
私は、この車に乗る前はトヨタのアルテッツァに乗っていました。
アルテッツァはLEXUSのISから生まれたクルマですが、最初から作ろうと思って生まれた訳ではなくて、たまたまベースになるクルマ(LEXUS IS)が有って、手持ちのものを上手く使って楽しいクルマを作りたいという気持ちで作られたのだと思います。
素性は悪く無かったのに、様々な理由でそれを殺してしまっていて、世間的な評価は散々なクルマだったと思いますが、
「本来有るべき姿」に戻してやるだけで、実は相当なパフォーマンスを発揮出来るクルマでした。
筑波サーキットではバックストレートで横に並んだDC2のドライバーが、「信じられない」とでも言うかの様に何度もこちらを見る事が有りました。
但し、「本来有るべき姿」に戻すには、かなりの部分に手を入れれる必要が有り、250万のクルマに更にそれ以上の金額を掛ける事になります。
そのクルマが余程好きでない限り、こんな馬鹿げた事は普通はしないと思います。(笑)
前振りが長くなりましたが、ケイマンも元々作ろうと思って作った訳ではなく、たまたまBoxterというミッドシップのクルマが有って、これに屋根を着けてボディ剛性を上げ、脚を固めれば面白いクルマになるとおもって作ったのではないかと推測しています。
有りモノを使って、楽しいクルマを作ろうと言う所は同じですが、出来上がったものはやはりレベルが違っています(笑)
その辺りは、流石にノウハウがケタ外れですね。
そして、素性は素晴らしいのに、色々有るのも同じですね(笑)
リアサスペンションがマルチリンクで無かったり、出力を抑えられていたりして、何処と無く中途半端だし(爆)
個人的には、どことなくノスタルジックに見えるケイマンのスタイルが一番のお気に入りです。
なので、性能的に不利だと分かっていても大型のリアウィングやフロントスポイラーは付けないと思います。
LED化も、電球色のLEDを探す様かな〜(笑)
その次が、1回ミッドシップ(しかも、本物の)に乗ってみたかったから。
車体の中央に、低くマウントされている水平対向6気筒に縦置きトランスミッション、フロントのラジエターなど、重量バランスの追求は目をみはるものが有ります。
そして、色々言われている(大半は良い評判)ポルシェというクルマに一度は乗っておきたかったと言うのも有ります。で、どうせならSにするか、ミタイナ(汗)
そもそも、サーキットを走るなら911GT3を選ぶべきなんでしょうが、私がサーキットを走るのは、「この車が持っている性能を解き放つには公道では危険だから」です。(お金が無いと言うのが一番ですけど…)
なので、コンマ1秒を削る為のチューニングでは無くて、怖いと思う所を少しずつ修正したり、壊れそうな所を補強したりと言うのが基本的スタンスです。
そのクルマが好きだから乗っていて、そのクルマの本来の能力が出せる様なチューニングをしたいと思っています。
という訳で、長々と書きましたが結局スタイルが気に入ったから、と言うのが一番の理由です(爆)
結局、カタチから入っちゃうんですよね(汗)
Posted at 2011/05/14 00:28:08 | |
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Cayman S | 日記