
2021年6月のラーメン⑤の続きです。
27.は町田の「長岡食堂」。

Twitter情報で期間限定の「生姜つけ麺」が提供されるとの事で、行って来ました。
まずは入口右手の券売機で食券を購入します。

期間限定の「生姜つけ麺」¥880・「味玉生姜つけ麺」¥980は右上のボタンです。
今日は「生姜つけ麺」¥880にしました。
カウンターのラーメンの説明。

説明自体は変わっていないものの、味の方はどんどん変わっていて、少しずつ進化しています。
こちらはつけ麺の食べ方説明。

①まずはそのまま
②生姜を加えて
③かんずり風辛味噌を麺に加えて
④スープ割りでスープを味わう
⑤足りない方はご飯やお茶漬けで
待つ事7〜8分で、「生姜つけ麺」が到着。

陶器製の容器は「かんずり風辛味噌」です。
スープには角切りのチャーシューが入っています。

スープは鶏がらスープをメインに魚介出汁を加え、昆布や椎茸などで再仕込みした醤油ダレに黒糖の甘みを加えてあります。
麺は平塚の「四ノ宮商店」の特注麺。

ラーメンの麺よりも加水率が高そうな感じで、ツルツル食感の平打ち麺です。
まずはスープに浸して頂きます。

ちょっと味が濃いめなので、麺全体を浸すのでは無く、半分くらい浸すと良い感じです。
生姜を加えると、やはり長岡ラーメンらしくなって美味しいです。
トッピングの豚腕肉のチャーシュー。

肉感がありながら柔らかいと言う絶妙な仕上がりで、味も適度で美味しいチャーシューです。
ラーメンなら「半チャーシュー」(40g)がオススメです。
トッピングのほうれん草。

茹で加減が完璧で、普通にほうれん草のお浸しの様な茹で上がりです。
トッピングの細切りのメンマ。

長岡ラーメンに良く合う、細くてちょっと濃いめの味付けのメンマです。
ここで味へんの「かんずり風辛味噌」を使ってみます。

見た感じは正に「かんずり」そのものです。
食べ方に、「麺の方に加える」とあったので、麺に載せてみます。

このままだとメチャクチャ辛くなりそうなので、良く混ぜます。
こんな感じに混ぜてみました。

良い感じに満遍無く混ざっています。
スープに浸して頂きます。

「かんずり風辛味噌」は、ほぼ「かんずり」と同じ味で、結構ピリピリ来ます。
濃いめの醤油味のスープと良く合っていて、後半も飽きる事無く食べられます。
麺と具を完食したので、スープ割りをお願いします。

濃いめのスープなので、割って貰わないと流石に飲めません。
スープで割って貰うと、丁度ラーメンのスープよりちょっと濃い位になります。

初めの頃より大分黒糖の甘みが抑えられ、醤油の味を引き立てる様な使い方になっています。
と言う訳で、完食。

「長岡食堂」さんの「生姜つけ麺」でしたが、長岡ラーメンらしい濃い醤油と生姜の風味が良い感じで、美味しいつけ麺でした。
麺もラーメンの麺と変えている様で、よりツルツルした食感の麺で、つけ麺に合っている麺です。
味変の「かんずり風辛味噌」がとても良い感じで、これは他に無いオリジナルっぽい感じです。
個人的にはラーメンも「塩半チャーシュー」が好きなので、出来たら「塩つけ麺」も出して貰えると嬉しいです。
28.は2021年6月24日開店の新店「煮干中華 余韻」。

この場所は元「煌龍軒」だった所です。
店主さんは淵野辺の「貝ガラ屋」さんの店主だった方で、
「運命的に出会った極上の煮干しに魅了され、その煮干しを凝縮させた中華そばが作りたくなり、貝ガラ屋は現店主さんに引き継いで頂きました。」
との事。
開店時間の11:30過ぎに着いて、外並びの7番目でした。
待つ事20分程で、漸く店内へ。

入口左手の券売機で食券を購入します。
初訪問なので、左上の法則で「特凝縮煮干」¥1,050にしました。
待つ事10分少々で、「特凝縮煮干」が着丼。
「特は味玉・チャーシュー1枚追加」
と有りましたが、チャーシューが4枚程載っている様に見えます。
まずはスープを一口。

スープの色が福富町の「丿貫」に近い色ですが、飲んでみると、煮干なのに「あご出汁」の様な優しい味がします。
そして後味がどう考えても鶏白湯としか思えません。
これで煮干100%だったらオドロキでしたが、ベースはやはり鶏白湯スープの様です。
麺は細麺ストレート。

パツンとした食感ですが、キッチリ茹で切られています。
小麦の風味のする美味しい麺で、スープに良く合っています。
お祝いの花に「羽田製麺」と有ったので、福島県の「羽田製麺」製の様です。
トッピングのチャーシュー。

とても薄くスライスされていますが、しっかり肉感が有って、しっとりした食感です。
4枚に見えましたが、実は2枚(+端豚)でした。
これは2枚とは別に載っていた、チャーシューの端の様な部分です。

薄くスライスされたものと違って、しっかりとした食感ながら口の中で解れるチャーシューです。
トッピングのメンマ。

オーソドックスなメンマですが、味付けがとても優しい味で、スープに良く有っています。
黄身がトロトロの半熟味玉。

この味玉もとても優しい味付けで、美味しい味玉です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

あご出汁の様な優しい旨さを凝縮したスープは、鶏白湯スープと合わせる事でコクを出しており、クリーミーな後味は後を引く旨さです。
思わずスープを飲み干してしまいました。

これだけの濃厚さが有りながらスッキリとしており、濃厚煮干のスープとしても出色の旨さです。
「煮干中華 余韻」の「特凝縮煮干」でしたが、煮干なのに「あご出汁」の様な優しい旨味が有り、鶏白湯スープでコクを出して、後味もスッキリながらクリーミーと言う絶妙な加減のスープでした。
福島県の「羽田製麺」製の細麺「麦の香」との組み合わせも非常に良く、キッチリ茹で切っているのもポイントです。
チャーシューも相模原幸福豚を焼き上げた本格派で、メンマや味玉も優しい味付けで、スープの味にとても良く合っています。
ラーメン店が多い相模原駅周辺で、この場所は元「煌龍軒」、隣は元「相模原 大勝軒」と両方とも潰れてしまった難しい場所ですが、この味ならやっていかれるのでは無いかと思います。
と言う訳で、2021年6月のラーメンでした。