、「北極」は1.5玉分(230g)なので、ボリュームも満点です。
トッピングの豚薄切り肉も入っています。

炒めた野菜と豚の旨味もスープにしっかり入っています。
トッピングのシャキシャキの野菜。

通常の「北極やさい」は仕込み調理で野菜はクタクタに煮られていますが、シャキシャキは都度調理で中華鍋で炒めて有るので、香ばしくてとても美味しいです。
トッピングのキクラゲ。

これが入っているのも「北極やさい」を選ぶ一つの理由になっています。
独特の食感と味が溜まりません。
トッピングのスライス茹で卵。

「北極やさい」の具材の中で、数少ない辛さを和らげてくれる具材で、玉子1/2個分入っています。
以前はメンバーカードを持って居ると無料で1個分増量出来ましたが、アプリに変わってから烏龍茶サービスに変わりました。
野菜と麺を一緒に食べるととても美味しいです。

スープの味が野菜ですこしマイルドになるので、食べ易く、とても美味しいです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

スープ単独だとちょっと味が濃いですが、ベースのスープの旨さと味噌の旨さ、そして唐辛子の辛味で、正に「辛旨」です。
と言う訳で、完食。

「蒙古タンメン中本」の「北極やさい」シャキシャキバージョンでしたが、やはり旨いです。
スープの旨さと麺の旨さに加え、「北極やさい」シャキシャキバージョンならではの多彩な具材を都度調理した旨さが有って、他には無い旨さが有ります。
そしてこの「辛旨」な味はハマる味で、1ヶ月に1回は食べないと気が済まない位ハマります。
また来年も、食べに来たいと思います。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…