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MORSCHEのブログ一覧

2025年01月10日 イイね!

THE MAGARIGAWA CLUB「Feel the MAGARIGAWA & EV Experience」その③(Owner’s Paddock編)

THE MAGARIGAWA CLUB「Feel the MAGARIGAWA & EV Experience」その③(Owner’s Paddock編)先日、THE MAGARIGAWA CLUBで開催された「Feel the MAGARIGAWA & EV Experience」に行って来ましたが、Owner’s Paddockと呼ばれるガレージ付きのコテージも見せていただきました。














7棟有って全て完売ですが、新たに7棟建築予定で、その他にも幾つか計画されているそうです。

詳細はこちら
Posted at 2025/01/10 19:22:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | PORSCHE | 日記
2024年07月19日 イイね!

CCJ Summer Touring 2024 in Manazuru

CCJ Summer Touring 2024 in Manazuru先日、夏のCCJツーリングで真鶴に行って来ました。

雨がパラついた芦ノ湖スカイラインレストハウスレイクビューは濃霧だったりでしたが、目的地の真鶴魚座で食事を終える頃には雨も上がって晴天でした。












詳しくはコチラ
Posted at 2024/07/19 21:53:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | PORSCHE | 日記
2023年06月11日 イイね!

PORSCHE FESTIVAL2023 in PORSCHE Experience Center TOKYO

PORSCHE FESTIVAL2023 in PORSCHE Experience Center TOKYO先日はPORSCHE Experience Center 東京で開催された「PORSCHE FESTIVAL2023」に行って来ました。

今年はPORSCHEの名を冠した自動車の製造を始めた1948年から75年経った事を記念して「75」の文字が見えます。








「PORSCHE FESTIVAL2023」は6/3と6/4の2日間行われました。

自分のクルマをPORSCHE Experience Center 東京に乗り入れて展示する事(ポルシェガレージ)も可能ですが、以前別のイベントで展示したら終わるまでクルマを動かせなくて困ったので、今回はイベントを楽しむだけにしました。

イオンモール木更津内の駐車場を一部借り切って、パーク&ライド方式でPORSCHE Experience Center 東京の会場にはバスで向かいます。








PORSCHE Experience Center 東京のCayman GT4RS。

この日はイベントなので出来ませんが、普段はこれを借りて、PORSCHE Experience Center 東京内のコースを走る事も可能です。

ただ¥91,000となかなかのお値段なので、お友達が持っているレーシングカーのGT4MRを借りてFSWを走らせて貰った方が安く済みそうです。









会場の屋根の下の歴代レーシングカー。

919Hybridを始め、ADVANカラーの962Cや、991GT2ベースの935、935K3など、錚々たるクルマが並んでいます。









その一番奥に、Cayman Club Japanでお世話になっている、漫画家の麻宮騎亜先生の愛車「シュトロゼック・メガ・スピードスター」も並んでいます。

昔はディーラーへの入庫も断られたそうで、PORSCHE主催のイベントで展示されるとは思わなかったそうです。

ちなみに麻宮先生の「シュトロゼック・メガ・スピードスター」は「964スピードスター」ベースではなく、964カレラ2のルーフを切り取って作られているそうで、964スピードスターと同様に雨漏りするので、ここに展示された様です。









建物の中にはGulfカラーの伝説のマシン917Kも展示されています。

まさにPORSCHEの歴史そのものの展示です。









PORSCHE Experience Center 東京内のコース図の横にはPORSCHEの歴史を紹介する映像が流れていました。

カラフルになったタイカンも飾られています。

2FのレストランはVIPラウンジになっていて一般参加者は入れませんでしたが、麻宮先生のSNSで雰囲気は分かりました。

ちなみに、すれ違った時に「何処かで見た事の有る人だなぁ」と思ったら元F1&パリダカチャンピオンのジャッキー・イクス御大でした(驚)。









ポルシェガレージの車両がコースに並び、その向こうにメインステージが有ります。

普段は入れないレーシングコースに入れるのも面白いです。









メインステージ横の展示スペース。

959やカレラGT、918Spyderと言う凄い市販車の一団です。









そして麻宮騎亜先生のPORSCHE75周年に寄せて描いたイラストも飾られています。

ちなみに白いタイカンは久しぶりにデジタルでは無く手描きしたそうです。









そして麻宮騎亜先生の「彼女のカレラ」のラッピングカー。

3台も有って、麗奈バージョン、愛華バージョン、優香バージョンです。

それぞれに等身大のキャラクター紹介も付いていて、ボディのラッピングの下地には漫画の本編のコマが描かれていて、とても素晴らしい仕上がりです。









愛華バージョンのアップ。

この通り、漫画の本編が下地に散りばめられています。

凄いラッピング技術です。









こちらはRAUH-WeltとARSHAMのコラボ。

後ろに有る漫画も、麻宮騎亜先生の作品です。









人気の「DRIFT EXPERIENCE」。

かなり並んでいました。

水を撒いたサークル状のコースをインストラクターがドリフトしてくれます。

並ぶの好きでは無いのと、どうせなら自分で走りたいので今回はパスしました。

ちなみにオフロードエクスペリエンスも有って、カイエンが急斜面や凸凹路を走っていて、奥様がイタく気に入っていました。









「ポルシェガレージ」の展示車を見て回ります。

早速お友達の車を発見!

後で本人も見つけて挨拶しましたが、久しぶりに見ました。









ルビーストーンの964RS。

しかもただの964RSでは無く、いわゆる「アートもの」。

マカオレース用にアートスポーツが50台オーダーしましたが、レースが無くなって市販された内の1台。

ジェントルマンレース用だったせいか、本皮巻きのロールバーなど、レーシングカーにしてはゴージャスな内装のクルマです。









これは確かPORSCHE雑誌に載っていた気がします。

顔は完全に997ですが、ボディ後部は987Boxster。

とても綺麗な仕上がりです。









これは多分お友達の更にお友達の993GT2。

海外では1億8千万位の値が付いた、激レアな一台だと思います(多分)。









綺麗な356。

まさにコンクールコンディションな1台です。









これまた希少な964Turbo S。

リアフェンダーに開いたインテークが特徴です。









なんと今回はRAUH-Welt BEGRIFFのクルマまで展示されていました。

PORSCHE社主催のイベントでRWBポルシェを見るとは思いもしませんでした。

993ベースや997ベースも含めて4台展示されていました。









メインステージの所にもキッチンカーが居ましたが、こちらにもキッチンカーが出ています。

ピザ屋さんとコーヒー屋さんの様です。

VWのType2とシトロエンのHバンと言う、これまた映えるクルマです。









986Boxster。

純正のキャリアでしょうか?

これと同じキャリアを付けたクルマがポルシェガレージアワードで賞を獲りました。

986も20年位経つので、大分色々やらないといけないクルマですが、とても綺麗に乗られている様です。









964ターボ。

このマフラー、恐らく知り合いの所で作られたものだと思います。

手曲げの部分とタービンの下のオイルキャッチとマフラーエンドの形状がが特徴的です。









綺麗な968。

8スポークのホイールが良い味出しています。

マリタイムブルーのボディカラーも個人的にツボです。









こちらはRufのRCTでしょうか?
964カレラ2ベースっぽいですが、フロントのドリルドローターとキャリパーはかなり大型なので、大幅にパワーアップしているものと思われます。

これもボディーカラーが綺麗です。









944ターボかと思ったら924ターボでした。

メチャメチャ綺麗な上にBBSのメッシュホイールが当時らしくて涙モノです。









930スピードスター。

友人が持っていますが、そちらは内装がかなりカスタマイズされていて、この個体の方がオリジナルに近い感じです。









メインステージの所にはキッチンカーが並んでいました。

こちらは古いFORDのピックアップトラックベースのキッチンカー。

羽根付きオニギリを販売していました。









こちらはシボレー・ステップバンでしょうか?

フォッカチャのホットドッグを販売していました。









で、フードチケット¥1,000でこちらのハンバーガーをGet。

早めに買ったので買えましたが、前日も13:00には完売していたそうです。

本格的なアメリカンハンバーガーで、パティの香ばしい風味が美味しい一品でした。









フライドポテトも買いました。
ちなみにペーパーナプキンにはPORSCHEクレストとPORSCHEの文字が有ります。









そして新型カイエンがジャパンプレミアでした。

これはカイエンクーペですが、外観はキープコンセプトながらLEDアダプティブヘッドライトやインパネの液晶の意匠など、かなり変更箇所は大きい様です。









そしてこちらもジャパンプレミアの911DAKAR。

ジャッキー・イクス御大が自らステアリングを握って登壇し、会場を沸かせました。

この後、御大自らサインをして「サインしたからオレのモノだ!」と仰っていました(笑)









お立ち台に運ばれてきた911DAKAR。

992型の911カレラ4Sをベースに、車高を上げて、かつてのロスマンズポルシェを彷彿とさせるカラーリングで仕上げた1台。

911ターボより高いプライスタグに驚かされます。









ジャッキー・イクス御大の直筆サイン付きです。

多分コレで+¥1,000万位になっているのでは無いかと思います。

ちなみにジャッキー・イクス御大、この後気軽にサインに応じていて、知り合いが帽子にサインを貰って大喜びしていました。









そして麻宮騎亜先生のトークショー。

漫画家としての先生の経歴や、愛車シュトロゼック・メガ・スピードスターとの馴れ初めなど、貴重なお話を聞けて楽しかったです。

この後、短時間ですが先生とお話しして、秋に開催される私が事務局となっているCayman Club Japanのイベント「Cayman Festival 」でお会い出来る事を楽しみにしている事をお伝えしました。

ポルシェガレージの知り合いの方の展示や興味の有ったクルマも見られて、ジャパンプレミアの新型カイエンや911DAKARも見る事が出来て、お世話になっている麻宮騎亜先生の作品や愛車のシュトロゼック・メガ・スピードスターも見る事が出来て、大満足な1日でした。
Posted at 2023/06/11 20:01:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | PORSCHE | 日記
2021年09月23日 イイね!

987ケイマンSの事:その28

987ケイマンSの事:その28前回の続きです。











クルマ好きには2つのタイプが居ると言われています。
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某有名クルマ漫画のセリフにも、

"昔からよく言うだろ、クルマ好きの2つのタイプ 血液にガソリンが流れてるタイプとオイルが流れてるタイプ━━━ つまり走り系とイジリ系てトコか"

と言うセリフが有ります。







自分をコレに当て嵌めてみると、両方なんです。
走る事も好きだけれど、イジるのも好き。
無論、大した事は出来ませんが最低限のメンテナンス位はしますし、簡単な補修なら自分でやります。

走る方は、最近は専ら公道でツーリングですが、年に1〜2度位サーキットも走ります。

ただ、自分は"クルマ自体が好きなタイプ"なので、走るのもイジるのもその一環です。

と言う訳で、今回は自分の987ケイマンSに対するスタンスについて書いてみようと思います。







②イジらずに居られない

一番最初にカスタマイズをしたのは、最初に買ったジムニー(JA71V)から。
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シートレールだけでしたが、初めてカスタマイズをしたのもこのクルマです。







エスクードノマドは通勤車両だったので、カスタマイズは行いませんでしたが、カプチーノは色々イジりました。
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まずロールバー風のファッションバーとステアリングをNARDIのクラッシックに換え、シフトノブをアルミ削り出しのものに換えました。

この頃のスズキ車はブレーキが弱くて、箱根でダウンヒルをやったら一発でパッドが炭化し、ローターは熱で波打ってしまいました。

純正ローターを4回交換しましたが、あまりにブレーキがダメになるのでパッドはエンドレスのスポーツタイプに換え、それでもダメだったので結局エンドレスのメタルタイプに換えました。

その頃はクルマ屋さんに勤めていたので、取引先のブレーキメーカーから試作品のブレーキホースやブレーキオイルを試して欲しいと言われて、色々なホースやブレーキオイルを試しました。

友人がエンジンを壊して、修理代のためにマフラーを買って欲しいと言われて、初めてマフラー交換をしたのもこのクルマです。







そしてアルテッツァ。
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このクルマ、コンセプトは悪く無いのですが、兎に角ノーマルだとイロイロあってスポーツ走行に向いていませんでした。

サーキット走行で必要なブレーキパッド、車高調整式サスペンション、スタビライザー、メンバーブレースなどの一般的なパーツの交換だけでは安心してスポーツ走行出来るレベルになりません。

まずリアサスペンションが根本的にジオメトリが悪く、折角の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションなのに、アームが短くて対地変化が大きく、ストロークすると急激にトーが変化してリアがブレークしてしまいます。

これを改善するにはTRDがワンメイクレース用に作った、リアサスペンションメンバーを丸ごとリプレースするキットに換装しなければなりませんでした。

ちなみにリアサスペンションメンバーは部品だけで30万円以上、工賃を含めて40万円以上します。







この他、水冷式オイルクーラーが付いているものの、そのお陰ですぐに水温が上がってしまうので、3層式ラジエターに換装したり、スポーツ走行するとパワステオイルが吹き出してエンジンがオイルまみれになってしまうので、キャビテーションを防ぐレーシングパワステタンクへの換装も行いました。

またエンジン/ミッションマウントもノーマルはNVH対策で柔らかいので、スポーツ走行をすると動き過ぎてしまい、2速が無くなる現象やエンジンが回ってしまう事によって車両姿勢が乱れてしまうのでより硬いものに交換したり、サスペンション周りのブッシュ類も全て打ち替えました。







そして致命的なのがパワーの割に車重が重い事。
これを対策する為、まずはファイナルを4.1→4.3へ変更し、エキゾーストマニホールドを4−2−1から4−1タイプに換装、エアクリーナーを高効率タイプに変更、そしてAPEXiのPOWER-FCによるエンジン制御に変え、現車合わせでセッティングを依頼し、シャシダイで200PSに迫る所までパワーアップしました。







しかし、今度はオイル容量の少ないノーマルデフが音を上げてしまい、機械式LSDが入っていた為、走行する度にデフオイルを換えなければならなくなりました。

そこで大容量デフカバーを装着してオイル容量を0.9l→1.6lに増量し、対策を行いました。




他にも強化クラッチ&カバー、モッサリしたエンジンレスポンスを改善するためにフライホイールの軽量化、ステアリング、フルスケールメーター、クイックシフト、バケットシート、4点フルハーネス、ストラットタワーバー、オイルキャッチタンク…とイロイロやって、漸く安心してサーキットを走れる様になりました。

が、ここまで持って来るにはもう1台買える位の投資が必要で、余程このクルマに入れ込んでいなければ、まずここまでやらないと思います。

ちなみにこのクルマ、今でもこのクルマをチューニングしてくれたSHOPの方が乗っていて、今でもサーキットを走っている様です。







そして987ケイマンS。
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"PORSCHEならあまりイジらなくてもサーキット走行出来るだろう"

と安易に考えていましたが、幾らPORSCHEでもGT系の様な役モノではない987ケイマンSでは、そのままサーキットを走るのは無理がありました。

まずブレーキパッドは流石に持たず、FSWだと2周が限界でした。

ノーマルの脚だとPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント=電子制御可変サスペンション)を「SPORTS」にしても、ロールアンダーが出てしまう為、PASMを殺して車高調整式サスペンションに換装しました。

またバネレートを低めにした為、ロールを抑える為に強化スタビライザーも入れました。

シートはフルバケットシートに、シートベルトは4点フルハーネスにしました。

しかし、987ケイマン/ボクスターにはPORSCHEが弱アンダーのマイルドな旋回性にする為に、意図的にフロントのネガティブキャンバーが殆ど付かない様にされていると言う致命的な弱点が有り、これをどうにかしないと本来の旋回性能が出ません。

その為、フロントサスペンションの形式が同じ997GT3の調整式ロアアームを移植してフロントのネガティブキャンバーを付けました。

これをやると、旋回性能が大幅に向上しますが、その代わりスピンし易くなります。

ここまでやって、漸く987ケイマンSも安心してサーキットを走れる様になりました。

結局、サーキットを走るにはPORSCHE車と言えども全くそのままでは無理でした。







但し、自分の中でイジる時の制約を設けています。

それは、"必要以上にクルマに負担を掛けない"と言う事です。

例えば、タイヤに関してはハイグリップラジアル止まりで、セミレーシングタイヤは使わない事にしています。

何故かと言うとセミレーシングタイヤはその強大なグリップの代償として、ボディに大きな負担が掛かり、3万kmも走ればボディが緩んで来てしまうからです。

セミレーシングタイヤにすると、その強大なグリップに対応する為にサスペンションも強化しなければならず、よりバネレート/ダンピングレートを上げる必要が有り、結果的にボディへの入力が大きくなります。

ロールバーを付けてボディと溶接すれば、かなり寿命を伸ばせますが、それでもボディは緩みます。

結局ホワイトボディにしてスポット溶接増しを行い、ロールケージを入れて補強し直し、モノコックにも補強を入れ…と際限無く強化するハメになります。

個人的にはサーキットのラップタイム至上主義では無く、

"クルマが好き"

と言うのが一番なので、そこまでクルマを痛めたく無いと言うのが有るのです。

同じ理由で、サスペンションのバネレートも必要最低限にしており、その分スタビライザーを強化してロールスピードを抑えるなどの工夫をしています。







"クルマが傷むのがイヤならサーキットなんか走らなきゃ良いのに"

御説御尤もでございます。




が、しかし”スポーツカー"である以上、"その性能を最大限引き出して走りたい"

と言うのは譲れない線であり、そうでなければスポーツカーに乗っている意味もないのでは無いかと思います。




"サーキットは走りたいけれど、必要以上にクルマを傷めたく無い"

と言うのが自分のポリシーです。




クルマの楽しみ方は多種多様であり、多様性は尊重されるべきで、自分の考えを人に押し付ける気も毛頭有りませんが、自分としてはそう言う考え方でクルマと付き合って来ています。







長くなったので、次に続きます…
Posted at 2021/09/26 21:25:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | PORSCHE | 日記
2021年07月23日 イイね!

987ケイマンSの事:その19

987ケイマンSの事:その192050年カーボンニュートラルの実現と言う目標を達成する為、自動車メーカー各社は一斉に電動化に向かって舵を切り始めています。

14年選手のウチの987ケイマンSは、あと10年もしたら貴重な内燃機関搭載車として価値が上がるでしょうか?(笑)

恐らく982の次のケイマン/ボクスターはハイブリッド化される事はほぼ間違いないでしょう。

911もType992の次はハイブリッド化は避けられないと思います。

あのHONDAが2040年までにエンジン車を全廃すると言う衝撃的なニュースも有りましたが、電動化以外に取るべき道は無いのでしょうか?










①水素燃料エンジン車

先日トヨタが水素燃料エンジン車でレースに参戦しました。

カーボンニュートラルの実現に向けて、内燃機関でもカーボンニュートラルを実現出来ないか?と言うアプローチには共感が持てます。







以前はBMWやMAZDAも水素燃料エンジン車の開発を行っていました。

(BMW Hydrogen 7)
BMWは実際に販売も行なっており、写真のHydrogen 7はガソリン/水素の両方を使用する事が出来ます。







MAZDAも以前は水素燃料ロータリーの開発を行っていました。

(Hydrogen RE)

水素燃料はガソリンよりも燃焼速度が速く、低回転からトルクを出し易い反面、高温化したバルブなどに水素が接触すると点火前に燃えてしまう現象が有る為、コントロールが難しいと言う問題が有ります。

しかし、長年培ってきた内燃機関の技術を応用する事が可能で、内燃機関車を小変更で水素燃料エンジン車にする事も可能です。

問題は水素の充填ステーションが少ない事、水素の高圧タンク容量、そして高圧水素を作る際に冷却が必要な為、CO2の排出が避けられないと言う点です。

これらの問題を解決出来れば、燃料系はFCVの技術の応用+燃焼系は既存の内燃機関の応用で可能なので、モータースポーツの世界や内燃機関を愛する一部のエンスージアストの為の福音となりそうです。







②e-fuel(再生可能資源からのエネルギーを使って作った合成燃料)

PORSCHEとシーメンスエナジー社を中心としたグループが「Haru Oni(リンク先は英語です)」というプロジェクトでチリで大規模な実験を行っています。

合成燃料とは、石炭や天然ガス、バイオマスなどを原料にした液体燃料で、主に合成メタノールを生成してガソリンや軽油などと混ぜて使用します。
さまざまな方法で製造することが可能で、Haru Oniプロジェクトでは、風力発電を利用することで、空気中のCO2を取り出し、それを水素と結合させることで、e-fuelのベースである合成メタノールの製造を目指しています。

PORSCHEはレースなどでの使用を始め、看板商品である911シリーズなどへの展開も想定しています。

e-fuelは既存の内燃機関で使用する事が可能で、カーボンニュートラルを実現しながら内燃機関を延命させる事が可能です。







③e-diesel(AUDI)

AUDIのe-dieselもPORSCHEと同様にe-fuelの一部で、Ineratec GmbH及びEnergiedienst Holding AGと共同で、スイス北部のアールガウ州ラウフェンブルクに、e-dieselを生産する新しいパイロット工場を建設する計画を進めているそうです。

こちらのプロジェクトでは、水力発電によって得られた余剰な電力を使って合成燃料を製造します。

e-dieselも既存の内燃機関で使用する事が可能なので、カーボンニュートラルを実現しつつ、既存のDieselエンジンを使用する事が可能です。










水素燃料エンジン車は既存の技術の組み合わせで実現可能で、EVやHybrid車に続く第3,第4の選択肢になれれば、夢の水素ロータリーエンジンなどが可能になるかも知れません。

e-fuelのe-gasolineやe-dieselは、既存の内燃機関の技術を活用する事が可能で、クラッシックカーを延命させ得る可能性が有ります。

e-fuelがEVやHybrid車に続く第3,第4の選択肢になれれば、ウチの987ケイマンSも延命出来る可能性が有ります。

F-1も音が無くなったら魅力が半減すると思いますし、全てEV化してしまったらモーターや電池が同じなら、ラジコンカーと同様で制御系部分の差だけで性能を変える事は困難だと思われるので、それこそ空力の優れたマシンや軽量化したマシンとかタイヤの差だけが性能差になってしまい、コンストラクターズチャンピオンはシャシー部分だけになってしまう可能性が高いのでは無いかと思います。

またEVには充電に時間が掛かると言う問題が有り、現在の内燃機関車の様に短時間で燃料補給する事が出来ないので、充電ステーションが増えても全てのクルマを電動化すると言うのはあまり現実的では有りません。

またリサイクル的な観点でも、既存の内燃機関車の場合は新車が中古車になり、或いは部品取りされて流通する様な経路が世界中で確立されていますが、EVやHybrid、FCVに関してはリサイクルもまだまだ一般的では無く、一部の国ではリサイクルの経路が確立されているものの、多くの国ではリサイクルよりも廃棄した方がコストが掛からないと言う事で野ざらしになっていたり、貧困層の子供達が有害な希金属類を集めていたりと多くの問題が有ります。

水素燃料エンジン車やe-fuelは既存の内燃機関に近い構造や、既存の内燃機関そのものを使用出来るので、電動化を一気に進めるよりも実現性は高いのでは無いかと思われます。
Posted at 2021/07/23 21:41:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | PORSCHE | 日記

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