
今月は27杯でした。
緊急事態宣言が解除になりましたが、Covid-19のワクチンが出来た訳でも特効薬が出来た訳でも無く、基礎疾患を持つ身としてはまだお店で食べる事には抵抗があります。
そんな訳で、今月も基本はお取り寄せ/お持ち帰り中心です。
Covid-19蔓延のお陰で、テイクアウト/通販が充実すると言う副産物が有り、お取り寄せ/お持ち帰りラーメンもバリエーションが増えました。
①は「Sagamihara欅」の「味噌らーめん」。

今日は先日買った「味噌らーめんセット」を作ってみました。
「Sagamihara欅」さんのセットはチャーシューとメンマが付属しているので、そのまま食べられるのが特徴です。
まずはスープと具材を湯煎します。

湯煎時間は10〜15分ですが、具材の方は早めにあげます。
その間にトッピングのモヤシを茹でます。

麺茹で用のお湯で、1〜2分茹でます。
個人的にはシャキシャキ感を残したいので、短めです。
先に具材を引き上げます。

スープは10〜15分湯煎するので、引き続き湯煎します。
麺を茹で始めます。

麺の茹で時間は3分半〜4分。
今回は3分半にしました。
丼にスープを注ぎ、湯切りした麺を入れ、トッピングを載せて完成です。

今回は味噌ラーメンと相性の良い、コーンを加えてみました。
いつもの様に、スープを一口。

味噌は旨味が多いですが、使い方が難しい所があります。
「Sagamihara欅」さんの味噌ラーメンは、味噌と鶏・豚・魚介の出汁を上手く使って、上手に旨さを引き出しています。
麺は中太の手揉み縮れ麺。

「Sagamihara欅〜HANARE〜」の麺と同じ麺と思われる中太手揉み縮れ麺は、モチモチ食感で小麦の風味が旨い麺です。
以前、お店で食べた時は中細手揉み縮れ麺でしたが、個人的には中太手揉み縮れ麺の方が合っている気がします。
トッピングのバラ巻きチャーシュー。

とても柔らかいチャーシューですが、脂の甘みが有って、味噌味スープに良く合います。
トッピングの穂先メンマ。

柔らかくて、どちらかと言うと淡麗系のスープと合わせられる事が多い穂先メンマ。
この味噌味スープは比較的軽やかな味なので、穂先メンマも良く合います。
トッピングのモヤシ。

味噌味のラーメンには欠かせない具材のモヤシ。
これが無いと、どうにも物足りない気がします。
トッピングのコーン。

今日はたまたま残っていたので載せましたが、コーンも味噌ラーメンと相性の良い具材です。
バターも載せたら、もっと良さそうです。
味変は味噌ラーメンなので、やはり七味で。

七味と味噌味スープは、相性抜群です。
トッピングの自作半熟味玉。

黄身の中心が半熟で、和風出汁の効いた味玉。
個人的に大好きな味に仕上がっています。
と言う訳で、完食。

味噌味のラーメンと言えば、元祖「味の三平」に代表される札幌ラーメンが有名で、「すみれ」や、「三ん寅」などもこの系統で、ラードで炒めたモヤシと挽肉の香ばしさが何とも言えない旨さですが、それらを使わずにここまでの味を出しているのが、「Sagamihara欅」の凄い所です。
早く店舗で食べられる様に、Covid-19の早期の収束を心から願います。
②は、「超純水彩麺 天国屋」の「鶏系ラーメン白醤油」。

先日、「鶏系ラーメン3食セット」の「濃口醤油」と「淡口醤油」を神様と次女に作ってあげたので、白醤油は自分で食べる事に。
「七福醸造」の白醤油は日本で唯一の有機白醤油で、小麦の割合が多く、一般の醤油の様な香ばしさは有りませんが、その代わり旨味が強い醤油です。
白醤油を使っているラーメン店には、「天国屋」さんの他に、町田の「進化」や、銀座の「銀笹」などが有ります。
まずはスープを湯煎します。

沸騰してから5分程湯煎します。
麺の茹で時間は55秒〜1分15秒ほど。

茹でる前に、スープを丼に移しておきます。
茹で上がった麺を良く湯切りして、丼のスープに入れ、トッピングを載せて出来上がり。

今日はチャーシューを切らしていたので、炙ったベーコンで代用しました。
メンマは市販品、自作半熟味玉と豆苗、九条ネギを載せました。
黒っぽいツブツブは「醤油麹」です。
まずはスープを一口。

一般の醤油の様な香ばしさが無い代わりに、独特の旨味のある白醤油。
加熱殺菌を行わない為、酵素が生きており、麹の風味が有ります。
この味を上手に生かした鶏と魚介のスープのお陰で、優しい味のスープに仕上がっています。
細麺ストレートの麺。

茹で時間55秒と言う短さです。
パツンと言う感じの食感で、適度なコシと小麦の風味が旨い麺です。
細麺なのでスープが良く絡みます。
トッピングのチャーシュー代わりの炙ったベーコン。

これが案外白醤油スープに合っていて、旨いです。
下手な市販のチャーシューより良いかもしれません。
トッピングの市販のメンマ。

オールラウンドな味付けなので、塩ラーメンでも醤油ラーメンでもどちらでも合います。無論白醤油にも合います。
サクサク食感もポイントです。
トッピングの豆苗。

豆苗は一回食べてしまっても、根を残しておいて水耕栽培すれば、3回位収穫できるエコな野菜です。
サッパリ系のスープに合うので、塩ラーメンにも合います。
味噌ラーメンにもピッタリです。
トッピングの「醤油麹」。

もともと白醤油は非加熱なので麹感が強いのですが、この醤油麹は白醤油に無い香ばしさが有ります。
トッピングの自作の半熟味玉。

今回の味玉は黄身がトロトロの半熟です。
昨晩タレに漬けたばかりだったので、ちょっと味が薄めですが、そこそこに美味しいです。
麺と具を食べ終わったので、改めてスープを味わってみます。

白醤油特有の小麦感と旨味を、鶏と魚介のスープが上手に引き出して、「天国屋」さんらしい優しい味の一杯に仕上がっています。
と言う訳で、完食。

繊細な味の白醤油は、スープが強過ぎると味が被ってしまうので、スープの方も繊細さが要求されますが、そこは「天国屋」佐々木店主、見事なスープに仕上がっています。
合わせる細麺も秀逸で、コシと言い小麦の風味と言い、白醤油スープにピッタリです。
「天国屋」さんの鶏系ラーメンシリーズ、濃口醤油、淡口醤油、白醤油、どれをとってもとても良い出来です。
③は、「黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン」。

前々から興味が有って食べたいと思っていたDue italianの「らぁ麺フロマージュ」を取り寄せたので、早速作ってみました。
まずはスープを湯煎します。湯煎時間は10〜15分程です。

付属の「ゴルゴンゾーラ入り特製濃厚クリームチーズ」は「絶対に湯煎しないで下さい」とあるので、間違って湯煎しない様にしましょう。
冷凍庫から冷蔵庫へ移して1日掛けてゆっくり解凍するのがBestの様です。
急いでいる場合は流水解凍が良いそうです。
続いて麺を茹でます。

茹で時間は2〜4分との事で、今回は2分間茹でました。
スープを器に注ぎ、湯切りした麺を入れて、トッピングを載せれば出来上がりです。

Due italianっぽく、器は楕円形の器にしました。
追加トッピングは、オススメのネギ(九条ネギ)とプロシュートを載せてみました。
まずはスープを一口。

「黄金の塩らぁ麺」と名乗るだけ有って、スープは黄金色です。
"鶏ガラベースに昆布やホタテの旨味をたっぷりと効かせた絶妙な“コクとキレ”を追求したこだわりの黄金スープ"との事で、鶏の旨味と魚介の旨味の効いたスープです。
麺は中細ストレート麺。

かん水少なめなのか、白っぽい麺は、適度な歯応えと小麦の風味がする美味い麺です。
いわゆる中華麺と言うよりパスタの様な麺で、「ゴルゴンゾーラ入り特製濃厚クリームチーズ」と「黄金の塩スープ」が合わさると、とてもラーメンとは思えない、カルボナーラとスープパスタの合いの子の様な感じです。
トッピングのチャーシュ代わりのプロシュート。

塩分が強めのプロシュートなので、チーズを絡めた麺と一緒に食べると、クリーミーなチーズのお陰でマイルドな味になります。
やはりゴルゴンゾーラやクリームの入った特製チーズと合わせるなら、チャーシューよりプロシュートの方が合っています。
トッピングの九条ネギ。

辛味が少なく、旨味が有る九条ネギはラーメンに良く合う食材です。
薬味と言うより具材として使える九条ネギは、「らぁ麺フロマージュ」とも良く合います。
「ゴルゴンゾーラ入り特製濃厚クリームチーズ」が溶けてくると、「黄金の塩スープ」の味が劇的に変化します。

クリーミーかつ濃厚な特製チーズと塩味スープが合わさると、コクが有って深い味わいのスープに変わります。
パスタの様な麺と相まって、とてもラーメンを食べているとは思えません。
麺と具材を食べ終えて、改めてスープを味わいます。

「黄金の塩スープ」に特製チーズが溶け込んで、クリーミーかつ濃厚で、旨味たっぷりのスープになっています。
お店ではリゾット用のお米が有ると言うのが納得出来る、とても美味いスープです。
と言う訳で、完食。

確かに、これは米が有ったら是非リゾット風にして食べたい逸品です。
このスープは飲み干したい衝動に駆られる程の旨さでした。
はじめに、チーズが溶けていないスープを味わうと、確かに美味いスープでは有るものの、飛び抜けた旨さな訳では有りませんが、特製チーズが溶け込んだスープを飲むと衝撃を受けます。
特製チーズが溶け込んで初めて完成するスープは、ラーメンと言うよりも別の食べ物で、確かにイタリアンを食べているかの様な感覚になります。
この味を家で楽しめる事に感謝です。
④は「くり山」の「中濃中華そば」。

先日取り寄せた「くり山」の「中濃中華そば」が漸く届いたので、早速作ってみました。
店主の栗山さんは、東池袋大勝軒で4年、大崎の六厘舎で3年修行を積み、六厘舎の下で「仁鍛(じんたん)」を開店、その後六厘舎からの初の独立店として名前を変え、「くり山」となりました。
当然、一番のウリは「つけ麺」ですが、「中濃中華そば」が気になったので、こちらにしました。
まずはスープを湯煎します。

このスープにはチャーシューとメンマも入っています。
湯煎時間は10〜15分、火加減は中火です。
次に麺を茹でます。

茹で時間は3分半〜4分との事で、3分半茹でました。
丼にスープを注ぎ、湯切りした麺を入れて、トッピングを載せれば出来上がりです。

チャーシューとメンマ、魚粉はセットのもの、九条ネギ、海苔、半熟味玉は追加しました。
まずはスープを一口。

最初は魚粉を溶かずに味わってみました。
「中濃中華そば」と言う名前ですが、「TESTU」のつけ麺のスープ並みの濃度です。
濃厚豚骨魚介系のスープで、豚骨スープのコクと旨味がたっぷりで、少しクリーミーな感じがします。
麺は中太ストレート麺。

モチっとした食感で、つけ麺の麺を彷彿とさせる麺です。
中濃スープにジャストフィットの麺で、小麦の風味がする、美味しい麺です。
トッピングのバラチャーシュー。

非常に柔らかくて、橋で持ち上げると崩れそうな位です。
食べてみると、柔かいながらも肉感が残っており、味も適度な味付けで、美味しいチャーシューです。
トッピングのメンマ。

適度な食感と味付けで、美味しいメンマです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わってみます。

魚粉が溶け込んだスープは、初めと違って濃厚豚骨魚介のスープらしい味に変わりました。
後味にクリーミーな感じが残っており、雑味が少なく丁寧に作られたスープです。
と言う訳で、完食。

今回「中濃中華そば」を食べてみて思ったのは、やはり、このスープはつけ麺で味わってみたいと言う事でした。
豚骨魚介スープのラーメンとして、高いレベルの味である事は間違い無く、中太の麺の食感もつけ麺に近い感じで、食べていて「これがつけ麺だったら」と思う事が多々有りました。
つけ麺のルーツである「東池袋大勝軒」と濃厚魚介つけ麺の雄「六厘舎」で修行されていただけあって、麺もスープもつけ麺の方向性に近いものになっている様な気がします。
次回は、是非「つけ麺」を試してみたいと思います。
⑤は「超純水彩麺 天国屋」の「飛び魚鮭節塩麺」。

先日買って来て、冷凍してあった「飛び魚鮭節塩麺」を作ってみました。
まずはスープを湯煎します。

神様のパスタ用のソースと一緒に湯煎してます(笑)
湯煎時間は10〜15分程です。(沸騰後5分)
続いて麺を茹でます。

細麺なので茹で時間は55秒〜1分15秒です。
茹でる前にスープを丼に移しておきます。
スープに麺を入れて、トッピングを載せて出来上がりです。

チャーシュー代わりにサラダチキンを載せ、自作半熟味玉と市販のメンマ、九条ネギを載せました。
まずはスープを一口。

やはり鮭節の旨味が良く出ています。
鶏のスープと鮭節で、旨味たっぷりのスープです。
そしてそれを活かす塩ダレが、絶妙です。
麺は細麺ストレートの麺。

細麺ながらしっかりとした食感で、コシが有り、中華麺らしい風味と小麦の風味のする美味い麺です。
細麺なので、スープが良く絡みます。
トッピングのチャーシュー代わりのサラダチキン。

「たまり醤油味」でしたが、ちょっと味が濃いかもしれません。
普通のサラダチキンのサッパリ系の味の方が、このラーメンには合いそうです。
トッピングの市販のメンマ。

意外とオールラウンダーで、濃厚豚骨以外なら大抵の味のスープに合います。
トッピングの自作半熟味玉。

黄身がゼリー状の半熟で、しっかり味が浸みています。
やっぱり一晩だと、味浸みが足りないですね。
麺と具を食べ終え、スープを味わいます。

普通の鶏塩麺よりも、あご出汁の優しい旨味と鮭節の旨味とコクが加わって力強い味になっています。
と言う訳で、完食。

「飛び魚鮭節塩麺」は「天国屋」さんらしい、優しい味のスープながら、あご出汁と鮭節の力強い味が合わさって、優しいのにしっかりとした味になっています。
それを活かす特製の塩ダレも秀逸で、「天国屋」佐々木店主の見事な手腕に脱帽です。
緊急事態宣言も解除になりますが、まだCovid-19のワクチンも特効薬も無い状況ですので、引き続き極力テイクアウトまたは持ち帰りラーメンを中心としたラーメンライフになると思います。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・