
2週間位動かしていなかったので、そろそろ充電しないとヤバイと思ってドアを開けたら車内照明が点きませんでした・・・
Caymanのバッテリーが上がると、エラく大変なんですよね・・・

ウチのガレージは車の右側に家に入るドアが有り、ガレージ側に開くので、どうしても左側に寄せなければなりません。
なので、運転席側は絶望的に狭く、ドアを開ける事が出来ません。
Caymanのキーホールは運転席側にしか無いので、バッテリーが上がるとドアすら開けられなくなります。

幸い今回はいつもの教訓でドアロックをしていなかったので、ドアは開きました。
Caymanのバッテリーはフロントトランク内に有り、フロントトランクは電動なので、バッテリーが上がるとボンネットが開かなくなります。

その為、Caymanにはボンネットを開けるための専用端子が運転席側足元のヒューズボックスに有ります。
そこに救援車両のバッテリーのプラス端子を接続し、ドアの金具にマイナス端子を接続して、キーリモコンのボタンでボンネットを開ける様になっています。
(説明図では盗難防止アラームが鳴らない様にイグニッションキーを刺してから室内のスイッチで開ける様になっていますが、バッテリー電圧の関係でリモコンで開けた方が確実です)
ウチのバッテリー充電器、「AC-Delco AD0005」は大容量でエンジンスタート機能まで備えていますが、残念ながら賢過ぎてPORSCHEのボンネットオープン専用端子に接続すると充電エラーになってしまい、使用する事が出来ません。

PORSCHEのボンネットオープン専用端子は、その名の通りボンネットオープン専用なので、充電には使用出来ないのです。
と言う訳で、まずは救援車(家族クルマ)からバッテリーを外さなければなりません。

何故かと言うと、ウチのガレージは縦に2台駐車するタイプで、家族クルマが前に有るので、ブースターケーブルが届かないのです。
しかし、家族クルマのバッテリーを外すには幾つかの難関が有ります。

第一の難関は、バッテリー上のインテークダクト。
これを外さないとバッテリーにアクセス出来ません。
フロントの樹脂製ロック2箇所を外し、エアクリーナーボックスのフックを外し、奥から持ち上げる様にしてインテークダクトを外します。

これで漸くバッテリーにアクセス出来ます。
第二の難関は、バッテリーを固定している金具の10mmボルト。

残念ながら車載工具はCaymanのフロントトランク内に有ります。
しかし、家族クルマの車載工具に、10mmレンチが有るのです。
家族クルマ用の車載工具に入っている10mmレンチ。

これのお陰でバッテリーを外す事が出来ます。
このレンチを使用して、バッテリー固定金具を外します。

これでバッテリー固定金具が外れました。
続いてバッテリーのマイナス端子とプラス端子を外します。

先にマイナス端子を外しておくと、プラス端子を外した時にボディに接触しても火花が散ったりせずに安心です。
但し、外したマイナス端子がボディに触れない様に注意が必要です。
これでバッテリーが外れました。

結構重いバッテリーなので、車体から持ち上げる時は注意が必要です。
次にCaymanの運転席足元のヒューズボックスを開けます。

ヒューズボックスは運転席側に有るので、助手席側のドアしか開かないウチのガレージ内ではアクロバチックな体制にならないと開けられません。
ヒューズボックスの蓋を開けた所。

黄色いヒューズ外しツールの右隣に有るオレンジ色のものが、ボンネットオープン専用端子です。
黄色いヒューズ外しツールを使って、ボンネットオープン専用端子を引き出します。

助手席側からアクロバチックな体制でやっているので、物凄く苦労します。
引き出したボンネットオープン専用端子にブースターケーブルのプラス端子を接続します。

ブースターケーブルは最低でも2mは無いと助手席側ドアからでは届きません。
ウチのケーブルは3mケーブルです。
家族クルマから外したバッテリーにプラス端子とマイナス端子を接続します。

マイナス端子のボディ側は最後に接続します。
マイナス端子のボディ側は、助手席ドアのストライカーを利用します。

接続すると、「ピー」っと言う音が聞こえます。
先程説明した通り、電圧的にリモコンから開けた方が低くても開くので、リモコンから開きます。

3つ有るボタンの真ん中がボンネットオープナーです。
が、残念ながらボタンを押しても開きません・・・
バッテリーの電圧が足りない様です。
バッテリー充電器に繋いでみると、11.5〜12.5の間位でした。

仕方が無いので、バッテリーを充電します。
幸い車で出掛ける用事は無かったので、充電したまま出掛けました。
用事を済ませて帰ると、バッテリーはフル充電になっていました。

これなら大丈夫。
リモコンでボンネットを開けると、見事に開きました。

たったこれだけの為に半日掛かりました・・・
ボンネットさえ開けばこっちのもの。

ボンネットを開けて・・・
奥に有るバッテリー用のカバーを開けます。

バッテリーが見えます。
これがCaymanのバッテリー。

これを見るのにどれだけ苦労したか・・・
バッテリー充電器をバッテリーに繋いで、充電します。

完全に上げてしまったので、バッテリーメンテナンスモードでゆっくり充電します。
バッテリー充電器を繋ぐと、今回の原因となったタイヤ空気圧モニターが点いていました。

Caymanのアクセサリーソケットはイグニッション連動ではなく、エンジンを切っても常時通電しています。
ウチのクルマはDIYでコンソールボックス内にアクセサリー電源をOffにするスイッチを付けているのですが、先日出掛けた際に帰って来た時に、このスイッチを切り忘れたのが原因です。
いつも注意しているのですが、前回は偶々忘れてしまった様です・・・
暫く電源が切れていたので、時計が初期化されてしまいました。

時計を合わせたら、今度はPSMエラーや光軸調整装置にエラーが出まくります。
これはバッテリーを上げてしまった時に定番のエラーです。
多分、一度エンジンを掛ければ復帰するエラーだと思うので問題無いと思います。
後はパワーウィンドウのオートモードがリセットされてしまうので、一度全開にしてから全閉し、再度閉じるスイッチを押せば記憶されます。
あとはバッテリーの充電が終わればめでたしめでたし・・・だったのですが・・・