
2021年2月のラーメンの続きです。
⑤は長津田の「十人十色」。

Twitter情報で限定の「信州味噌らーめん」が提供されるとのことで、行って来ました。
まずは入口右手の券売機で食券を購入します。

今日は限定麺が3種類も有ると言う珍しい日でした。
「悪魔肉の王様中華そば」と「豚清湯生姜中華そば」は既に食べたので、今日は未食の「信州味噌らーめん」¥900にしました。
トッピングは有れば必ず付ける悪魔肉👿¥200と、味玉¥100にしました。
待つ事7〜8分で、「信州味噌らーめん」が着丼。

悪魔肉👿を載せたので、チャーシューは鶏にしました。
「お好みでお使い下さい」と出てきたのは七味と山椒。

七味は味噌ラーメンにはお馴染みですが、山椒は余り聞いた事が無いです。
そもそも中国の花椒と違って日本の山椒は辛くないので、どちらかと言うと風味付けがメインで「うなぎに掛けるもの」と言うイメージです。
まずはスープを一口。

かなり色が濃いので、なんと無く分かりましたがパンチのある味で、ニンニクや唐辛子を感じる、王道の「味噌ラーメン」と言う感じの味です。
我々の年代だと(トシがバレますが)子供の頃良く「どさんこラーメン」を食べた記憶が有るのですが、あの味に近い感じがします。
麺は中細縮れ麺。

恐らくサッポロ麺フーズ製と思われる、黄色っぽいツルシコ食感の麺です。
札幌ラーメンに良く有る、中太の黄色いたまご麺に良く似ていて、味噌味スープと良く合っています。
トッピングの鶏チャーシュー。

悪魔肉👿が豚バラなので、敢えて豚では無く鶏チャーシューをセレクト。
こちらのチャーシューは豚でも鶏でも綺麗な丸い形のチャーシューです。
形の美しさもさる事ながら、味も食感も文句無しの旨いチャーシューです。
塩でも醤油でも合いますが、味噌でも大丈夫でした。
こちらに来たら欠かせない、トッピングの悪魔肉👿。

いつも有るとは限らないので、有ったら必ず頼みます。
この味濃いめの薄切り豚バラ肉が、実にハマる味です。
トッピングの穂先メンマ。

一般的には清湯系の塩もしくは醤油のスープに合わせられる事が多い穂先メンマ。
味噌ラーメンに合うのか?と思いましたが、そこは「十人十色」さんの味噌ラーメン、味噌ダレは濃いめの味でパンチが有るものの、しっかりベースのスープが感じられるスープは、穂先メンマがちゃんと合います。
トッピングの白髪ネギと分葱。

白髪ネギは味噌ラーメンに合う薬味の一つ。
其処に、同じネギでも辛味を味わう白髪ネギとは違い、爽やかさの有る分葱も使っている辺りが流石です。
ここで、七味と山椒で味変してみます。

七味の味は想像出来たものの、山椒がどうなるのか全く未知数でした。
しかし意外や意外、山椒は辛さを増す訳では無いものの、独特の風味が味噌味と良く合っています。
味変後の麺を味わってみます。

七味は兎も角、山椒がこんなに味噌味スープと合うとは驚きです。
トッピングの半熟味玉。

黄身がトロトロの半熟味玉は、味浸みもしっかりしていて、とても美味しいです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

3種の味噌を併せたスープ。
信州味噌はかなり塩っぱいので、その加減が非常に難しいのですが、パンチが有るのにカドが無く、ベースのスープの味をしっかり感じられる味で、「十人十色」さんらしい味になっています。
と言う訳で、完食。

「十人十色」さんの「信州味噌らーめん」でしたが、長野市妻科の井上醸造の「けやきみそ」「白花」「豊醸」の3種の味噌をブレンドした味噌ダレに、吉備黄金鶏、天城黒豚、北海道産帆立貝柱、青森産大蒜等を使ったスープを併せた、パンチが有りながら繊細なベースのスープを味わえる見事な出来栄えでした。
⑥は千葉県船橋市の「とものもと」。

通販で取り寄せた、「醤油らーめん」と「塩らーめん」を作ってみました。
冷凍スープと冷凍麺のセットで、具材は付いていません。
まずはスープを湯煎します。

溶けてから5分程湯煎します。
次に麺を茹でます。

自家製麺の麺は太縮れ麺。
茹で時間は3分半〜4分です。
丼にスープを注ぎ、茹で上がった麺を入れてトッピングを載せれば完成です。

チャーシューは小田急相模原の「シウマイのタチバナ」さんのロースチャーシュー、市販のメンマ、九条ネギ、自作の半熟味玉、海苔を載せました。
まずはスープを一口。

丸鶏、鶏ガラ、昆布、鰹節などで作ったスープ。
醤油が効いていて、ちょっと懐かしい感じのスープです。
手打ちの太縮れ麺。

モチモチの太縮れ麺は白河ラーメンの名店「一番いちばん」さんを彷彿とさせる弾力と小麦の味です。
トッピングのロースチャーシュー。

「シウマイのタチバナ」さんのロースチャーシューで、しっかりとした肉感を残して焼き上げられており、醤油ラーメンに良く合う味付けです。
トッピングのメンマ。

市販のメンマですが、オールラウンドな味で醤油でも塩でも合うタイプです。
柔らかく煮られており、サクサク食感が良い感じです。
トッピングの海苔。

調理イメージ写真に海苔が載っていたので載せてみました。
オーソドックスな醤油味ラーメンだけに、海苔が良く合います。
海苔をスープに浸して、麺を包んで頂きます。

醤油味スープの良く浸みた海苔とモチモチの麺が良く合っていて、とても美味しいです。
トッピングの自作半熟味玉。

今回のものは黄身がゼリー状の半熟でした。
和風出汁に漬け込んで作ったので、醤油味スープに良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

香ばしい醤油と、それをしっかり支える丸鶏+鶏ガラと魚介のスープは、真面目に作られている事が伝わるスープです。
と言う訳で、完食。

「とものもと」さんの「醤油らーめん」ですが、香ばしい醤油と旨味たっぷりの丸鶏+鶏ガラ+魚介スープと、モチモチの自家製麺が旨い一杯でした。
とても真面目に作られた一杯で、好感が持てます。
こちらは「塩らーめん」。

鯖節の香りが広がります。
スープを味わってみます。

鯖節や煮干しの味を上回る様に、ホンビノス貝やアサリの旨味がガツンと来ます。
それ以外にも昆布や椎茸などが使われており、とても旨味の強いスープです。
麺は手打ちの太縮れ麺。

モチモチの麺は旨味の強い塩味スープに負けない小麦の旨味と歯応えで、とても美味しいです。
トッピングのロースチャーシュー。

小田急相模原の「シウマイのタチバナ」さんのロースチャーシューですが、しっかりと焼き上げられたチャーシューで、思ったより塩ラーメンにも良く合います。
「とものもと」さんの「醤油らーめん」と「塩らーめん」でしたが、あくまでも個人的な感想ですが、豊富な旨味の「塩らーめん」の旨さが際立ちました。
無論、「醤油らーめん」もオーソドックスな味でしっかりと真面目に作られており、とても好感の持てる一杯でした。
どちらも満足の行く一杯で、お取り寄せラーメンの中でもかなり上位に位置するラーメンです。
Covid-19が収束したら、ぜひお店に行ってみたいです。
⑦は「蒙古タンメン中本 町田店」。

2月の日替わり限定の「海老味噌北極」を食べに行って来ました。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

日替わり限定のボタンは一番上の段になっており、通常の「限定メニュー」の段では無いので見つけるのに苦労しました😓
待つ事5分程で、「海老味噌北極」が着丼。

見た感じ、粘度の高そうなスープで、まるで「北極」を3倍とか5倍で注文した時の様な感じに見えます。
しかし、丼をカウンターから受け取った時に、海老の香りがしました。
まずはスープを一口。

かなり粘度の高いドロリとしたスープです。
良く見ると海老のペーストの様なもの(海老の頭を擂り潰したもの?)が入っていて、更に背脂が入っているので、それでドロリとしている様です。
海老の風味は飛び易くて、辛くすると余計に飛びそうですが、これだけ濃厚な海老の味が出せていると言う事は、海老の頭を使っているのでは無いかと思われます。
辛さは海老ペーストのお陰で大分マイルドで、「北極」を名乗っていますが恐らく辛さ度8の「味噌卵麺」位の辛さでは無いかと思います。
「北極」並の辛さにするには、辛さ2倍位にした方が良さそうです。
麺は中本特製の中太ストレート麺。

丸い断面のモチモチした麺で、小麦の味が旨い麺です。
この麺と北極スープの相性は抜群です。
トッピングのモヤシと刻みネギ。

普通の「北極」よりも大量にモヤシが載っています。
お陰で辛さを大幅に和らげてくれます。
トッピングの豚薄切り肉。

これは「北極」にも入っています。
仕込み調理のスープなので、ベースは北極のスープなのかもしれません。
トッピングのニラ。

これは普通の「北極」には入っていない、「海老味噌北極」独特の具材です。
「北極やさい」にも入っています。
モヤシやネギと一緒に麺を頂きます。

モヤシが多いので、海老味噌のマイルドさも有って、とても食べ易いラーメンです。
トッピングのスライス卵。

半個分位入っている様です。
「北極」ほど辛く無いので、これに頼らなくても普通に食べられます。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

ドロリとしたスープは、ジャリジャリした食感が有り、海老を殻ごと擂り潰したものが入っている感じです。
海老感が濃厚で、コクを出すために入っている背脂も有って、濃厚且つ旨味の有る味に仕上がっています。
このスープでライスが有ったら普通に食べられそうです。😋
が、ダイエット中なのでやめておきました…😭
と言う訳で、完食。

「蒙古タンメン中本 町田店」の2月の日替わり限定「海老味噌北極」でしたが、「北極」のあの味にここまで海老感を出せる事に驚きました。
恐らく海老を丸ごと擂り潰したものを使って、これだけの海老感を出しているのだと思いますが、背脂も入っているので海老の風味がこれだけ感じられるのは凄いです。
そして「北極」スープに海老と背脂が加わると、旨さが倍増します。
正直、このスープは辛さが無くても旨そうな気がします。
⑧は金森の「超純水彩麺 天国屋」。

2月一杯で現在のお店は閉店との事で、未食の「牡蠣らーめん」を食べに行って来ました。
平日にも関わらず、開店直後で20人位の並びで、お昼頃には40人位並んでいました。
並ぶ事1時間で漸く店内に。

今日は特に券売機上のホワイトボードに限定は書いて有りませんが、鶏系や鮭系、阿波尾鶏脂そば、牡蠣らぁめん、地獄らーめんが有りました。
今日は未食の「牡蠣らぁめん」にしました。
待つ事5分程で、「牡蠣らぁめん」と「牡蠣ご飯」が着丼。

「牡蠣ご飯」の牡蠣の量にびっくりです😳
まずはスープを一口。

牡蠣の香りがするスープは僅かに白く濁っていますが、ほぼ清湯系スープ。
想像したよりも力強い味で、牡蠣の旨味がグイグイ来る感じです。
敢えて牡蠣で清湯系スープを作る辺りが、鮮魚系を作らせたらピカイチの腕を持つ佐々木さんらしい一杯です。
中細のストレート麺。

写真でも分かる通り、周囲が透き通って1mm位の芯が見える茹で加減。
芯の様に見えていますが、この麺はキッチリ茹で上げられています。
硬めでは無く、キチンと茹で上げられた麺は、適度なコシと歯応えと共に一番旨い状態で提供されています。
付属の牡蠣ごはん。

小振りの牡蠣とは言え、10個は載っています。
下の方には煮汁も有るので、下の方から掬って食べると美味しいです。
茶碗の縁の柚子胡椒を付けて食べると良い感じです。
麺を食べ終えたので、スープを「牡蠣ご飯」に掛けて「牡蠣茶漬け風」にします。

後でもう一度スープを味わいたいので、ライスドボンでは無く「牡蠣ご飯」の方に掛けます。
「牡蠣らぁめん」のスープを「牡蠣ご飯」に掛けた「牡蠣茶漬け風」。

見ての通りですが、メチャ旨です。
言葉になりません😭
と言う訳で、完飲&完食です。

「超純水彩麺 天国屋」さんの「牡蠣らぁめん」&「牡蠣ご飯」でしたが、鮮魚系を得意とする佐々木さんらしい、清湯系のスープと完璧な茹で加減の麺は圧巻の旨さでした。
「牡蠣ご飯」の方も、硬くならないギリギリに煮られた牡蠣が絶妙な味付けで、そのまま食べても美味しいですし、「牡蠣らぁめん」のスープを掛ければ激ウマの「牡蠣茶漬け風」になります。
鮮魚系の最高峰と呼んでも過言では無いこの「牡蠣らぁめん」。
この場所での営業は今月限りですが、また新たな店舗でも是非食べたい逸品です。
⑨は橋本の「ら〜麺 安至」。

いつも前を通り掛かる度に気になっていたので、行って来ました。
入口左の券売機で食券を購入します。

初訪問なので、「左上の法則」だと「煮干し醤油ら〜麺」なのですが、FBやTWITTERで見た「漆黒醤油ら〜麺」が気になったので、「漆黒醤油ら〜麺」¥700のストレート麺+「味玉」¥100にしました。
「ら〜麺」は3種類とも¥700と、良心的な価格です。
待つ事10分程で、「漆黒醤油ら〜麺」+「味玉」が着丼。

八王子ラーメンの様に、刻んだ玉ねぎが載っており、ブラックペッパーが掛かっています。
まずはスープを一口。

名前の通り、漆黒の醤油ですが、味が濃い訳では無く、香ばしくコクが有ってハッキリした味です。
魚介の風味も効いていて、サッパリしていてとても美味しいです。
麺は菅野製麺所製の中細ストレート麺。

ツブツブが見えるので、全粒粉入りでしょうか?
加水率低めの麺は、とてもコシのある、パツンと歯切れの良い麺です。
香ばしくてコクのあるスープと良く有っています。
トッピングの、かなり大きめのチャーシュー。

しっとりとした肉感が有って、美味しいチャーシューです。
トッピングの穂先メンマ。

清湯系のスープに良く合う穂先メンマは、どちらかと言えば淡い味に合う印象がありましたが、クッキリとした味の「漆黒醤油ら〜麺」にも思いの外合っています。
トッピングの小松菜。

新潟の長岡ラーメンや、白河ラーメンなど、醤油の効いたラーメンには小松菜が良く合います。
薬味の、刻み玉ねぎに黒胡椒が掛かったものが真ん中に載っています。

刻み玉ねぎが八王子ラーメンっぽい感じで、黒胡椒も醤油味スープに良く合っています。
トッピングの半熟味玉。

黄身がトロトロの半熟で、醤油味スープがまろやかに感じられて美味しいです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

醤油のコクと煮干しのビターな感じがとても良く噛み合っていて、とても美味しいです。
と言う訳で、完食。

流石に飲み干すのは控えましたが、見た目程濃い味では無く、香ばしくてコクのある醤油としっかり効いた魚介出汁、それに刻み玉ねぎと黒胡椒が良く合っていて、とても美味しいスープです。
菅野製麺所製の中細ストレート麺も、このスープに良く合っています。
具材も大振りのチャーシューや小松菜、穂先メンマと抜かり無く、全体的に良くまとまった一杯でした。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…