
ミッドシップに乗りたくて手に入れたCaymanですが、FR時代のクセが抜けなくてあまり上手く乗れていなかったのですが、先日のモテギを走った時に少しだけ分かってきた気がします。(気がするだけかも:笑)
ミッドシップの武器である1次旋回(という言葉が有るかどうか微妙ですが、ターンインのこと)と2次旋回(イーブンスロットル/定常旋回の後、つまり立ち上がり)の感覚が少し掴めた感じです。
FRだと荷重移動し過ぎるとリアが出るので、抑え気味に入っていたのですが、ケイマンはフロントに何も無いので、むしろガッツリ乗せて行かないと曲がりませんし、そうやっても余程の高速でない限りリアが出るまで行かない感じです。
サスペンション交換するまでは、割に簡単にフロントが逃げてしまった(ノーマルはフロントを逃がす事によってスピンを防ぐ様になっているのかも知れません)のですが、交換後はフロント荷重をしっかり掛けられる様になりました。
その上、アンジュレーションによる接地不足も解消されて、トラクションも掛かる様になり、乗り心地も向上しました。
そして立ち上がりも、FRは徐々にアクセルONでリア荷重に持って行ってから踏まないと、横に滑るばかりで前に進まないのですが、ミッドシップはRR程強烈なトラクションでは無いものの、FRほど我慢する時間を取らなくても踏んで行けます。
基本的にターンイン/立ち上がり共にFRよりも我慢の時間が短い気がします。
LSDが無いと、タイトターンの立ち上がりでトラクションが抜け気味になる場合が有ったのですが、LSDのお陰でがっちりトラクションが掛かります。
ミッドシップは限界領域のコントロールがシビアでピーキーになり易い弱点が有ると思います。
しかしケイマンの凄い所は、これだけ優れた旋回性能を持っているクセに、ピーキーで無い所です。
自分はハイグリップタイヤを使用しない事にしていますが、これには以下の様な理由が有ります。
1.クルマに対する入力が過大になり、結果ヤレが早く来てしまう。(ボディが傷む)
2.タイヤに頼った走り方が身に付いてしまって、運転が上達しない。
3.限界領域のコントロールがシビアになってしまう。
が、ケイマンはそもそも3.は杞憂と言う位、限界領域のコントロール幅の広いクルマだと思います。
トラクションが抜けると怖いので、LSDは必須だと思いますが、LSDとサスペンションだけでも相当な戦闘力だと思います。
ケイマンに3.6リッター/3.8リッターが載っていたら、恐らく911超えは間違いないと思います。
「リアがマルチリンクじゃない」というハナシも良く聞きますが、ストラットでも問題無い様な気がします。
むしろリアが頑張り過ぎると、ピーキーな性格になってしまうかもしれません。
もう少しパワーが欲しい所ですが、ウデが伴わないので、まずは「速くなるより上手くなれ」をモットーにドラテクの修行に励もうと思います。
最高のチューニングは「運転手チューン」なので(爆)
Posted at 2012/11/13 17:52:39 | |
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Cayman S | 日記