BMW X1 xDrive18d xLine (以降「X1(F48)」とします)が納車されて4ヶ月が経過しました。

4ヶ月乗ってみて、良かった所、悪い所も見えて来たので、レポートしようと思います。
①外観について
長さに対する幅の比率は悪く無く、車高も高過ぎず低過ぎずで、良く纏まったデザインだと思います。

2019年のマイナーチェンジでフロントマスクがより落ち着いたデザインになり、個人的には結構気に入っています。
外装色は、987ケイマンSがコバルトブルーなので、違う色にしようかとも思いましたが、白は多過ぎるし黒も多いし、他に良さそうな色が無くて結局この色になりました。
これも一目でBMWファミリーと分かるテール周り。

セダンもクーペも、X系のSUVも、一目でBMWだと分かります。
お陰でX3やX5とは遠目では区別がつきません(笑)。
そしてサイドのキャラクターラインもBMWのデザインフィロソフィーに則っています。

これも3シリーズ/4シリーズなどからSUVまで、BMWファミリー共通のデザインです。
18inchアルミホイール。

xLineの標準は18inchのYスポークデザインのホイールですが19inchと比べても余り差を感じません。
個人的にはMスポーツの18inchよりはこっちのデザインの方が好きなので、これで良かったです。
ちなみに19inchにすると乗り心地が物凄く悪化するのは、代車のX2の時に体験しているので、18inchにしておいて正解でした。
②内観

メーター周りはイマドキの最新型のクルマと比べると、設計年度の古さを隠せませんが、個人的にノッペリした液晶パネルが好きではないので、恐らく最後と思われるアナログなメーターが気に入っています。
必要な情報は得られますし、無理に地図を表示してくれなくてもダッシュボード上の7inchモニターで十分です。
ただ、折角空気圧センサーが有るのに警告灯しか無いのはちょっと惜しいです。
ステアリングのスイッチ類は左側がACC関連、右側がオーディオ/音声認識関連とまとめられています。

操作性も視認性も問題有りません。
最新のフォルクスワーゲンゴルフ8ではタッチスイッチになった様ですが、タッチ式は運転しながら押すには、ちゃんと押せたかどうか判り難くて個人的にはキライなので、物理スイッチの方が良いです。
ライティングスイッチ類はステアリングコラム右下にまとめられています。

欧州車は基本コレなので、分かり易いと言えば分かり易いのですが、左ハンドルの987ケイマンSはスイッチがステアリングコラム左下に有るので、乗り換えると右か左か迷う事が良く有ります。
エンジンスタート/ストップボタンと、アイドリングストップOffスイッチはステアリングの裏側の方に有ります。

丁度ウィンカーレバーに隠れて見えないので、アイドリングストップOffスイッチを押したときに点灯するインジケーターも見えません。
これを見るためにハンドルの隙間から覗き込まなければならず、とても面倒です。
インパネ内にアイドリングストップOffを表示してくれれば良いだけなのですが…
ダッシュボード周りの質感は、最近のプレミアムカーらしく、とても良いです。

最近はポルシェにしても急に質感が上がりましたし、レクサスやマツダのCXシリーズ辺りもかなりの質感です。
ステッチを入れるのもハヤリですが、それも質感を上げている一つの要因です。
プラスチック部分も昔と違って大分良くなり、いかにも”プラスチック”と言う感じでは有りません。
合成皮革と樹脂パッド、プラスチックを上手く使い分けています。
アンビエントライト(ドアインナートリムやダッシュボードに埋め込まれたカラーLED)もプレミアム感を出しています。

別に無くても困らない装備ですが、キーによって個人を識別して個人の設定に切り替わるので、神様用と自分用でどちらのキーで作動しているのか分かって便利です。
センターコンソール周り。

スイッチ類は分かり易くまとめられており、視認性も操作性も問題無いです。
カップホルダーは此処しか無かったのかもしれませんが、視線を外さずにドリンクを取るのは困難です。
これなら987ケイマンSの様にアームでダッシュボード前に出て来る方が余程使い易いです。
また、ピアノブラックのパネルは指紋が付き易く、埃汚れも目立つので、質感は高くなりますが個人的には余り好きでは有りません。
オーディオ&エアコンコントロールパネル。

最近は大きな液晶パネルで、皆TESLAの様になってしまいましたが、走行中に操作するにはタッチパネルは不向きだと思います。
やはり物理スイッチの方が確実に操作出来ます。
尤も、オーディオは基本iPhoneの音楽を聴くだけなので、ボリューム以外を此処で操作する事は無いです。
iDrive7と呼ばれるインフォテイメントシステムに統合されていますが、Apple Car Playを使用しているので、基本オーディオはそちらで操作しています。
エアコンは左右独立で、リア側にも吹き出し口が付いています。
基本的には使い易いのですが、初めは内外気切替えの「A」と「M」が良く分かりませんでした。
①全部消えている時:外気導入(手動)
②「A」 :内外気切替自動
③「M」 :内気循環(手動)
と言う事の様です。
ドイツ車はポルシェもそうですが、1つのスイッチで複数の操作をさせるものが有り、慣れないと良く分からないです。
「MAX AC」はその名の通り、エアコン全開にするボタンで、夏は16度に切り替わって素早く車内を冷房します。
ドアのミラーとパワーウィンドウのスイッチ。

ドアミラーの左右選択スイッチを運転席側(日本だと右側)にしておくと、リバースレンジに入れた時に左ミラーが自動的に下に向く「パーキングモード」付きです。
しかし、ウチの場合左側にベタ寄せする必要が有るので、下を向いてしまうと却って見え難いので、左側にして切って有ります。
パワーウィンドウスイッチは縦方向に短いスイッチで、手探りで操作すると高い確率でリアシートのウィンドウを開けてしまいます。
もうちょっと縦方向を長くしてくれれば間違い難いのですが…
パワーシートのスイッチはシートのサイドに付いています。

ドアやセンターコンソール側にスイッチが付いているクルマが多いのですが、個人的には使用頻度が高く無いスイッチを、ドアやセンターコンソールに付けるのは余り良い事とは思いません。
一旦セットしてしまえば、バッテリー交換の時位しか弄らないスイッチなので、シートのサイドに付いている方が良いと思います。
スマートオープン機能付きのパワーリアゲートのスイッチはドアポケットの前についています。

パワーリアゲートのスイッチは、なんと無くサイドシルやドアに有るものと思い込んでいましたが、レンタカーでシボレーのボイジャーを借りた時、パワーゲートのスイッチがオーバーヘッドコンソールに付いていて、見つからずに焦った覚えが有ります。
長くなったので、次に続きます…