
今月は31杯でした。
2019年トータルで今の所191杯。
250杯/年位のペースでしょうか。
①は小田急百貨店新宿店で開かれていた催事「うまいものめぐり」に出店していた、那須塩原の「手打 焔」。

白河の有名店「
火風鼎」の息子さんのお店との事で、期待が膨らみます。
11:40頃到着しましたが、ざっと30〜40人は並んでいました(@_@)。
ところが、非常に回転が良くて、10分位で店の前まで来ました。
メニューは小田急百貨店限定の「特製海老ワンタンメン」¥1,380とチャーシューメン¥1,100、ラーメン¥900の3種類。サイドメニューとして「豚めし」¥300があります。

限定の「特製海老ワンタンメン」¥1,380にしました。
まずはスープから。

見ての通り、鶏油が表面を覆っています。
醤油が立っていて、そのコクと鶏油、鶏のスープのバランスが見事です。
三ノ輪の「トイ・ボックス」や「中華そば 四つ葉」を彷彿とさせる味です。
一番気になる手打ち麺。

町田の「一番いちばん」より細めで、柿生の「竹の助」よりも少し厚めの麺。
表面がツブツブしていて、まるで石臼挽きの手打ち蕎麦の様な見た目をしています。
適度なコシと歯応えが有り、小麦が香る美味い麺です。
薄切りのチャーシュー。

薄手ですが、スモーク風味でしっかり肉感が有るので不満は有りません。
4枚入っていましたが、とても美味しくてチャーシュー麺も食べたくなりました。
大きな海老ワンタン。

海老のプリプリ食感よりも、ツブツブな表面の手打ちの皮の独特の食感が優っています。
この皮はスープが絡み易く、丁度良い味になります。
細長いメンマ。

優しい味に仕上がっています。
トッピングの小松菜。

白河ラーメンより量が少なめですが、ちょっとしたアクセントになっています。
柔らかめの茹で加減です。
トッピングの味玉。

絶妙な味付けで、黄身のまろやかさも相まって非常に美味しいです。
今まで食べた味玉の中でも1,2を争う位の旨さです。
と言う訳で完食。

「手打 焔」という店名だけに、手打ち麺が旨いラーメンを想像していましたが、麺・スープ・具材のどれを取ってもハイレベルで、どれかが突出していると言うよりもトータルの旨さが際立つ一杯でした。
そのハイレベルさは、湯河原の「飯田商店」や新宿御苑の「金色不如帰」、三ノ輪の「トイ・ボックス」や「中華そば 四つ葉」に匹敵するレベルです。
那須塩原は遠いですが、機会が有ったら是非本店にも行ってみたいと思いました。
②は久しぶりの桂花ラーメン。

最近は専ら新宿東口店で食べています。
桂花ラーメンにしようかとも思いましたが、やっぱり折角なので「太肉麺」にしました。

いつ見ても安定のビジュアル。
キャベツの盛りが良いのが新宿東口店の良い所です。
まずはスープから。

豚骨+鶏ガラの白湯スープ+マー油で、白いスープに黒いマー油が入っているので醤油味のラーメンの様な色ですが、味は結構スッキリ系で、マー油のコクが白湯スープとマッチしていて美味しいです。
博多ラーメンと違って熊本ラーメンは中太麺です。

「
当店のラーメンは念入りにハギレよく調理してありますので固くても生煮えではありません。やわらかいものをお望みのお方はお申出下さい」という但し書きが有る位硬茹でです。
このポキポキ食感が病みつきになります。
かんすいが必要最小限になっている為か、小麦の風味がしっかりします。
トッピングの「太肉(ターロー)」(角煮)。

味は見た目ほど濃くは無く、キャベツと一緒に食べると最高に旨いです。
キャベツはマー油が掛かっています。

「太肉」と食べてもよし、麺と食べてもよしのオールラウンダー。
家系ラーメンにもトッピングで用意されている店も有ります。
桂花のスープとマー油にはキャベツが良く合います。
トッピングの茎わかめ。

桂花の特徴の一つでもある茎わかめ。
サクサク食感で美味しいです。
トッピングのメンマ。

同じ九州ラーメンでも博多ラーメンには載っていませんが、熊本ラーメンにはメンマは合っていると思います。
もう一つの「太肉」。

1個目はキャベツで食べたので、2個目は麺と食べてみます。
「太肉」の味と麺、そしてスープの味のマッチングが非常に良くて美味しいです。
小さめな硬茹での味玉。

しっかり味が染みていて美味しいです。
麺と具を食べ終わったので、改めてスープを飲んでみます。

豚骨+鶏ガラの白湯スープはスッキリ系で、そこにマー油が加わる事に依ってスープにコクが加わります。
香ばしいニンニクの香りが食欲をそそります。
と言う訳で完食。

久しぶりに食べましたが、やはり桂花は原点の味なので、定期的に食べたくなる味です。
チェーンとは言え、この味が安定して食べられるのはありがたい事です。
これからもきっと食べに来ると思います。
③は肉煮干中華そば鈴木ラーメン店。

9月の限定メニュー「濃厚牡蠣そば」を食べに行って来ました。
夜行ったので空いていて、5分位で「濃厚牡蠣そば」が着丼。

見るからに濃厚そうなスープです。
とりあえずスープを一口。

実は私、貝類はあまり得意では無いのですが、貝ガラ屋さんのスープを上回る濃度にも関わらず、このスープは生臭い感じが一切無いです。
牡蠣のクリーミーな味と旨味を引き出しておきながら、生臭さを抑えているのは見事です。
貝ガラ屋さんのスープを洗練させた様な味で、非常に上手に仕上がっています。
自家製麺の中細麺。

この麺が濃厚な牡蠣スープを持ち上げるので、しっかり味がして美味しいです。
それでいてちゃんと小麦の風味も有り、パツンとした歯応えのある麺になっています。
チャーシューの代わりに牡蠣が載っています。

バターでソテーされているのか、バターっぽい味がして、中は牡蠣のクリーミーな味がします。
当たり前ですが、濃厚な牡蠣のスープとの相性は抜群です。
細目のメンマ。

サクサク食感と丁度良い塩梅の味で、良い箸休めになります。
トッピングの岩のり。

この濃厚な牡蠣のスープに負けない磯感の岩のり。
牡蠣と合わせて海の幸感があります。
トッピングのカイワレ。

爽やかな辛味が牡蠣のスープに良く合います。
麺と具を完食して、改めてスープを味わってみます。

とてもクリーミーで、牡蠣の旨味がしっかりと出たスープです。
と言う訳で完食。

貝ガラ屋さんには卓上にレモン汁が置いてあり、牡蠣スープに掛けるとサッパリ感が増して非常に美味しいのですが、レモン汁を置いて貰えると尚旨いと思います。
そして私はダイエット中の為やりませんでしたが、半ライスを頼んで残ったスープに投入すれば牡蠣のリゾット風に食べる事が出来ます。
④は元祖ニュータンタンメン本舗 相模原店。

食べログのレビュアーさん情報で相模原にニュータンタンメンが出来たとの事で、行って来ました。
「ニュータンタンメン具Wセット」¥1,200にしました。

辛さは5段階の1番辛い「めちゃ辛」です。
まずはスープを一口。

豚ガラ塩味ベースのスープに挽肉、たまご、ニンニクを入れて炒め、粗挽きトウガラシで辛味を付けたというスープは、割とアッサリ系ですが、具Wなのでニンニクがガッツリ効いていて、トウガラシの辛さと相まって美味しいです。
蒙古タンメン中本で言うと蒙古タンメンと味噌卵麺の間位の辛さなので、辛さ度「7」位の感じでしょうか?
丸い断面の中太の麺。

加水率が高いのかツルツル食感で、丁度良い位の歯応えがあります。
この麺もニュータンタンメンの旨さに一役買っています。
ニュータンタンメンの特徴である溶き卵。

おかげで辛さはマイルドになります。
具Wだからか、溶き卵も多目な気がします。
と言う訳で完食。

やっぱり具Wだと最後に具が沢山残ってしまって、半ライスじゃ食べ切れないです。
個人的にニュータンタンメンはニンニクダブルが一番旨い様な気がします。
蒙古タンメンとはまた違った旨さなので、これはこれで定期的に食べたくなります。
今までは横浜か川崎に行かないと食べられませんでしたが、ここが出来たお陰で近場でも食べられるので有り難いです。
⑤は9月2日オープンの新店、「びんびん亭ー一陽来福」。

八王子の「
びんびん亭」と「
一陽来福」が合体した様な店舗になっています。
初訪なので、オーソドックスに「中華そば」にしようかと思いましたが、「煮干ラーメン」を発見したので「煮干ラーメン」+「味玉」にしました。

待つ事10分少々で、「煮干ラーメン」+「味玉」が着丼。
味玉は予め2つに切ってありました。
とりあえずスープから。

オーソドックスな醤油味のスープはかなりのニボ感です。
とは言え「すごい煮干ラーメン凪」や「丿貫」ほどの濃さではありません。
中細の麺は、比較的硬めに茹でられています。

丁度良い歯応えと、適度なコシが有って、美味しい麺です。
しゃぶしゃぶの肉の様な薄切りのチャーシュー。

薄いチャーシューですが、一応肉感があります。
味は比較的薄めです。
比較的細めのメンマ。

適度な歯応えで、味付けも丁度良いです。
東京ラーメンに良く載っている様な海苔。

比較的薄めです。
麺を包んで頂きます。

薄手なのでちょっと弱めですが、一応磯感があります。
中心部分が少しだけ半熟の味玉。

予め2つに切られています。
良く味が浸みていて美味しいです。
麺を食べ終わってスープを掬ったら、大量の魚粉が底に溜まっていました。

スープの煮干感は主に魚粉で出している様です。
と言う訳で完食。

比較的オーソドックスな味で、スープも麺も具材も良く纏まっていると思います。
思った程特色がある訳では有りませんが、バランスの取れた一杯です。
また落ち着いた頃に今度はつけ麺を食べに来ようと思います。
⑥は天国屋。

前々から食べたいと思っていた「比内阿波尾鶏脂そば」を食べに行って来ました。
迷わず「比内阿波尾鶏脂そば」(トリペッパースープ、ライス付き)で。
大盛り無料ですが、ダイエット中の為普通で、ライスも付けませんでした。

油そばなので、タレが下に入っています。
「トリペッパースープ」。

天国屋さんは卓上調味料を置いていないので、胡椒は最初から入っています。
こちらは麺の丼。

太麺はつぶつぶが見えるので全粒粉入りでしょうか?
鶏チャーシューの他に豚のチャーシューも入っています。
まずはスープから。

つけ麺のスープでは無いので、最初から丁度良い味になっています。
天国屋さんのラーメンは基本優しい味で、このスープも基本的には優しい味ですが、以前食べた「生醤油麺」より醤油が効いていて、鶏の出汁が良く効いています。
胡椒がアクセントになっていて、美味しいスープです。
豚の脂身の少ない部位のチャーシュー。

薄手ですがしっとり系で、優しい味です。
鶏チャーシュー。

低温調理なのか、うっすらピンク色の鶏チャーシュー。
モモ肉辺りでしょうか、適度に脂が乗っていて美味しいです。
太麺の麺。

平打ちっぽい太麺は全粒粉入りなのかツブツブが見えます。
油そばなので、まずは良く混ぜます。

タレに浸かっている底の方から麺を引っ張り出して、上の方と入れ替える様に混ぜます。
良く混ざったら、頂きます。

モチモチ食感の太麺に、天国屋さんとしては塩分濃いめのタレが絡んで、思ったよりパンチの有る味になっています。
麺の旨さが分かる油そばです。
店主さんのオススメに従って、スープに浸けて食べてみます。

驚いた事に、スープに浸けて食べた方が塩分がまろやかになって、鶏の旨味も良く感じられる様になりました。
推測ですが、スープによってタレが洗われて、同時にスープの鶏油でまろやかさが出たのでは無いかと思います。
豚チャーシューで麺を包んで頂きます。

チャーシューの旨味と油そばの味が合わさって、旨さが倍増します。
鶏チャーシューは比較的サッパリ系の味なので、スープに入れてみました。

そのまま食べるより、スープに入れた方が鶏の旨味が増える上、暖かくなるので美味しいです。
麺と具を食べ終え、折角なので残ったタレにスープを注いで混ぜてみます。

塩分が濃くなるかと思いましたが、スープの鶏油のお陰かむしろマイルドでまろやかな味になりました。
と言う訳で完食。

本当はあまり良く無いのでしょうが、スープも殆ど飲んでしまいました。
天国屋さんの限定麺にハズレは有りませんが、まぜそば系の限定麺の中でも3本の指に入りそうな旨さです。
やはりスープが付いている事が最大のポイントです。
このスープのお陰で、油そばにも関わらず、つけ麺の様に食べられるので、まぜそばとつけ麺の良い所取りになっています。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・