
今月は何かとイベントが多かったので、史上最多の33杯になりました。
多分、今後これを超える事は無いと思います。
①は辛麺真空 町田本店。
今日はtwitter情報で今日の限定がバターチキンカレーつけ麺「雷鳴」との情報を入手したので行って来ました。

「真空」の「空」が見切れてしまいました・・・
待つ事10分程で、「雷鳴」が着丼。

スープはアツアツなので、器の上の方を持つ様に言われました。
どう見てもカレーとしか思えないスープ。

白いのはクリームでしょうか?
麺を持ち上げて見ます。

太麺の麺は「狼煙」の麺と同じ様です。
モチモチ食感で美味しい麺です。
スープに浸してみます。

辛さが分からないので、ちょっとドキドキです。
勢い良く啜ると咽そうな辛さでした。
激辛では有りませんが、スパイスが効いています。
蒙古タンメン中本で言えば、5辛位ではないでしょうか?
3個載っているタンドリーチキン。

そのまま食べてみるとスパイシーさが少し足りません。
スープに浸すと、スパイシーさが増して美味しくなります。

これはどう考えてもラーメンのスープじゃないですね。
スープ割りが有るかどうか聞いたら、「スープ割りは無いが、追い飯すると美味しい」との事で、追い飯して貰いました。

しかし追い飯の量が半端無いです。
軽く普通の茶碗に山盛り位有ります。
と言う訳で完食。

スープまで完食してしまいました。
「辛麺真空」さんは、「狼煙」しか食べた事が無かったのですが、今回限定の「雷鳴」を食べて見て、驚く程完璧なカレーでビックリしました。
ちゃんと豚骨スープも入っているのですが、カレーの本格さが半端無くて、お店の人も言っていましたがバケットなどのパンの方が合っている気がします。
これ程までに本格的なカレーがラーメン店で味わえる事に脱帽です。
②は「支那そばや」相模原店。

偶々ネットで相模原にあの佐野実氏の「支那そばや」の暖簾分け店が有る事を知って、行って来ました。
やっぱり「支那そばや」と言えば醤油味ラーメンでしょうか。
ワンタン好きだから「ワンタンメン」にしました。

ここは面白い事に先払い制で、注文時に支払います。
まずはスープを一口。

見た目の通り、醤油の味よりも出汁の味、しかも動物系の味が先に来ます。
続いて魚介の風味、最後に醤油の風味です。
ちなみに僅かながら八角の様な中国系香辛料の風味が有ります。
以前食べた、新横浜ラーメン博物館内の「支那そばや」の「ミニ醤油らぁ麺」は相模原店のスープより透明度が高く、醤油が濃いです。
実際、味の方もたまり醤油の様な深みの有る醤油味がします。
北海道産小麦を使用した自家製麺は小笠原産自然海塩・名古屋コーチンの卵・内モンゴル産かん水など、拘りの材料で作られた自家製の麺。

細麺でフスマが練り込まれており、小麦の風味がします。
茹で加減は正にジャストな感じで、程良い歯応えとコシが有ります。
新横浜ラーメン博物館内の「支那そばや」の麺に極めて近く、あちらは茹で加減は硬めでコシの強い麺でしたが、味の方向性は近いです。
大き過ぎて持ち上げられなかったバラ巻きチャーシュー。

厚さは3mm程で、柔らかくてバラバラになってしまうので箸で持ち上げる事が出来ず、上に引っ張り出して写真を撮りました。
しかしこれだけ柔らかいのに、食べるとしっとり感が有ってちゃんと肉を食べている感が有ります。
新横浜ラーメン博物館内の「支那そばや」のチャーシューもバラ巻きチャーシューですが、やや小ぶりで煮加減も少し短めで、肉感がしっかり残っています。
トッピングのワンタン。

これも自家製で、大き目のワンタンが5〜6個入っています。
比較的柔らかめに茹でられていて、餡も結構入っています。
やはり醤油ラーメンにワンタンは合います。
トッピングのメンマ。

かなりの本数が入っていて、味付けが絶妙で、しかも柔らかいです。
サクサク食感も有り、箸休めとしても、麺と一緒に食べても美味しいメンマです。
酒のつまみにしたら最高なタイプです。
細かく刻まれた九条ネギ。

柔らかくて味の良い九条ネギ。
ラーメンととても良く合います。
トッピングの海苔。

大きさは家系の半分程ですが、割に厚手です。
いつもの様にスープに浸して麺を包んで頂きます。

しっかり磯感が有って美味いです。
しかし何気に麺量が多いです。

「ワンタンメン」なのでワンタンも5〜6個入っていて結構なボリューム。
道理でラーメンに(小)サイズが有る訳です。
やっと麺と具を完食。

改めてスープを味わいます。
やはり新横浜ラーメン博物館内の「支那そばや」の「ミニ醤油らぁ麺」のスープとは全く違う方向性で、醤油よりも出汁が前面に出て来るタイプのスープです。
しかも動物系の出汁がメインで、どちらかと言えば強く主張しないスープです。
これは麺を食べさせるためのスープだと思います。
と言う訳で完食。

今まで存在を知らなくて、初めて来ましたが、良い意味で佐野実氏の「支那そばや」とは違う一杯でした。
RO水の使用や内モンゴル産かん水など、材料への拘りや、全ての麺や具材が自家製になっているなど、佐野実氏の拘りは随所に生きていますが、スープの方向性は明らかに違っており、ちゃんと個性が出ていると思いました。
拘りの結果お値段的には少々高めなので、「支那そばや」という名前で佐野実氏のラーメンを想像してしまうと不満に思う方もいるかもしれません。
個人的には過度に主張する事なく、麺を食べる事に特化した様なこの味は嫌いではありません。
優しい味が好きな人なら、この味が気に入ると思います。
③は青森の「中華そば なんぶ庵」。

新宿大久保公園で10/3(木)〜11/4(月)まで開催される、「大つけ麺博」に出店していました。
これが「中華そば なんぶ庵」の「青森シャモロック濃厚鶏白湯つけ麺」スペシャルトッピング。

「シャモロック鶏団子」、チャーシュー+1枚、味玉、ニンニク味噌ダレ付きです。
スープは「シャモロック濃厚鶏白湯」。

鶏白湯らしい、白く白濁したスープです。
麺と「シャモロック鶏団子」、青森ニンニク味噌ダレ。

麺は中太平打ち麺、「シャモロック鶏団子」、青森ニンニク味噌ダレはスペシャルトッピングです。
+1枚で2枚載っているチャーシュー。

煮豚系のチャーシューですが、見た所程良い煮加減に見えます。
これもスペシャルトッピングの味玉。

しっかり味が付いていそうな色です。
つけ麺なので、まずは麺から。

中太の平打ち麺は加水率高めな感じに見えます。
スープに浸します。

スープは見た目よりサラサラしており、とろみはあまり無い様です。
食べてみると、ツルツル食感の麺に、サラッとしていながらコクの有るシャモロックの鶏白湯スープがマッチしていて美味しいです。
2枚入っているチャーシュー。

豚腕肉辺りの肉でしょうか?適度に脂が載っていて、柔らかいながらも肉感が有って、美味しいチャーシューです。
そのままでも美味しいですが、スープに浸して食べると、より美味しくなります。
「シャモロックの鶏団子」。

これも折角なのでスープに浸して頂きます。
ナンコツが練り込まれているのか、柔らかい鶏団子の中にコリコリした食感も有ります。
スープに浸すと、鶏白湯の優しい味とクセの無い鶏団子で美味しく頂けます。
麺に青森ニンニク味噌ダレを付けて食べてみます。

ニンニク味噌ダレは結構味が濃く、これだけでも十分食べられます。
スープに浸すと、ニンニク味噌ダレの味がマイルドになって食べ易くなります。

ニンニク味噌ダレの味が濃いのでスープの味が変わってしまうかと思いましたが、マイルドにはなってもスープの味は変わりません。
味玉は黄身がゼリー状で、甘味を感じる味です。

これもスープに浸した方が美味しいです。
と言う訳で完食。

シャモロックの濃厚鶏白湯スープは「濃厚」という名に反してサラッとしたスープですが、味の方はしっかり濃厚で、ツルツル系の平打ち麺との組み合わせは良いです。
また、このスープと鶏団子の組み合わせは最高でした。
青森ニンニク味噌ダレがまた旨くて、これだけで酒のつまみに最高です。
麺に付ければそのまま麺が食べられますし、更にスープに浸せばマイルドかつ旨味が加わってより美味しくなります。
④は「寿製麺よしかわ」。

こちらも「大つけ麺博」に出店していました。
「鶏と魚介の濃厚つけ麺」味玉トッピングです。

薬味(?)の玉ねぎと青葱の両方が載っています。
チャーシューも厚手のものが2枚載っていて、ボリューム感が有ります。
まずは麺を持ち上げてみます。

太麺の麺は見た所ツルツル系に見えます。
セメント系濃厚スープに浸してみます。

ドロドロしていてかなりの濃厚っぷりです。
最初からガツンと煮干が来ます。と言うか煮干が強くて鶏の出汁が余り感じられない位濃厚な煮干です。
煮干の全てを絞り出した様な味で、煮干を食べている様な錯覚に陥ります。
麺はモチモチ食感ですが結構ツルツルしていて、濃厚スープに合っています。
厚手のチャーシュー。

しっとり感が有りつつ食べ応えが有って、適度に入った脂のお陰でマイルドな味です。
スープに浸すと、魚介の味が加わって更に美味しくなります。

これだけスープの魚介系が濃厚だと、チャーシューの動物系の旨味は貴重な味です。
トッピングのメンマ。

サクサク食感で味の浸みも良く、美味しいメンマです。
ビールを片手につけ麺というのも良い感じ。

濃厚煮干系つけ麺は結構ビールに合います。
濃厚過ぎて見えませんでしたが、スープにも短冊切りのチャーシューが入っています。

これもスープが良く浸みていて美味いです。
すっかり忘れていましたが、味変のレモンが付いていたので、最後の麺にレモンを振りかけて食べてみます。

超濃厚な煮干スープにレモンの組み合わせや如何に?
レモンを絞った麺をスープに浸して頂きます。

爽やかさが加わりますが、超濃厚煮干スープは健在です。
追加トッピングの味玉。

黄身がゼリー状のタイプ。
但し味の方は比較的マイルドです。
と言う訳で完食。

「寿製麺よしかわ」さんのラーメンは初めて食べましたが、超濃厚煮干スープは地元の「清勝丸」の「濃厚煮干つけ麺」に近い感じで、煮干を食べている様な錯覚に陥る位に煮干が濃厚でした。
「寿製麺」と名乗るだけ有って、麺も美味しかったですが、スープのインパクトが強かったです。
それと、チャーシューがかなり美味しくて、メンマや味玉などの具材も抜かり無く仕上がっていました。
遠いのでなかなか行かれませんが、出来ればラーメンも食べてみたいです。
⑤は栃木の「竹末食堂」。

こちらも大つけ麺博に出店していました。
こちらが「℃濃厚帆立ソースの鶏つけ麺」+味玉です。

ツナ缶の様に見えるのが帆立ペースト。
結構な量が載っています。
スープは鶏白湯ベース。

表面に膜が張る程濃厚です。
麺と帆立ペースト、そしてチャーシューと味玉。

薬味の玉ねぎと分葱も載っています。
まずは麺リフト。

太麺はモチモチした食感です。
「まずは麺だけで味わってみて下さい」との事で、麺だけ食べてみると、確かにトリュフの香りがします。
次にスープに浸すと、表面の膜が割れてスープが顔を出します。

トリュフオイルのせいか、それとも野菜の出汁なのか、香ばしい風味がします。
同じ鶏白湯と言っても「中華そば なんぶ庵」さんの「青森シャモロック濃厚鶏白湯つけ麺」とは全く違う方向性の味です。
トッピングのチャーシュー。

写真だとパサパサ見えますが、しっとり系で美味しいチャーシューです。
折角なのでスープに浸して頂きます。

香味オイルなのか、香味野菜なのか分かりませんが、香ばしいスープに浸すとまた一段と美味しいです。
折角なので帆立ペーストをスープに溶きます。

写真はペーストだけ味見した時なのでちょびっとですが、半分位投入してみました。
実は貝類は余り得意では無いのですが、鶏白湯+帆立ペーストは香ばしいスープが帆立の旨味でマイルドに変わり、味に深みが増しました。
味玉は黄身が半熟でトロトロです。

そのまま食べても美味しいです。
スープに浸すと、一段とコクとまろやかさが出て美味しくなります。

とても美味しいです。
と言う訳で完食。

初めて「竹末食堂」さんのラーメンを食べましたが、感じとしては以前食べた「銀座 魄瑛」に似た感じのスープでした。
「魄瑛」は鶏のスープですが、鶏白湯ではありませんし、帆立では無く蜆を使っています。
しかし鶏出汁+貝出汁で、そこにトリュフオイルが加わっている所も同じなので、余計に似ている感じがするのかも知れません。
何れにしても、旨味とトリュフオイルの香りで複雑な味になっており、高度なスープで有る事は間違い無いです。
⑥は「中古タイヤ市場 相模原店」。

なんで中古タイヤ屋かと言うと、此処はレトロ自販機の聖地と言われる場所で、日本に数台しか残っていないラーメン自販機が稼働している貴重な場所だからです。
ホワイトボードに有る様に、此処には40台以上のレトロ自販機が有ります。

中でも一番人気なのがラーメン自販機なのです。
これが「ラーメン自販機」。

実は先日昼頃に来たら、平日にも関わらず駐車場が満車で、当然ラーメンも売り切れでした。
今回は万全を期して11時前に到着したので、先客は1組のみ。
「ラーメン」、「チャーシューメン」共に販売中です。
ニキシー管のカウントダウンがノスタルジックです。
ニキシー管が動作するラーメン自販機は極めて貴重です。
待望の「チャーシューメン」Get!

小ぶりとは言えチャーシューが5枚も入っています。
レンゲが無くてスープが掬えないので、とりあえず麺をリフト。

中細の麺は、もっとフニャフニャなのかと思ったら意外にしっかりしています。
流石にコシが有るとまでは行きませんが、少なくともちょっと柔らかめに茹で上げた麺位の感じです。
が、スープに味が有りません・・・ほぼお湯です。
そう言えば自販機横の張り紙に、「底の方にスープが溜まっているので、良くかき混ぜてからお召し上がり下さい」と有った事を思い出しました。

麺をひっくり返すと、スープが出て来ました!
メンマやナルト、海苔も出て来ました。
案外具沢山でした。
5枚入っているチャーシュー。

小ぶりながら結構本格的なバラ巻きチャーシューです。
箸で崩れるほど柔らかいですが、しっかり肉感も有ります。
下から出て来たメンマ。

こっちもしっかりとした本格的です。
小さなナルト。

これがちゃんと入っている所が泣かせます。
と言う訳で完食。

改めてスープを飲んでみましたが、香ばしい醤油の風味がして、少しノスタルジックなラーメンの味です。
カップラーメンより余程美味しいですし、下手したらその辺の食堂のラーメンより美味しいかもしれません。
食べ終わって、レトロ自販機を見て回っている間に続々と自販機コーナーのお客さんが増えて、あっという間に駐車場が満車になりました。
既に有名スポットになっていて、11時過ぎには駐車場が埋まってしまう様です。
こうなると、ラーメン自販機はあっという間に売り切れになります。
早めに来てラーメン食べておいて良かったです。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・