
今月は31杯でした。
諸般の事情により先月から都内暮らしが始まり、駒込→秋葉原と移ったので、今までなかなか行かれなかったお店を中心に開拓中です。
1.は、巣鴨の「麺創庵 砂田」。

店主の砂田さんは異色の経歴の持ち主で、なんと元プロのミュージシャンで、その後他のアーティストへの楽曲提供を経て、家族の為にサラリーマンとして働き、趣味の蕎麦打ちからラーメン自作、ついにはホテルで提供するラーメンを依頼される程だったとの事。
その後、渡辺樹庵さんの下で修行を積んで、巣鴨にお店を出されたのだそうです。
「特製ワンタン麺」全ての材料へのコダワリがハンパ無く、激ウマな一杯でした。
2.、は、駒込駅前の「中華料理 珍珍亭」。

「特製ラーメン」は天津飯の卵の部分が載った様なラーメンで、餡掛けでは有りません。
シンプルな「町中華」のラーメンに天津飯の卵の部分と言うのは面白いです。
おじいちゃん2人が厨房、ホールはおばあちゃんで、中年男性1人が耳の代わり兼ヘルプという感じですが、後何年続けられるのか心配になりました…。
3.は、駒込の「ガンコンヌードル」。

「ガンコンエビ味噌ラーメン」は海老感が凄い一杯。
もしかしたら海老つけ麺で有名な某店以上なのでは?と思わせる程の海老感が炸裂する一杯です。
4.は、春日の「本枯れ中華そば 魚雷」。

「王様中華そば」+「〆のお茶漬け」。
「王様中華そば」は長野県のご当地グルメで、魚介の効いた醤油ラーメンに大量の胡椒とたっぷりの笹切りネギが載っています。
長野県出身の塚田店主らしいメニューで、「〆のお茶漬け」にも魚介と胡椒の効いた醤油味スープが思いの外良く合います。
5.は、「蒙古タンメン中本」上板橋本店。

折角なので本店にしか無いメニューという事で、「冷味タンメン醤油味」。
「冷やし味噌」+「醤油タンメン」と言う組み合わせ。
そのまま食べれば醤油タンメンで、冷やし味噌を溶いて食べるとどんどん辛くなって行きます。
ちなみに「タンメン」=「塩味の炒め野菜が載った中華そば」なので、名前の中に味噌(冷やし味噌)、塩(タンメン)、醤油(醤油味)の3つが有ると言う「世にも珍しい一杯」なのだそう。
6.は、下板橋の「あさひ町内会」。

味噌ラーメンの銘店「すみれ」で修行を積んだ店主さんという事で「味噌ラーメン」なのですが、修行先の「すみれ」の濃厚味噌に対してこちらはもう少し軽やかで食べ易い味の一杯。
平日でも昼時には行列が出来るのが頷ける旨さです。
7.は、大山の「支那ソバ おさだ」。

「支那ソバ かづ屋」で10年修行された店主さんのお店。
お店のマークにもなっているワンタンで有名です。
「ワンタンメン」+「ルーロー飯」
「ワンタンメン」は魚介の効いた鶏豚スープと思われるスープに自家製細麺で、同じく自家製の皮を使ったワンタンがとても良く合っています。
「ルーロー飯」は八角などの香辛料を用いた本格派です。
8.は、池袋の「元祖めんたい煮込みつけ麺」。

「麺飯セット」は「めんたい煮込みつけ麺」+「半ライス」で¥1,740ですが、濃厚めんたい煮込みスープには玉ねぎや椎茸などが刻んで入っているとは言え、この値段でナルト以外の具無しには驚きました。
お味の方は見た目から想像した通りの味で、スープ割り後にライスを投入して雑炊風に食べますが、それが一番旨いです。
9.は、秋葉原の「福の軒」。

「特製ラーメン」が¥580と立地を考えたら爆安ですが、「マー油ラーメン」でも¥680とリーズナブル。
明太子¥170を足して、替え玉¥100で2回楽しめる計算です。
¥1,000以内で満腹になれて満足出来るのは素晴らしいです。
豚骨スープ+マー油に明太子も美味しい組み合わせです。
10.は、秋葉原の「新福菜館」。

「新福菜館」と言えば、の「中華そば」(並)+「焼き飯」(小)セットは、久しぶりに食べたからか「中華そば」がとてもマイルドに感じられます。
「焼き飯」は間違いなく旨いです。
11.は、秋葉原の「青島食堂」。

言わずと知れた新潟「長岡ラーメン」のお店。
「青島チャーシュー」はアツアツのスープにスライスされた大量のチャーシューが入っています。
12.は、秋葉原の「油そば 春日亭」。

同じ「油そば」でも「東京油組総本店」や「ぶらぶら」とは大分違う、油が多くて最初から辛味が有るタイプ。
マヨネーズトッピングが合うタイプの油そばです。
13.は、神田和泉町の「生駒軒」。

「ラーメン半チャーハンセット」は「懐かしの中華そば」とシンプルな卵と細切りチャーシューのチャーハンが「町の食堂」感満載で堪りません。
14.は、神田佐久間町の「ほたて日和」。

昨年オープンの話題のお店。
開店後すぐに行列店となり、記帳制になったのでハードルの高いお店でしたが、たまたま引っ越し先の至近だったので記帳して行ってみました。
麺は三河屋製麺製の特注麺、スープは名前の通りホタテ出汁たっぷりですが、何よりも鰹塩やわさび、トリュフオイルなど、いろいろな味わい方で麺を食べられる、小さなコース料理的な構成の見事さが光ります。
15.は、新宿地下ラーメンの「ひるがお」。

今回の目玉は何と言ってもあの「松ト麦」店主にしてうどん職人の「井上こん」さんが作った麺に有ります。
うどんの製法を取り入れた中華麺は、小麦の構成や練り方、加水率などが通常の中華麺と異なるせいか、既存の中華麺には無い味と食感になっており、非常にインパクトの有る麺になっています。
16.は、小田急相模原の「石山商店」。

12月限定の「海老だし味噌らーめん」は名前の通り海老の風味香る味噌味スープですが、魚介の風味もたっぷりで、トッピングの肉団子も美味い一杯。
〆はライスドボンで雑炊風が旨いです。
17.は、人形町の「生駒軒」。

全国の「生駒軒」の総本山だそうで、先日伺った神田和泉町の「生駒軒」もこちらの暖簾分け店なのだそう。
神田和泉町の「生駒軒」よりもさらにシンプルなチャーハンと、「ザ・中華そば」的なラーメンで、町中華の王道です。
18.は、人形町の「竹岡式ラーメン まる竹」。

こちらの「竹岡式ラーメン」は本家本元と同様に、宮醤油店の醤油と都一の乾麺を使った本格派。
四角いバラチャーシューも宮醤油店の醤油の風味で本家本元に近い味です。
19.は、神田佐久間町の「麺屋武蔵 武仁」。

「つけ麺」は看板メニューの「濃厚つけ麺」程コッテリでは無く、東池袋大勝軒的な甘みの有るスープが特徴的です。
20.は、秋葉原の「超ごってり麺ごっつ」。

千駄ヶ谷の「ホープ軒」や浅草の「弁慶」を彷彿とさせる背脂系のお店。
家系インスパイアや二郎系インスパイアも有り、バリエーションが豊富です。
21.は、神田和泉町の「胡椒饅頭PAOPAO」。

「サンラーこしょう麺」は、一見普通の酸辣湯麺に見えますが、何と麺に白胡椒と黒胡椒を練り込んだ「胡椒麺」を使用している唯一無二の一杯。
かなり胡椒の効いた麺に酸味の有るスープがオンリーワンな味です。
22.は、錦糸町の「亀戸ぎょうざ」。

亀戸の本家は餃子だけでライスすら無く、もやしとビールやジュース位しか有りませんが、錦糸町店はライスもチャーハンもラーメンも有ります。
餃子は本家と遜色無い仕上がりで、ラーメンは昔懐かしい「中華そば」系ですが、麺が短めの中太縮れ麺と言うのが特徴的です。
23.は、町田の「東京油組総本店町田組」。

たまに無性に食べたくなる「油そば」。
中でも「東京油組総本店」の「油そば」は見た目はかなり地味ですが、特製の麺とタレが旨いです。
24.は、秋葉原の「中華そば 糸」。

名前の通りの細麺で、鶏豚の清湯スープと浅利の出汁に白醤油のタレを合わせた淡麗系の一杯です。
25.は、神田の「本田麺業」。

秋葉原駅前に有る「麺処 ほん田 秋葉原本店」の3rdブランド。
極太の超多加水麺に上質な素材を使った醤油味スープが美味いお店です。
26.は、神田佐久間町の「ほたて日和」。

前回、醤油味のつけ麺をいただいたので、今回は塩味のラーメンに。
やはりホタテの風味は塩味の方がハッキリ分かる上に、香味油が絶妙にマッチして激ウマです。
27.は、新宿地下ラーメンの「純麦」。

住所非公開、完全予約制の人気店「純麦」が新宿地下ラーメンに登場。
「和牛SUKIYAKIらぁ麺」¥2,980と「いちご&ベリーファミリー」¥1,380で合計¥4,360と、お店の「純麦御前」を上回る豪華版。
「純麦」店主の純さんと言えばラーメンとかき氷で有名なので、これは外せません。
28.は、秋葉原の「スパイス・ラー麺卍力」。

「スパイス・Wパクチーラー麺」¥1,300はパクチー2倍でパクチー好きには堪らない一杯です。
29.は、護国寺の「MENSHO」。

年末年始限定「A5和牛味噌らぁ麺」¥1,800とご褒美ごはんの「雲丹と和牛のキャビアご飯」¥1,800。
合計¥3,600と「純麦」並みの高額だが、「味噌らぁ麺」はA5和牛を惜しみなく使用し、「雲丹と和牛のキャビアご飯」はA5和牛に加え雲丹とキャビアまで載っている、収益度外視の一品です。
30.は、秋葉原の「秋葉原ラーメンわいず」。

神田に本店が有る、有限会社フレイムの直営店。
本格派の家系ラーメンで、キリリと効いた醤油の味が美味い一杯。
「のり玉ラーメン」は名前の通り海苔と味玉が載った看板メニューです。
31.は小田急相模原の「麺処 宥乃」。

2023年を締めくくる一杯はコチラ。
限定の「宥乃の中華そば」は本鰹、宗田鰹、鯖節の3種の本枯れ節を使った魚介の出汁が効いた一杯。
3種のチャーシューも美味しい大満足の一杯でした。
と言う訳で2023年12月のラーメンでした。
今年は自宅の建替え、会社の設立、貰い事故でアシ車の入替…と目が回る様な忙しさでしたが、TOTAL278杯でした。
来年もそこそこ食べられる様に頑張りたいです。