
今月は31杯でした。
今年は合計329杯でした。
Covid-19のお陰で公共交通機関を使った遠征が出来なかったものの、その分お取り寄せグルメで楽しむ事が出来ました。
来年はお店で食べられる様になって欲しいです。
①は「麺でる 相模原」。

先日食べた「釜玉麺」で麺の旨さに驚き、是非「ラーメン」を食べてみたいと思い再訪しました。
まずは券売機で食券を購入します。

ここはやはり左上の法則で、「小ラーメン」¥790と、食べログのレビューを見ると「スープが塩っぱい」と言う記述が有ったので「生卵」を付けて「つけたま」で食べれば良いのでは?と思い、「生卵」¥50にしました。
待つ事7〜8分で、「小ラーメン」+「生卵」が着丼。

お盆付きで出て来るのは、昔赤坂に有った「ジロリアン」を思い出しました。
コールは「ニンニク・アブラ」ですが、普通でもヤサイの盛りが良いです。
アブラの盛りもスモジの倍以上は有ります。
「生卵」はカエシとごま油が入っています。

スモジだと普通の「生卵」と「すき焼きタレたまご」が有り、「すき焼きタレたまご」はとても美味しいです。
まずはスープを一口。

「塩っぱい」と言うレビューが多かったので、覚悟して飲んでみましたが、そんなに塩っぱい訳では有りませんでした。
味の濃さならむしろ淵野辺の「麺屋 歩夢」さんの方が遥かに濃い味で、こちらは甘みが控えめなだけで、そんなに「塩っぱい」と言う訳では有りません。
また「非乳化スープ」と聞いていましたが、実際に飲んでみると微乳化スープでスモジに近く、甘みが控えめな味は個人的には好みです。
モチモチの極太麺。

オーション特有のワシワシ感よりもモチモチ食感で、オーション麺特有のあの捻れが無いのが特徴です。
二郎の麺は大体あの捻れが有るので、恐らく「麺でる 相模原」さんの麺はオーション+オーション以外の小麦粉のブレンドで製麺しているからでは無いかと思います。
オーション特有の歯応えと旨さを残しつつ、モチモチ食感とツルツル食感を併せ持つ麺で、とても美味しい麺です。
トッピングの2枚載っているブタ。

このブタの大きさは「野猿二郎」や淵野辺の「麺屋 歩夢」さん並です。
しかも柔らかくて適度な肉感が有り、味付けも丁度良く、とても旨いブタです。
食べ易い様に天地返ししました。

こうして見ると、麺の太さと共に捻りの無いストレートで長い麺である事が分かります。
ヤサイと一緒に麺を食べます。

ヤサイはモヤシ9:1キャベツ位の比率ですが、シャキシャキで丁度良い茹で加減です。
ニンニクはスモジの半分位ですが、特に少ないと言う訳では無く、むしろスモジの量が凄過ぎるだけかもしれません。
「生卵」を良く混ぜてから、麺を浸して食べてみます。

カエシとごま油が入った生卵は、卵の黄身のまろやかさで味がマイルドになって食べ易くなります。
仄かにごま油の風味がしてとても美味しいです。
先日食べた「釜玉麺」も旨かったですが、「小ラーメン」+「生卵」も負けない位旨いです。
途中で味変を考える間も無く、麺と具材を完食してしまいました。

スープは微乳化でとても美味しいです。
スモジや「麺屋 歩夢」さんよりも、みりんが少ないのか甘みが少ないのが特徴ですが、個人的にはこれはこれで結構好きな味です。
と言う訳で、完食。

「麺でる 相模原店」さんの「小ラーメン」+「生卵」でしたが、本家二郎と違う、モチモチの極太麺や、甘みの少ないスープは特徴的で、他に無い味になっています。
また「ブタ」の旨さも特筆モノで、柔らかさと適度な肉感で、今まで食べた二郎やインスパイア系の中でも1,2を争う旨さでした。
②は相模原清新の「六花」。

FaceBookのさがみはらーめん部スタンプラリーのラストを飾る、清新の「六花」さんに行って来ました。
今回、平澤店主が手がけるのは「相模X(エックス)」。

スープ、カエシ、チャーシュー、味玉の素材は全て相模原産です。
さがみはらーめん部限定特典は、香福豚チャーシュー or かながわ鶏チャーシュー or 小川フェニックス味玉のいずれか1つをサービスとの事。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

この券売機、開店当初は有りませんでしたが、最近設置された様です。
待つ事10分少々で、「相模X(エックス)」が着丼。

さがみはらーめん部員限定のトッピングサービスは味玉にしましたが、味玉は最初から半分付いていた様です。😓
まずはスープを一口。

Twitterによれば、初日のスープは醤油にスープが負けていたそうで、2日目の今日は醤油の配合を変えたのだそうです。
今日のスープは絶妙な配合で、かながわ鶏と煮干しのスープと木桶三年熟成醤油が調和して、とても美味しいスープです。
麺はいつもの出口製麺製の中細麺とは違う、細麺ストレート。

ツルシコ食感の出口製麺製の中細麺に対して、この麺は加水率低めのパツンとした食感の麺です。
小麦の風味が味わえる麺で、丸鶏の醤油ラーメンにはこの麺の方が合っているかもしれません。
トッピングの香福豚のチャーシュー。

写真を撮るのに持ち上げようと試みましたが、あまりの柔らかさにバラバラになってしまうので、諦めて置いたまま撮りました。
見ての通り、ホロホロのチャーシューですが、ただ柔らかいだけでなく、しっかり味も染みていて美味しいチャーシューでした。
トッピングのかながわ鶏のチャーシュー。

このチャーシュー、少し酸味が有って若干マスタードの様なスパイス感も有ります。
丸鶏のスープだけに、鶏チャーシューが良く合います。
トッピングの大きめのメンマ。

適度な味付けで、食感も丁度良く、美味しいメンマです。
トッピングの小川フェニックスの味玉。

濃厚な黄身の旨味でまろやかな味になっています。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

改めてスープを味わってみて、醤油の味は確かに感じられますが、尖った感じは全く無く、丸鶏と煮干しのスープが絶妙に調和しています。
これだけの旨さの醤油味スープはなかなか無いもので、まして相模原産の材料のみを使ってここまでの味を出しているのですから、見事と言う他有りません。
と言う訳で、完食。

FaceBookのさがみはらーめん部スタンプラリーのラストを飾る、清新の「六花」さんの「相模X(エックス)」でしたが、とてもレベルの高い一杯だったと思います。
相模原産の食材を駆使して、これだけのレベルの一杯を作り出す平澤店主の手腕には脱帽です。
③は河辺の「つけ麺屋 丸孫商店」。

ラーメン大好き小泉さんの作者、「鳴見なる」先生が良く通っている事で知られる、河辺の「丸孫商店」さんに行って来ました。
お店に入って左側の奥の壁に、「鳴見なる」先生の直筆小泉さんイラストとサインが有りました。

ビニールを貼って保護して有ります。
入口右手の奥にはマルソンFACTORYの大きなポスターと様々な掲示が有ります。

「中華そば」の麺は埼玉県新座市の「村上朝日製麺所」製、つけ麺の麺は「ラーメン凪」の太麺を使用している様です。
まずは入口右手の券売機で食券を購入します。

「本日の部活」の「活〆マダラx白子=濃密醤油中華ソバ」¥1,000も気になりましたが、初訪問なので「左上の法則」の「魚貝煮干し中華そば」の特製トッピング版「特製魚貝煮干し中華そば」(味玉+空ワンタン+チャーシュー増し)¥1,000にしました。
カウンターには沢山のクレヨンで描いた文字が有ります。

カウンター上は私物を置かない様に注意書きが有ります。
またマスクを外したらしゃべらない様にと言う注意書きも有ります。
卓上調味料は山椒、ハバネロ入り激辛一味、白胡椒です。
待つ事10分程で、「特製魚貝煮干し中華そば」が着丼。

薄切りレアチャーシューと三つ葉で麺が見えません。
スープの煮干しの香りが漂って来ます。
ちなみに貝のお皿は貝殻を置く為のものです。
まずはスープを一口。

煮干しが香るスープは、飲んでみるとまず貝の出汁が来ます。
貝は1種類では無く、ホンビノス貝と牡蠣の風味もします。
醤油は控えめでマイルドな味です。
麺は中細ストレート麺。

「中華そば」は「村上朝日製麺所」製との事ですが、ツブツブが見えるのでフスマもしくは全粒粉練り込みでしょうか?
比較的加水率低めで、パツンと言う感じの食感の麺です。
小麦の風味もして、魚貝系のスープに良く合っています。
トッピングの、5枚も載っている薄切りのレアチャーシュー。

ローストポークの様な感じで、しっとりとした食感と適度な味付けで、とても美味しいチャーシューです。
トッピングの「空ワンタン」。

その名の通り、餡が無く皮だけのワンタンです。
「すごい煮干しラーメン 凪」の「いったん麺」の様な感じです。
トッピングの牡蠣。

具材にも入っていますが、スープ自体も牡蠣の風味がします。
ちなみに写真を撮り忘れましたが、ホンビノス貝も入っています。
トッピングの山クラゲのメンマ。

偶に見掛けますが、「牛タン焼き仙台辺見」の「牛骨テールラーメン」にも入っていました。
独特のコリコリ食感が有って、普通のメンマとは違った食感が味わえます。
トッピングの大きな三つ葉。

三つ葉トッピングと言うと「中華そば 四つ葉」さんが有名ですが、そう言えばチャーシューも「中華そば 四つ葉」さんに似ています。
三つ葉は爽やかな風味で、魚介系の醤油味スープに良く合います。
途中まで食べていたら、「済みません、海苔を載せ忘れていたので、別皿でお出しします」と海苔が出て来ました。

てっきり海苔が載っていないのがデフォルトかと思っていました。
折角なので、魚貝のスープに浸して、麺を包んで頂きます。

魚貝のスープに海苔の風味はとても良く合います。
麺との相性も抜群です。
ホンビノス貝が食い込んで、ちょっと崩れてしまった味玉。

形は崩れていても、味の方は大丈夫。
しっかりと味の染みた味玉で、半熟の黄身がまろやかさを出しています。
麺と具を食べ終えたら、店員さんから「スープ割りされますか?」と聞かれました。
「ピリ辛しょうが」の割スープを入れて貰いました。

つけ麺なら兎も角、ラーメンに「スープ割り」が有るお店は、先日伺った「ラーメン郷」位しか知りません。
確かに生姜の風味とピリッとした辛さが加わっています。
辛さは恐らく唐辛子系の辛さだと思いますが、生姜と唐辛子の辛さが加わっても、魚貝のスープはしっかり味わう事が出来ました。
と言う訳で、完食。

本当は飲み干したい所をグッと我慢しました。
ちなみに券売機に「カップ茶碗蒸し」と言うメニューが有り、「中華そば」もしくは「限定麺」の場合は残ったスープを茶碗蒸しにして貰えます。
河辺の「丸孫商店」さんの「特製魚貝煮干し中華そば」でしたが、鮮魚系に近い貝の出汁と煮干し、そして優しい醤油が見事に調和していて、美味しい一杯でした。
④は拝島の「らーめん凛々」。

こちらもラーメン大好き小泉さんの作者、「鳴見なる」先生が良く通っている事で知られています。
メニュー表。

こちらの券売機は番号で購入するタイプなので、このメニュー表を見て番号を確認します。
本来なら初訪問なので、「凛々しい特製地鶏中華ソバ」辺りが王道ですが、前々からとても気になっていた15.「凛々しいカルピスバターまぜソバ」にする事にしました。
こちらが券売機。

この券売機、数字でメニューを選択するタイプなのですが、色々喋ってくれます。
壁の「鳴見なる」先生直筆の色紙。

「ラーメン大好き小泉さん」の直筆サイン入り単行本と、「渡くんのXXが崩壊寸前」の直筆サイン入り単行本も飾って有ります。
額の下には「ラーメン大好き小泉さん」と、「渡くんのXXが崩壊寸前」の単行本が揃っています。

「ラーメン課」が有る山形県南陽市の情報誌も飾って有ります。
「鳴見なる」先生直筆の小泉さんとサインの入ったカウンター。

残念ながら隣の席だったので、ここで食べる事は出来ませんでしたが、記念にパシャリ📸。
右隣の席は、ラーメン界の錚々たる重鎮の方々のサインも有ります。

評論家の方々は、この席に座る事が多かったんですかね?
正面に「ハイデン・コッコ」のイラストが描かれています。

「ハイデン」=「HIDEN」(秘伝)、「コッコ」=「ココ」だそうで、「秘伝は店主さんの頭の中に有る」と言う意味だとか。
待つ事7〜8分で、「カルピスバターまぜソバ」が着丼。

箸やレンゲは丼と一緒に出て来ます。
まぜそばなので、まずは麺から。

「丸孫商店」さん同様に、「村上朝日製麺所」製の中細ストレート麺を使用。
パツンとした食感の麺で、小麦の風味がする美味しい麺です。
トッピングの薄切りのレアチャーシュー。

これも「丸孫商店」さん同様ですが、しっとり食感で絶妙な味付けのローストポークっぽいチャーシューです。
トッピングの鶏チャーシュー。

胸肉っぽいチャーシューは鶏肉特有のしっとり感が有り、サッパリとした美味しいチャーシューです。
トッピングの山クラゲのメンマ。

これも「丸孫商店」さん同様に山クラゲを使用しています。
独特のコリコリ食感が面白いです。
ベビーリーフが載っています。

ヘルシー感も有り、女性受けしそうな感じです。
実際女性客もかなり多めでした。
トッピングのスライスされたレモン。

これも彩りを添えていますが、味としても爽やかな酸味をプラスしてくれる食材です。
まぜそばなので、良く混ぜてから頂きます。

底の方に有るタレを良く絡めてから頂きます。
中細ストレート麺にタレが絡んでいます。

「カルピスバター」と言う名前から、あの甘くて酸っぱいカルピスの味を想像していましたが、食べてみるとバター醤油っぽい味で、カルピスっぽい甘酸っぱさでは有りません。
しかしカルピスの甘みと酸味を上手に利用していて、とても美味しいです。
トッピングの大きな海苔。

汁なしなのでどうやって食べようか迷います。
頑張って麺を包んでみました。

パリパリのままなので、まるで海苔巻きを食べている様な感じです。
味的にはとても美味しいです。
もうすぐ食べ終わりそうなタイミングで、店員さんから「良かったらスープ割り如何ですか?今日のスープ割は『豆板醤のピリ辛スープ』です。」との事。

先日「丸孫商店」さんで「特製魚貝煮干し中華そば」を食べた時も、ラーメンにスープ割が有って驚きましたが、こちらでは何と汁無しの「まぜソバ」にスープ割りと言う、もはや何だか分からないと言うか、「それって『スープ付き』って事?」と言う感じです。
飲んでみると、当たり前ですが「カルピスバター」とは全く違った豆板醤のピリ辛スープで、とても旨いスープでした。
もしかしたらベースのスープが同じなのかもしれません。
と言う訳で、完食。

「らーめん凛々」さんの「凛々しいカルピスバターまぜソバ」でしたが、想像していた様なカルピスの味とバターの味では無く、バター醤油にほんの僅かに甘味と酸味を足した様な味で、美味しいまぜそばでした。
ユニーク且つ旨いラーメンを食べさせてくれる「ハイデン・コッコFACTORY」、鳴見なる先生が足繁く通われるのが分かった気がします。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…