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MORSCHEのブログ一覧

2021年06月30日 イイね!

2021年6月のラーメン

2021年6月のラーメン今月は28杯でした。
Covid-19禍の収束はまだ目処が付かず、緊急事態宣言&まんぼうは延長に次ぐ延長で閉塞感は増すばかり…
かすかな希望はワクチン接種が漸く本格化して来た事ですが、国民の多くに行き渡るのは早くても年末位でしょうから、日本で収束するのは来年以降になるでしょう。
Covid-19禍の収束を願いつつ、最大限の予防に努めたいと思います。







①は南林間の「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」。

開店1周年と言う事で「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」さんに行って来ました。







今日は1周年でトッピング無料という事で、「焼きあご煮干し塩ラーメン」¥780にして、無料トッピングは味玉にしました。

券売機の上に、お祝いの花が有ります。







待つ事10分程で、「焼きあご煮干し塩ラーメン」が着丼。

無料トッピングの味玉が載っています。







まずはスープを一口。

焼きあご煮干しの香ばしい旨味たっぷりのスープ。
以前「濃厚焼きあご煮干しラーメン」も食べましたが、個人的には普通の「焼きあご煮干し塩ラーメン」の方が、焼きあご煮干しの風味をより味わえる様な気がします。







麺は平打ちの中太の手揉み麺。

福島から直送していると言う特注麺は、モチっとした食感で、適度なコシが有り、小麦の風味がする旨い麺です。







トッピングの、豚肩ロースと思われる、少しレアっぽいチャーシュー。

しっとり感が有り、適度な味付けのチャーシューです。







トッピングの「煮込みチャーシュー」。

炙ってあるバラチャーシューなので、とても香ばしいです。







トッピングの材木メンマ。

極太ですが、とても柔らかくて、とても優しい味のメンマです。
焼きあご煮干し塩スープに良く合います。







たっぷり載った刻みネギ。

塩味スープにとても良く合います。







薬味の青ネギ。

白ネギとは違う、辛味より旨味の青ネギ。
同じネギでも味が全然違います。







薬味の刻んだ紫玉ねぎ。

辛味が少なく、美味しい紫玉ねぎ。
甘みが有るので、焼きあご煮干し塩スープにとても良く合います。







トッピングの半熟味玉。

一見すると茹で卵の様に見えますが、キッチリ5分20秒茹でて作った半熟卵を、焼きあご煮干し塩の出汁に浸けて作っているそうで、優しい味の味玉です。







麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

焼きあご煮干しの香ばしさと優しい旨味がしみじみ旨いスープです。







という訳で、完飲&完食。

「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」さんの「焼きあご煮干し塩ラーメン」でしたが、焼きあご煮干しの香ばしい風味と優しい味がスープへと伝わり、とても旨いです。
中太手揉み麺の食感、味共に申し分無く、スープとの相性も非常に良いと思います。

以前食べた時は、焼きあご煮干しも炙ってあり、2種のチャーシューも炙ってあり、全部香ばしいのはどうなのか?と思いましたが、今回バラチャーシューは炙ってあって香ばしいものの、肩ロースは周囲を焼いてありますが香ばしい感じでは無いので、メリハリが出ています。







②は南林間の「鶏そば 久遠」。

こちらは2021年3月18日に南林間にオープンしたお店で、前回は3月末に訪問しています。







まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

前回は「鶏白湯ラーメン」+「味玉」を食べたので、今回は「伊勢海老味噌ラーメン」¥980にしてみました。
前回の教訓で、「味玉」は半分載っている事が分かっているので、今回は「伊勢海老味噌ラーメン」のみです。







待つ事7〜8分で、「伊勢海老味噌ラーメン」が着丼。

「鶏白湯ラーメン」とそっくりですが、味噌だけに色が違います。







「伊勢海老味噌ラーメン」のアップ。

具材などは「鶏白湯ラーメン」と変わらない様です。







まずはスープを一口。

泡立った鶏白湯スープを下から掬うと、茶色いスープが出て来ます。
鶏白湯味噌は初めてですが、一口飲んでみると、名古屋の味噌煮込みうどんのスープの様な、少し濃いめのコクのある味噌の味です。

鶏白湯スープで多少マイルドになっているとは思いますが、味は割と濃いめです。
但し伊勢海老の風味はとても仄かな感じです。
海老の風味は消えてしまい易いので、「えびくらぶ」さんの様な海老ラーメン専門店でも苦労している様です。







麺は平打ちの太縮れ麺。

恐らく麺そのものは「鶏白湯ラーメン」と同じだと思われます。
このモチっとした食感の平打ち麺が味噌味スープにとても良く合います。







トッピングの兵庫但馬鶏のレアチャーシュー。

殆ど鶏料理店の鶏刺しの様な味と食感です。
レアが苦手な方は豚バラチャーシューに替えてもらえます。







トッピングの半熟味玉。

濃いめの味のスープに黄身のまろやかさが良く合います。







ここで味変のレモンを絞ってみます。

「鶏白湯ラーメン」では味がガラッと変わって良い感じでしたが、味噌ではどうでしょうか?







味変後の麺を食べてみます。

思いの外レモンが効いていて、かなり爽やかな味になっています。







麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

改めてスープを味わってみても、やはり伊勢海老の風味はとても微かで、それよりも名古屋の味噌煮込みうどんの様な濃い目のスープの旨さが際立ちます。







という訳で、完食。

スープは味が濃い目なので、塩分制限が有る身としては、飲み干せませんでした…

「鶏そば久遠」さんの「伊勢海老味噌ラーメン」でしたが、伊勢海老感はそれ程感じなかったものの、味噌の旨さがマイルドな鶏白湯スープに良く合っていて、とても美味しい一杯でした。

コクと旨味は有ってもクドさは無いので、これはかなり良い感じです。
味噌味スープは旨味が濃く出過ぎて、肝心のスープの味が分からなくなる弱点がありますが、この鶏白湯味噌スープは味噌が濃く出過ぎるのを上手くカバーしてマイルドな味噌味になるので、しっかりスープの旨味も感じられます。







③は相模大野の「えびくらぶ」。

Twitter情報で限定の「汁無しエビ郎」と「ココナッツえびカレーつけ麺」が提供されるとの事で、行ってきました。







まずは厨房手前にある券売機で食券を購入します。

神様と二人で行ったので、私が「汁無しエビ郎」¥900を、奥様は「ココナッツえびカレーつけ麺」¥1,000にしました。







待つ事10分程で、「汁無しエビ郎」が着丼。

見た目の迫力は本家二郎を凌ぐ程です。
特にブタの大きさは特筆モノです。
ちなみにこれで、ニンニク:普通、ヤサイ:普通、アブラ:増し、カラメ:普通です。







続いて、神様の「ココナッツえびカレーつけ麺」が到着。

奥様はグリーンカレーを予想していましたが、私はレッドカレーを予想しており、私の予想通りレッドカレーベースの様です。







「汁無しエビ郎」を良く混ぜて頂きます。

麺は三河屋製麺製の太麺と思われます。
モチモチの太麺に、醤油とみりんの効いたエビ油のタレが絡んで、とても美味しいです。






トッピングのメチャメチャデカいブタ。

味も食感もかなりイイ線行ってます。
元々「えびくらぶ」さんの豚チャーシューはかなりデカいですが、分厚さや味も含め、「豚山」さんっぽい感じです。







ちなみに丼の底の方にはかなりの量のエビ油を含むタレが入っています。

このエビ油が香ばしい海老の旨味たっぷりで、「エビ郎」らしい味を出しています。







「エビ郎」ならではのエビ。

プリプリのエビが載っています。







という訳で、完食。

アブラもニンニクもたっぷりです。







「ココナッツえびカレーつけ麺」を、危うく神様が完食しそうになった所で、一口貰いました。

麺は恐らくいつもの三河屋製麺製の太麺と思われます。







レッドカレーベースのスープに浸します。

ココナッツミルク入りにも関わらず、思いの外スパイシーです。
しかし辛さはあまり無く、マイルドな後味がココナッツミルクらしいです。
凄いのはこれでもしっかり海老の風味が有る事です。







追い飯して食べてみます。

スープカレー的ながら、米で食べてもメチャメチャ旨いです。
これは普通にカレーライスでも売れるレベルです。

という訳で、「えびくらぶ」さんの限定「汁無しエビ郎」と「ココナッツえびカレーつけ麺」でしたが、「汁無しエビ郎」はタレの香ばしいエビ油の風味がとても旨くて、インスパイアっぽい醤油とみりんの風味も楽しめる一杯でした。

「ココナッツえびカレーつけ麺」の方は、辛さは普通ですがとてもスパイシーで、ココナッツミルクのマイルドな後味も含め、とても美味しいカレーでした。
特に追い飯にライスドボンはもはや欠かせないという位旨いです。







④は相模大野の「肉煮干し中華そば 鈴木ラーメン店」。

「スズラー」のつけ麺は、いわゆるハヤリの濃厚豚骨魚介系や鶏白湯醤油系のスープでは無く、昔出していた「中華そば」に近い感じのサッパリ系のつけ麺です。







まずは券売機で食券…とこちらはPayPayが使えるので、PayPayで前払いです。

「つけ麺」¥830をPayPayで前払いしました。







待つ事7〜8分で、「つけ麺」が到着。

以前食べた時より煮干しのキラキラした粉が沢山入っています。







麺は自家製麺の中太平打ち麺。

つけ麺用に少し加水率高めにしたツルシコ食感の麺で、喉越しの良さとコシの有る麺です。







スープに浸して頂きます。

酸味の有るスープは煮干しの風味が効いていて、仄かな柚子胡椒の香りがします。
ツルシコの中太麺に程良くスープが絡み、とても美味しいです。







トッピングの豚肩ロースのチャーシュー。

厚さ5mm程有り、そこそこに大きいチャーシュー。
柔らかくて適度な味付けです。
これが3枚載っています。







トッピングのメンマ。

たっぷり載ったメンマ。
柔らかくて味付けも丁度良く、麺と一緒にスープに浸して食べても美味しいです。







トッピングの大きな海苔。

家系ラーメンの様な大きな海苔です。







スープに浸して、麺を包んで頂きます。

煮干しの風味が効いたスープと海苔はとても良く合います。
ツルシコの麺と相まってとても美味しいです。







黄身がトロトロの半熟味玉。

いつもながら「スズラー」の半熟味玉は旨いです。







麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

スープ割りしようかと思いましたが、思いの外満腹だったので少しだけ味を見てみる事にしました。

今日のスープは心持ち酸っぱ目ですが、煮干しがかなり効いています。
柚子胡椒の風味は仄かに香る程度ですが、良いアクセントになっています。







という訳で、完食。

「肉煮干し中華そば鈴木ラーメン店」の「つけ麺」でしたが、やっぱり出汁感が増している気がします。
自家製麺の中太平打ち麺も絶妙な加水率で、ツルシコ食感がつけ麺のスープととても良く合っています。

たっぷり載ったメンマや、ボリュームのあるチャーシュー、大きな海苔、黄身がトロトロの半熟味玉など、具材の方も抜かりの無い仕上がりです。
これから暑くなって来ると、こういうサッパリとして酸味の有るスープのつけ麺が無性に食べたくなる時が有ります。







⑤は6月下旬を以って閉店と発表された、町田の「40番」。

「40番」は2019年4月25日オープンで、開店当初は 和(鶏・魚介で細麺)と洋(野菜・鶏で細麺)、そして旧(鶏・魚介・野菜で中太麺)の3種でした。

その後、2020年1月20日にリニューアルした際に濃厚豚骨魚介スープの店に変わり、つけ麺をメインに、ラーメンと油そばもラインナップされました。

その後「背脂煮干しラーメン」も登場して、「濃厚豚骨魚介つけ麺」と「背脂煮干しラーメン」の2枚看板でやって来ていたのですが、ここに来て長期化するCovid-19禍に勝てず、閉店する事になりました。







まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

「背脂煮干しラーメン」の並盛り¥850と「味付玉子」¥100の食券を購入しました。







待つ事7〜8分程で、「背脂煮干しラーメン」が着丼。

見た感じは太い麺と言い、背脂と言い、正に燕三条系の背脂煮干しラーメンそのものです。
スープそのものは千駄ヶ谷の「ホープ軒」にも通じる所が有ります。







まずはスープを一口。

背脂たっぷりの濃厚豚骨魚介スープですが、煮干しがガッツリ効いています。
クドいと言えばクドいスープですが、煮干しのお陰でかなりクドさが和らぎます。
味と濃厚さのバランスが絶妙で、このまま閉店するには実に惜しいスープです。







麺は平打ちの太麺。

恐らく三河屋製麺製と思われますが、茹で加減はかなり硬めで、芯が残るかどうかのギリギリの線を突いた茹で加減です。
濃厚豚骨魚介スープとの相性も良く、麺のワシワシ感が二郎や千駄ヶ谷の「ホープ軒」にも通じる所が有ります。







トッピングの3枚載っているチャーシュー。

小ぶりながらしっかりと焼き上げられているチャーシュー。
スチームコンベクションオーブンを使って焼き上げられています。







トッピングのメンマ。

柔らかくてしっかり味の染みたメンマ。
濃厚豚骨魚介系のスープと平打ち太麺の組み合わせにも良く合います。







トッピングの海苔。

大きさは普通ですが、系列の「パパパパパイン」とは違うタイプの海苔を使用しています。







スープに浸して麺を包んで頂きます。

燕三条系のラーメンでは、バラ海苔が掛かっている事が多いですが、濃厚豚骨魚介系のスープに海苔の風味がとても良く合います。







薬味の刻み玉ねぎ。

これも燕三条系のラーメンに良く合うトッピングです。
濃厚系のスープが少しサッパリします。







トッピングの半熟味玉。

黄身がトロトロの半熟味玉、黄身のまろやかさが濃厚豚骨魚介系スープに良く合います。







麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

濃厚豚骨と魚介の風味に背脂がたっぷり入っていて、豚骨と魚介の旨さが上手くマッチしています。







と言う訳で、完食。

「40番」の「背脂煮干しラーメン」でしたが、味と濃厚さのバランスがとても良い一杯でした。
豚骨と煮干し、そして背脂の加減が絶妙で、クド過ぎずコクと旨味を出していて、とても美味しい一杯でした。

硬めに茹でられた、平打ちの極太麺との相性も良く、チャーシューやメンマなどの具材も抜かりなく仕上がっていました。
バランスがとても良くて、「40番」の集大成に相応しい一杯でした。
この味が後少ししか食べられないのはとても残念です。







30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…
Posted at 2021/06/30 21:16:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラーメン | 日記
2021年06月28日 イイね!

987ケイマンSの事:その15

987ケイマンSの事:その15987ケイマンSは良く知られている通り、PORSCHE伝統の水平対向エンジンを搭載しています。










今となってはPORSCHEとSUBARU位しか採用していない水平対向エンジンですが、その長所と短所、そして実際に乗ってみてどうだったのかについて書いてみたいと思います。





①水平対向エンジンの長所
一般的に水平対向エンジンの長所は、

1.低重心
2.回転バランスの良さ
3.重量バランスの良さ

で有るとされています。


実際、エンジン高は低く、タイヤの車軸付近にプラグが来る位の位置です。

また水平対向エンジンはピストンの動きが反対側の動きを相殺する様に動くので、基本的に回転バランスに優れ、非常に滑らかです。

そして前後長が短く、トランスミッションと共に縦置きが可能なので、左右の重量バランス的にも優れており、スポーツカーのエンジンとして申し分無い素性のエンジンです。









②.水平対向エンジンの短所
水平対向エンジンの短所は、

1.構造が複雑で部品点数が多い(高コスト)
2.排気系の取り回しが難しい
3.排気量の拡大やヘッド周りの改良が困難

と言う事が有ります。

「構造が複雑で部品点数が多い」と言うのは「直列エンジンと比べて」ですが、バランスシャフトが要らないと言う点はありますが、ピストンの下側になる部分のフリクションなど、水平対向ならではの問題も有ります。

(981Boxster/CaymanのMA-120エンジン)

「排気系の取り回しが難しい」と言うのは一般的に上から吸気して下に排気するので、エキゾーストの取り回しが難しく、特にRRの911系などを見ると、その苦労が偲ばれるレイアウトになっています。

「低重心」を謳っていますが、クランクシャフトの高さ的には排気系が下に来る関係でそれ程低い訳では有りません。
アメリカンV8のOHVなどの方が、クランクシャフトの高さ的には低いかもしれません。

そしてスポーツカーの心臓として一番致命的なのが「排気量の拡大やヘッド周りの改良が困難」と言う点です。

実際PORSCHEは排気量拡大するに当たり、ボアを拡げる事で対処して来ていますが、シリンダーの材質を見直したり、涙ぐましい努力をして4リッターまで拡大して来ました。

PORSCHEのエンジンはボアが大きくストロークが短いタイプなので、排気量の割に極低速の粘りが無く、案外あっけなくエンストします。

そしてDOHC化が遅れたのも、DOHC化するためにはヘッドが大きくなってしまい、エンジンの幅が広くなってしまう事が大きかったのでは無いかと思います。

結局水冷化に伴ってボディ幅を拡大し、それに伴ってエンジン幅も拡大、それで漸くDOHC化を達成しています。









③.987ケイマンの水平対向6気筒エンジン
987ケイマンSのエンジンは、水冷化された直後の設計のM97エンジンです。

(987ケイマンSのM97エンジン)
水冷化とコストダウンの為、空冷時代と違いシリンダーブロックは独立型から3気筒毎のブロックになり、911のターボやGT3に採用されていたGT1ブロックと違い、オープンデッキ構造です。

オイルの潤滑も「インテグレーテッド・ドライサンプ」と呼ばれる、ウェットサンプとドライサンプのあいのこの様なシステムで、オイルポンプは付いているものの、911GT3系の様に別タンク式のオイルタンクでは無く、オイルパンに落ちて来たオイルをストレーナーで集めてオイルポンプで圧送する方式になっています。
R35GT-Rなども同様の方式です。

今までかなりサーキットを走って来ましたが、油温が上昇した事は無いので、オイルの冷却に関してはスポーツカーとして全く問題無いレベルです。

重心高の低さは実際走っていても感じる所で、同じMRでも横置きFF車のエンジン・トランスミッションをひっくり返した形で搭載されたものと違い、エンジンが振り子の様に作用してオーバーステアになる様な現象は皆無です。

また回転バランスの良さに加え、エンジンが平べったいので回転方向にエンジンが捻れてしまう様な現象も皆無です。

私が以前乗っていたトヨタのALTEZZAでは、サーキット走行やジムカーナなどのスポーツ走行時に2速が無くなってしまう現象に悩まされました。

これはエンジンマウントが柔らかいのでエンジンとミッションが回転方向と逆に回ってしまい、結果的に2速の位置がシフトレバーの範囲外になってしまう事に依るものです。

結局エンジンマウントとミッションマウントを強化マウントに換えて解決しましたが、平べったい水平対向エンジンの場合、ノーマルのエンジンマウントでもそれほどズレないので、今の所問題無いです。

M97エンジン自体は設計上の問題も有って、完璧なエンジンでは有りません。
しかし水平対向エンジンの低重心・回転バランスの良さ・重量バランスの良さは実際にサーキットや峠を走ってもすぐに実感出来ます。

PORSCHEが拘るエンジン搭載位置の低さは明らかに運動性能に関わって来ていますし、平べったいエンジン故のエンジンの動きが少ない事も、スポーツ走行では重要なファクターです。

M97エンジンは、それ以降の直噴エンジンと違って回転の滑らかさはピカイチで、大袈裟に言えば12気筒エンジン並みのスムースさを持っています。

少なくとも987ケイマンSは、PORSCHEの拘る水平対向エンジンのメリットを味わえるクルマです。
Posted at 2021/06/28 19:20:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | Cayman S | 日記
2021年06月26日 イイね!

987ケイマンSの事:その14

987ケイマンSの事:その14ウチの987ケイマンSは左ハンドル(LHD)の6MTと言う、今となっては貴重な個体です。











987前期はTip tronicだったので、6MTの個体が多かったのですが、987後期はPDKが搭載された為、6MTの比率はかなり下り、981以降ではGT4などの例外を除き、殆どがPDKだと思います。

個人的にはAT限定免許が無い時代に免許を取得し、以降一時期を除いて35年近い期間MT車に乗り続けて来ました。

今回は何故6MTなのか、何故LHDなのかについてです。
おまけでサイドブレーキにも言及します。




①.987ケイマンのトランスミッション
②.LHD?、RHD?
③サイドブレーキ



①987ケイマンSのトランスミッション
前期型987ケイマンSには6MTとトルコンのTip tronicが有り、2.7リッターの素のケイマンにはアイシン製の5MTが搭載されていました。

987前期にはDCT(Dual Clutch Transmission)であるPDKが無かったので、スポーツ走行を前提とすると必然的に6MTになりました。

Tipでスポーツ走行も出来なくは無いのですが、変速レスポンスとATオイルの油温を考えると、やはり6MTとなります。

絶対的なタイムを考えたらPDKが有ったらPDK一択ですが、
"自分で操っている"
と言う実感を考えたら、PDKが有っても自分は6MTを選択しただろうと思います。







ゲトラグ製の6MTは、ワイヤー式にも関わらずダイレクト感が有り、精密感も有ります。

しかし、ノーマルだとシフトストロークが大きくて、フルバケットシート+フルハーネス装着状態だと、4→5速に入れる事が困難で、体をズラしながらシフトする必要が有ります。

オプションのクイックシフトを付けるとショートストローク化されるので、そう言った問題は無くなります。

ただ、何故最初から付いていないのだろう?と疑問には思いましたが…
その辺りがPORSCHEが商売上手と言われる所以でしょうか?

ちなみに細かいハナシですが、冬場はミッションオイルを柔らかめのものに変えた方がシフトフィーリングが良いです。







②LHD?、RHD?
PORSCHEだけで無く外車に乗っている人の間では、LHDかRHDかと言う議論が良く有ります。

個人的には日本の交通法規上の規定が右ハンドルを想定している以上、右折時や追い越し、合流などの場面で視界が狭くなるので、今でも出来ればRHDの方が望ましいとは思っています。

私は987ケイマンSを探している時、最初RHDの6MTを探していました。

しかしポルシェセンターの担当から、「RHDはペダルのオフセットが酷くてオススメしません」と言われました。

そして「Type997のRHDの6MTが有るので、実際に座って操作してみて貰えば分かります」との事だったので、やってみました。

PORSCHE車はホイールハウスの出っ張りが強く、LHDでも若干右側を向いた姿勢になりますが、RHDだとLHDの様にアクセルペダルをフロアトンネル側に逃す事が出来ず、アクセルペダルがかなり左寄りになります。

RHDだとペダル類が相当左寄りに配置されており、体がかなり左側に向いた状態になります。
その上、ペダル間の間隔も狭くなり、かなり操作性が良く無いと言う事が分かりました。
それでRHDの6MTでは無く、LHDの6MTにする事にしたのです。







ちなみに2ペダルのPDKの場合、981以降ならオフセットはそれ程気にならないので、PDKならRHDで良いのでは無いかと思います。

良く言われる、「LHDだとクラッチを踏む左足の対角線上に有る右手でシフト操作が出来るので、理に叶っている」と言う意見に関しては、RHDのMT車を20年以上乗って来てからLHDの6MTを10年乗っている私の意見では、「大した違いは無い」と言う印象です。

サポートの良く無いノーマルシートの場合は、影響が有るかもしれませんが、スポーツ走行時はバケットシートに座ってフルハーネスで締め上げているので、クラッチ操作とシフト操作が同じ左側になるRHDだろうが、対角線上になるLHDだろうが、体をしっかり固定していれば大した違いは無いと思います。







③サイドブレーキ
981からは電動化され、レバーが消えたケイマン。

一般的にはスポーツ走行と言えど、サイドブレーキを使う事は無いのですが、ジムカーナ的な走り方をしたい場合、サイドブレーキが無いと所謂サイドターンみたいな事は出来ません。

これはあまりやって良い事では無いのですが、ミニサーキットでタイトコーナーを曲がる時に使ったりしていましたが、イザと言う時に自分でどうにか出来る手段が有ると言う意味では、個人的にはサイドブレーキは有った方が良いのでは無いかと思います。

ちなみに家族クルマのBMW X1 xDrive 18d xLine は電動パーキングですが、なんとなくホントに効いているのか不安になる時が有ります。







と言う訳で、何故6MTなのか、何故LHDなのか、おまけでサイドブレーキについてでした。

ちなみに色々な考え方が有りますので、これはあくまでも私の個人的な意見です。
一般論では有りませんので、悪しからず。
Posted at 2021/06/26 21:36:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | Cayman S | 日記
2021年06月24日 イイね!

987ケイマンSの事:その13

987ケイマンSの事:その13今回は987ケイマンSの維持上で、有ると便利なものについて書いてみたいと思います。










987ケイマンSの維持上で有ると便利なもの

1.工具類
2.ジャッキ
3.スロープ
4.ウマ(リジッドラック)
5.充電器
6.その他

を紹介して行きたいと思います。





①工具類
国産車では使用していない特殊サイズのネジ(13mmなど)が有るので、工具は揃えた方が良いです。
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高い工具で無くても良いですが、13mmなどのドイツ車に良く有るサイズは揃っていた方が良いです。







それと、PORSCHEのクルマの場合、「トルクス」と呼ばれる星型のネジがやたら多用されています。
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特にT-20とかT-30とかのサイズが良く有るので、このサイズのトルクスネジ用のビットは揃えておいた方が良いです。







また、四角形を3つ重ねた様なトリプススクエアと言う特殊形状のネジも有るので、トリプススクエアM8(8mm径)のビットも有った方が良いです。
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これはシート後方のアクセサリーバーと言う取手の様になっているパーツを外すのに必須です。







また、987ケイマンはリアのエンジンカバーの上に分厚い断熱材が被っているので、パワステオイルの補充やエアクリーナーの清掃/交換時にはそれを外す必要が有ります。
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そう言う場合、「内装剥がし」ツールが有ると便利です。







987ケイマンSのエンジンカバーはT-30トルクスネジ✖️5本で留められていますが、頻繁に外す場合はT-30トルクスネジでは不便です。
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と言う訳で、ウチのケイマンSはトルクスT-30の代わりに蝶ネジに換えてあります。

これで工具を使わなくてもエンジンカバーの脱着が可能になります。







②.ジャッキ
以前は油圧シザースジャッキを愛用していましたが、国産車と違ってPORSCHEのジャッキポイントはフロア下に有り、平べったいヘッドでないと上手く上がらないのと、車高が9cmギリギリで低床ジャッキでないと入らないので、低床のフロアジャッキを使用しています。
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アルミジャッキなので軽量…と言いたい所ですが、結構重たいです。
しかし辛うじてフロントトランクに載る位の大きさ/重量です。

車高調整時などには必須なので、これも有った方が良いです。







③.スロープ
ジャッキが入らない時や、ちょっとだけ上げたい時に便利なのがスロープ。
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特にウチのケイマンSの場合、脚周りにAragosta Type-Sを使用しているため、倒立式ショックアブソーバーの調整ダイアルはショックの下側に有ります。

フロントはステアリングを切った状態にすれば手が届きますが、リア側の調整ダイアルはドライブシャフトとの間に有り、手を伸ばしても届かない場所に有るので、リアをスロープで持ち上げると丁度ダイアルに手が届きます。







④.ウマ(リジッドラック)
クルマを上げた状態で固定するウマ(リジッドラック)も有った方が良い工具です。
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特に車高調整時などには重宝します。







⑤.充電器
これもケイマンには必需品です。
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987ケイマンSはフロントボンネット内にバッテリーが有りますが、そのフロントボンネットは電動になっており、バッテリーが無いと開けられません。

つまりバッテリーを上げてしまうとフロントトランクを開ける方法が有りません。







厳密に言えば有るのですが、その為には左タイヤを外し、フロントのライナーの裏側にあるエマージェンシー用のワイヤーを引っ張る必要が有ります。
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しかし、ウチのケイマンSの様に、左側に寄せて停めているクルマの場合、そもそもタイヤを外す事が非常に困難です。







その為、緊急用にフロントトランクを開ける為の専用端子が運転席の足元のヒューズボックス内に有ります。
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此処に救援車のバッテリーの+(プラス)を繋ぎ、ドアストライカーなどにー(マイナス)を繋いだ状態で、リモコンのフロントトランクオープンボタンを押下すると、フロントトランクを開ける事が出来る様になっています。

しかしこの端子はあくまでもフロントトランクを開ける為の専用端子なので、このままエンジンをスタートさせる事は出来ません。

と言う訳で、987ケイマンS(981も982も恐らく同様)の場合、バッテリーを上げてしまうとかなりの大事になります。

なので、日頃から充電およびバッテリー維持が可能な充電器が非常に重要です。

ウチの場合は自宅ガレージなのでガレージ内にコンセントが有り、充電器を繋いで常時充電にしていますが、マンションなどでガレージ内にコンセントが使用出来ない場合は、別途バッテリーを用意するなどの対策が必要と思われます。







⑥.その他
一般的に車載するべきブースターケーブル(3m以上)も必要な工具です。

何故3m以上かと言うと、駐車されている状況によっては必ずしも救援車のバッテリーが近くに寄せられないケースが有るからです。

例えばウチの場合、ガレージの出入り口の関係でクルマを左に寄せなければなりませんが、その状態だと救援車が小さければ対向させる事が可能ですが、ウチの家族クルマは小さくないので、対向するのは困難です。
なので、3m位無いと届かない可能性が高いのです。







続いても定番の牽引ロープ。

これは引っ張って貰う側が用意すべきものです。







エアゲージ。

サーキットを走るなら、1つくらいはキチンとしたモータースポーツ用を持っていた方が良いです。
出来ればエア調整が可能なタイプだと更に良いです。









電動インパクトレンチ。

サーキット走行でタイヤ交換や車高調整、ブレーキパッドの交換などの場合にタイヤの脱着が必要になりますが、その際に大活躍してくれるツール。

バッテリー式だとコンセントが無い場所でも使えるので便利です。
無くても何とかなりますが、疲労度が全然違います。







電動インパクトレンチが有っても、固く締まってしまっているボルトを外す場合など、十字レンチは役に立ちます。

増し締め時などの為に、トルクレンチも有った方が良いです。







ECUの書き換え用のツール。

今やECUをイジらずに済む車は無いのが実情。
これは廉価版なのでECUのパラメーターを書き換える事は出来ませんが、エラー消去は可能なので、状態の確認とエラーの消去に重宝しています。







番外編で、サンシェード。

ケイマン/ボクスターは天地方向に狭い窓なので、なかなか合うサンシェードが見つからないのですが、たまたまこのサンシェードは専用品で、ピッタリハマります。

これが有るのと無いのとでは、炎天下で駐車していると大きな差になります。





と言う訳で、987ケイマンSの維持上で有ると便利なものでした。
Posted at 2021/06/24 19:36:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | Cayman S | 日記
2021年06月22日 イイね!

987ケイマンSの事:その12

987ケイマンSの事:その12今回は987ケイマンSの楽しみ方の一つとして、カスタマイズについて書いてみたいと思います。











カスタマイズと一口に言っても、




1.ボディ周りのカスタマイズ
2.ライト周りのカスタマイズ
3.車内のカスタマイズ
4.タイヤ&ホイールのカスタマイズ
5.脚周りのカスタマイズ
6.駆動系のカスタマイズ
7.エンジン周りのカスタマイズ

と様々なカスタマイズが有ると思います。













①ボディ周りのカスタマイズ

ウチのクルマは基本ボディ周りには手を加えない方向なので、①は該当しませんが、強いて言えばフロントのナンバーステー位でしょうか。


たったコレだけで、見た目は大きく変わるから不思議です。







細かい所だと、フロントのラジエーター部分の金網も有ります。

ノーマルだと大き目のルーバーしか無いので、石や木片などが入りまくりで、ラジエーターコアに当たって最悪水漏れするので、そうならない内に取り付けました。







②ライト周りのカスタマイズ

最近はLEDがメインになって来て、ハロゲンランプを見ると古臭く感じてしまいます。
987ケイマンSはデビューした時からPORSCHEらしい曲面を多用したデザインで、元々クラッシックなデザインですが、ライト周りは古さを感じさせたく無くてLED化しています。


コレだけでも大分新しく見えるから不思議です。

但しルームランプ関係はLEDの白い光が好きでは無いので、電球のままです。
LED化するにしても電球色にしたいと思っています。







③車内のカスタマイズ

車内のカスタマイズは基本的に機能部品のみです。


大物としてはシートとハーネスバー位でしょうか?
レーダーやTPMS(タイヤ空気圧モニター)も付けていますが、それ位だとカスタマイズの範疇ではないと思ったので割愛しています。







④タイヤ&ホイールのカスタマイズ

タイヤはサーキット走行を視野に入れたスポーツタイヤを選択しています。

987ケイマンSのタイヤは、フロント235/40R18、リア265/40R18です。
フロントは良く有るサイズですがリアは265/35R18が普通で、265/40R18サイズはBoxster/Cayman位です。

なので、このサイズの有る銘柄は非常に限られており、選択肢としては、


ブリヂストン:POTENZA S001
ヨコハマ:ADVAN AD08R/A052
ミシュラン:パイロットスポーツPS2/Cup
ピレリ:P ZERO


位しか無かったのですが、最近では、


ブリヂストン:POTENZA RE050
クムホ:ECSTA
ハンコック:VENTUS
FEDERAL:595RS
 …etc


と選択肢が増えました。


個人的には真円度が高くサイドウォール剛性に優れ、タイヤが溶ける前後で比較的グリップ感が大きく変わらないブリヂストンのPOTEOZA RE71RSが好きなのですが、サイズが無いので、空気圧高めならサイドウォール剛性も高く、タイヤが溶けてからのグリップ感が高く、多少の雨ならしっかりグリップするヨコハマADVAN AD08Rを愛用しています。

ホイールは前愛車のALTEZZAでも愛用していた、RAYSのTE37を使っています。

これは元はブロンズだった様ですが、前オーナーがPORSCHE純正色だった「バサルトブラック」に塗り直しています。

青いクルマにブラックのホイールはどうかと思いましたが、意外に合っていて、今ではとてもお気に入りです。

フロントはスペーサー無しですが、リアは15mmスペーサーを使用しており、それに伴ってロングボルトを使用しています。







⑤脚周りのカスタマイズ

 脚周りのカスタマイズはサーキット走行を前提として行なっています。


とは言え、サーキット専用機では無いので、バランスを考えてピロアッパーでは有るもののバネレートはF6kg/R8kgと控えめで、その分強化スタビライザーでロールスピードを抑えるセッティングです。

987ケイマンSの弱点で有るフロントのネガティブキャンバー対策で、997GT3用のフロントロアアームを流用しています。







⑥.駆動系のカスタマイズ

駆動系と一口に言っても、ミッション、クラッチ、プロペラシャフト、デフ、ドライブシャフト…と様々有りますが、ウチのケイマンSは特にエンジン周りのチューニングは殆どしていないので、ミッションもクラッチもプロペラシャフトも特に手を加えていません。

強いて言えばクイックシフトは入れていますが、これは駆動系と言うよりミッションのリンクを少し変えた程度なので、操作的な違いは有っても駆動力には何ら影響無いです。

但し、5速に入るサーキット(FSWやもてぎなどの高速サーキット)に関しては絶大な効果が有ります。

LSDに関してはサーキット走行をするなら必須だと思います。
これについては以前にも言及していますが、駆動方式やセッティングによって様々なものが有り、どれが良いかはSHOPと相談して決めた方が良いと思います。

ちなみに私はOS技研製スーパーロックLSD1.5Wayを使用していますが、これは自分の使い方だと、加速側で効いて欲しいと言うものが有り、減速側は加速側ほど効かなくても良いが、フリーになってしまうと安定性が失われるので少しは効いて欲しいと言う要望によるものです。

もう一つは、カーボンLSDの様にロック率は高く無くても良いので、普段使いに影響が出ない程度の効きであって欲しいと言う事。

その点OS技研製スーパーロックLSD1.5Wayは普通に一般道を走っている限り、「ガリガリ」とか「ガッガッガッガッ」と言う音や引っ掛かりは無いです。

以前の愛車ALTEZZAにも1.5WayのLSDを装着していましたが、そちらはロック率の関係か、交差点を曲がる際に「ガッガッガッガッ」と言う音が出て引っ掛かる感じがしていました。

OS技研製スーパーロックLSDは一般道でも快適性を失いたく無いと言う人にはとてもオススメです。







⑦.エンジン周りのカスタマイズ

ウチのケイマンはエンジン回りは殆どイジっていません。
強いて言うならエアクリーナーとIPDプレナム程度です。

BMC REPLACEMENT FILTER(湿式)







SPLINT FILTER(乾式)

エアクリーナーは当初ノーマルからBMC REPLACEMENT FILTER(湿式)にしていましたが、今は乾式のSPLINT FILTERにしています。







ほぼ唯一のエンジン周りのパーツと言っても良いIPDプレナム。

スロットル径はノーマルと同じ74mmなので、大きな差は有りませんが、それでも流入効率が大きく違うのか、極低速のドライバビリティは劇的に変わります。







と言う訳で、987ケイマンSのカスタマイズでした。







このクルマの頃までは、カスタマイズが結構盛り上がっていて色々パーツも有ったのですが、これ以降ポルシェセンターの縛りが厳しくなり、ホイールやシートがノーマルで無いだけで入庫を拒否される様になりました。

マフラーなんて以ての外で、純正オプションのスポーツエキゾースト以外はNGになっています。

エアロ関係も当然NGで、カスタマイズしようとするとポルセンは出禁になるのでSHOPに頼らざるを得ず、当然認定中古車にもならないのでリセールバリューも期待出来なくなります。

それでも、と言う方以外はなかなかカスタマイズする事が難しくなりました。
ウチのクルマは元々は認定中古車でしたが、車検切れ以降は色々パーツが付いている事も有り、専らSHOPで整備を行なっています。

それで特に問題にはなりませんが、最近のクルマの場合、電子制御が複雑になっていて、メルセデスベンツなどでは後付けのTVキャンセラーを付けただけでABSやレーンキープアシストなどのセーフティー機能に異常を来して、ディーラーでも受け入れ拒否されて、結局4輪の速度センサー交換&コーディング&TVキャンセラー除去で○○万円などと言うハナシも有るそうなので、ウッカリ電子制御系をイジるのは止めた方が良さそうです。
Posted at 2021/06/22 21:04:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | Cayman S | 日記

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