
2021年6月のラーメンの続きです。
⑥は先日通販で取り寄せた、野方の「味噌麺処 花道」の「味噌ラーメン」。

ずっと行ってみたかったのですが、なんせCovid-19禍が1年以上続くとは全くの想定外だったので、直接訪問は諦めてお取り寄せする事にしました。
オススメトッピングの中で、モヤシと白髪ネギ、刻みニンニクを用意。

九条ネギ、半熟味玉、メンマも別途用意しました。
まずはスープを湯煎します。

湯煎時間は約15分。
チャーシュー入りなので、あまり煮立たせない様に弱火で温めます。
麺の茹で時間は6〜8分。

「芯が残る位がオススメ」と言う事で、6分茹でました。
スープを丼に注いで、茹で上がった麺を湯切りして入れ、トッピングを載せて出来上がりです。

トッピングがどっさりで麺が見えません🤣。
まずはスープを一口。

味噌味ですが、千駄ヶ谷の「ホープ軒」のスープが味噌味になった様な感じです。
このスープは豚の背ガラやゲンコツ、鶏ガラ、モミジなどの動物系の出汁とジャガイモなどの野菜を煮込んでから濾して作っているそうで、 味噌ダレやカエシを使わずに、あえて近所のスーパーで手に入る神州一味噌株式会社の一般的な「み子ちゃん味噌」を使っているそうです。
麺は太麺ストレート。

三河屋製麺製の麺との事ですが、見た感じは相模大野の「えびくらぶ」さんや町田の「40番」が使っている、同じ三河屋製麺製の太麺に良く似ています。
かなりコシと歯応えが有る麺で、他店ではつけ麺や油そばに使われる麺ですが、これをラーメンに使っているのはかなり珍しいかも知れません。
スープが「ホープ軒」のスープっぽい濃厚なスープなので、この麺に負けずに上手くバランスが取れています。
トッピングの豚バラチャーシュー。

小ぶりながら結構厚手で、3枚載っているので結構食べ出が有ります。
柔らかいながらも肉感が有って、美味しいチャーシューです。
自作の半熟味玉。

今回は良い感じに黄身の中心が半熟に出来ました。
和風出汁の効いた味で、味噌味スープにも良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

味噌味スープだと、味噌が前面に出ている札幌ラーメン系が多いですが、このスープは白味噌ベースで、濃厚ながら豚骨や鶏ガラ、ジャガイモなどを煮込んだスープの味が良く分かるスープです。
と言う訳で、「味噌麺処 花道」さんの「味噌ラーメン」でしたが、三河屋製麺製のコシの強い太麺に負けないスープながら、札幌ラーメン系の様な味噌味が濃いタイプとは一線を画す、"旨味は強いがしょっぱく無い"という唯一無二のスープでした。
個人的には太麺の食感も含めて、千駄ヶ谷の「ホープ軒」のスープが味噌味になった様な感じで、とても好感が持てました。
⑦は「超純水彩麺 天国屋」。

店舗の立退で2月28日で町田市金森の店舗を閉店し、先月からシェアキッチンの「TENT成瀬」で営業していた、「超純水彩麺 天国屋」さんが、6月7日を以って「TENT成瀬」での営業を終了するとの事で、行って来ました。
この日は整理券配布なしで、11:30〜15:00までの営業という事で、11:30ちょっと前に到着した所、既に20人位並んでいました😳。

前回は無かった、今は無き「天国屋」の看板が!
これが有るだけで「天国屋」感満載ですね。
本日のメニューは、
「鮮魚ラーメン 丼付き」¥1,500
「猫足ホンビノス水の多重雨煮干アグー豚挽肉入りつけそば」¥1,300
「シンプルな煮干し中華そば」¥900
「お子様ラーメン」
の4つです。
待つ事約1時間程で、漸く入店出来ました。
それから待つ事15分程で、「鮮魚ラーメン」と「鮮魚丼」が着丼。

「鮮魚ラーメン」はネギ以外一切の具材が載っていない「かけラーメン」的な一杯で、逆に「鮮魚丼」の方は溢れんばかりに具材てんこ盛りです。
まずはスープを一口。

「鮮魚ラーメン」という名称から、前回の「多重煮干し」をイメージしていましたが、今回の「鮮魚ラーメン」はホンビノス貝の風味がメインのスープでした。
多分白醤油味だと思いますが、ホンビノス貝を中心とした魚介に白醤油を合わせている様です。
麺は恐らく中西食品製の中細麺で、加水率低めの麺です。

佐々木店主らしく、キッチリ茹で上げられた麺ですが、歯切れの良い食感で、ホンビノス貝の風味のするスープと良く合っています。
「鮮魚丼」。

1つ1つの具材が大きい「鮮魚丼」。
縁には柚子山葵が添えられています。
大きな切り身が載っています。

とても分厚く切られた切り身で、漬けになっているのか味が付いています。
ご飯の方にタレが入っているので、いずれにしてもそのまま美味しく頂けます。
柚子山葵を塗って頂きます。

柚子の風味のワサビという、ちょっと珍しい組み合わせですが、佐々木店主お気に入りの味で、残念ながら既に製造中止らしく、佐々木店主のストック分を使い果たしたら終了らしいです。
麺と丼を食べ終えて、スープを味わいます。

ホンビノス貝を中心とした魚介に、白醤油を合わせたと思われるスープは、「天国屋」らしい優しい味のスープです。
と言う訳で、完食。

「TENT成瀬」での最後の営業となった「超純水際麺 天国屋」さんでしたが、3種のラーメンを用意するなど、最後まで佐々木店主のサービス精神が垣間見られるものでした。
「鮮魚ラーメン」はホンビノス貝をメインにした魚介系で、低加水率の歯切れの良い麺との相性もバッチリです。
「鮮魚丼」は3種の大きな刺身が載っていて、漬け丼っぽく味が付いており、ご飯にもタレが掛かっていて、とても美味しい丼でした。
⑧は「麺でる 相模原店」。

Twitter情報で試作の「冷やし坦々麺野菜サラダ」が提供されるとの事で、行って来ました。
お店の前の黒板には「※冷やし考え中」の文字が!

Twitterでは「コメンテーター求めます😁」と有ったので、イケると信じましょう。
まずは入口右手の券売機で食券を購入します。

「『小ラーメン』の食券を買って『試作』と伝えて下さい」と言う事で、「小ラーメン」¥790の食券を購入しました。
カウンターに座って食券を出して、「『試作」をお願いします」と伝えて「冷やし坦々麺野菜サラダ」をオーダーしました。
丁度ロットの切れ目だったので、待つ事15分程で「冷やし坦々麺野菜サラダ」が着丼。

「コールはどうなるんだろう?」と思っていましたが、特に何も聞かれずにそのまま出て来ました。
(聞かれたら何て答えたら良いのか分からないですけど。)
「冷やし坦々麺野菜サラダ」のアップ。

「サラダ」と言うには若干野菜が少ない様な気がしますが…
とりあえず天地返しして全体を混ぜてみました

「麺でる相模原」さんと言えば、店主の上野さんが毎朝打っている自家製麺のモチモチ麺がウリですが、今日の麺は少し平打ち気味で、二郎っぽい麺です。
食べてみると何故「サラダ」と言う名前か分かります。

掛かっているタレ(と言うかドレッシング?)がコールスローに掛かっているドレッシングっぽくて、酸味が有って暑い日にピッタリの味です。
なるほど、これは「サラダ」っぽいです。
肉味噌も絡めて食べてみます。

肉味噌はピリ辛で、坦々麺っぽい味です。
ドレッシングと坦々麺、これが意外に良く合っていてハマりそうな味です。
新宿の「三国一」の「サラダうどん」が大好きで、偶に自分でも作ったりしますが、それに近い感じ+坦々麺っぽくて、かなり好きな味です。
と言う訳で、あっという間に麺と具を完食。

麺量250g位は有ると思いますが、意外にスルスル行けてしまいます。
坦々肉味噌が美味いです。

肉味噌のピリ辛さとドレッシング(タレ?)の酸味が思いの外合っています。
と言う訳で、完食。

「麺でる 相模原」さんの試作「冷やし坦々麺野菜サラダ」でしたが、食べてみると確かにサラダっぽくて、暑い夏にピッタリの一杯だと思います。
試作を食べた方のご意見では、「辛さを調整できる様にして欲しい」と言うのが有ったそうですが、味については概ね良好な意見が多かったそうです。
なので、ほぼこのままの形で限定メニューもしくは夏季限定で出るかもしれません。
個人的には「サラダ」なので、レタスとかトマトを足して欲しいです。
多分とても良く合うと思います。
⑨は小田急相模原の「八王子ホープ軒 かたおか」改め、「頂美豚骨 かたおか」。

FBラーメングループの情報で、「つけ麺」の提供が始まったとの事で、行って来ました。
お店の前に出店が出ていて、看板を撮り損ねましたが「富士宮やきそば」の持ち帰りの提供も始めた様です。
まずは入口右手の券売機で食券…と思ったら、「つけ麺」のボタンが見当たりません。

良く見たら「お承りは店員まで!!!」と小さく書いてありました。
と言う訳で、店主さんに¥1,000を渡して「つけ麺」をオーダーしました。
待つ事15分程で、「つけ麺」が着丼。

「ラーメン」¥770と比較すると、麺量が大分多くなっており、具材も海苔と味玉が増えている様です。
太麺ストレートの麺は、「ラーメン」(太麺)と同じ麺の様です。

しかし元々太麺且つ加水率高めのツルシコ麺なので、つけ麺の麺としても申し分有りません。
スープに浸して頂きます。

スープは特に変化は無い様で、つけ麺用に少し濃い目に作られています。
食べてみると、まさにホープ軒の味です。
麺は元々硬めに茹で上げられているので、水で締めても大きく食感は変わりませんが、暑い日に冷たい麺で食べられると言うメリットは大きいです。
トッピングの大きなチャーシュー。

大きさは以前「ラーメン」(太麺)を食べた時も同様でしたが、厚みが違う様です。
これは「つけ麺」だからなのかどうかは分かりませんが、少なくとも「ラーメン」の時より大分厚くなりました。
このチャーシューは結構美味しいので、いつも「チャーシュメン」にしようか迷います。
トッピングのメンマ。

オーソドックスなメンマですが、やっぱりメンマが有ると良い箸休めになりますし、麺と食べた時の食感の違いを味わえます。
トッピングの大きな海苔。

家系ラーメン並の大きな海苔です。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。

割と厚手のしっかりとした海苔なので、スープに良く浸さないと柔らかくなりませんが、スープを吸った海苔は潮の香りが有って、とても美味しいです。
途中、味変でニンニクと豆板醤を投入。

つけ麺でもニンニクと豆板醤は安定の旨さです。
トッピングの味玉。

ほぼ固茹でに近いですが、少し甘めの味付けで、何処と無く懐かしい感じの味です。
このスープと良く合う味です。
麺と具を食べ終えたのでスープを味わいます。

スープ割りが有るのですが、まずはそのまま味わってみました。
やや味が濃いものの、飲めない程濃い訳では有りません。
折角なので、スープ割りで割ってみる事に。

何だかオシャレなポットに入っています。
保温可能なポットの様です。
スープ割りで割ったスープを頂きます。

やはりスープ割りで割ると、スープがマイルドになって飲み易くなります。
美味いのでいくらでも飲めますが、塩分&カロリーを考えて控えました。
と言う訳で、完食。

「頂美豚骨 かたおか」さんの「つけ麺」でしたが、ホープ軒のあの味のままつけ麺になっているので、違和感も無く、期待通りの美味しい一杯でした。
そうは言っても、麺が冷たいのはやはり暑い時期にはとても重要で、暑くてラーメンを食べる気にならなくても「つけ麺」なら食べる気になるので、これからの季節に「つけ麺」はとても良い一杯です。
今回思いましたが、千駄ヶ谷の「ホープ軒」でもそうでしたが、ネギが物凄く良く合っていて、「ネギ増し」したくなりました。
チャーシューも旨いので「チャーシューメン」も食べたいし、どっちにするかとても悩ましい所です。
⑩は相模大野のラーメン食堂「がん家」。

2021年3月22日にリニューアルオープンした「がん家」さんですが、リニューアル後しばらくお休みしていた「がん担麺」が再開されるとの事で、遅ればせながら行って来ました。
まずは入口右手の券売機で食券…と、ココはPayPayが使えるのでカウンターのQRコードを読み込んで、¥950を前払いします。

今日の厨房はダイスケさんのワンオペで、丁度お客さんが来始めたタイミングで結構忙しそうでした。
辛さは久しぶりなので3辛にしました
待つ事10分程で「がん担麺」辛さ3辛刻みニラトッピングが着丼。

自家製ラー油がなみなみと注がれています。
まずはスープを一口。

自家製ラー油が上に載っているので、ラー油だけ掬った様に見えますが、ちゃんとスープも掬っています。
「がん家」さんのスープはライトながらコクと旨味がしっかりしているので、これだけラー油が入っていてもちゃんと美味しいです。
麺は三河屋製麺製の中細ストレート麺。

「ラーメン」でも替玉はこの中細ストレート麺です。
「がん担麺」の肉味噌。

自家製ラー油ととても相性が良く、甘辛い味がニラとも良く合います。
トッピングのほうれん草。

ちょいクタな茹で加減のほうれん草。
スープに浸して食べると美味しいです。
たっぷり載った白髪ネギ。

自家製ラー油が掛かった白髪ネギは、爽やかな辛味で麺との相性も抜群です。
LINEクーポンでサービスの「刻みニラ」。

ニラの風味が自家製ラー油や肉味噌と合っていて、特に肉味噌と一緒に食べると美味しいです。
肉味噌やニラと一緒に麺を頂きます。

肉味噌とニラの旨味と自家製ラー油が麺と合わさり、とても美味しいです。
卓上のニンニクを投入してみました。

「がん担麺」もベースのスープは「ラーメン」と同じなので、ニンニクが合うだろうと思って入れました。
ニンニク投入後に、麺を食べてみます。

思った通り、このスープにもニンニクは良く合います。
コクが出て、更に辛旨感が増した感じです。
麺やトッピングを食べ終えたので、穴あきレンゲで肉味噌を頂きます。

自家製ラー油とスープの染みた肉味噌をニラと一緒に食べると、とても美味しいです。
スープを味わいます。

迂闊に啜ると咳き込む位ピリリとラー油が効いていますが、「がん担麺」の凄い所はちゃんとスープの旨さが分かる事。
ライトなスープは決して薄い訳では無く、コクと旨味がたっぷりなので、これだけラー油が入っていてもしっかり旨味を感じます。
と言う訳で、完食。

ライスを付けて、LINEクーポンの「粉チーズ」を掛ければリゾット風に食べられると言う裏ワザも有るそうですが、ダイエットのため我慢我慢…
と言う訳で、ラーメン食堂「がん家」さんの「がん担麺」でしたが、以前と変わらず、自家製ラー油と肉味噌にスープの旨さが際立つ一杯でした。
「がん担麺」は1辛〜3辛まで有り、「辛さその先」¥100で更に辛くする事も可能です。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…