
2021年5月のラーメン④の続きです。
18.は小田急相模原の「らーめん勇志郎製麺研究所」。

今年2月にオープンし、オープン初日に「頑固おやじ涙の醤油 味玉らーめん」を、翌月に「頑固おやじ涙の塩 味玉らーめん」を食べたので、今日は未食の「ワンタン麺」と「涙のでかギョーザ」を食べに行きました。
まずは入口右手の券売機で食券を購入します。

私は「小ワンタン麺」¥700+「涙のでかギョーザ」(4個)¥400を、一緒に行った神様は「頑固おやじ涙の醤油 味玉らーめん」にしました。
神様のラーメンはオーダー時に「味玉らーめんは麺少な目で」と少な目にして貰いました。
待つ事5分少々で、神様の「頑固おやじ涙の醤油 味玉らーめん」と同時に「小ワンタン麺」が着丼。

麺量100gで、小さな丼です。
「涙のでかギョーザ」。

確かに普通の餃子の1.5倍位有ります。
まずはスープを一口。

オープン初日に「頑固おやじ涙の醤油 味玉らーめん」を食べましたが、その時よりも魚介の風味が増しています。
ラードの香ばしさや、優しい醤油味は変わらず、やはり旭川ラーメンに近い味です。
自家製麺の中細縮れ麺。

パツンとした食感で、しっかりとしたコシと歯応えの有る麺は、お店の裏手の製麺所で打った打ち立て麺です。
今日の麺は北海道産小麦使用との事で、小麦の風味のする美味しい麺です。
やっぱりラーメンにはスープだけで無く、麺の旨さも必要ですね。
トッピングの大きめのワンタン。

硬めの茹で上がりのワンタン。
流石は「製麺研究所」だけの事は有り、皮の旨さが際立ちます。
個人的にこれ位の茹で加減が最も好きな茹で加減で、このワンタンは今まで食べた中でも1,2を争う旨さでした。
トッピングのメンマ。

サクサク食感のメンマ。
オーソドックスなメンマですが、「中華そば」的な「頑固おやじ涙の醤油らーめん」にはピッタリです。
たっぷり載ったネギ。

このネギもラードの効いた醤油味スープに良く合います。
「ねぎらーめん」も食べてみたいところです。
トッピングの大きな海苔。

家系ラーメン並の大きな海苔です。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。

やはり醤油味スープには海苔が良く合います。
「涙のでかギョーザ」。

物凄くジューシーな餃子で、噛むと小籠包の様にスープが出て来ます。
皮がモチモチで、カリカリに焼き上げた底の部分との食感の違いを味わえます。
餡は肉メインで、野菜は少しだけ入っています。
感じとしては「ダンダダン酒場」の餃子の餡に近い感じです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

やはりオープン初日に食べた時よりも魚介の風味が増しています。
ラードの効いた旭川ラーメン的なスープですが、魚介の風味が増した事で、より「中華そば」的な味わいになっています。
と言う訳で、完食。

「らーめん勇志郎製麺研究所」の「小ワンタン麺」と「涙のでかギョーザ」でしたが、個人的に大好きなワンタンと、肉汁たっぷりの餃子を両方味わえて、トータル¥1,100なので、そこそこリーズナブルだと思いました。
ワンタンは個人的に大好きな硬めの茹で上がりで、醤油味スープは味的にも申し分無く、「製麺研究所」だけに麺は文句無しに旨いですし、「小ワンタン麺」はかなり良い選択だったと思いました。
19.は店舗の立退で2月28日で町田市金森の店舗を閉店した、「超純水彩麺 天国屋」。

シェアキッチンの「TENT成瀬」で5月21,23,29の3日間限定復活するとの事で、行って来ました。
入り口の前に「天国屋メニュー」が出ていて「多重煮干しのあぐー豚入りワンタンらぁめん」¥1,500との事。

12:10頃に入店が始まり、整理券の1番から順に席に案内されました。
その時に私と神様で¥1,500ずつを払い、麺の種類が選べるので、私は中太手揉み麺を、神様は中細平打ち麺にしました。
待つ事15分程で、「多重煮干しのあぐー豚入りワンタンらぁめん」が着丼。

オペレーションの混乱で、後の人のラーメンが先に提供されたりしましたが、少し遅れて到着しました。
こちらは神様の「中細平打ち麺」バージョンです。

具沢山で殆ど麺が見えませんが、少しだけ見えている部分から中細麺が見えています。
まずはスープを一口。

ウルメ鰯、焼きあご、鯛、ソイ、さんま、オリーブいりこ、鯵煮干し、さっぱ(ままかり)煮干しと8種の煮干しの入ったスープです。
とても魚介感の有るスープは、8種の煮干しの多層的な旨味とコクが有り、流石は佐々木さんと思わせる激ウマスープです。
麺は中西食品特注麺。

私のは「中太手揉み麺」でしたが、手打ち麺の様なねじれのあるモチモチ麺で、とても美味しい麺です。
神様の方は「中細平打ち麺」。

「手揉み麺」のモチモチ食感に対して、こちらは歯切れの良い食感です。
トッピングの、あぐー豚の餡が詰まったワンタン。

たっぷりの餡に、柔らかめの皮が程良い食感です。
トッピングの沖縄まぁーさん豚肩ロースのチャーシュー。

絶妙な火加減で、しっかりとした肉感の有るチャーシューです。
大きさもかなりのものですが、厚さも有って食べ応え十分です。
こちらも沖縄まぁーさん豚肩ロースのチャーシュー。

こちらは少し赤み掛かっています。
こちらもかなりの大きさです。
トッピングの、さつま純鶏モモ肉チャーシュー。

鶏モモ肉らしい、しっとり感の有るチャーシューです。
鶏の旨味が濃い鶏です。
トッピングの穂先メンマ。

天国屋さんの鶏系など、清湯系ラーメンに良く使われます。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

8種の煮干しのスープは、魚介の旨味が凝縮され、鮮烈な旨味とコクの有るスープに仕上がっています。
と言う訳で、完飲&完食です。

シェアキッチン「TENT成瀬」での「超純水彩麺 天国屋」さんの「多重煮干しのあぐー豚入りワンタンらぁめん」でしたが、圧巻の多重煮干しスープと沖縄まぁーさん豚肩ロースの大きなチャーシュー、そして「あぐー豚」の餡の詰まったワンタンと、採算度外視のスペシャルな一杯でした。
シェアキッチンの為、グリストラップが無いので脂の多いスープは作れないのですが、そこは魚介系にする事でクリアし、コンベクションオーブンが有るのでチャーシューを焼き上げるなど、臨機応変に対応してこのレベルのものが作れる佐々木さんには脱帽です。
20.はお取り寄せグルメの、岐阜「らーめん あきん亭」の「あきんめん」。

岐阜県のラーメンは初めてですが、こちらの修行先の「大石家」さんはチャーシューの煮汁を醤油ダレとして使った「お湯割り系中華そば」の代名詞的なお店だったそうですが、こちらのスープはチャーシューの煮汁だけでなく、数種類の醤油やホタテエキスをブレンドしたスープとの事。
また麺も自家製麺との事で、より進化した一杯だそうです。
「あきんめん」は濃縮スープに醤油ダレを加えてお湯で薄めるタイプ。

「お湯割り系中華そば」の進化系と言う事で、「竹岡式ラーメン」に近い感じです。
濃縮スープは醤油の香りがします。
自家製麺の麺は茹で時間30秒〜1分と言う短さ。

加水率が高めと言う事でしょうか。
湯切りした麺をスープに入れ、トッピングを載せれば完成です。

唯一、味玉だけは自作味玉を載せましたが、他は全てパッケージに入っていたものです。
ナルトや刻みネギまで付いている辺りが、冷蔵の凄い所です。
まずはスープを一口。

チャーシューの煮汁に数種類の醤油やホタテエキスをブレンドしたスープ。
醤油の香りが鮮烈だったので、さぞかし醤油の効いた味かと思いきや、思いの外優しい味で、ホタテの旨味が有ってとても美味しいスープです。
自家製麺の中細麺。

ツルモチ食感の麺で、小麦の風味のする麺です。
食感も風味もスープの味に良く合っています。
トッピングの分厚いチャーシュー。

チャーシューと言うより角煮に近い感じのチャーシューで、肉感も満点ですが、味付けもとても美味しいチャーシューです。
これが4個も入っていて、チャーシューだけでもかなりのボリュームです。
トッピングのメンマ。

サクサクの自家製メンマ。
オーソドックスながら、適度な歯応えと味のメンマです。
トッピングのナルト。

オーソドックスなナルトが付いて来ます。
これが載っているだけで、ノスタルジックな雰囲気になります。
トッピングの自作の半熟味玉。

今日は黄身の中心がトロトロの半熟になりました。
和風出汁が美味しい味玉です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

「竹岡式ラーメン」もとても美味しいスープでしたが、「らーめん あきん亭」のスープもやはり美味しくて、「お湯割り系中華そば」とは思えない味の厚みが有ります。
「らーめん あきん亭」の「あきんめん」でしたが、チャーシューの煮汁に数種類の醤油やホタテエキスをブレンドしたスープはとても美味しくて、自家製麺の麺もお取り寄せラーメンの中で3本の指に入る位美味しい麺でした。
トッピングも角煮の様に分厚いチャーシューが4個も載っており、ボリュームも旨さも大満足の一杯でした。
21.は相模原市清新の「六花」。

前回は1周年直後の先月に伺って、「ゴールデン六花三昧」を頂きました。
本日はラーメンの限定は無いものの、「六花めし」が鴨とフォアグラを使った「カモーン🦆ベイベ〜✨フォアグラ丼」です。

鴨脂とバルサミコ酢を使用と言う事で、とても気になります。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

「六花焼きそば」が有ったら食べたかったのですが、今日は提供が無い様だったので(写真では消えていますが、「六花焼きそば」は両方とも❌です)、未食の「辛味噌味玉らーめん」¥1,100にしました。
そして「六花めし」の「カモーン🦆ベイベ〜✨フォアグラ丼」¥300にしました
一緒に行った神様は、「塩味玉らーめん」¥850にしました。
まずは「カモーン🦆ベイベ〜✨フォアグラ丼」が着丼。

香ばしく焼かれた鴨肉とフォアグラが旨そうです😋。
続いて神様の「塩味玉らーめん」が着丼。

以前「ワンタン麺 塩」を食べた時に比べ、大分洗練度が上がっている感じです。
続いて私の「辛味噌味玉らーめん」が着丼。

これは見た目からして辛そうなビジュアルです。
「辛味噌味玉らーめん」のアップ。

見た目は辛そうなものの、パッと見では「蒙古タンメン中本」の「蒙古タンメン」(辛さ度5)程度に見えますが…。
まずはスープを一口。

一口飲んで、いきなり咽せました。
これはかなりの辛さです。
少なくとも「蒙古タンメン中本」の「味噌卵麺」(辛さ度8)クラスである事は間違いありません。
麺は加水率高めの黄色い中細縮れ麺。

如何にもサッポロラーメン的な麺で、味噌味スープにドンピシャに合います。
しかしこれは辛い!🔥。
恐らく「蒙古タンメン中本」の「北極」(辛さ度9)クラスの辛さです。
これ以上となると、「ど・みそ」の「みそオロチョンラーメン」の辛さ「ファイヤー」クラスになります。
個人的に美味しく食べられるのは「蒙古タンメン中本」の「北極」2倍(辛さ度10以上)位までなので、かなり辛い方になります。
トッピングの大きなチャーシュー。

豚肩ロースと思われるチャーシューで、肉感が有って食べ応えの有るチャーシューです。
トッピングのメンマ。

サクサク食感で美味しいメンマ。
オーソドックスながら、これだけの辛さでもしっかり味の分かるメンマです。
「六花めし」の「カモーン🦆ベイベ〜✨フォアグラ丼」。

こんがり焼き上がったフォアグラは香ばしくて、フォアグラ特有のコッテリ感が程良い感じです。
鴨脂とバルサミコ酢のご飯がとても美味しくて、フォアグラがとても良く合います。
こちらも香ばしく焼き上げられた鴨肉。

しっとり感と肉感が程良く調和した鴨肉。
鴨肉特有の味わいが、鴨脂とバルサミコ酢のご飯と良く有っていて、とても美味しいです。
スープの中には刻んだチャーシューが入っています。

麺やメンマと共に刻みチャーシューを食べるととても美味しいです。
黄身がトロトロの半熟味玉。

黄身のまろやかさが味噌味スープに良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

辛い事は辛いですが、しっかり旨さが有って、サッポロラーメンに辛さを加えた様なスープは、「蒙古タンメン中本」とも「ど・みそ」とも違うオリジナルな旨さです。
と言う訳で、完食。

「六花」さんの「辛味噌味玉らーめん」でしたが、見た目よりも遥かに辛い一杯で、「蒙古タンメン中本」の「北極」級の辛さでした。
辛いながらも旨さが有り、しかもその旨さは「蒙古タンメン中本」とも「ど・みそ」とも違う、オリジナリティ溢れる旨さでした。
辛いものが好きな方には是非お試し頂きたい、辛さと旨さを両立した一杯だと思います。
また「六花めし」の「カモーン🦆ベイベ〜✨フォアグラ丼」もとても美味しい一杯でした。
フォアグラはともするとクドくなりがちですが、香ばしく焼いている事と、バルサミコ酢の爽やかさでクドさを和らげ、旨さを引き出しています。
奥様の食べていた「塩味玉らーめん」も進化の跡が見られ、1周年を超えて益々進化している事が伺えます。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…