さて、今年も秋分の日が終わりました。
作手民の夏の終わりでもあります。
ということで、半年に1度の恒例行事、
ALTバッジ獲得者のタイヤ選択を見ていきましょう。
なぜタイヤに注目するの?
ってのは、2020年の冬バッジの時のブログに手短に書いてるので、
気になったら見てみてください。
大きなサーキットでは、パワーがあるかどうかがタイムに対して支配的だったりしますが、
作手は頭文字Dサーキット。
アタック中の大半(9割くらい?)は横Gとの格闘に費やす。ストレートの速さよりも、ハンドリングの良さとレスポンスがカギだと高橋涼介もこのコースを見れば言ってるはず。
作手の特徴としては、
コースに占めるコーナー比率が高いこと。
μが高いサーキット路面ではなく、一般の道路と同等のアスファルト舗装であること。
そんな作手の特徴から、
タイヤグリップが求められることになります。
ということで、バッジ獲得車両のタイヤをチェックしていきます。
今年もALTバッジ夏の結果を、
フロント1P、リヤ1Pで、1台当たり2Pで見ていきます。
トータル74台
ノーマル:64
プレミアム:9
スーペリア:1
◇タイヤ銘柄ランキング
<バッチ獲得者74台>
A052:43
71RS:30
71R:5
Z3:18
ATR-K sport:13
VR08GP:5
08R:2
RE-12D:1
RE-12D typeA:2
RE-07D:2
A08B:3
AD07:2
β05:3
β02:3
V700:4
ENZO V-02R:2
ENZO performance K:2
シバタイヤ180:3
R-S4:2
HF805:2
RS sport SS:1
<プレミアム以上10台>
A052:9
71RS:5
ATR-K sport:2
RE-12D typeA:1
Z3:1
シバタイヤ180:1
RS sport SS:1
<スーペリア>
71RS:2
【メーカー別】
ヨコハマ(A052/A08B/AD07):48
ブリヂストン(71RS/71R/12D/07D):40
ダンロップ(Z3/β02/β05):24
相変わらず、
獲得率トップはA052!!
ヨコハマ強し!
そして2位が71RS
で3位がZ3
という結果。
Z3がついに3位まで落ちてきました。
2年前まではZ3がトップでしたが、
昨年A052に抜かれてZ3が2位になっていましたが、
ついに71RSにも抜かれて3位です…
プレミアム以上になると、
A052や71RSとはZ3は差がついてしまっているので、
やはりタイム至上主義の世の中を表しているものだと思われます。
また、夏バッジ獲得者数が増えていて、
ノーマルバッジ比率が高いのもポイントかもしれません。
Z3クラスのタイヤでノーマルバッジが取れなかった人が、71RSやA052を履くことによってバッジが獲得出来るといった背景もあるのかもしれません。
ちなみに去年とバッジ獲得数を比較すると、
ノーマル:45→64
プレミアム:13→9
スーペリア:1→1
トータル:59→74
で、確かにノーマルバッジが増えています。
A052がこれまでなかったり少なかった、13インチとか14インチサイズのユーザーが、71RSで夏バッジ初獲得になってるかというと、そういうわけでもなさそうですが…
4位がATR-K sport
いいタイヤだったのに、なくなってしまうのは残念です…
価格や性能はそのままに、モデルチェンジをしてくれればいいのですが…
そういう訳にはいかないのでしょう。
5位がVR08GP
A052並のグリップを低価格で、
というのがコンセプトらしいですね。
使用率トップ5のタイヤの中で、ボクはこれだけ使ったことないです。
サイズラインナップ的に、ランエボサイズしかないんよね。15インチがない👻
確かに265/35R18のA052なんて、すごく高いので、買うのをためらってしまいましたが、VR08GPの価格なら買えるなって思いますもんね。
195/50R15とかなら、4本買ってもそんなに高くないし、A052買えちゃうけど。
そういう観点で、小さいのは型作らなかったのかもしれませんね?
大きいサイズしかなくて、使用率トップ5に入ってくるのは、立派です。コスパがいいことの証明かな?
使ったことある人に、A052や12Dとの比較のレビューをしていただきたいです。
ちなみに、参考価格
265/35R18の1本当たりの値段のイメージです。
使用率トップ5のタイヤと、最高級タイヤを調べました。
A052:4.1万
71RS:3.2万
Z3:2.8万
ATR-K:1.1万
VR08GP:2.1万
12DtypeA:4.7万
ポイント還元分は減額して百円の位で四捨五入
12Dを4本買う値段で、ハイフライは何本買えるんだ…
◇タイヤサイズ使用数
※記入は、
インチ数が大きい順。
扁平が低い順。
幅太い順。
の優先度で並べています。
カッコの中は直径。オートウェイの計算機で、小数点以下は切り捨て
295/30R18(634):2
265/35R18(643):21
255/35R18(636):3
235/40R18(645):1
225/40R18(637):1
255/40R17(635):14
245/40R17(627):4
235/40R17(619):2
245/45R17(652):1
225/45R17(634):3
215/45R17(625):4
195/45R17(607):1
245/45R16(627):1
225/45R16(609):6
215/45R16(600):1
205/45R16(591):2
205/50R16(611):5
195/50R16(601):1
205/55R16(632):8
225/50R15(606):2
205/50R15(586):10
195/50R15(576):27
195/55R15(596):6
185/55R15(585):1
165/55R15(563):4
195/45R14(531):1
225/50R14(580):1
165/55R14(537):11
175/60R13(540):2
165/60R13(528):2
基本的な考えとしては、
作手はたいしたレギュレーションはないので、
直径はデカく、幅は太くして、
直径の影響はギヤ比と車高で、
パワー喰われる分は、エンジン出力を上げてやれば、
だいたいのことは解決するので、
とりあえず、大きいのが有利でしょう
とはいえ、
今のフェンダーのままがいいとか、
タイヤそんなにでかいと当たるやんとか、
パワーいらんサーキットやって言うてるのに、パワー上げて解決しろってどういうことよ?
ってことに普通はなるので、
直径は純正+10mm未満くらいで抑える人が多いような気がします。
加速をよくするために、小さめに振ってるほうが多そうなイメージですが、そこは調べきれてません。
幅は+30mm程度までが相場?
扁平については、
205/55R16みたいな分厚いタイヤが理想なわけはないんですが、86/BRZレース用タイヤはこのサイズ。
新型は少なくともBRZは16インチがなくなるので、86/BRZレースのタイヤも215/45R17とかになったりするんだろうか??
205/55R16よりは215/45R17のほうが、より多くのサーキットユーザーにとって使いやすいサイズのように思うので、
個人的には各メーカーに86/BRZレース系のタイヤを、205/55R16以外のサイズでも展開して欲しい。
と言いつつ、
12Dとかは買ってみたことないんやけど。
ランエボサイズはあるんやけどね。
A052と比べたときに、12Dは新品1発目はタイム出るけど、2回目以降の落ち幅は大きいみたいな話を聞くから、まだそこまでじゃないし…と思ってしまう
◇車種
ロードスター(NA6CE/NA8C/NB8C/NCEC/ND5RC):16
86(ZN6):5
BRZ(ZC6):3
シビック(FD2):2
インテグラ(DC5):2
S2000(AP1/2):5
スイフト(ZC31S/ZC33S):5
フィット(GD3/GK5):5
アルト(HA11S/HA22S/HA23V/HA36V/HA36S):8
ランエボ(CT9A/CZ4A):2
RX-8(SE3P):1
レガシィ(BL5A):1
MR2(AW11):1
MR-S(ZZW30):2
カプチーノ(EA11R):2
シルビア(S15):1
WRX STI(GRB/VAB):3
BMW 135i(UC35):1
BMW M3(BL32):1
カローラレビン(AE86):1
コルト(Z27AG):1
ノート(HE12):1
ヴィッツ(NCP91):1
サクシード/プロボックス(NCP51V):2
セヴン160:1
ヴィヴィオ(KK3):1
夏バッジ期間は特にNA車が増えるイメージですね。
ロードスター、86/BRZ、S2000、アルト、フィット
このあたりが人気車種。
スイフトもNAは減りましたね。
ロードスターとホンダ勢が多いのは、ショップのおかげという面もあるかもしれません。
カプチーノも2年前の冬はバッジ期間に走行会して申請者多かったですけど、この夏は雨でしたしね。
<メーカー別>
マツダ:17
スズキ:15
ホンダ:14
トヨタ:12(スバル5)
スバル:7
三菱:3
日産:2
ダイハツ:0
BMW:2
ケータハム:1(スズキ1)
皆さん的に、スポーツカーをつくってるメーカーっていうと、どんなメーカーが思い浮かぶんでしょうか?
プロボックス、サクシードやアルトバンだって、バッジが獲得出来るスポーツカーですからね。
マツダは、ロードスターの継続は力なりがすごいってことかな?
他のメーカーも見習って欲しいです。
特にホンダ、トヨタ。
ホンダはB型系がだんだん減ってきました。FD2やS2000も減っていきそうな気はするので、楽しめる現行車両がいないのはキビシイ
トヨタは、これからにも期待出来る唯一のメーカーかな?頑張って!
スズキが意外と強い。アルト、スイフトと新車で買える型式のクルマが2つもあるメーカーはスズキだけ。ワークスとバンを別にすれば3型式。新車で買っても安いから、サーキット走れるってことかな。
ケータハムはスズキのエンジン、ミッション、リヤアクスルとか使われてるので、(スズキ)記載しました。
スバルは86分のmanufactureポイントを追加すれば2桁だけどね。
冬はバケモノたち見かけるけど、夏は一部のバケモノしか見ないよねー
日産はR35とかZ34とか、スポーツカーを絶やさず売ってくれてるのは素敵だけど、みんなが買えるスポーツカーは?
マーチNISMOとかがいないのは、土地柄なのかな?
◇排気量クラス別
NA↑2000:2
NA1600-2000:28
NA↓1600:17
NA660:4
TC↑2000:1
TC1600-2000:1
TC↓1600:5
TC660:7
SC660:1
4WD&TC:1
※13Bは排気量係数1.5
ってことで、小~中排気量のNAに偏ってますね。
作手はもともと2000ccオーバーの大排気量車は少ないですからね。
使えないパワーよりも、トータルバランス。
きっと高橋涼介なら、作手のアタック前には拓海との対戦の前のように、ノーマル改ハイフロータービンくらいの仕様で挑むことでしょう。
ということで、
バッジ獲得者の皆さんのタイヤを見てきました。
世間的にも、A052や71RSは別に"特別なタイヤ"ではなくなってきました。
パフォーマンスに重きを置くなら、A052はコスパの高いタイヤ選択だとボクは思っています。
タイヤ以外でタイヤ分の差額で、A052と同じタイムが出るチューニングをするのはなかなか難しい。
とはいえ、タイヤは減れば買い替えるものなので、何回もA052を買い替えることを考慮すれば、
ATR-K sportやシバタイヤ、もしくはハイフライみたいな安いタイヤで、というのもアリだとは思いますが、"パフォーマンスに重きを置くコスパ"はA052が1番でしょう。
A052の性能を狙ったタイヤとして
VR08GPの他にも
ナンカンCR-1?CR-S?が控えているという噂もあり、期待したいところ。
個人的には、シバタイヤも注目のタイヤメーカーですね。
徐々にサイズ展開も増えてきて、値段も全てのサイズが安価です。
ユーザーの声を直接聞いて改良していくというタイヤメーカーらしからぬ?対応で、期待出来ます。
ヘンテコなサイズもラインナップにありますから、それがおもしろいのと、
コンパウンドが複数あるんですよね。
◆余裕のスーペリア
この夏は71RSでスーペリアが出ました。
近年はA052やRE-12Dといった、国産タイヤメーカーのラジアルの最もグリップに振ったタイヤでのスーペリアばかりでしたが、
71RSでスーペリアは初。
しかも165幅で29.6…
個人的には、ALTのバッジ基準タイムは、ケータハムセヴン160は軽スポーツ(31.7)ではなく、
スーパーライト(30.0)だと思ってましたがね。
カプチーノと同じようなパワトレで200kg軽くて、新規格の幅なんだから。
今回の改訂から、しっかりと記入されたので、変更はもう入らないでしょう。
ボクもカプチーノやめてセブンにしようかな…
ミッションはカプチーノと違って、バケラッタで載せ変えたりしてる、出力増に対応してるから、
タービン交換してパワー出しても、カプチーノよりはミッションの心配ないし、
デフもエブリィかなんかのLSDが使えるんだろうし、ファイナルも選び放題
ホイールは4×100だから選び放題。
サイクルフェンダーだから、フェンダーとの干渉とか気にせずに太いタイヤをぶちこめるんだろうし。
リヤサスが左右独立じゃないけど、カプチーノは結局4輪独立だってイン側のタイヤ浮きまくりだから、4輪独立が偉いとはいい難い。
リヤブレーキはドラムだけど、連続周回しないなら、熱の問題はないだろうし、そもそも車両が軽いから、連続周回しても問題ないのかもしれん。
前人未到のプレミアムスーペリア(基準タイムより3秒以上速い)を達成するなら1番有利そうなクルマ。
フレイザーFC4とかなら、カプチーノベースのK6A搭載の4輪独立の4輪ディスクとかって仕様もある(カプチーノのミッションだけどね)ので、こっちのほうがカプチーノに近いかも。
幅はそれでも現行の軽規格だから80mmワイドだし。
脚のセットさえうまくいけば、28.7切り行けそうじゃない?
さすがに軽すぎてトラクションかからんかなぁ?
セットアップは難しそう。
誰かやってみてください。
◆雨バッジ
雨降ってて、路面ウエットで、雨トクのなかで、バッジが出ちゃうとはね…
A052でまだ0.5以上足りないってなってたので、12Dでいけるのか?と思ってましたが…
がぜん12Dに興味が湧きました。
雨のなかで速く走るよりも、真冬の凍てつく路面でのアタックに使ってみたいと思ってますが。
今後は、
「作手行ったのに、雨降ってきたから、バッジは取れなかった」
とかって言い訳は通用しませんね。
なお、一般的にウエットだと3秒くらい落ちるのが多いそうで、タイヤと車両とドライバー次第で、落ち幅は変わるようです。
◆ハイフライバッジ
こんなに安いタイヤでバッジ取れるとは…
こちらも当然、ものすごく速い方が出してるので、
雨バッジと同じく普通の人が普通に真似しようと思っても、真似出来ないでしょうが…
バランスがよく、剥がれたりしないということで、ハイフライのなかでは、HF805はやっぱりスポーティーにつくられてるんですかね?
皆さん、タイヤによってバネレートとか落としてたりするんですかね?
30秒切ってるから、そんなに落とす必要もないんですかね?
美浜を中心に盛り上がる感じですね。
他にも、軽NAで夏プレミアムとか、
色々な記録があると思いますが、このあたりで。
来年の冬からは、
Sタイヤハンデの撤廃で、
タイヤランキングも荒れるかもしれません。
タイム狙いの人がA050 G/Sとかに流れてA052が減ってA050がランクインするか、
お手頃ハイグリップタイヤで価格重視のAR-1とかが増える可能性もありそう。
もっといけば、V710みたいなギリギリでスリックじゃないみたいな反則タイヤを見かける場合もあるかもしれませんね。
Sタイヤ使用者が増えて、路面にラバーが乗って、既存タイヤユーザーもタイムアップしたりして…
(なさそう…)
12DがA050よりも新品の値段は高いので、12Dは減りそう。
他のサーキットをメインに走ってる人とかはラジアル縛りはあるだろうけど。
Sタイヤ使うようになると、ハブとかナックルとかドラシャとか駆動系部品は負担増えそうな気がするけどなぁ
カプチーノはバネレート高くなって、ボディにも負荷かかって、ミッションも3速壊れやすくなるかも
やっぱり、カプチーノからセヴンに乗り換えor箱換えかな(笑)
28.7切り出来るんかな?
36ワークス用では、R06Aもタービン交換で100馬力オーバーは驚くようなことじゃないし、そこは問題ないんかな?
作手でSタイヤ使えるなら、セヴンにとっては朗報でしょう。14インチでいい気がする。直径はギヤ比計算してないから、わからんけど、ファイナル変えればいいし。