
今月は30杯でした。
先月までで251杯。2019年トータルでは281杯でした。
来年も健康状態を維持しつつ、食べて行きたいと思います。
①は小田急相模原の「石山商店」。

約1ヶ月ぶりの訪問です。
「特製塩らーめん」¥1,000にしました。

スライストマトが入っているのが特徴です。
まずはスープから。

香味油は鶏油の様ですが、何か香ばしい味がします。
ネギかエシャロットの様なものが入っているのでしょうか?
スープ自体は鶏が主体で、鰹や煮干などの魚介系や昆布の様な乾物系も入っている様ですが、上手く調和しています。
麺は菅野製麺製の細麺ストレート。

茹で加減も申し分ありません。
優しい味のスープに良く合う細麺で、美味い麺です。
トッピングの鶏チャーシュー。

仄かに燻製の様な風味がします。
味付けが絶妙で非常に美味しいです。
トッピングのバラチャーシュー。

適度に脂の甘みがあって、美味しいチャーシューです。
大きなロースチャーシュー。

薄手ですが、大きくて食べ応えのあるチャーシューです。
トッピングのカイワレ。

爽やかな辛味で、塩味スープに良く合います。
トッピングのスライストマト。

ラーメンのトッピングとしては余り見ないものですが、食べてみると意外に合います。
仄かな酸味がスープと良くマッチしています。
トッピングの味玉。

黄身がトロトロの半熟で、味付けが絶妙で、トロトロの黄身と相まってまろやかな旨さです。
と言うわけで、完食。

以前「醤油らーめん」を食べた時は、若干ヌルさを感じましたが、今回はその様な事もなく、温かく頂けました。
成瀬の「天国屋」さんを彷彿とさせる様な優しい味で、具材もしっかり調理されており、美味しい一杯でした。
オダサガは最近結構激戦区になって来ているので、駅から距離の有る「石山商店」さんにとっては結構厳しいと思いますが、頑張って欲しいと思います。
②は町田の「一番いちばん」。

ここの所、昼営業が無い日が続いていたので、久しぶりの昼営業の日です。
オープンの12:00前に着きましたが、ざっと20人程並んでいました。
平日だと言うのにこの行列、流石は人気店です。
待つ事20分程で入店出来ました。
「雲呑生姜中華」と「特生姜中華」で迷いましたが、今回は「特生姜中華」にしました。

着席して食券を渡し、待つ事10分程で「特生姜中華」が着丼。
まずはスープを一口。

深みの有る香ばしい醤油が香り、その奥に鶏の旨味と魚介の旨味が凝縮されたスープ。
このスープに生姜は最高の組み合わせです。
青竹踏み手打ちの麺。

この麺の旨さも特筆モノで、ツルモチ食感で小麦の風味のする旨い麺です。
手打ち麺にも色々有りますが、今まで食べた手打ち麺の中でも個人的には最高レベルの麺だと思っています。
トッピングの鶏チャーシュー。

このスープに一番良く合う鶏チャーシュー。
しっとり感が有って、丁度良い味付けです。
トッピングのバラチャーシュー。

スモークの香りがする、美味しいチャーシューです。
トッピングのロースチャーシュー。

しっとりとして肉感が有り、美味しいチャーシューです。
お待ちかねの大きな雲呑。

これが好きでいつも「雲呑生姜中華」か「特生姜中華」にしてしまいます。
今回は「特生姜中華」にしましたが、雲呑が4個載っている「雲呑生姜中華」も魅力的です。
大きな雲呑は餡がたっぷりと詰まっていて、生姜の風味がする美味しい雲呑です。
トッピングの小松菜。

白河ラーメンらしいトッピング。
キリッと醤油の効いたスープと良く合います。
トッピングの細めのメンマ。

サクサク食感で、丁度良い箸休めになります。
適度な味付けで美味しいメンマです。
トッピングの海苔。

家系ラーメンに載っている海苔の半分位の大きさです。
スープに浸して麺を包んで頂きます。

海苔の風味と醤油味スープがマッチしていて、とても美味しいです。
ここで店主の金原さんが出してくれた一味で、味変します。

一味はスープの味を変えずに辛味を追加出来るのが良い所です。
入れ過ぎない程度に掛けます。

適度な辛味が加わって、美味しく頂けます。
味玉は黄身がトロトロの半熟。

優しい味の味玉で、スープの邪魔にならない適度な味付けです。
と言う訳で、完飲&完食です。

スープが旨過ぎて、思わず飲み干してしまいました。
久しぶりに訪問しましたが、相変わらずキレの有る醤油に旨味の詰まったスープと、手打ち麺の最高峰の麺と相まって、最高に旨い一杯です。
醤油味のラーメンとしては個人的に3本の指に入ります。
具材の鶏チャーシューやスモークしたチャーシューも絶品です。
そして忘れちゃいけない雲呑がまた最高に旨いです。
個人的には四谷の「こうや」さんと並んで雲呑麺の旨い店としても3本の指に入ります。
③は「東京油組総本店 町田組」。

何故かここの油そばは定期的に食べたくなります。
油そば好きな人達の間では、油そばを食べる事を「給油」と呼ぶそうです。
今日はカロリー控えめで「油そば並盛」にしました。

店員のお姉さんが「柚子こしょう」を間違えて右隣の人に渡してしまい、「柚子こしょう」を使わない彼は「柚子こしょう」を端に置いて食べ始めてしまった為、改めて「柚子こしょう」を貰いました(笑)
お酢と辣油をそれぞれ6周程回し掛け、刻み玉ねぎを大量に投入します。

個人的にはお酢と辣油は多めに入れた方が美味い気がします。
玉ねぎもたっぷり入れた方が美味いです。
そして良く混ぜるのが大事。

右隣の彼は何故か細かく箸を動かしてかき混ぜていましたが、上下にひっくり返していないので、アレだと多分殆ど混ざらない様な気がします。
個人の勝手ですが・・・
良く混ぜたら頂きます。

まずはそのままで、味の混ざり具合を確認します。
タレに浸かって濃い色になっている部分が表に出て来ているので、味は均一になっている様です。
次に「柚子こしょう」を1つまみメンマに載せます。

「1つまみ」と言っても箸でつまんで載せます。
「柚子こしょう」の載ったメンマと麺と一緒に頂きます。

「柚子こしょう」の爽やかな辛味とメンマの味、そして醤油タレが絡んだモチモチ麺が渾然一体となって、何とも言えない旨さです。
次に、短冊切りチャーシューに「柚子こしょう」を載せます。

載せ過ぎると辛くなり過ぎるので、加減に気をつけます。
「柚子こしょう」が載った短冊切りチャーシューと麺を一緒に食べます。

「柚子こしょう」の爽やかな辛味と短冊切りチャーシューの旨味、そして醤油タレが絡んだモチモチ麺が合わさって、とても美味しいです。
と言う訳で、完食。

ここで初めて何とも言えない違和感に気付きました。
そう言えば6年前に「東京油組総本店 赤坂見附組」で油そばを食べた時からいつも「大盛り」で「並盛」を食べたのは今回が初めてだったのですが、良く見たら丼が「大盛り」や「W盛り」の丼と「並盛」の丼は違うんですね!
6年も通っているのに初めて気が付きました(笑)
いつも「大盛り」しか頼まなかったので全然気付きませんでした。
それは兎も角、「東京油組総本店」の特製タレと特製麺の組み合わせはやはり美味いと思いました。
定期的に食べたくなるのは、ここの油そばと二郎のラーメンと「蒙古タンメン中本」の「北極」などが有り、どれも個性的で常習性のある味です。
④は「えびくらぶ」。

期間限定で提供されている「えびらーめん」を食べる為に行って来ました。
待つ事10分程で、「えびらーめん」+「味玉」が着丼。

丼はつけ麺の麺の丼と同じ、大きめの丼です。
まずはスープを一口。

海老で採ったスープですが、「えびつけめん」と同様、甘みを感じる程濃厚な味は健在です。
ラーメンにするとスープで薄まったりしないかと心配でしたが、濃厚スープは薄くなった印象は無く、それでいてつけ麺よりサラッとしたスープになっています。
これは味噌味で良いのか自信が無かったので店主さんに聞いた所、味噌ラーメンをベースにして海老のスープを作っているそうで、醤油も使っていますとの事でした。
味噌味をベースにしていながら、味噌が主張し過ぎる事無く、ウリである「海老」の風味たっぷりのスープに仕上がっています。
つけ麺と同じ太麺の麺。

麺は恐らくつけ麺と同じ三河屋製麺製の太麺と思われます。
スープがこれだけ濃厚なので、太麺との相性はバッチリです。
トッピングの鶏チャーシュー。

つけ麺と同じ「鶏モモ肉」と「鶏ムネ肉」だと思われます。
海老の風味を邪魔しない比較的薄味の味付けになっており、しっとりとしていて美味しいです。
トッピングの海老。

プリプリの海老が2つ入っています。
当然といえば当然ですが、「えびらーめん」の海老スープと良く合います。
トッピングのメンマ。

太い材木メンマですが、ザクザク食感で適度な味付けで美味しいです。
トッピングの刻み葱。

温かいラーメンに良く合うトッピングです。
ネギの下にはモヤシがたっぷり入っています。

味噌ラーメンベースだけに、モヤシは良く合います。
この味なら絶対にレモンが合うと思ったので、味変でレモンを投入。

ハワイで食べたガーリックシュリンプにも必ずレモンが付いていた位なので、レモンが合わない訳がありません。
海老の風味を消さない程度にレモンを投入しました。

少し爽やかさが出て、格段にスープが飲み易くなりました。
トッピングの味玉。

これが結構醤油が効いていて、単独でも食べられる程しっかりとした味。
丁度良い味の変化になって、良い感じです。
麺や具材を食べ終わってから、レモンを少し足してみました。
レモンが濃厚なスープを爽やかにしてくれて、仄かな酸味が食欲を増進します。
「えびくらぶ」初の汁有りラーメンの「えびらーめん」。
ただつけ麺のスープを薄めただけでは無い、キチンと味を調整した上で「えびくらぶ」らしい濃厚な海老の味と味噌スープを調和させた一杯に仕上がっています。
⑤はJR西日暮里駅直結の「伊蔵八本店」。

大つけ麺博で知って行って来ました。
つけ麺「TETSU」の小宮さんのお店だそうで、「江戸前煮干中華そば きみはん」や「あの小宮」に続くブランドです。
まずは基本の「中華そば」と「とろり」の文字に惹かれて「味玉」も追加しました。

待つ事7〜8分で「中華そば」+「味玉」が着丼。
大つけ麺博の時のラーメンと同様に、かなり濃い色のスープです。
まずはスープから。

魚介が香るスープは、少しビターな後味で、鶏や豚などの動物系の出汁と魚介出汁、そして椎茸や昆布などの乾物系が見事に調和しています。
大つけ麺博の時は鶏白湯ベースのスープでしたが、こちらは清湯系のスープで、鶏白湯よりも魚介や乾物系が前に出ている感じです。
中細ストレート麺。

ザクザク食感で、まるで「桂花」の麺の様です。
大き目のチャーシュー。

まるで角煮の様なチャーシューで、良く味が浸みていてホロホロに柔らかくて、とても美味しいです。
ここで卓上の「味付キクラゲ」を投入します。

キクラゲ好きなので、とても期待出来ます。
ラーメンに載せてみます。

味付とは言え、スープの邪魔をする程濃い味付けでは無いので、安心して載せられます。
胡麻油の風味がするキクラゲ。

適度な味付けで、そのままでも美味しいですし、麺と一緒に食べても美味しいです。
トッピングの味玉。

謳い文句の通り、「とろり」とした黄身で、驚く程濃い味の味玉です。
黄身のまろやかさで丁度良い感じの味になる味玉です。
と言う訳で、完食。

「伊蔵八本店」の「中華そば」は初めて食べましたが、確かに「椎茸」の風味がするスープですが、鶏た豚、魚介出汁と上手く調和していて美味しいスープでした。
麺もザクザク食感でとても好みな茹で加減で、分厚いチャーシューと九条ネギだけのシンプルなトッピングも良い感じです。
卓上の「味付キクラゲ」もとても美味しくて、スープと良く合っています。
とても濃い味の味玉も、トロトロの黄身でまろやかな味になって、美味しいです。
小宮さんの店舗は、「TETSU」、「きみはん」と行きましたが、それらとはまた違った味にチャレンジしていて、高いレベルでそれを実現している感じです。
⑥は「葵亭」。

近所に有りながら、営業時間が19:00〜21:00という超難関店です。
以前から存在は知っていましたが、なんせ営業時間が2時間しか無い超難関店の為、近所なのになかなか来る事が出来ませんでした。
やはりここは一番人気の「たまごラーメン」¥750にしました。
無論、後で「替玉」¥100を投入する前提で・・・

待つ事7〜8分で「たまごラーメン」が着丼。
ワンオペとは思えない程の速さで提供されたので、ビックリしました。
比較的小ぶりの丼で、替玉前提の量に見えます。
たまごが沈んで見えなかったので、表面に出しました。

半分に切って載っていた様です。
とりあえずスープから。

一口飲んでみて、一瞬「鶏白湯だったっけ?」と思う程濃厚なトロミの有る豚骨スープ。
家系などで濃厚系ならたまに有りますが、いわゆる白い色の豚骨スープとしては珍しい位濃厚ですが、味はとてもマイルドで、クドさは有りません。
基本豚骨で、野菜が少し入っているそうですが、とてもそれだけとは思えない見事な味です。
麺は自家製麺の中太ストレート麺。

白い豚骨スープと聞くと、極細の麺を想像しますが、ここの麺は中太麺です。
しかしながら濃厚な豚骨スープはこの麺にピッタリ合います。
適度にコシが有り、適度なモチっと感が有る麺です。
チャーシューはかなり大ぶり。

非常に柔らかく、まろやかな味のスープに良く合う適度な味付けのチャーシューです。
大きめの海苔。

折角なので、スープに浸して海苔巻き麺にして頂きます。
海苔をスープに浸して、麺を包んで頂きます。

濃厚なスープに海苔の風味が加わって、モチっとした自家製麺との相性は抜群です。
これなら「のりラーメン」が有るのも頷けます。
「たまごラーメン」のたまご。

黄身がトロトロで、濃厚な豚骨スープに良く合う絶妙な味付けの味玉です。
なるほど、人気の訳が分かりました。
麺を食べ終わったので、「替玉」をオーダーしました。

お椀に入って出て来ました。
黄色い容器は「ラーメンタレ」です。
少量をレンゲに取って舐めてみましたが、塩ダレでした。
細麺でない「替玉」は珍しいです。

ツヤツヤの麺が美味しそうです。
「替玉」をスープに投入して、紅生姜を載せます。

濃厚なスープとは言え、豚骨スープに紅生姜は非常に相性が良いです。
紅生姜の入った豚骨スープと味玉の相性はとても良いです。

「たまごラーメン」が人気な訳が分かります。
と言う訳で、完食。

営業時間が2時間しか無い超難関店で、今まで行かれませんでしたが、漸く行く事が出来ました。
噂には聞いていましたが、実際に食べてみて、濃厚な豚骨ながらとても優しい味で、しかも自家製麺の麺や具材のチャーシュー、味玉、海苔のどれを取っても高いレベルでまとめられている事が分かりました。
なるほど、これだけのクオリティだから19:00〜21:00までと言う短時間でもお店を続けて行く事が可能な訳です。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・