• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2014年01月19日

Hustler ☆the BEST Partner☆

Hustler ☆the BEST Partner☆




今日は、スズキのお店に行き、ハスラーの試乗をさせていただきました。

ボクの今一番気になっているクルマです。

つきましては、かなりの偏った意見をこれから述べることになりますが、ご了承ください。

ボクの書いたこのブログを読んだ人が、やっぱりハスラーって良さそうだな。と思って、

興味を持っていただけたり、購入に踏み切っていただければ、幸いでございます。

いや、ハスラーだけじゃなくて、自動車っていいものだな。と改めて思っていただければ。


では、本題に。



今日訪ねさせていただいた店舗はスズキ自販東京練馬西店

一応書いておきますが、今回紹介するクルマが、
常にこのディーラーにあると限ったわけではないので、
絶対、見たい、試乗したい!というかたは、お電話などで確認なされたほうがよろしいかと思います。
ボクはいきなり直撃方式でしたけど。


ボクが到着したときには、女性の営業さんとお子様連れのご家族がオレンジ×白・Xグレードの

ハスラー(試乗車)をじっくり見ていたので、その女性に「見させてもらっていいですか?」と

声をかけて、まずは、車両を一人でじっくりチェック。



もう一台のハスラーの試乗車は、グレードはGで、ターボなし。白の単色。

なぜボクが練馬西店まで、足を運んだのかというと、実はこのハスラー・・・



なんと!MTの試乗車なのであります!!

軽自動車の乗用タイプで、MTの試乗車が置かれている店舗なんて、関東中探しても、

いや、日本中探しても、いや、軽自動車なら、世界中探しても、おそらくココだけでしょう!


今や、軽自動車でMTなんてあるのは、軽トラ・軽バンの商用車くらい。

乗用でMTがあるのは、ホンダのバモスか、ダイハツのミラ、

スズキのアルト・ワゴンR(マツダOEM含む)くらいでしょ

これらの車種のMTの試乗車の存在など、見たことも聞いたこともないので、

この白のハスラーは超スーパー貴重品でございます。



と、思ったら、スズキには、ジムニーという先輩がいるのを忘れてました。

とりあえず、軽自動車でMTに乗ろうと思ったら、COPENやS660が発売される前の現在では、

スズキくらいしか選択肢がほぼないです。ホンダ・ダイハツは商用車と共通みたいなモンだから。

いつの間に、MTはこれほどまでに淘汰されてしまったのか?

かつてはekワゴンでも選択できたんですけどねぇー。ホンダのNシリーズもCVTのみだし。

COPENやS660がMTを搭載することになれば、

開発費の元をとるために、N-ONEにもMTが増えるかもしれませんが。


っていうか、別にMTなんて、メリットないじゃん!と思うかたが、

現在の日本では、大多数なのは、ボクも理解しております。

もちろん、ボクもCVTのレンタカー乗ると、快適だし、便利だし、燃費いいし、疲れないし、

いいことだらけです。現在のCVTが優れていることも存じ上げているつもりです。

しかしながら、ボクはMTが好きなのです。

ということで、そういうフィルターが入っていることを、念頭に置いて、読んでください。

長くて、全然話が進まないじゃないかー。読むの辞めよう。なんて、できれば言わないでね。


ボクがMT好きだから、MTが日本で買えなくなったら、ボクは困るんです。

売れないと、ラインナップは減るんです。ということは、MTが売れなければ、ボクは将来困ります。

ということで、ハスラーってMTの選択肢をスズキがつくってくれてるけど、どうしようかなー。

って悩んでいるかたも多いと思います。

「奥さんが運転するときのことを考えると、CVTにしといたほうが、無難だし、

オレはMTも気になってるんだけどなー。」というかた、

「ハスラーは遊び心のあるクルマだし、MT選んでもいい気がするけど、

近くにMTの試乗車も展示車も、乗ってる人もいないから、どんな感じかわからないし、

カタログの写真も、一枚小さく載ってるだけで、よくわからないから、

CVTも試乗したら気に入ったし、無難にCVTでいいかな。」というかた、

「昔、軽に乗ってたけど、軽自動車ってターボがないと、加速が悪かったから、

今度もターボにしようと思うんだよね。あれ?ハスラーもワゴンRもターボはMTないじゃん!

じゃぁしょうがないから、CVTのターボにしよう」というかた、

ご参考までに、ボクの感想を読んでいただき、MTにしていただければ、うれしく思います。


前置きが長くなりましたが、ここから、ハスラーのMTとCVTの違うところを見ていきます。



まずは、ペダルですね。

当たり前ですが、左足は脚踏み式パーキングブレーキではなく、クラッチペダルが生えてます。

そして、MTは乗るけど、軽のMTには乗らない人はご存じないかもしれませんが、

フットレストはつきません。地に足付けてください。

そして、チルトステアリングや、シートリフターもつきません。

軽のMTでは、それがフツーです。

ディーラーオプションの埋め込み式ETC車載器が組み込まれないと、箱が浮いてます。

FFの運転席シートヒーターはここにスイッチがあります。

4WDになると、たしかヒルディセントコントロールとグリップコントロールのスイッチと一緒に、

エアコンのスイッチの下に配置されていたと思います。

残念ながら、AグレードのFFには、シートヒーターはないようです。



従来型のカギを差すタイプのイグニッションスイッチ。

プッシュボタンが組み込まれるはずの位置が、なんかさみしいですね。



シフトノブとサイドブレーキはこの位置から生えてます。

とはいえ、微妙な操作感は体格によっても異なると思いますので、参考になるかはわかりませんが、

ボクの身長は約160センチと成人男子にしちゃ、小さ目で、特に足が短いので、シートは、グーンと

前にやって、座高はけっこう高い(普通の身長の男性並み?)って感じですが、

操作しずらい感じは全くなく、シフトもサイドも下を見ずとも、初めて乗ったのにも関わらず、

探さずに操作ができました。

SUVの要素を持つクロスオーバーな軽自動車なので、シート座面は高く、

シフトもサイドも下の方にある(ホンダライフJB1との比較)印象です。

父のキックスのように、少し長めのシフトレバーに交換してもいいなぁー。

というのが、個人的な正直な感想。

このへんはハスラーのキャラクターからも、自分好みにしてください。ってことで、

標準装備品は、安そうで、気軽に交換に踏み切れるタイプ。

いわゆるランエボのRSは安そうなシートってのと、同じ理論です。(たぶん)

当然、FD3Sやスーパー7が基準の人からすれば、かなり下に生えていると感じるかと思います。

しかし、ネガティブな印象は持たなくていいと思います。

レンタカーなど、初めて乗るクルマだと特にそうですが、乗り慣れたクルマでも、

ATのクルマだと、シフトの位置見て、DからRに換えたりしませんか?

っていうか、現行プリウスとかリーフとか現行FITハイブリッドとか、

何も説明なしで、ハイどうぞって言われても、操作は??でしょ?

MT車はそういう意味では、初めて乗っても、スッとバックに入れられますよ。

もちろん、6速だと、どっち側にバックがあって、押したり引いたりしないといけないのかは、

知っておく必要がありますが。





メーターは一見、CVT用と差がありません。

エネチャージがつかないので、エネルギーフローが出なかったり、

エコスコアが表示されないといった具合に、下のディスプレイの表示内容が減るだけのようです。



後姿は、普通のGグレードと共通のようです。

外見では、ターボとかMTってのは、判断できないようですね。

ちなみに、Gの単色のボディーカラーですと、AピラーとBピラーの部分が、

黒くなりません。こんな感じで。



ツートンだと、GでもXでも黒くなって、スイフトやスペーシアのように、視覚的に屋根低く見えて、

いい感じになります。(感じ方には個人差があります)

ですので、Gグレードの単色を購入されるかたは、カタログのボディーカラーのページや、

ディーラーの模型を見て、気にいって、注文しても、ピラーがボディーと同色のものになるので、

印象が見本と違うじゃないか!とならないように、ご注意ください。

ちなみに、マニア向けのAグレードは、ドアノブが黒く、ドアミラーも黒い(たぶん)

後ろに、アイドリングストップのプレートがないとか、そういうとこで、判断できます。




我が家では、問題になったマフラーがかっこよくない件。

しかも、斜め下向きに生えていらっしゃるので、今ライフについてるマフラーカッターは、

つけても、下向き・・・。ディーラーオプションにも、マフラーカッターの類はなし。

ですが、オートバックスなどでは、そういうクルマ向けのマフラーカッターが数千円で販売されて

いたので、それで十分対応できるでしょう。

クリアランス的には、問題なさそう。マフラー直径は30mmちょいくらい?



後ろから、右リアタイヤを撮影。

太いタイヤ&ホイールを履かせる余地はほぼありません。

ホイールで、外側1センチ内側2センチぐらいで、イケたとして3センチ→1インチのアップだから、

5.5J。オフセットは+48とか+50くらいかなぁー。

タイヤのほうは、195/45R16とかだと、種類がいっぱいあるけど、5.5Jで195はなぁー。

そのあたりは、軽イジリになれた人の記事のある雑誌などを手本にやっていきましょう。



さて、室内ですが、MTのシートパイピングは、へんなところで、切れてるな。って感じですが、

リアシートや、CVTのフロントシートだって、シートのスライド量が左右が異なるときには、

線がつながらないので、特に気にすることもないですね。



助手席の座面を持ち上げると、そこにはスズキ伝統の?バスケットが。

ここに何か入れてたら、そのまま外に持ち運べるのです。

前も書いたかもしれませんが、シートの下のスペースを最大限に利用するのって、

スズキとか、ホンダとか、バイクメーカーさんの2輪の知恵が活きてるような気がします。

ちなみに、ヘッドレストを外して、背もたれを前に倒すと、テーブルになります。

カタログに十分写真があるので、ヘッドレスト取ったりは、ボクはしませんでした。



さて、バスケットを持ってピクニックへ向かうと、その下からは、なんと!

何も出てきません!

GとXのCVTでは、というか、アルトエコだーって、ワゴンRだーって、MRワゴンだーって、

スペーシアだーって、スイフトだーって、ソリオだーって、みんなみんな、生きているんだ♪

ではなくて、そこには、泣く子も黙る、スズキの伝家の宝刀こと、

エネチャージ用のリチウムイオンバッテリーがあるのですが、MTにはエネチャージつきません。

ということで、このスペースには、スニーカーでも入れておきましょうか。

サンダルで足が痛くなったときのために、真子ちゃんのように。

いつでも怒りの2回転半スピンを決めれるように。(後輪駆動ではないので、ハスラーではムリです)



さてさて、こんな感じでじっくりMTハスラーを見ていたところで、

営業のおねぇさんが、家族連れの試乗から帰ってきて、準備OKだということで、

試乗に出発!試乗コースは片側1車線のみで構成され、一番大きな道路で、制限速度が50km/h。

都内の一般道を走行しました。

ということで、80km/h以上の高速道路を走るような速度や、坂道や合流などでの加速性能、

コーナリング性能などは、今回の試乗では、実際に試せておりませんので、ご了承ください。


まず、はじめに、エンジンはすでに、おねぇさんがかけてくださっていたので、

目を覚ますカワイイ アニメーションは見れず・・・。残念!これはCVTでも見れますので、

お近くのスズキで実際にチェックしてください。

あと、失敗したことなんですが、もともとタコメーター表示になってたので、

瞬間燃費や平均燃費はチェックしておりません。ご了承ください。

ボクはバー式のタコメーターでも、意外と見やすくて、イヤじゃなかったです。

カタログ上では、イヤだったので、OBD2から拾って、追加メーターつけたいと思ってたけど、

乗ってみて、これでいいと思えました。S2000よりちょっと見にくい(画面が小さいので)くらいです。

クラッチを踏んだ感じは、はじめは角度感が、ん??と思いましたが、道路に出るまでには、

もう違和感は消えてました。最初の1回2回くらいね。

反力は、普通の軽MTって感じで、JB1ライフやキックスと同じような感覚でいけます。

ランエボ6やER34スカイラインを運転する人間からすると、超楽です。

座面が高いので、奥に押すイメージのエボ・スカとは違い、当然キックスのように、

下に下げるイメージ?脚の自重も踏む力に加算できるので、女性でも疲れにくいと思います。

ランエボで、3時間かけてヤフードーム行って、帰り博多のあたりを渋滞のなか進むと

足が吊りますが、ハスラーはドライバーの左足がハッスルしなくても十分で気楽に運転できます。

さてさて、1速に入れた時点ですぐにわかる。

シフトのカッチリ感!これは、小泉純一郎になってしまえるくらい、感動した!

比較対象は、ボクが今まで経験したすべてのMT車ですが、このカッチリ感は、

ベスト5くらいに入ります。

これを読んでるかたは、ボクが経験したMT車って何か知らないでしょうし、

過去のブログを読んでもらうのも、大変でしょうから、一応参考にご紹介。

免許の練習に使ってたクルマが、

32のスカイラインに、時代は知らないけど、マークⅡ、91くらいのカローラ、

エボでいうと第一世代の時代の普通のランサー、(このあたりは古いクルマなので、個体差によるものが大きいと思うので、参考にはならないかも)

自家用車が、ER34スカイライン、JB1ライフ、CP9AエボⅥ、H59Aキックス

試乗車&レンタカーで、86&BRZ、ヴィッツのG’sか何か、オーリス(展示車)

S2000、シビックタイプRユーロ、WRX STI、RX-8(後期)、コルトverRくらいかな。

カッチリ感で近いのは、コルトRに乗った時に近い感じ。スゲー気持ちいいの。

分かるかな、この気持ち。

MT免許持ってて、AT車に乗ってる人たちよ。1速に入れただけで、気持ちいいの。ハッピーなの。

君たち、Nからドライブに入れて、幸せな気分になったことが、あるか?ないだろ?

MTハスラーはもう、この時点で、幸せを感じられるんだよ。ボクまだ、運転席に座って、

クラッチ踏んで、1速に入れただけだよ。サイドブレーキも降りちゃいないし、走り出してもない。

それでも、クルマは人間をハッピーにできるんだよ。

ボクがただの変態なだけかもしれないけど、(いや、間違いなく変態だ)

クルマ好きが、実家に愛車を残して、クルマのない東京で2週間近くもひとり暮らししてれば、

こうなります。

ちなみにホンダスポーツの2つはショートストロークが印象的。慣れないとシフトミスするけど、

フツーに走ってても、スポーツカーを感じられるから、好き。

スバルの2つは、エンジンの滑らかさの方が際立って、MTの操作感の印象は薄い。

気にいらないとこもないし、扱いやすいけど、その分記憶に残らない。

RX-8後期6速は、エンジンもミッションも最高。

しかし、その半額程度でコルトRが買え、1/3でMTハスラーが買えるという事実を知っていれば、

コストパフォーマンスを考えれば、遊びクルマ(街乗り)として使うなら、ハスラーがここまでいいのは

感動の域に達する。比較対象が軽自動車のライフやキックスではない領域で話ができる。

スイフトスポーツは乗ったことないのですが、おそらくスイフトスポーツと比較して、遜色ないどころか

匹敵するくらい、気持ちいいはずです。

逆に、ボクの感覚と合わなかったのは、RSよりもスポーティーなヴィッツは、クラッチ重すぎで、

疲れる。ターボなしでこれって必要あるの?って感じで。

オーリスは試乗したいとも思わない感じで、これならMTの楽しみも半減じゃない?って感じで、

トヨタの最近のFFとは、相性がよくありません。(人それぞれの好みです)




さて、サイドブレーキを解除して、早速お待ちかねの道路に出ます。

わざとここで、クルマの流れが途切れるのをゆっくりと待って、エンジンを温めて、

今後のアイドリングストップに備えます。

ちなみに、MTのほうは、試乗希望者がCVTに比べて少ないせいか、

出発時点で水温ランプが点灯した状態でした。

さて、ディーラー前の通りの流れが途切れ、今度こそいよいよ路上に!

発進してスルスルと加速。むむっ!なんじゃこれ?ジェネレーションギャップショック!!

3000回転ちょいくらい?4000も回さずにシフトアップで2速。まじか!凄いぜR06A!

CVTのエネチャージNAワゴンRやスペーシアには乗ったことありました。

現代のスズキ車が、R06A型ロングストロークエンジンで低回転でのトルクを太らせていて、

さらにエネチャージで、加速走行時のエンジンの負担を軽減。

おまけに幅変速機付きCVTによって、効率のいい回転数を保って、

TECTの軽量ボディをスムーズにスイスイ加速させる。

現代の軽自動車が凄いことは、体感していて、知っていた。

しかし、MTには、エネチャがなくて、ギアの選択肢は5つ。もちろんギアチェンジ中駆動は抜ける。

MT車なんて、細々と、MTしか運転したことない、じいさんばあさんのために残ってるだけの、

開発費なんてかけられない、そんなクルマだから、NAの660ccのMTなんて、

進化していないどころか、エコ風潮のなかで、スロットルがワイヤーから電動になったり、

ロングストロークによって、高回転が苦手になったりで、走りは悪くなってるだろうと、

期待してなかった。

それが、どうだ?まるで、CVT車両と同じように、低回転で十分なトルクでスルスル走る。

目からウロコで脱帽だぜー。

今乗ってるライフなんて、まったり走るときでも、4000くらいは1速で回さないと、

普通にさえ走れない。2車線道路で、まわりと同じように走ろうとすれば、

6000とかフツーに使ってます。じゃないと、シフトアップしたあとに、トルクバンドに入らない。

ホンダ的思考からすれば、一般道でもエンジンガンガン回せて、いい気分♪

とも言えますが、(別に、嫌いじゃない)CDもじっくり聞けないし、フル乗車のときは正直ツラい。

低回転での豊富なトルクも流石ですが、

(スズキのエンジンは低回転型、ホンダやダイハツはスズキよりも回るらしい。)

クラッチ切ってる間も、燃費向上のために取り入れられた、

低転がり抵抗のエナセーブや、ハブの軸受などの効果もあり、速度の低下が少ないみたい。

スルスル走るってのは、こういう感覚のイメージです。

最初の2回くらいの信号停止では、水温マークが点灯して、アイドリングストップしません。

下の画面にちゃんと理由をかいてくれるのは、ありがたい。

それから信号につかまらずにしばらく走ってると、水温マークが消えて、

ついにアイドリングストップか?と思っていたら、次は充電中との表示が出て、

その後再び走り始めると、A○のしるしが出て、その次はアイドリングストップしました。

ワゴンRのCVTでは、水温まだ低いですよランプが点いていても、

アイドリングストップしたのに、MTはそうはならないのね。

リチウムイオンの効果って大きいのね。


アイドリングストップは、まったく邪魔にならないで、凄くいい。

GのMTはCVTと違い、完全停止して、ギアをニュートラルにして、クラッチを離すと、

アイドリングストップの開始、再びクラッチを踏むと、スタートです。

CVTのスズキは、カックンブレーキを嫌って、停止前にブレーキの踏力を緩めると、

13km/h以下で停まってたエンジンが始動してしまいます。

つまり、カックン覚悟の上でブレーキ踏まなければなりません。

CVTのハスラーでは、ワゴンRやスペーシアでのこの声を反映して、

ブレーキの戻しに対して敏感にならないように制御をやり直しているそうですが、

CVTに試乗した、ウチの両親は、アイドルストップ不発の場合があった。ということなので、

改良されたハスラーでも、運転のクセを直す必要がありそうですが、

MTは完全停止後アイドルストップなので、その必要はございません。


さてさて、流れにのってスーッと走って、信号にもかからず、2速、3速と上げていきます。

やっぱり2から3とか、3から2とか、斜めにいれるときは、気持ちいい。

グニャグニャしてないからね。単に新車はシフトのカラーがへたってないだけですか?

直線道路を50km/hほどで走るときには、やはり5速でちょうどいい。

ライフだと、そこからの加速や勾配の変化を考えると、5速のままでは、気分よくないので、

4速に落とすか、だったらあらかじめ、4速のままでいいや。ってなりますが、

5速でイケちゃう感じです。

キックスはみなぎる力で、突破するタイプですが、

ハスラーは、軽いボディーと低抵抗を武器に、ターボほどではないものの、低回転のトルクを活かし

かわすという印象。

同じNA660cc5MTのライフが、ギアを下げて回転数を上げて、対処せざるをえないのと比べると、

もっと排気量の大きなクルマに乗っているかのような感覚(10年前の軽自動車の感覚でいうと)

我が家のクルマでいえば、ブーストをかけずに、2000回転くらいで走る

ランエボの感覚のほうが近い。

もちろん、坂が急なら、ギア落とすけど。

ライフは50出すときに、4速を、ハスラーは50出すときに5速を使うなら、

高速走るときに、回転数が高くなるのは、ハスラーだろうと思ってたけど、

100km/h出すときの回転が高いのは、むしろライフ。

逆に言えば、ライフは回転上げなきゃ、スピードでない。6速があったとしても、

空気抵抗と対抗できないから、高いギアは使いにくい。

逆にキックスは余裕あるから、6速が欲しい。


しかし、ハスラーのギア比の振り方も、JC08でいい燃費が出ることを意識した振り方なんじゃない?

街乗りというか、60km/h制限道路くらいでは、MTとして、かなり性能高いはず。

逆に、高速道路を長距離走るなら、スイフトスポーツの6MTに燃費で負ける可能性もあります。


で、フツーに走ってて、気づいたことなんですが、

アクセル踏んでるときに、カチカチカチカチって、ずーっと言ってるんですよ。

アクセル離して、惰性で進むと、その音も止む。

どうやら、エンジン付近の音みたい。

なんか、昔ミライースに乗った時もそんな音聞いたような気がするなーと思って、

カチカチ音をネットで検索してみると、インジェクターの作動音なのかもしれません。

CVTでは、ワゴンRもスペーシアでもしなかったけどなー。

詳細は不明です。個体差の可能性もあります。


一回だけ、営業さんと話してて、曲がるように言われたとこ、まっすぐ行きそうになってて、

ここで左折ですね。と言われて、スッとステアリング切ったんですけど、

悪くない。でも、重心の高さみたいなもんは、なんか伝わってくるかな。

N-BOXとかは、ジワッとじゃないと、スッとなんて切ったら怖いけど、

スペーシアは全然重心の高さを感じなかったんで期待してたんですが、

ちょっと夢見すぎてました。

その点だけは、RSRかなんかのダウンサスのライフのほうが、ボク好みでした。

しかし、ノーマルの軽自動車としては、十分健闘している気がします。

SUVとのクロスオーバーだから、サスストロークを十分にとって、ロールさせて外側のタイヤに

荷重をかけてあげる設計なのかな?

個人的には、車高下げて、バネとダンパーもレートアップしてみたいですね。

拳1つくらい入るスペースがあるので、5センチくらい落としてみたいかな?

っていうか、ハスラークーペ出してくださいよ。

keiワークスとか、ラパンSSがあった時代はどこに行ってしまったのさ。

アルトワークスも出ないだろうなぁー。そもそもアルトバンも5ドアで、3ドア国内で作ってないよね。


ってことで、足はもうちょっと手を加えたい。

しかし、万人向けに作らなければならない純正状態で、スタビライザー標準装備だし、

走行も不満が出ないレベルだし、ましてや、乗り心地はこのクラスでは、おそらく最高。

とはいえ、パジェロミニやZ、テリオスキッドには、たいして乗ってませんが。

でも、ワゴンRを凌ぐといっても、過言ではないはず。

ワゴンRは280指定のタイヤの跳ねをなんとか抑えているって感じで、

ハスラーは250指定で、快適そのもの。ハイトの高さとも相まって、軽自動車トップクラスです。




エナセーブのいいところは、スッと切っても、ぐにゃんって感じない。

タイヤ60だよ?もちろん、クルマ自体も、基本はカッチリしてる。

だから思うの、あとは重心さえ低ければって。

考えてみれば、スペーシアって、エンジン高も乗員の高さもワゴンR並みでいいけど、

ハスラーは最低地上高あげるから、エンジンも乗員も上げるから、実はスペーシアより

重心に対して厳しいのかも。

まぁこの辺はMTもCVTも一緒だろうから、お近くのスズキのお店で。


一度だけ、交差点曲がる手前で2速に落とすときに、ヒール&トゥをやってみようと試みましたが、

やりやすいように、ブレーキペダルの右側を親指の付け根で踏んどいて・・・、

とランエボ方式やキックス方式で挑むと、ブレーキ踏んだだけで、勝手にアクセル踏んじゃいました。

どうやら、アクセルペダルとブレーキペダルが近いみたいです。

軽自動車なので、横方向にタイトなのは、当然ですね。

しかし、逆に言えば、ヒール&トゥしたいから、ブレーキの踏む位置を左寄りにするなんてことが、

必要なくなります。

どんなクルマでも、やってれば慣れると思いますので、全然平気だろうし、むしろ出荷状態で

やりやすい部類に入っていると思います。

ここで問題になるのが、アクセル煽っても、あんまりわからない件。

エボもキックスもライフでも、排気音とタコメーターの情報を元に、

エンジンの煽り具合を見るじゃないですか?今ぐらいだと、やりすぎたなぁーとか。

しかしですよ。R06Aは静かすぎます。アクセル煽って、耳を澄ませていても、

回転数を判断する材料としては、不足気味です。

逆に言えば、ハスラーの静粛性は申し分ないのですが。

そして、バー式タコメーターはこのときばかりは、見にくいし、あんまりよくわからない。

なので、もう少し鍛錬がボクには必要です。

しかし、単純にマフラー変えるっていう手もあるので、そうすれば、音も聞こえるでしょ。

これでヒール&トゥも怖くない。



最後にひとつ、気になったのは、アイドリングストップ。

信号停止で2分くらい停まると、次の信号では、チャージにとられて、エンジン止まりませんでした。

止まると止まらないの繰り返しでした。

CVTとは圧倒的な差。やはりリチウムイオンの差はデカイ。MTにもつけてほしいくらいです。

でも、ダイハツやホンダもエンジンルームのバッテリーだけだよね?




ハスラーは全車寒冷地仕様なのにもかかわらず、バッテリーがコンパクト。

一昔前のアイドリングストップ車なんて、バッテリー2つ分くらいの大きさだったのに。

うーん。エネチャージなしのMTだと、もっと容量欲しい。

でも、信号の少ない、我々の実家周辺の東九州ならば、都内の道路のような事態には、

陥らない可能性も高いですし、一概に容量不足とは結論づけられません。


ちなみに、MTはディスチャージが選択できません。




ご存じの方も多いとは思いますが、ディスチャージとは、カプラー形状が違うので、

目玉だけ交換しても、ポン付けはムリだね。




試乗記念のミニカーを頂いて、MTハスラーとは、バイバイDuバイしました。

帰り道に何台かハスラーをチラ見。





メンズ的には、赤黒か、シルバー黒がいいかなぁ。

MT押しなので、グレードは必然的にGに。


MTは万人向けではありません。しかし、MTが好きとか、気になる方には、オススメです。

奥様もたまに運転するから、MTじゃダメだと、思っているかた、奥様はAT限定ですか?


クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国への逆襲」という映画をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。

この映画のなかで、しんちゃんたち子供5人で、幼稚園バスを運転するシーンがあります。

運転の仕方を知っているのは、ボーちゃんだけでしたが、

アクセルひとり、ブレーキひとり、クラッチひとり、シフトレバーひとり、

そしてステアリング兼前方確認がひとりと、ひとりがひとつずつの役割を担当し、

ボーちゃんが、「2速!」というと、アクセルは離し、クラッチは踏み、シフトレバーを倒すという、

見事な連携プレイに、当時まだ免許を持っていなかったボクは、目を奪われました。


MTというのは、すでに日米では、レアものとなり、

特殊な操作をすると羨望の眼差しで見られる時代へとなりつつあります。


しかし、実際はというと、時代の進化により、低回転でトルクがあって、エンストしにくかったり、

エンストしても、キーをひねらずとも、エンジン再開ができたり、

高回転を使わなくて済むから、静粛性にも優れているし、

経済性も、それほど悪くはありません。(ドライバーに委ねられる割合は大きい)


思うがままに、生き生きと、遊び心を忘れずに。

つまらない大人になっていないだろうか。

クルマをただの、便利な交通手段と捉えるのか、

それとも移動するときも、楽しみながら行きたいのか。

MTは渋滞が嫌?クラッチ強化したGT-Rとかは、そうでしょう。だから35はDCT。

MTはエンストしそう?NAペリのロータリーでハンドル全開でバックしてたら、そうでしょう。


しかし、ハスラーのMTは乗りやすいです。


スイフトスポーツ・86・アテンザディーゼル・マーチニスモ

日本でも、近年はMTの復権とまでは、いかないまでも、

メーカーの予想よりは、MT設定したら、売れたっていうクルマもあります。


MT、最高じゃないですか。乗りましょう。

免許取って以来乗ってないって?いいじゃないですか。

ペーパードライバー講習受けるもよし。身近なMT保有者に借りて、教わるもよし。

慣れれば、だれでも運転できる。

いや、慣れてなくても、幼稚園児5人でも運転できる。


メーカーさんも、実用的な台数が売れるクルマもいいですが、

個性的なクルマ、出してください。




おまけ



GAGは5が5ケタそろいました。1986年式でも、人生まだこれからですね。

人じゃねぇか。って、生物でもねぇか。
ブログ一覧 | 魅力的なクルマたち | 日記
Posted at 2014/01/19 03:06:27

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

クロスト君は納車から1年と360目 ...
Jimmy’s SUBARUさん

Z33
鏑木モータースさん

マイジャグV爆裂
花樹海さん

夏休みの三浦半島
大十朗さん

来季のシートは…
プリリン(スプリン)さん

ハゲ隠しを入手しました.🤠
すっぱい塩さん

この記事へのコメント

2014年1月25日 22:02
こんばんは。

carisma-GTさんのようにハスラーのMTを細かく紹介してくれる人を待っていました♪

益々、ハスラーMTに乗りたくなりました!!

ありがとうございます!!
コメントへの返答
2014年1月26日 9:37
コメントありがとうございます。

ボクは自動車ジャーナリストとかでは全くなく、ただの学生なので、書いてることが的確ではない可能性はありますが、ボクが自信を持ってオススメしたいということは事実です。写真も参考にしてもらえれば。
このブログが少しでもMT車の販売に貢献できれば幸いです♪
ラパンも初代のようにMTターボのSSの設定があれば嬉しかったんですけどねぇー。
2014年1月27日 22:14
初めまして。
今週末にハスラーのMTの納車を控えています。

「どんな乗り味なんだろう」とか「どう弄ってやろう」とか色々妄想して楽しみにしているのですが、如何せんMTの情報が少なすぎて悶々としていました。

大変参考になりました。
ありがとうございます。


まず、カタログでは全車標準装備になっているフットレストがないこと、私的には大問題ですw
さてどうしてやろうかなw
コメントへの返答
2014年1月28日 20:32
初めまして、コメントありがとうございます。
MTハスラー素晴らしいご趣味ですね♪

ボクの文章は勘違いや大げさな部分があると思いますので、納車されてからの日々を楽しみにしてください。

ボクもkei経験者のかたが、ハスラーをどう感じるか気になるので、ブログのほうでご報告がありましたら、拝見してみたいです。

フットレストの件、言われて気づきました・・・
CVT車でも左足置く場所なんてなかった気がしますし、スズキは何のことをフットレストと言っているんでしょうか??
2022年1月15日 0:21
はじめまして。
中古でハスラーCVT買いましたが微妙です。
MTの中古があり明日試乗してきます。
良い記事に出会えました。
ありがとうございます。
コメントへの返答
2022年1月15日 2:33
読んでいただいてありがとうございます。
シフトフィーリングなどは個体差も大きい様子なので、私が感じた印象とはまた違うかもしれませんが、個人的には大好きな車両です。
普通の車からは、MTの選択肢はどんどんなくなってきているので、初代ハスラーは貴重な存在です。

プロフィール

「ミノルさんから、走りながら感じたこと、考えたことを、書き出すといいってアドバイス貰ったし、みんカラ書かないとなぁ~
スイフトマイスター、作手自己ベスト更新、タカス最速決定戦と書くこと盛りだくさん!」
何シテル?   11/30 07:35
carisma-GTです 小3でイニDアニメを見てクルマに目覚め、 小4でイニD10巻を読んでランエボの凄さを知り、 それ以来ランエボ一筋で20年・・...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     1 2
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

オリジナル CZT ロールセンターセット 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/22 19:49:02
メインヒューズを交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/08/15 08:53:02
「Sタイヤ扱い」の相場変化 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/07/23 23:37:01

愛車一覧

スズキ カプチーノ カプチ (スズキ カプチーノ)
中学生くらいのころからカプチーノは好きでした。 しかし、まさか購入まで至るとは当時は考 ...
三菱 ランサーエボリューション EVIL EMPEROR (三菱 ランサーエボリューション)
エボ6も登場から20年以上経ってしまいましたが、 まだまだ現役↗ 長く大事に、かつエボ ...
スズキ スイフトスポーツ 32 (スズキ スイフトスポーツ)
ジムカーナ練習用 雨の日アタック用 猛暑日、高湿度日用 黒31の性格を尖らせるために、 ...
スズキ スイフト スイフトtS (スズキ スイフト)
2型から1型へ
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation