
2021年6月のラーメン②の続きです。
11.は町田の「40番」。

6月下旬を以って閉店と発表されたので、最後の濃厚豚骨魚介系つけ麺を食べに行って来ました。
町田・相模原エリアでは、「40番」の濃厚豚骨魚介系「つけ麺」は貴重な存在だっただけに残念です。
まず入口左手の券売機で食券を購入します。

「つけめん」には「並200g」・「大300g」・「特400g」・「爆600g」と量が4段階有り、それぞれ具材が豪華な「特製」が有ります。
今日は私も一緒に行った神様も「並200g」に、私は「味付玉子」¥100も付けました。
両方ともニンニクは「有り」でお願いしました。
待つ事10分程で、「つけ麺」(並)味玉入りが到着。

濃厚豚骨魚介スープらしいビジュアルです。
三河屋製麺製の太麺。

相模大野の「えびくらぶ」さんでも使用している、ツルモチ食感でつけ麺に良く合う太麺です。
小麦の風味も良く、濃厚スープに負けない麺です。
スープに浸します。

濃厚な豚骨スープに魚介出汁を効かせたスープ。
今日のスープは醤油ダレが控えめなのか、スープ感が強めです。
濃厚なスープと太麺が上手くバランスしていて、美味しいです。
トッピングの大きなチャーシュー。

厚さも5mm位有って、食べ応え十分です。
周囲をしっかり焼き上げてある、本格的なチャーシューです。
トッピングの太めのメンマ。

太めですが、柔らかくて美味しいメンマです。
途中味変で、ブラックペッパーとお酢を足してみました。

濃厚豚骨スープにブラックペッパーは良く合います。
お酢は少量入れれば爽やかさが加わり、濃厚スープが食べ易くなります。
家系ラーメンもお酢が欠かせないです。
味変後のスープで麺を頂いてみます。

ブラックペッパーのスパイシーさとお酢の爽やかさが加わり、とても食べ易くなります。
スープに浸かっている海苔で、麺を包んで頂きます。

家系ラーメンもそうですが、濃厚豚骨醤油味のスープと海苔は相性抜群です。
トッピングの味玉。

黄身がゼリー状の味玉。
少し甘めの和風の味付けが、スープと良く有っています。
と言う訳で、麺と具を完食。

スープ割りをお願いしました。
スープを足して割って貰ったスープ。

濃厚豚骨魚介系特有のコクと旨味が有ります。
これがもう食べられないのかと思うととても残念です…
と言う訳で、完食。

「40番」の「つけ麺」でしたが、町田・相模原エリアでは貴重な濃厚豚骨魚介系スープに太麺の組み合わせの、美味しいつけ麺でした。
「40番」は開店以来、味を見直してリニューアルオープンし、「背脂煮し干ラーメン」を追加するなど、味が変わり続けてきましたが、ここ1年程は味が固まって来て、漸く安定して来ていただけに閉店はとても残念です。
ここで磨いて来た味を、何らかの形でまた世に出して貰えるとありがたいと思います。
12.はお取り寄せグルメの天下一品の「こってり」。

今日は先日通販で取り寄せた、「天下一品」の「こってり」を作ってみました。
前回は今年一月にお取り寄せしました。
過去のBlogを見てみると、昨年10月にも取り寄せていて、大体2〜6ヶ月に一回は取り寄せている様です。
Covid-19禍の前は、定期的に通っていましたが、Covid-19禍で遠征を自粛している関係で、この2年ほどは専らお取り寄せです。
メンマとチャーシューはセットに含まれていたもの、九条ネギのみ足しました。

今回は味玉を作り忘れたので、味玉は無しで。
天下一品の「家麺」は、前回から作り方が変わり、スープに少量のお湯を加えて沸騰させ、そこに麺を入れると言う形に変わりました。

お陰で鍋を2つ使う必要が無く、インスタントラーメン的な作り方になりました。
茹で上がったらそのまま丼に入れて、トッピングを載せれば完成です。

作り方は変わっても、味の再現度が高い事には変わり無く、天一ファンとしてはとても嬉しいです。
まずはスープを一口。

「こってり」の名の通り、少しトロみを感じる程濃厚なスープですが、鶏ベースのスープなので、思いの外重たく無いのが天一の良い所です。
味が近いスープは有っても、この後味のスッキリさはまず無いので、やはりこのスープは唯一無二と言って良いと思います。
麺は中細ストレート麺。

黄色っぽくてツルツル食感で、適度なコシのある麺。
この麺が天一の「こってり」と良く合います。
この麺の旨さも天一の旨さの理由の一つです。
トッピングのチャーシュー。

セットに含まれているチャーシュー。
カタマリのまま入っているので、切り分けました。
お店ではスライサーで薄く切って出て来ますが、ちょっと厚切りでも美味しいです。
ラーメン4杯分にしてはチャーシューの量が多い(300g以上有ります)ので、晩酌のお供にします。
トッピングのメンマ。

これもセットに入っています。
ちょっと濃いめの味付けが「こってり」スープと良く有っていて、これも欠かせない具材です。
途中、味変で付属の「ニンニク薬味」と「からし味噌」を入れてみます。

お店だと「からし味噌」は卓上に有り、「ニンニク薬味」は言わないと出て来ないのですが、お取り寄せだと両方とも付いてくるのでなんだかちょっとトクした気分です。
味変後の麺を味わってみます。

「ニンニク薬味」は名前ほどニンニクガッツリ系では有りませんが、ニンニクのコクが出ていて、「こってり」スープに良く合います。
「からし味噌」の方も「からし」と言う名前ほど辛くは有りませんが、豆板醤の様なコクが有り、これも美味しい薬味です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

お店で食べる時は「チャーハンセット」を頼む事が多かったのですが、ライスを頼んで最後にライスドボンしてスープまで完食するパターンが多かったです。
天一のスープは濃厚なのにしつこく無い後味がとても気に入っていて、赤坂に勤めていた時は、ほぼ毎週通っていました。
と言う訳で、完食。

塩分制限およびカロリー制限が有る為、完飲は控えましたが、やはり天一の「こってり」は旨いです。
鶏ベースとは言え、これだけの濃厚さが有りながら、後味がスッキリしているスープはなかなか有りません。
濃厚だけど後味もしつこいか、スッキリだけどコクが足りないとか、大体どちらかが満たされないものですが、天一の「こってり」はその両方を満たしてくれる稀有なスープです。
お取り寄せの「こってり」も再現度が高くて美味しいのですが、やっぱりそろそろお店に食べに行きたいです
13.は前々から食べよう食べようと思って食べる機会が無かった「カップヌードル 味噌」。

もう既に発売から大分経っていますが、なかなか食べる機会が無くて、今頃になって食べてみました。
カップ裏側の「フタ止めシール」。

先日、これが廃止されるというニュースが報じられました。
これも時代ですね…
まずはフタを開けてみます。

「味噌」なので当たり前ですが、味噌の香りがします。
お湯を注ぎます。

具材のコーンが浮いて来ます。
待つ事3分で、フタを開けてかき混ぜます。

見た感じ、間違いなく「カップヌードル」です。
まずは一口食べてみます。

麺は間違いなくカップヌードルの麺です。
ポイントはやはりスープ。
旨味の強い味噌をベースに、ニンニクや生姜などの香味野菜に少量の唐辛子を効かせた、札幌ラーメンっぽい味のスープです。
醤油味の「カップヌードル」に対して、味噌ならではのコクと旨味が有ります。
お馴染みの「謎肉」とコーン。

何故か分かりませんが、この「謎肉」がカップヌードル食べると異常に旨く感じます。
コーンは味噌ラーメンには欠かせない具材ですね。
謎肉とコーンを食べてみます。

味噌味スープにとても良く合います。
具材はそれだけかと思っていたら、底の方にキャベツとにんじんが入っていました。

味噌ラーメンならではの具材ですね。
モヤシが有ったら完璧かも。
と言う訳で、完食。

日清「カップヌードル 味噌」でしたが、想像以上に美味しい一杯でした。
味噌味スープが上手に作られていて、味噌の旨味とコクを生かして美味しいスープになっています。
また具材の方も、キャベツやにんじん、コーンなど、味噌ラーメンに合った具材になっています。
麺はやはりカップヌードルそのものですが、逆に安心感というか安定感を感じてしまうのは私だけでしょうか?
醤油味から始まって、塩味やカレー、トムヤムクンヌードルなどなど沢山のバリエーションがあるカップヌードルで、味噌味が無いのは意外でしたが、漸く出揃った感じです。
14.は「町田汁場 しおらーめん進化 町田本店」。

Twitter情報で限定の「アメーラトマト果汁と2種の塩冷やし麺」が提供されるとの事で、行って来ました。
1日10食限定という事で、かなりの狭き門ですが、ダメ元で行ってみます。
"特殊な抽出方法で透き通った果汁に仕上げました"
と言うのがとても気になります。
入口右手の券売機で食券を購入します。

「限定」¥1,000と「ごはん」¥150の食券を購入しました。
奥様と次女は「煮干塩」¥850と「白醤油」¥900にしました。
待つ事10分少々で、「アメーラトマト果汁と2種の塩冷やし麺」が着丼。

見た目は昆布水(?)に浸かった麺の様に見えます。
スープを掬ってみると、鶏油が浮いているものの、トロみが有ってやはり昆布水の様です。

が、一口飲んでみてビックリ!
もの凄い濃いトマトの味です。
トマトの色が無いのに、これだけ濃いトマト味が出せると言う事に驚愕します。
しかもただトマトの味が濃いだけで無く、そこは塩ラーメンの「進化」だけ有って、トマトの旨味を更に引き出す塩がしっかり効いています。
ここまで凝ったスープを味わうのは「Japanese Soba Noodles 蔦」以来です。
流石は関口店主、塩ラーメンを作らせたら右に出るものは居ませんね。
麺線が綺麗に揃えられた、自家製麺の中細麺ストレート麺。

正に「ジャスト」な茹で上がりの麺。
濃密なトマト果汁と2種の塩、そして鶏油が見事に合わさったスープと相まって、とても美味しいです。
トッピングの鶏胸肉チャーシュー。

しっとり感と、チャーシューとしての味や食感をしっかり両立させた、とてもレベルの高い一品です。
トッピングのベイビーリーフなどの葉物野菜。

トマトと昆布、塩、鶏油のスープにとても良く合います。
トマトペーストを溶かしてみました。

元々濃密なトマト味のスープなので、トマトペーストを溶かしたらどうなるのか興味が有りましたが、トマトの濃度が更に増した感じになり、よりトマト感が強調された味になりました。
あっという間に麺と具を完食。

「〆のめし」にスープを掛けて頂きます。
こちらが「〆のめし」。

ライスに「進化」の鶏チャーシューと粉チーズ、乾燥パセリ、胡椒が掛かっています。
スープを掛けて、良く混ぜてから頂きます。

トマト感たっぷりのスープをチーズと鶏チャーシューの載ったライスに掛けて混ぜたのですから、旨く無い訳が無いです。
只でさえ旨いスープが、チーズと鶏チャーシューの載ったライスで更に旨くなります。
この「〆のめし」は必食です。
と言う訳で、完食。

「〆の飯」でスープもしっかり完食です。
と言う訳で、「町田汁場しおらーめん 進化本店」の1日10食限定「アメーラトマト果汁と2種の塩冷やし麺」でしたが、透明なスープが濃密なトマト感のスープと言う意外性に加え、「進化」の真骨頂である「塩」でトマトの旨さを引き出し、昆布と鶏油とのマッチングもバッチリで、素晴らしい仕上がりでした。
更に味変のトマトペーストを溶かす事によって更にトマト感を増し、「〆のめし」のライスと粉チーズ、鶏チャーシューと合わせてリゾット風にする事に依って完結する様になっているメニュー構成も完璧です。
15.は相模大野の「麺屋よしひで」。

こちらは南口のエスカレーターを降りて、駅ビル沿いに歩くとすぐに見えて来ます。
まずは店内左手の券売機で食券を購入します。

券売機を見て分かる通り、こちらのイチオシは「台湾まぜそば」なのですが、今日は気分的に「油そば」が食べたかったので「醤油まぜそば(にんにく有)」¥730にしました。
夏期限定の「冷麺」も気になります。
待つ事7〜8分で、「醤油まぜそば」が着丼。

普通の「油そば」と違って、最初からタレが麺に絡めて有る様です。
表面の白っぽいのはスリゴマの様です。
まぜそばなので、まずは麺から。

平打ちの太麺は全粒粉入りなのか、ツブツブが見えます。
比較的硬めの茹で加減で、モチっとした食感とパツンとした食感の両方を持つ、美味しい麺です。
麺の箱に「ダイイチ食品」と有ったので、恐らく愛知県のダイイチ食品製と思われます。
なるほど、「台湾まぜそば」が看板メニューな訳ですね。
味はかなり濃いめで、多分化調っぽい味がしますが、醤油の香ばしさとタレの旨味で美味しいです。

海苔やネギを絡めて食べれば、多少しょっぱさが和らぎます。
トッピングのバラ巻きチャーシュー。

表面をバーナーで炙ってあって、香ばしい風味がします。
トッピングの太目のメンマ。

太麺と濃いめの味に良く合うメンマです。
トッピングの味玉。

1個分を2つに切って載っています。
味玉も比較的味が濃いめです。
途中、卓上のお酢とラー油で味変してみました。

お酢のお陰で塩分が少し和らぎ、ラー油のピリ辛さが食欲を増進してくれます。
味変後の「醤油まぜそば」。

お酢とラー油を掛けると、より「油そば」っぽくなります。
これに刻みタマネギが有れば、完璧なんですが…
と言う訳で、「麺屋よしひで」さんの「醤油まぜそば」でしたが、ほぼ予想通り「油そば」に近い一杯でした。
平打ちの太麺がモチっとした食感とパツンと言う食感の両方が有って美味しかったです。
しかしこの麺、やっぱり「台湾まぜそば」で食べてみたい麺です。
更に、「台湾ラーメン」も有って、某グルメサイトの写真がとても美味しそうだったので、今度はそれも食べてみたいです。
16.はお取り寄せラーメンの「すごい煮干ラーメン凪」。

前回は昨年6月に取り寄せているので、1年ぶりになります。
本当はCovid-19が収束していればお店の方に伺って食べたかったのですが、よもや1年以上に渡って続くとは、昨年の段階では夢にも思いませんでした。
まずはスープの湯煎から。

ちなみにこの時具材や付属のタレも一緒に温めておくと良いです。
但し2〜3分で上げた方が良いです。
続いて麺を茹でます。

これだけの太麺ですが、茹で時間は3〜5分との事。
間を取って3分半程茹でました。
温まったスープを丼に入れて湯切りした麺を入れ、トッピングを載せて完成です。

九条ネギと味玉は足しましたが、あとはパッケージに含まれています。
まずはスープを一口。

久しぶりに食べましたが、
「丼1杯に約20種類の煮干70gを入れた」
と言うスープは煮干感全開で、ガツンと来る感じです。
「丿貫」の「煮干しそば」もガッツリ濃厚煮干しですが、味のパンチは一枚上手です。
凪独特の極太麺。

モチモチの食感で、コシの強い麺です。
小麦の風味もしっかりします。
超濃厚煮干しスープに負けない、極太の麺です。
凪名物の「いったん麺」。

超幅広の「いったん麺」。
具の無いワンタンの様な感じで、とても美味しいです。
ちなみにお店だと「いったん麺」を増量する事も可能です。
トッピングの香ばしいバラチャーシュー。

炙ってあって、とても柔らかいチャーシューです。
味は濃いめですが、超濃厚スープには良く合っています。
トッピングの細切りのメンマ。

これも濃いめの味付けで、超濃厚スープに良く合います。
付属のタレを絡めて麺を頂きます。

お店で食べるのと同様に、煮干しが香るあの甘辛いタレの味で、再現度はとても高いです。
トッピングの自作の半熟味玉。

今日は黄身がトロトロの半熟に仕上がりました。
和風出汁の味は超濃厚煮干しスープにも良く合いました。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

一杯分で煮干し70gと言う超濃厚煮干しスープは、苦味もエグ味も全てひっくるめた煮干し全開の味で、唯一無二のスープです。
と言う訳で、完食。

「すごい煮干ラーメン凪」の「すごい煮干ラーメン」でしたが、名前の通り「すごい煮干し」でした。
超濃厚煮干しスープは苦味もエグ味も全部入りで、濃い醤油味がその全てを力づくでまとめ上げている様な印象です。
その力強いスープに負けない極太麺と、「凪」らしい「いったん麺」、そして甘辛い「タレ」が単調になりがちな味を引き締めています。
具材の豚バラチャーシューや細切りのメンマも抜かり無い仕上がりですが、洗練された味では無い荒々しさが「すごい煮干しラーメン」らしさを出しています。
有無を言わさぬ強引さと、超濃厚スープ+極太麺と言う力づくの味を、破綻せずにまとめ上げているのが「すごい煮干しラーメン」だと思います。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…