
今月は28杯でした。
Covid-19禍の収束はまだ目処が付かず、緊急事態宣言&まんぼうは延長に次ぐ延長で閉塞感は増すばかり…
かすかな希望はワクチン接種が漸く本格化して来た事ですが、国民の多くに行き渡るのは早くても年末位でしょうから、日本で収束するのは来年以降になるでしょう。
Covid-19禍の収束を願いつつ、最大限の予防に努めたいと思います。
①は南林間の「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」。

開店1周年と言う事で「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」さんに行って来ました。
今日は1周年でトッピング無料という事で、「焼きあご煮干し塩ラーメン」¥780にして、無料トッピングは味玉にしました。

券売機の上に、お祝いの花が有ります。
待つ事10分程で、「焼きあご煮干し塩ラーメン」が着丼。

無料トッピングの味玉が載っています。
まずはスープを一口。

焼きあご煮干しの香ばしい旨味たっぷりのスープ。
以前「濃厚焼きあご煮干しラーメン」も食べましたが、個人的には普通の「焼きあご煮干し塩ラーメン」の方が、焼きあご煮干しの風味をより味わえる様な気がします。
麺は平打ちの中太の手揉み麺。

福島から直送していると言う特注麺は、モチっとした食感で、適度なコシが有り、小麦の風味がする旨い麺です。
トッピングの、豚肩ロースと思われる、少しレアっぽいチャーシュー。

しっとり感が有り、適度な味付けのチャーシューです。
トッピングの「煮込みチャーシュー」。

炙ってあるバラチャーシューなので、とても香ばしいです。
トッピングの材木メンマ。

極太ですが、とても柔らかくて、とても優しい味のメンマです。
焼きあご煮干し塩スープに良く合います。
たっぷり載った刻みネギ。

塩味スープにとても良く合います。
薬味の青ネギ。

白ネギとは違う、辛味より旨味の青ネギ。
同じネギでも味が全然違います。
薬味の刻んだ紫玉ねぎ。

辛味が少なく、美味しい紫玉ねぎ。
甘みが有るので、焼きあご煮干し塩スープにとても良く合います。
トッピングの半熟味玉。

一見すると茹で卵の様に見えますが、キッチリ5分20秒茹でて作った半熟卵を、焼きあご煮干し塩の出汁に浸けて作っているそうで、優しい味の味玉です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

焼きあご煮干しの香ばしさと優しい旨味がしみじみ旨いスープです。
という訳で、完飲&完食。

「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」さんの「焼きあご煮干し塩ラーメン」でしたが、焼きあご煮干しの香ばしい風味と優しい味がスープへと伝わり、とても旨いです。
中太手揉み麺の食感、味共に申し分無く、スープとの相性も非常に良いと思います。
以前食べた時は、焼きあご煮干しも炙ってあり、2種のチャーシューも炙ってあり、全部香ばしいのはどうなのか?と思いましたが、今回バラチャーシューは炙ってあって香ばしいものの、肩ロースは周囲を焼いてありますが香ばしい感じでは無いので、メリハリが出ています。
②は南林間の「鶏そば 久遠」。

こちらは2021年3月18日に南林間にオープンしたお店で、前回は3月末に訪問しています。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

前回は「鶏白湯ラーメン」+「味玉」を食べたので、今回は「伊勢海老味噌ラーメン」¥980にしてみました。
前回の教訓で、「味玉」は半分載っている事が分かっているので、今回は「伊勢海老味噌ラーメン」のみです。
待つ事7〜8分で、「伊勢海老味噌ラーメン」が着丼。

「鶏白湯ラーメン」とそっくりですが、味噌だけに色が違います。
「伊勢海老味噌ラーメン」のアップ。

具材などは「鶏白湯ラーメン」と変わらない様です。
まずはスープを一口。

泡立った鶏白湯スープを下から掬うと、茶色いスープが出て来ます。
鶏白湯味噌は初めてですが、一口飲んでみると、名古屋の味噌煮込みうどんのスープの様な、少し濃いめのコクのある味噌の味です。
鶏白湯スープで多少マイルドになっているとは思いますが、味は割と濃いめです。
但し伊勢海老の風味はとても仄かな感じです。
海老の風味は消えてしまい易いので、「えびくらぶ」さんの様な海老ラーメン専門店でも苦労している様です。
麺は平打ちの太縮れ麺。

恐らく麺そのものは「鶏白湯ラーメン」と同じだと思われます。
このモチっとした食感の平打ち麺が味噌味スープにとても良く合います。
トッピングの兵庫但馬鶏のレアチャーシュー。

殆ど鶏料理店の鶏刺しの様な味と食感です。
レアが苦手な方は豚バラチャーシューに替えてもらえます。
トッピングの半熟味玉。

濃いめの味のスープに黄身のまろやかさが良く合います。
ここで味変のレモンを絞ってみます。

「鶏白湯ラーメン」では味がガラッと変わって良い感じでしたが、味噌ではどうでしょうか?
味変後の麺を食べてみます。

思いの外レモンが効いていて、かなり爽やかな味になっています。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

改めてスープを味わってみても、やはり伊勢海老の風味はとても微かで、それよりも名古屋の味噌煮込みうどんの様な濃い目のスープの旨さが際立ちます。
という訳で、完食。

スープは味が濃い目なので、塩分制限が有る身としては、飲み干せませんでした…
「鶏そば久遠」さんの「伊勢海老味噌ラーメン」でしたが、伊勢海老感はそれ程感じなかったものの、味噌の旨さがマイルドな鶏白湯スープに良く合っていて、とても美味しい一杯でした。
コクと旨味は有ってもクドさは無いので、これはかなり良い感じです。
味噌味スープは旨味が濃く出過ぎて、肝心のスープの味が分からなくなる弱点がありますが、この鶏白湯味噌スープは味噌が濃く出過ぎるのを上手くカバーしてマイルドな味噌味になるので、しっかりスープの旨味も感じられます。
③は相模大野の「えびくらぶ」。

Twitter情報で限定の「汁無しエビ郎」と「ココナッツえびカレーつけ麺」が提供されるとの事で、行ってきました。
まずは厨房手前にある券売機で食券を購入します。

神様と二人で行ったので、私が「汁無しエビ郎」¥900を、奥様は「ココナッツえびカレーつけ麺」¥1,000にしました。
待つ事10分程で、「汁無しエビ郎」が着丼。

見た目の迫力は本家二郎を凌ぐ程です。
特にブタの大きさは特筆モノです。
ちなみにこれで、ニンニク:普通、ヤサイ:普通、アブラ:増し、カラメ:普通です。
続いて、神様の「ココナッツえびカレーつけ麺」が到着。

奥様はグリーンカレーを予想していましたが、私はレッドカレーを予想しており、私の予想通りレッドカレーベースの様です。
「汁無しエビ郎」を良く混ぜて頂きます。

麺は三河屋製麺製の太麺と思われます。
モチモチの太麺に、醤油とみりんの効いたエビ油のタレが絡んで、とても美味しいです。
トッピングのメチャメチャデカいブタ。

味も食感もかなりイイ線行ってます。
元々「えびくらぶ」さんの豚チャーシューはかなりデカいですが、分厚さや味も含め、「豚山」さんっぽい感じです。
ちなみに丼の底の方にはかなりの量のエビ油を含むタレが入っています。

このエビ油が香ばしい海老の旨味たっぷりで、「エビ郎」らしい味を出しています。
「エビ郎」ならではのエビ。

プリプリのエビが載っています。
という訳で、完食。

アブラもニンニクもたっぷりです。
「ココナッツえびカレーつけ麺」を、危うく神様が完食しそうになった所で、一口貰いました。

麺は恐らくいつもの三河屋製麺製の太麺と思われます。
レッドカレーベースのスープに浸します。

ココナッツミルク入りにも関わらず、思いの外スパイシーです。
しかし辛さはあまり無く、マイルドな後味がココナッツミルクらしいです。
凄いのはこれでもしっかり海老の風味が有る事です。
追い飯して食べてみます。

スープカレー的ながら、米で食べてもメチャメチャ旨いです。
これは普通にカレーライスでも売れるレベルです。
という訳で、「えびくらぶ」さんの限定「汁無しエビ郎」と「ココナッツえびカレーつけ麺」でしたが、「汁無しエビ郎」はタレの香ばしいエビ油の風味がとても旨くて、インスパイアっぽい醤油とみりんの風味も楽しめる一杯でした。
「ココナッツえびカレーつけ麺」の方は、辛さは普通ですがとてもスパイシーで、ココナッツミルクのマイルドな後味も含め、とても美味しいカレーでした。
特に追い飯にライスドボンはもはや欠かせないという位旨いです。
④は相模大野の「肉煮干し中華そば 鈴木ラーメン店」。

「スズラー」のつけ麺は、いわゆるハヤリの濃厚豚骨魚介系や鶏白湯醤油系のスープでは無く、昔出していた「中華そば」に近い感じのサッパリ系のつけ麺です。
まずは券売機で食券…とこちらはPayPayが使えるので、PayPayで前払いです。

「つけ麺」¥830をPayPayで前払いしました。
待つ事7〜8分で、「つけ麺」が到着。

以前食べた時より煮干しのキラキラした粉が沢山入っています。
麺は自家製麺の中太平打ち麺。

つけ麺用に少し加水率高めにしたツルシコ食感の麺で、喉越しの良さとコシの有る麺です。
スープに浸して頂きます。

酸味の有るスープは煮干しの風味が効いていて、仄かな柚子胡椒の香りがします。
ツルシコの中太麺に程良くスープが絡み、とても美味しいです。
トッピングの豚肩ロースのチャーシュー。

厚さ5mm程有り、そこそこに大きいチャーシュー。
柔らかくて適度な味付けです。
これが3枚載っています。
トッピングのメンマ。

たっぷり載ったメンマ。
柔らかくて味付けも丁度良く、麺と一緒にスープに浸して食べても美味しいです。
トッピングの大きな海苔。

家系ラーメンの様な大きな海苔です。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。

煮干しの風味が効いたスープと海苔はとても良く合います。
ツルシコの麺と相まってとても美味しいです。
黄身がトロトロの半熟味玉。

いつもながら「スズラー」の半熟味玉は旨いです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

スープ割りしようかと思いましたが、思いの外満腹だったので少しだけ味を見てみる事にしました。
今日のスープは心持ち酸っぱ目ですが、煮干しがかなり効いています。
柚子胡椒の風味は仄かに香る程度ですが、良いアクセントになっています。
という訳で、完食。

「肉煮干し中華そば鈴木ラーメン店」の「つけ麺」でしたが、やっぱり出汁感が増している気がします。
自家製麺の中太平打ち麺も絶妙な加水率で、ツルシコ食感がつけ麺のスープととても良く合っています。
たっぷり載ったメンマや、ボリュームのあるチャーシュー、大きな海苔、黄身がトロトロの半熟味玉など、具材の方も抜かりの無い仕上がりです。
これから暑くなって来ると、こういうサッパリとして酸味の有るスープのつけ麺が無性に食べたくなる時が有ります。
⑤は6月下旬を以って閉店と発表された、町田の「40番」。

「40番」は2019年4月25日オープンで、開店当初は 和(鶏・魚介で細麺)と洋(野菜・鶏で細麺)、そして旧(鶏・魚介・野菜で中太麺)の3種でした。
その後、2020年1月20日にリニューアルした際に濃厚豚骨魚介スープの店に変わり、つけ麺をメインに、ラーメンと油そばもラインナップされました。
その後「背脂煮干しラーメン」も登場して、「濃厚豚骨魚介つけ麺」と「背脂煮干しラーメン」の2枚看板でやって来ていたのですが、ここに来て長期化するCovid-19禍に勝てず、閉店する事になりました。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

「背脂煮干しラーメン」の並盛り¥850と「味付玉子」¥100の食券を購入しました。
待つ事7〜8分程で、「背脂煮干しラーメン」が着丼。

見た感じは太い麺と言い、背脂と言い、正に燕三条系の背脂煮干しラーメンそのものです。
スープそのものは千駄ヶ谷の「ホープ軒」にも通じる所が有ります。
まずはスープを一口。

背脂たっぷりの濃厚豚骨魚介スープですが、煮干しがガッツリ効いています。
クドいと言えばクドいスープですが、煮干しのお陰でかなりクドさが和らぎます。
味と濃厚さのバランスが絶妙で、このまま閉店するには実に惜しいスープです。
麺は平打ちの太麺。

恐らく三河屋製麺製と思われますが、茹で加減はかなり硬めで、芯が残るかどうかのギリギリの線を突いた茹で加減です。
濃厚豚骨魚介スープとの相性も良く、麺のワシワシ感が二郎や千駄ヶ谷の「ホープ軒」にも通じる所が有ります。
トッピングの3枚載っているチャーシュー。

小ぶりながらしっかりと焼き上げられているチャーシュー。
スチームコンベクションオーブンを使って焼き上げられています。
トッピングのメンマ。

柔らかくてしっかり味の染みたメンマ。
濃厚豚骨魚介系のスープと平打ち太麺の組み合わせにも良く合います。
トッピングの海苔。

大きさは普通ですが、系列の「パパパパパイン」とは違うタイプの海苔を使用しています。
スープに浸して麺を包んで頂きます。

燕三条系のラーメンでは、バラ海苔が掛かっている事が多いですが、濃厚豚骨魚介系のスープに海苔の風味がとても良く合います。
薬味の刻み玉ねぎ。

これも燕三条系のラーメンに良く合うトッピングです。
濃厚系のスープが少しサッパリします。
トッピングの半熟味玉。

黄身がトロトロの半熟味玉、黄身のまろやかさが濃厚豚骨魚介系スープに良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

濃厚豚骨と魚介の風味に背脂がたっぷり入っていて、豚骨と魚介の旨さが上手くマッチしています。
と言う訳で、完食。

「40番」の「背脂煮干しラーメン」でしたが、味と濃厚さのバランスがとても良い一杯でした。
豚骨と煮干し、そして背脂の加減が絶妙で、クド過ぎずコクと旨味を出していて、とても美味しい一杯でした。
硬めに茹でられた、平打ちの極太麺との相性も良く、チャーシューやメンマなどの具材も抜かりなく仕上がっていました。
バランスがとても良くて、「40番」の集大成に相応しい一杯でした。
この味が後少ししか食べられないのはとても残念です。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…